ジョブ/【剣闘士】

Last-modified: 2023-07-26 (水) 21:57:57

古代ローマの時代に見世物として、命懸けの戦いを民衆の前で繰り広げたのが剣闘士。
見世物であるからには観客を沸かせなければならず、そのため派手な衣装で目を引く・色々な武器で技を披露する・猛獣との異種戦など様々な趣向が凝らされていた。
また戦いは試合形式ゆえ必ず決着を付ける(=相手を傷付け戦闘不能にする)必要があるため、鎧はあえて肌の露出が多めの物が使われた。
こういった史実がどれだけ反映されているか、という視点でこのジョブを見るとなかなか楽しい。


剣闘士を英語で言うとグラディエーター。彼らを訓練し、元締めとして仕切ってもいたのがラニスタ
一部の剣闘士が使ったとされ、英名の由来となった剣がグラディウスである。

  • ローマでは重要な娯楽であり「パンと血」等と揶揄される事もあるが、これによって闘争のフラストレーションを発散させてローマの運営を支えていたという。
    奴隷の身分であった彼らだが人気が出ると解放される事もあった。皇帝が人気回復のために出場する事も。

FF5(GBA版)

GBA移植版で新たに追加されたジョブ12の武器の封印を全て解いた後、追加された海底の隠しダンジョンの入り口で手に入る。
HPはやや低めだが、だけでなくまでも使いこなせる、攻撃に特化した器用なジョブ。


ジョブコマンドの「ひっさつ」を選択するとエレメントアタッククリティカルをランダムで使用するが、失敗することも多い。
修得できるアビリティの中では「こうれつぎり」「ぜんぎり」が強力。
特に「こうれつぎり」は「みだれうち」と組み合わせることで絶大な効果を発揮する。

  • てきよせ」は効果としては地味だが、レベル上げに使える。
    ジョブ特性こそ持っていないが、習得するコマンドすべてに実用性がある非常に優秀なジョブ。

マスターに必要な累計ABP:700。



剣闘士のアビリティ一覧→剣闘士


特筆点として、のステータス補正はモンクと同じ+26で全ジョブ中最高。
ものまね」との関係でモンクをマスターできない場合でも力を最大値にできる。
素早さも忍者・魔法剣士と同じ全ジョブ中の同点2位と非常に高性能。装備可能な武器も種類豊富で優秀。

剣闘士の性能をまとめると、

  • 力:モンクと同等。
  • 素早さ・体力・魔力:忍者と同等。
  • 装備:ナイト+狩人+竜騎士+バーサーカー。
    • ただし、ハンマー・戦闘帽子(ねじり鉢巻き等)・腕輪(パワーリスト等)は装備できない。
    • 防具に関してはナイトや竜騎士などの重装備ジョブと同じ。

渋谷員子氏はFF4TAのとき「FFに関わったのはIX以来」と言っていたので、剣闘士ジョブのデザインは担当していないと思われる。


このジョブの衣装はFF5に登場する幻獣をモチーフにしているらしい。
これは古代ローマの剣闘士が動物をモチーフとした鎧を装備していたためだとか。
クルルはかわいい感じながらもビキニアーマーを身につけている。

レナは「フェニックス」にして欲しかったところだが、後述するレナのエレメントアタックが水属性であるため、さすがに炎の幻獣であるフェニックスをモチーフには出来なかったのだろう。

  • 仮に入手時期がガラフ離脱前だったら、ガラフの衣装は何をモチーフにしたものだっただろうか。入手時期が土のクリスタルだと侍はともかく竜騎士が哀しみを背負いそうだが。
  • チートでガラフを剣闘士にしてみたら、すっぴんと同じグラフィックになった。剣闘士に限らず、第3世界のジョブは全てすっぴんの姿になる。
  • エレメントアタックが火属性のファリスのモチーフは彼女と縁の深いシルドラ(風属性)だが、流石に真逆の水と火ではややこしいとの判断か。
  • 仮に属性の関係でフェニックスを避けたのだとしたら、今度は水属性でより動物寄りのリバイアサン(ファリスとは海竜でお揃い)ではなく冷気属性で人型のシヴァがモチーフに選ばれたのかが謎だが…。

ひっさつ」を選択すると一定確率で発動する「エレメントアタック」は必ず9999のダメージを与えるというとんでもない技。
しかも剣闘士のジョブレベルが最高になると、エレメントアタックの発動確率は『50%』にも達する。

  • とは言え属性によっては吸収されるし、運要素無し・必中・無属性で総ダメージも軽く9999を超える乱れうちが既にあるので、バランスブレイカーというほどではない。
  • エレメントアタックが「二刀流であろうと一回攻撃になる」というのがミソで、条件次第ではみだれうちやつるぎのまいのカンスト2連撃などに抜かれてしまう。火力を極限まで追求する場合は必ずしも最適解にはなりえず、おどると違ってランダム要素の25%が完全な無駄行動である点もよく調整されている印象。
    • 一方で「レベルやジョブ、装備に依存せずカンストダメージを狙う手段」としては本当に破格の性能。ダメージ計算にレベルが影響することの多い今作で、低レベルでも9999ダメージが狙えるのは強い。その性質上、低レベル攻略においては完全なバランスブレイカーのため、封印しておくのも選択肢。

斧を装備できるのは斧スキーには嬉しい限り

  • 実はハンマーが装備できない
    大地のハンマートールのハンマーが使えない点は一考を要する。
  • この2つの武器は後列からの攻撃が可能で、またハンマーであるが故に後列武器の中では珍しく防御力減算効果がある(他には大地のベル槌矛系だけ)。
    耐久面でやや不安のある剣闘士との相性も良いので、これらを目当てに斧装備を付けるという選択もないではない。

ナイトの剣使いにおける唯一のアドバンテージであった騎士剣を装備できる。
ナイトは「かばう」と「まもり」があるので、防御に特化しているとも言えるが、
元々ダメージもHPもデフレ気味なため、剣闘士を取得するころにはメリットと機能しているとは言い難い。

  • 加えてナイトは剣か短剣の2択しかないのに対し、剣闘士は他にも弓矢で後列からの攻撃、槍でジャンプ、挙句はアビリティ「ひっさつ」と選択肢も豊富。

ただし剣闘士はナイトほどの頑強さはないので要注意。意外にもHPがそれほど高くなく、忍者と同程度。
防具は重装備できるとは言え、ナイトと同じ感覚で前列に置いて運用していたら痛い目を見るかもしれない。

  • ナイトは守り特化の印象がある。最大のアドバンテージは騎士剣の装備というよりは、「かばう」と「まもり」という防御技能にこそあると思う。

槍をデフォルトで装備できる上に竜騎士よりも力が高いため、ジャンプを付けると竜騎士以上のダメージを叩き出す。
他にも防御力の高い相手を斧で叩き割る、バックアタックや回避率の高い敵には弓で対応……など、種々の武器を活かした器用な立ち回りが可能。
攻撃力が高いからと騎士剣ばかり使うのは勿体ない。
また二刀流をセットしてルーンブレイドアクスでクリティカル二連発、など実用性度外視のロマンを追求してみるのも一興。

  • 素早さ補正は+14で忍者・魔法剣士と並ぶ同点2位。アビリティをつけると攻撃面に関してはナイト・狩人(要ねらう)・バーサーカー(要バーサク)・竜騎士(要ジャンプ)をすべて上回る。
  • 魔法剣士も上回る(要魔法剣、魔法剣士以上の装備ができ手数が同じで力が上)。忍者に関しては二刀流を付けても忍者刀ツインランサー等が装備できないので、力の高い忍者に完全にはなれない。

弓矢装備がみだれうちと非常に相性が良い。
ジョブの入手時期的にマジックポットでみだれうち修得のABPが稼げることと、入手後の次元の狭間に弓矢が有効な敵が多いため。
すっぴんに乱れ撃ちをつけると二刀流で火力負けしてしまうが、二刀流を引き継げず、魔法剣とのアビリティ兼用もスロット枠的に出来ない剣闘士だからこそ弓矢の種族特攻やクリティカル(与一の弓)が有効活用可能。

  • RPGの元祖D&Dにおいて、僧侶は刃のついた武器を使えないという戒律により弓矢を装備できない。
    つまりRPG業界において、弓矢は刃物に該当する模様。後列からの弓矢はジョブ特性的にも有効。

海外版での表記はGladiator。

FF5(iOS/Android版)

GBA版と異なり渋谷員子本人がドットに関わっているため、追加ジョブは再デザインが施されており、特に剣闘士はグラフィックがかなり異なる。
具体的には、顔の仮面が無くなり、召喚獣のモチーフはほとんどわからない。
我々が知る一般的な剣闘士の姿に打ち直しているようだ。逆にシンプルでこれも良い。


旧スマホ版の4人ジョブマスター時アチーブメントコメントは「勇壮なる万能戦士」。

PFF

デザインはFF5GBA版。仮面をしている。女子は黄色い仮面で、何のモチーフなのか不明(チョコボ?)
戦士IIから派生するジョブ。
武器は。初期装備はハンドアックス
グレードIIIでジョブアビリティ「強斬り」を覚える。
斧装備ジョブの中でも特化したステータスではなく、素早さや幸運がある。

FFRK

剣術を極めた熟練の戦士。
剣だけでなく槍や斧、弓までも使いこなせる、攻撃に特化したジョブ。

⇒資料室>メンバー>剣闘士>英雄の記憶より

ジョブキャラの1人。元ネタはFF5。
短剣ハンマーとジョブキャラの中では装備可能な武器が多い。
防具はローブ以外装備可能。
アビリティは、レア4までの物理攻撃、レア3までの物理スピードをセット可能。


初期必殺技は「クリティカルI」。
元ネタはFF5の「ひっさつ」で発動するクリティカル。

余談

ジョブとは違うが、聖剣伝説主人公アマンダの初期の身分が奴隷剣闘士である。
主人公が猛獣との試合を強いられ、後に脱走するところから物語は始まる。


FF5GBA版発売前、
「FF5アドバンス版の追加ジョブは「けんとうし」だって」
「なに、遣唐使?」
というやりとりが自分の周りであった。

  • なんだその楽しそうなジョブは。
    • 海の技や異国の技を使って戦うのか。結構強そうw
      • つ「わいろ」ライフ
      • でっかい金印とかで攻撃
        なんか船がちんぼつしそう。
    • 「剣闘士」で一発変換できず「遣唐使」のほうがでてきてしまうのはリアルな話。