【分身】

Last-modified: 2024-03-21 (木) 05:10:59

DQ4

【ベロリンマン】が使用する。
毎ターン、自分とそっくりの幻を3匹生み出す。幻なので実体は無く、攻撃等の行動は一切行わないが、こちらからの攻撃も通らず、次のターンに移行する直前に消えてはまた新たな幻影が作り出される。
実質的に、ベロリンマン本体が攻撃を受ける確率を1/4に減らすための技であり、以降の作品に登場する分身とは一線を画す。
 
なお【透明気球】を使ったNPCの仲間キャラが重複するバグ技についても俗に分身と呼ばれることがあるが、奇しくも戦闘中の効果はまったく逆で、2回行動できる代わりに敵の全体攻撃も2回受けてしまう。詳細はそれらの項目を参照。

DQ8

不敵に笑いながら両手を開いて自らの分身を作り出すという技。
1回目に戦う【ドルマゲス】が、最初の行動時に必ずこの行動を取る。
 
生み出される分身は2体居る。全て倒さないと戦闘が終わらないし、本体ほどHPが高くないため先に仕留めてしまうと良い。
分身2体を倒しても再びドルマゲスがこの行動を取ることはない。
また、本体を先に倒すと本体は一般モンスターと同じ様に黒く変色しつつ青い泡になって消滅してしまい、その後も分身は場に残るので、分身が本体に成り代わってしまったかのような演出になってしまう。
また、複数体同時に仕留めて戦闘を終了させると黒く変色しながら(変色は消滅演出の一部だが、消滅と同時に出るはずの青い泡の様なエフェクトは出ない)場に残るという、消滅時の演出と場に残る演出が混ざった奇妙な演出になる。バグってるのか?
この場合ドルマゲスが2体以上場に残ることになるのだが、戦闘終了後の会話に参加するのは当然一人のドルマゲスだけである。

DQ10オフライン

ベロリンマンと【幻魔将ファズマ】などが使用。
分身の数に制限は無く、分身が更に分身することもあり際限なく増えるが、アンルシアが覚えた秘技【勇者の眼】を使うことによりこれらを一掃できる。

DQ10オンライン

【魔女グレイツェル】【ミラージュボディ】【青の巨人ブルメル】【きのこを食べる】【氷魔フィルグレア】【ミラーリング】といった技でも分身してくる。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

【カミュ】の特技としての分身」と「敵側の行動の分身」の2種類があり、それぞれ仕様が異なる。

カミュの分身

特技としては「ぶんしん」と平仮名表記。【かみわざ】スキルで覚える。
消費MP6。3人に分身し、次のターンに選択した行動を3回分同時に発動できる。
次のターンでの行動終了後、分身は消滅する。眠りや麻痺等の状態異常はもちろんのこと、【1ターン休み系】【ぼうぎょ】でも消えてしまうため注意。
【青のしょうげき】【いてつくはどう】などを食らっても消される。
 
発動中は、通常攻撃及び攻撃特技の回数が3回に増加するため、純粋にダメージが3倍になるといった非常に強力な効果を得る。
攻撃面だけで言えば過去作の【きあいため】【ちからため】の強化版であり、単純計算すると1ターン費やす代わりに次の攻撃が3倍、つまりはぶんしん→攻撃→ぶんしん…と繰り返すことで、カミュは常時1.5倍の攻撃力を有することになる。
他にも【ビーストモード】で2回行動できるようにすれば1ターンでコンボを叩き込めたりする。
 
しかし、雑魚戦ではあまり有効ではないことも多い。
速攻が求められることが多い雑魚戦では、攻撃までに2ターンかかることが大きなデメリットになる。
分身後に再びカミュの行動が回ってきた時には既に残りの敵が瀕死で分身が無意味だった、もっと言えば分身攻撃する前に他のキャラが敵を全滅させ戦闘に勝利してしまっていた…なんてことも多い。
さらに言うと操作手順の仕様上AIはこれを使いこなせず、使うとしたら手動による命令操作が必要となるため、おのずと使用目的は長期戦となるボス戦や大型雑魚が中心となる。
そして肝心のボス戦では、状態異常や【1ターン休み系】の技を使う敵が非常に多いのが向かい風。
酷い時には【魅了】されてしまい、持ち前の素早さのために味方の回復が間に合わず仲間を切り刻んでしまうことも。
そのため各種アクセサリーなり、【キラキラポーン】なりできちんと対策しないとまともに攻撃できず、無策では1ターンで攻撃できるキャラを使うよりも余計に戦闘時間が掛かってしまう。
もちろん、【いてつくはどう】などでも無にされるのでこれも注意。
これらのデメリットを克服することで初めて、カミュはアタッカーとして十分な性能を持つことができる。
 
これを使えば一発のダメージこそ確かに大きくなるものの、時期によっては【主人公】【マルティナ】の攻撃で叩き出せる範囲内のこともあるため、実用性があるかはまた別問題となってくる。
具体例だと、レベルが40半ばから本編をクリアするまでだとぶんしん→心眼一閃、あるいは状態異常攻撃→ぶんしん→【タナトスハント】or【ヒュプノスハント】がカミュの最高火力技になる。
しかしこれらのコンボを行動不能にされることなく、後者であれば一発で状態異常が決まりコンボを最短ターンで行えた場合でも、両手剣を持った主人公の【全身全霊斬り】【つるぎのまい】・マルティナの【ばくれつきゃく】をカミュのぶんしんコンボに要した分だけ使用した場合では、それほど顕著な差は生じないことも多々ある。
火力面ではほぼ互角なら問題ないかと言われたらそうではなく、上記のぶんしんコンボが安定しないデメリットを考慮すると効率面では厳しいものがある。
もっとも主人公が片手剣装備であればこちらのほうが上であり、マルティナはMPの関係上息切れしやすい分こちらの方が長期戦では有利、という見方もできるが。
なお同時期にぶんしん→ブーメラン技という戦法もできないことはないが、2発目以降の威力減退や命中率低下もそのままなので3体目以降にはまともなダメージが入らないため、時期的には安定したダメージが与えられる【覇王斬】【グランドクロス】を使った方が無難。
というよりもブーメラン最強技の【デュアルブレイカー】のMP消費が多すぎて、ボス戦はともかく集団雑魚戦では連発が効かない。
さらにカミュを成長させ、最終的に【二刀の極意】を加えることで、多少のデメリットなら払拭できるまでの大ダメージを出すことができるようになり、戦闘面においてまさに頼れる相棒となってくれるだろう。
 
PS4版では純粋にいくらでも高火力が出せるため、カミュの分身はこういった実用性とは別の高ダメージ記録やボスの最速撃破のために用いられることが多く、これらによる分身コンボの成果をもってカミュを歴代最強のアタッカーと主張する人達も少なくはない。
ただそれらは検証動画を見てもらえば分かると思うが、複数人による数ターン掛かりの補助や限定的な条件、あるいは尋常じゃないドーピングやリトライの結果による産物なので、あくまでも実際の運用方法とこれらの極例の結果を一緒くたにしないよう注意されたし。
 
なお、分身すると3人に増えるのだが、別に回避率は上がらないし、敵の攻撃で分身がやられて消されてしまうこともない。
どうやら防御面のために使えるものではないらしい。
特技使用時と、その後に攻撃する瞬間だけ分身を生み出しているようだ。
 
なお攻撃技以外にも、分身後に【ぬすむ】を行えば一度に3回行えるため確率が大幅アップ、【ソードガード】の武器ガード率の上昇や【シャドーステップ】のみかわし率アップにも適応される。
前者は1体につき1回しか盗めない仕様上、ほぼ確定一発で盗める相手には分身が無駄になるものの、状況や敵の数によっては使いどころがある。
ただし後者はせっかくの攻撃手段を無駄にしてしまうのと、ソードガード等の記事にあるように戦闘メンバーが基本4人である今作では一人だけガード率・回避率を高めたところでカミュに攻撃が来るとは限らないため、実用性の薄いネタ技の部類に入る。

3DS版・DQ11S(2Dモード)

こちらのモードでは、控えメンバーには敵のいてつくはどうの影響を受けないという仕様があるため、初手でカミュに分身をさせて一旦引っ込め、状況が整い次第戦線に出して分身攻撃を叩きこみ、また戦況が落ち着いたころに再び分身…と、いれかえ・そうがえを絡めることでより確実に分身コンボを発動させやすい。 
他にも、カミュが行動できず分身が消えるよりも早く状態異常を【勇者のつるぎ・改】の道具効果、あるいは一部の【れんけい技】の効果で解除した場合、そもそもカミュが行動しないので分身は保持されるというテクニックがある。
尤も、これをするには素早さの高いカミュよりも早く動いて状態異常を解除しなければならないため、狙ってやる方法は【ほしふるうでわ】を換装するか連携技を利用するかと限られてくるのだが…。
また、3DS版では分身して攻撃した際の挙動が3Dモードと2Dモードで異なっており、2Dモードでは「左手の攻撃の合計がまとめて1ヒット→右手の攻撃の合計がまとめて1ヒット」という特殊なヒットの仕方をするのだが、この時ダメージの合計が10000を超えると【ダメージ限界突破】で5桁ダメージが見られる。
 
ただ分身→タナトスハントorヒュプノスハントが、1人目の攻撃で状態異常が切れてしまう仕様(=後の2人の攻撃には状態異常によるダメージ補正が乗らない)になっている。これは3人の攻撃の合計値が1ヒットで表示される2Dモードでも同様。
もともと3DS版だと、初手にカミュに分身&バイキルト&ピオラを掛け、次のターンに即カミュを控えにしてその間に他の仲間達がルカニ(およびベホマラー・ハッスルダンス等でカミュのHPを回復)を仕掛けておき、そして状況が整い次第カミュが分身コンボを安全かつ確実に叩きこむという、ターン毎のいれかえ・そうがえを最大限に駆使した戦略が可能である。
これでもし分身タナトスハント・ヒュプノスハントがPS4版と同じ仕様だったら強烈極まりない戦法になってしまうため、いれかえ・そうがえのある3DS版でこのコンボが弱体化されたのはある意味で仕方ないだろう。

モンスター側の分身

分身なのは変わらないが、効果が全く違う【ベロリンマン(DQ11)】のものも存在する。
DQ4のベロリンマンと同じく分身を生み出すのだが、あちらとは異なり分身それぞれが本体とは別に攻撃してくる。そして本体にダメージを与えても分身は消えないため個別に撃破する必要がある。
また、PS4版(11S3Dモード)では元祖通り分身が3体増えるが、3DS版(11S2Dモード)では画面の広さの都合上2体しか増えない。
攻撃力は低いが、かといって放置しておくと細かい攻撃の連打でHPを削られる。
ここにガレムソンの痛恨の一撃が決まってしまえば、若干過剰気味にレベルが上がってない限り結構な被害となる。
幸いなことにHPも低く主人公の【ギラ】で簡単に焼き払える程度なので、片っ端から消し去っておきたい。
分身は一度消しても再使用してくるが、MPを使うため使える回数には限りがある。
 
また、異変後の【冥府】での【ロウ】戦でもロウが【ニマ】から借りた力を使って分身を2体作り出して総攻撃してくる。
こちらもHPは低いものの、【ヒャダルコ】【ドルマ】【ルカニ】【ディバインスペル】で援護してくる。
分身に気を取られているうちに【グランドクロス】を決められた日には目も当てられない。
ロウは分身がいる状態でも再度分身を試みるのだが、その場合の分身は失敗する。
非常に邪魔なので惨事になる前に【ぶんまわし】等範囲攻撃で片づけておきたいが、逆にMP切れまで放置する作戦も有効。MP切れの分身は呪文の不発ばかり、本体も分身が消えていないため失敗を誘発でき、相手の手数をかなり減らせる。
 
【パープルシャドウ】によって現れる分身についてはパープルシャドウとその使用者の記事を参照。

DQMSL

特性の分身

敵から攻撃を受けた際にAI行動回数が1回増える(行動回数は最大5回まで)。
攻撃してきた相手が行動後に【毒】や特技の反動などのダメージで死亡したり、【亡者の執念】等で元から死亡していた場合は発動しない。
所持者は【スモールグール】のみ。

敵側の分身

一部の期間限定イベントにて、上述のナンバリング作品同様に敵モンスターが分身する。

ライバルズ

第9弾「再会と誓いのロトゼタシア」に収録された盗賊専用の特技カード。表記は「ぶんしん」。

4コスト
必殺技 味方リーダーはこのターン中 3回攻撃と攻撃力+1と「攻撃したとき武器の耐久力が減らない」を得る

第9弾と共に実装された【盗賊】の必殺技。使用すると攻撃回数がなんと3回になり、オマケに攻撃力も少し上がる。そのため、攻撃力の高い武器を装備してつかえば効果をより発揮できる。
ただし盗賊は強力な武器や攻撃力上昇手段があまりなく、反撃ダメージも痛いため少々使いにくくはある。
カードイラストはDQ11で使い手であり、盗賊の初期リーダーでもあるカミュが描かれている。

タクト

【ドルマゲス】の覚醒スキル10Pで習得できる特性。
「戦闘開始時 みかわし率を100%上げる 効果3ターン」