【盾はじき】

Last-modified: 2024-05-11 (土) 14:27:08

概要

【不思議のダンジョン】シリーズに登場する、モンスターが使用する特技の一種。
【トルネコ】が装備しているを10マス後方に弾き飛ばす効果を持つ。 
この特技が初登場した『SFC版風来のシレン』では装備している武器腕輪(指輪)を後方10マスへ弾き飛ばすモンスターも登場した。
 
盾を無理やり外されて【防御力】が低下し、受けるダメージが少ない浅層ならともかく、受けるダメージが大きい深層だと状況次第では致命傷になる場合も。 不運にもこの特技を受けてしまったら、後方へ弾き飛ばされた盾をなるべく早く拾い直して装備しておきたい所だ。
だがそれ以上に怖いのは、後方へ弾き飛ばされた盾がそのまま他のモンスターに命中したり【水路】に落ちたりすると、その盾が消滅してしまう点だろう。
その恐怖は悪名高い【催眠攻撃】とも比類する程で、鍛え上げた【はぐれメタルの盾】【メタルキングの盾】【ロトの盾】等の装備や貴重な武具が一瞬で消滅する絶望は、風来のシレンを含め不思議のダンジョンシリーズにおける一種の通過儀礼と言っても過言では無い。
特に『N64版風来のシレン2 鬼襲来!シレン城』【公式ファンブック】のアンケートでは、装備はじき能力を持つ「ケンゴウ系」のモンスターが「嫌いなモンスター1位」として挙げられている程だからだ。

トルネコ2

【がいこつ剣士】【死霊の騎士】【影の騎士】が使用する特技の一種。
今作では【アイテムはじき】の特技が登場しない理由で、盾を弾き飛ばすモンスターしか登場しない。
 
特殊能力としては「技」扱いなので【わざふうじの盾】があれば無効化できるので安心だが、かなりのレアアイテムなのでそうそう工面できる代物では無い。
持っていない場合は、盾はじきの特技を受ける前に倒すか、必ず壁を背にして戦闘を開始しよう。
そうすれば装備している盾を弾き飛ばされても足元に落ちるので紛失しないし、すぐに弾かれた盾の拾い直しができる。
但し【モンスター召喚】のワナによるモンスターの大量発生で壁に背を向けられず、「盾はじき⇒他のモンスターに命中する」等、何気無い出来事からの大惨事が発生する危険性があるので要注意。
 
そして一番気を付けて欲しいのが、今作では【えんとうの指輪】を装備している状態で盾はじき攻撃を受けた際、何故か「トルネコが後方に盾を投げた」と誤った判定がなされ、なんと装備していた盾が遠投されてしまうのだ。
がいこつ剣士系統が出現するフロア内では、緊急時や必要な場合以外ではえんとうの指輪を装備しない方が良い。
ましてや影の騎士や【ダースドラゴン】等が出現する【試練の館】の21F以降で上述の不慮の事故が発生した場合、素の防御力だけで予備の盾を用意できないならばHP【回復の壺】【世界樹の葉】が幾らあっても命が足りない。
 
また今作では盾はじきを受けた後の盾が後方10マスの間に何にもぶつからずに弾き飛ばされると、何故か弾き飛ばされた盾は1マス上にズレて落下する。
10マス目の足元に【ワナ】が無くてもズレるが、どうやらそういう仕様らしい。
 
なお当然ながら最初から盾を装備していなければ、持っている盾があっても盾は弾かれないので、ダメージの少ない浅層(がいこつ剣士が相手の場合)では、敢えて最初から盾を外してフロアを探索する戦法もある。
ただほとんどのダンジョンではがいこつ剣士と一緒に【バーサーカー】も出現するので、レベルが強いバーサーカーがフロアに存在する場合は【即降り】も検討して良い。
 
その他の利用用途としては、未識別状態で装備した盾が呪われていて、呪われた盾をこの特技の効果を逆利用して外す荒業も存在する。
一応こちらは【装備外しのワナ】等、他に盾を強引に装備から外す手段も存在するので、ダメージも受ける分あまり推奨できない。
【シャナクの巻物】を所持していない場合に、弱過ぎる呪われた盾を装備した場合の最後の手段として利用する程度に留めよう。

戦士の技

【戦士】の技としても登場する。ハラヘリは10。
モンスターから盾を弾き飛ばして落とさせる、要するに【モノおとし】の盾版。
がいこつ剣士系統の使用する盾はじきとは効果が違い、使用しても【防御力】を低下させる効果は無い。また盾を持たないモンスターにも有効となる。
 
【剣はじき】と比較すると盾は技の選り好みが少ないので有用度は低いが、時と場合ではこちらの技の方が有用になる可能性もある。
(一部の例外を除き全ての盾に全ての盾の技が使用できる)
それでも既に技をセットした盾の予備の盾の確保や【合成】素材としての盾の調達には使用できるだろう。
 
習得方法は、がいこつ剣士系統のモンスターから盾はじきの特技を受けると低確率で覚える。
【装備がため】の技で無効化した場合は覚えてくれない。もちろん【わざふうじの盾】を装備して無効化した場合も覚えてくれない。
「盾を弾かれる⇒盾を拾う⇒盾を装備し直す」という面倒な作業を延々繰り返さなければならないので、習得はかなり大変だろう。
盾の強さを強化して、がいこつ剣士を相手にし、同じフロアに【バーサーカー】が出現しない【トロ遺跡】11Fで行うのが安全。
使える武器があるならば壁から2マス離れた場所に【トラバサミ(特技)】で動きを封じておけばもっと磐石な態勢を取れるだろう。
 
「盾はじき」は「剣はじき」習得の条件でもあるので、覚える価値は高い。
セットできる武器は【金の剣】【つるはし】【ゾンビキラー】等。
剣はじきは基本的につるはしやゾンビキラーにセットして使用するので、
盾はじきは金の剣に最優先にセットして使用するのが定跡となる(詳細は「剣はじき」の項目を参照)。
使用していると結構お腹が減りやすいので、大量の【パン】を持ち込むか【パンおとし】と上手く併用して利用しよう。

トルネコ3

今作には装備中の盾だけを弾いてくるモンスターは登場しない。
これまで装備中の盾を弾いていた【がいこつ剣士】は、装備中の盾に加えて装備中の武器と指輪と矢も弾く仕様になった。
【しりょうのきし】【かげのきし】は、装備していないアイテムも弾き飛ばす【アイテムはじき】を使用する仕様に変更された。
【遠投の石像】の存在に気付かぬまま戦闘を行い、後方へ遠投されてしまったりと、仕様やシステムに振り回される展開になる可能性も。
なお今作では、【遠投の指輪】を装備している状態で弾き攻撃を受けた際に、弾かれた道具が遠投される事故は起きなくなった。

少年ヤンガス

トルネコ2に登場する全てのこの特技を使用するモンスターが【アイテムはじき】の特技を使用する仕様に変更されたので、使用者が存在しなくなった。