【どくがのナイフ】

Last-modified: 2024-03-10 (日) 04:55:56

概要

DQ4以降に登場する武器。
 
毒蛾をモチーフにしたピンク色の柄に、ギザギザの刃が特徴的なナイフ。刃に毒蛾の鱗粉が塗られており、攻撃した相手をたまに【麻痺】させる【追加効果】がある。(同じ毒蛾の鱗粉なのに【どくがのこな】と効果が異なるのが気になるが…口や鼻や皮膚から入るのと、傷口から血管に直接入るのとでは効果が違うということだろうか?それとも毒蛾の種類が違うとか?)
攻撃力や価格帯は作品によって大きく変化せず安定しているが、実際の使い勝手の方はまちまち。
 
公式ガイドブック等での漢字表記は「毒蛾のナイフ」だが、形状的には「毒牙」ともとれる。ダブルミーニングなのだろうか。

DQ1(CDシアター)

後年のリメイクなどを含めてもロトシリーズでは影も形も無い武器だが、【かげのきし】が捕らえた【ローラ姫】を痺れさせ、主人公アレフへの人質にした際姫の喉元にこれを突きつけている。

DQ4

攻撃力24。【エンドール】等で750Gで市販されており、【ブライ】【トルネコ】【マーニャ】【ミネア】が装備可能。
非力な魔法職用の武器かと思いきや【クリフト】が装備できず、重装備が得意なトルネコが装備できるという独特の装備区分を持つ。
他、第三章で任意に雇うNPC【ロレンス】がこれを装備している。
 
攻撃力自体にはさほど見るべきものは無いのだが、最大の魅力はその追加効果。
実は【まどろみのけん】と同じ原理で属性効果を持っていない(というより本作に麻痺耐性の概念がない)ので、あらゆる敵を麻痺させることができてしまうのだ。発生率は1/8なのでまどろみの剣の成功率には程遠いものの、効果が発動すれば敵を完全に無力化できる点が非常に強力である(【会心の一撃】発生時も効果は発動)。さらに、敵側に【キアリク】の使い手はいないので、戦闘中に麻痺を解除されることも無い。普通に倒すのとほぼ同じであり、通常ダメージも与えられる【どくばり】と考えても差し支えない。
ただし、流石にイベント等でのボス戦では効果が発生しないので注意。これは【ボス級モンスター】相手に発動しないというわけではなく、ボス戦に登場するお供のモンスター(【とうだいタイガー】と一緒に出る【ほのおのせんし】など)相手にも発動しない。これは毒針も同様であり、毒針の上位互換に近い立ち位置である。
 
上手く行けば【はぐれメタル】【メタルキング】すら麻痺させられるので、経験値はもちろんのこと、【トルネコの盗み】【しあわせのぼうし】【はぐれメタルヘルム】等のレアアイテムを狙うにしても有効な手段となり得る。
これはもちろん、毒針にはないメリットである。
特に【てっきゅうまじん】が相手であれば不慮の事故で倒してしまう心配もほぼ無いので、【まじんのよろい】の取得がかなり容易になるだろう。
 
上述のレアアイテムの具体的な取得戦法として、装備可能な4人全員を馬車から出して作戦を【じゅもんつかうな】にし、まずはターゲットを麻痺させることに専念する。
後はパーティを【勇者】【トルネコ】だけにし、勇者がターゲットに回復呪文を掛けながらトルネコが奪ってくれるのをひたすら待つと良い。ただし、時折なだめて戦闘を終わらせてしまったり、会心の一撃で倒してしまうこともあるが、その辺は根気良く粘ること。
 
おまけとして、コレを装備した状態で【ブーメラン】を使用すると、ブーメランの攻撃力に麻痺効果が乗る仕様となっている。ダメージは下がるが、これにより盗みを行うモンスターを倒しにくくなるのはメリットである。
また、同じくコレを装備した状態でトルネコが【トルネコの特殊行動】で商人軍団を呼び寄せた場合、商人達も同様に麻痺攻撃を行なうこととなるのでさらに強力。素早く使い回すのだろうか?
その他、【合体スライム】相手の場合、1体でも麻痺させてしまえば【キングスライム】に合体できなくなってしまう。
 
ちなみに麻痺効果はパーティアタックで仲間を攻撃しても発動する。
 
ブライ・マーニャにとっては各章の市販品では最強の武器。
マーニャの力でも【ルカニ】さえ通ればまとまったダメージが出るので、章ボスの【バルザック】戦でも手の空いたときに効かないことのあるギラよりは役に立つ。
ブライにとっては市販品以外では第二章の内に【カジノ】で手に入る【ほほえみのつえ】(攻撃力33)があり、第五章になれば【マグマのつえ】(攻撃力63)等、二人にとっても攻撃力だけなら上回る武器があるが二人とも元々打撃に期待できないため、各章で買ってから非常に長い間、あるいは最後まで愛用することになるだろう。
ミネアの場合、第四章では【モーニングスター】(攻撃力33)との二択になる。あちらは1250Gと多少値が張るが、章のボスのバルザック戦は麻痺効果が通用しないので、与ダメージ4.5程度の差であっても最終的にはモーニングスターを買って臨む方が無難だろう。資金に余裕があれば両方持たせるのも手。
第五章で勇者と合流した後はわずかな与ダメージ差よりも麻痺効果が重宝する場面が多い(特にメタル狩り時)。お金がなくてもモーニングスターを売れば買い戻せる。
反面トルネコの場合、第三章では自身の打撃をメインのダメージソースとせざるを得ない上、ある程度力が強いこともあって、確率に依存した麻痺に頼るよりは【はじゃのつるぎ】【せいぎのそろばん】で一撃打破を選んだほうが無難。第五章では商人呼びと相性が良い。

リメイク版

PS版ではまどろみのけんと同様、麻痺発生率が麻痺耐性に左右されるようになり、平凡な中盤辺りまでの武器と成り下がった……と思いきや、メタル系モンスターに限定すれば麻痺無効なのは【プラチナキング】しかおらず、それ以外相手のメタル狩りには相変わらず活躍可能。
また、DS・スマホ版ではFC版と同様の無属性に戻ったため、プラチナキングにも効くようになった。ターン経過でマヒは解除されるようになったものの、それでも動き自体は封じられるので盗み狙いのときには非常に効果的。【ときのすな】を併用すれば仕切り直しも可能なため、はぐれメタルやメタルキングが複数出現したときに活用しよう。

DQ5

攻撃力24。【山奥の村】で900Gで市販。
【ビアンカ】【フローラ】【女の子】と、仲間モンスターでは【まほうつかい】および【ばくだんベビー】【装備グループ】のモンスターがそれぞれ装備できる。
 
山奥の村というと攻撃力40台の武器がとっくに売られている時期であり、その頃に追加効果持ちとはいえ攻撃力たった24のこれがようやく買えるというのはあまりに遅すぎる。
それでなくてもグループ・全体攻撃武器が登場した今作では、前作ほどの活躍は見込めない。
モンスターでは【序盤3強】の2体であるばくだんベビーや【おばけきのこ】(リメイク版のみ)等に持たせられるが、彼らは【やいばのブーメラン】(攻撃力25)もしくは【チェーンクロス】(攻撃力28)をとうの昔に装備している可能性が高く、単体にマヒ効果を狙っている暇があったら、さっさと敵を片づけた方が早い。
 
先述の通り登場時期が遅すぎる上、これを装備できるキャラクターは全員【モーニングスター】か刃のブーメランのどちらかを装備可能なので、既にそれらを持っているはず。
単体武器に限定しても攻撃力40の【まふうじのつえ】(これまた毒蛾のナイフ装備者全員がこちらも装備できる)がちょうどこの直前のダンジョンである【死の火山】で拾えるというタイミングの悪さ。
 
しかも、今作では麻痺耐性が登場したため、追加効果はメタル系を含む完全耐性持ちのモンスターに通用しない。
前作のトルネコ盗みのような特殊な用途があるわけでもなく、たまに効くマヒ効果のためだけにわざわざこれを装備させる意味はほぼない。
 
唯一の利点は安価なことだが、買ったところで使うチャンスが無ければそれはただの無駄遣いである。
 
なお、麻痺している敵はターゲットの優先順位が下がるというAIの仕様を利用して【はぐれ毒針ハメ】に使える…と思いきや、すでに死んでいる相手をターゲットするという特殊な状況下ではこの仕様は機能しないらしく、ターゲットのコントロールにも使えない。残念。

DQ6

攻撃力24で非売品。
【ミレーユ】【バーバラ】【チャモロ】【ドランゴ】【装備グループ】以外のモンスターが装備可。
【レイドック】の防具屋のタンスから出るが、【とうぞくのカギ】が必要。
盗賊の鍵はSFC版では【ほのおのツメ】入手にも必須なので、もし持っていなければ【シエーナ】【マルシェ】)まで戻って買おう。
ミレーユの武器としてはレイドックで入手する時点では攻撃力が高めで、この後彼女の武器は【ゲントの村】【はじゃのつるぎ】まで出てこない。
マヒの追加効果も悪くない。ぜひ入手すべき。
 
SFC版では麻痺耐性ではなくザキ耐性を参照する。(敵の麻痺耐性自体は存在しており、【やけつくいき】で確認可能。)
ザキ完全耐性で麻痺耐性に穴があるモンスターは36種おり、その逆はわずか12種なのでトータルで見ると大きく損している。
しかし、【ムドー】戦で地味に厄介な【きりさきピエロ】や出現場所が凶悪な【あくまのつぼ】を麻痺させることができるので、使いどころは少なからずある。
リメイク版では麻痺耐性を参照するように修正された。
いずれにせよ、メタル系スライムはどちらも完全耐性なのでメタル系を麻痺させることはできない。
 
【デスファレーナ】が1/128の確率でドロップするため、手放しても再入手は可能である。
運良く【月鏡の塔】で二本目が入手できれば、【アークボルト】辺りまでバーバラの武器もコレで十分だろう。

DQ7

攻撃力23。僅かに下がり初めて攻撃力24ではなくなった。
非売品で、【マリベル】【メルビン】が装備できる。
ただしメルビンは加入時期の関係からまず使うことはないと思われる。
 
最初に入手できるのは過去【フォロッド城】で、からくり兵団の脅威を退けた礼として(傭兵としての報酬とは別に)【フォロッド王】から貰える。
フォロッドの国宝らしいが、【旅の宿】【ラッキーパネル】からいくらでも出てくるうえ、【ヘルバイパー(DQ7)】がドロップすることもある。
なんてシケた国なんだ…登場時期に合った武器ではあるが、「国宝」ではなく「知人からの贈り物」などにすれば、こんな評価もされずに済むし、前作の【アークボルト】【らいめいのけん】や今作の【プロビナ】の武器屋の【プラチナソード】と比べられることもなかったのに。
どうでも良いが、ラッキーパネルで幾らでも手に入るってことは偽造国宝になるんじゃないのか、コレ。
まぁフォロッド地方にはカジノが無く、また他の追加効果を持つ武器が手に入ることもないので、他ではありふれていてもフォロッド地方では国宝になるレベルのレアアイテムなのかも知れない。
……その割に【フォーリッシュ】の店で売ろうとしても大して金にならないが、これは店主の見る目がないだけなのか、それとも店主はこれが他の国ではそんなにレアじゃないことを知っていたのか?
 
さらにはラッキーパネルよりも先に【湖の洞窟】の宝箱からも入手できる。国宝のアイテムが少し冒険を進めたら洞窟の宝箱からあっさり手に入って驚いた人も多いだろう。
この洞窟には他にからっぽの宝箱もあり、魔物に荒らされたと【ジャン】が推測しているのだが、このナイフは幸いにも荒らされなかったようである。
ただし、2本あってもこの時点ではマリベルしか装備できない……。
 
国宝としてはショボいが攻撃力自体は時期の割に悪くないので、マリベルに持たせておいて良いだろう。
マリベルはほとんどの場合この時点では【いばらのむち】を持っていると思われる。単体攻撃力&マヒと、複数攻撃の便利さのどちらを取るかは人それぞれ。
ついでに次に訪れることになる町の【グリンフレーク】では、毒蛾のナイフより攻撃力が高くて複数攻撃ができる【皮のムチ】が売っているため、大抵はここで乗り換えられる。
ただし物価が高騰しているDQ7世界では、茨の鞭や皮の鞭はかなり高額な代物。加えてマリベルの力が然して高くないこともあり、彼女の武器は【ブロンズナイフ】→毒蛾のナイフといった無料入手品だけで充分と考えることもできる。
リメイク版ならマリベルが【イオ】を自力修得するようになったのもあって尚更である。
 
一応非売品でしかも475Gとそんなに高くは売れないが、ラッキーパネルからいくらでも手に入ることと、グリンフレークでは上記の皮のムチ以外にも【やいばのブーメラン】が売っていて金が足りない時期なのでさっさと売られてしまうことも少なくない。
 
新しい武器を見かけたらすぐに買い換えるプレイスタイルの場合は、【ガボ】【てつのつめ】と同様、対【あめふらし】専用武器となるだろう。

DQ8

攻撃力29。
【パルミド】で950Gで販売されているほか、【リブルアーチ】でもひとつ拾える。
モンスターでは【ヘルホーネット】(1/256)、【ガルーダ】(1/64)、【アイスビックル】(1/128)がいずれもレア枠で落とす。
 
【ゼシカ】専用装備であるわけだが、彼女はこんなものを持つよりムチをビシバシ振り回している方がよっぽど強いのでいらない。
スキル目当てにしても【短剣スキル】に有用なものがないのでそっち方面でも需要がない。
ついでにマヒの発生が敵の耐性に左右される。
メタル系スライムは言うに及ばず、後半の敵は軒並み無効か強耐性なので、そこいらの強敵を足止めする目的にも使えず。
ついでに言えばマヒ発生率自体非常に低いと、これでもかと言わんばかりのマイナス評価が並ぶ。
はっきりいって武器としては産業廃棄物同然の存在。
 
錬金材料にもなっており、
これ+【はがねのかま】+【サタンヘルム】【じごくのおおかま】、これ+【きんのゆびわ】【まんげつのリング】になる。
市販品に貴重品を費やす前者はさておき、後者は【スーパーリング】の中間素材なので、その点では需要がある。

リメイク版

【ゲルダ】も装備可能。
アイスビックルのレアドロップは、スマホ版のアップデート以降は【こおりのやいば】に変更された。
3DS版ではさらに【鉄のツメ】に変更されている。

DQ9

攻撃力24。【ベクセリア】【ダーマ神殿】で1250Gで市販されている他、【じごくのハサミ】が落として行くことがある。
【聖なるナイフ】+【どくがのこな】×2+【どくどくヘドロ】の錬金でも入手できる。
これと【どくがのこな】3個+【ちょうのはね】3個とを錬金すると、上位の【バタフライダガー】になる。

DQ10オフライン

主人公(【魔法使い】【盗賊】【旅芸人】【踊り子】【遊び人】)、【ダストン】が装備可能。

-+1+2+3
攻撃力12141618
みりょく2345
攻撃時たまにマヒ3%4%5%6%

【ふしぎな鍛冶】で作成可能。レシピは【初級武器製作】に記載。
必要な素材は、【どうのこうせき】x3、【どくがのこな】x1。

DQ10オンライン

レベル7以上で装備可能。基本攻撃力12。攻撃時3%の確率で麻痺。
詳しくはこちら を参照。

DQ11

【カミュ】【シルビア】が装備できる短剣。
うち直しに必要な宝珠は5個。

-+1+2+3
攻撃力24262831
攻撃時麻痺8%

【ホムラの里】【サマディー城下町】【ダーハルーネの町】にて950Gで売っている。
また【ガルーダ】【じごくのハサミ】のレア宝箱でも入手できるため、積極的に【お宝ハンター】を狙っておきたい。
ホムラの里の時点では高く売れるため乱獲で金策に充ててもいい。
 
これより強い短剣は船入手まで登場しないので、カミュを短剣使いとして育てる場合かなり長い期間カミュの相棒として使っていくことになる。
そのため打ち直しの優先度は高い。

バトルロード2

【僧侶】専用の短剣。
ステータスは、ちから+16 すばやさ+19。
使える技は「どくが」と「しびれ斬り」。
前者は、紫の蛾を召喚し、緑に光る鱗粉をまき散らす技。幻惑の追加効果がある。
後者は、どくがのナイフで斬りつける技。原作よろしく麻痺の追加効果がある。

どちらも状態異常を狙えるが、火力が低いため、味方によるカバーが必須となる。
対人戦の場合、試合を延長させてとどめの一撃での勝利を狙うといった運用が一般的。

WWSで【どくばり】と合わせると、【しっぷうのレイピア】となる。

トレジャーズ

【お宝】の一つとして登場。

お宝No.159
レアリティジャンク
カテゴリーヒストリー
コレクション武器
標準価格75,000G

また、宝石オブジェに【どくがのナイフオブジェ】がある。

ファドラの宝島

第6話に登場。
【クフィ砂漠島】【マヤ】が発掘し、フィギュアでない為【ラコミツ】が興味を示さなかったものの、留守中を狙った空賊の無力化に一役買った。

星ドラ

☆2装備で登場。
最大こうげき力 : 29
メインスキルは【まひこうげき】
サブスキルは【ボミエ】