FF5
封印城クーザーに封印されている、1000年前の勇者たちに使われた伝説の武器。
1つの石板につき3つの武器が解放される。
1000年前、強大な悪エヌオーがあった。
エヌオーは『無』を操る力を持っていた。
戦いは長い間続いた…
人々は伝説の12の武器を使ってエヌオーを倒した…
しかし、エヌオーが造り出した『無』を消すことは出来なかった。
エヌオーと戦いし、われらの12の武器を
クーザー城に封印する…封印をとくカギ…4つの石板。
1つは、過去のたましいとともに土に守られ
1つは、島の神殿の中に風に守られ
1つは、海の底よりふかい場所に炎に守られ
1つは、うたれる水のうらがわに水に守られん
われらのしもべを封印する…封印をとくカギ…4つの石板。
石板を動かす時、われらのしもべも復活する…
白と黒、究極の魔法…時空魔法、メテオ…
海王リバイアサン…そして、竜王バハムート…
この本をとびらにささげよ
さすれば、封印への道は開かれん…
3つの封印をとかん…
武器の前に立ち、かたりかけよ。
封印はとかれ、石板はくだけちるであろう……
レナ「みんな石化してしまってる…」
バッツ「1000年前の物だもんな…」
1000年もの時間経過による石化であるため、当然ながら「金の針」では解除できない。
12の武器の一覧。
- エクスカリバー:聖属性の騎士剣。攻撃力110という数値は、最速で手に入れられる時点では破格。加えて力+5の効果により実質攻撃力120程に相当する。聖属性を吸収する敵だけには注意。
- アサシンダガー:デスを追加発動する短剣。多くのジョブが装備できるのが強み。アンデッド相手でなければ使える。素早さも上がる。
- さすけのかたな:ディフェンダーのように、回避効果を持つ忍者刀。回避効果のある武器としては優秀。素早さが上がるのもよい。
- ホーリーランス:聖属性の槍。エクスカリバーに劣る能力だがジャンプで攻撃力2倍。竜騎士を使っているなら早めに手に入れておかないと代わりの武器がない。やはり聖属性を吸収する敵だけはしっかり把握しておくこと。
- ルーンアクス:MPを消費してクリティカルヒットする斧。バーサーカーはMPを使わないので活用しやすい。巨人の斧に攻撃力で劣るが、実ダメージでは勝る。強化したすっぴんが持つとラグナロクを遥かに上回るダメージを叩き出す。
- まさむね:バックアタックだろうと最初に行動できる(さきがけ)効果を持つ刀。使うとヘイストの効果。武器としての性能も高い。
- よいちのゆみ:全武器中最大の確率(30%)でクリティカルヒットが出る弓矢。力と素早さが上がるのもよい。攻撃力最強・魔獣特効のアルテミスの弓と比較し、汎用性と言う点ではこちらの方が上。ある意味で異国のキラーボウをそのまま神器にしたような形になっている。
- ファイアビュート:追加効果のファイガが非常に強力な鞭。後列でも威力が半減せず、力と素早さも上昇する、密かに優秀な武器。
- けんじゃのつえ:装備するとホーリーが強化される聖属性の杖。アイテム使用でレイズが発動するのも強み。実は単純に武器としてもかなり強く、アンデッド特効があるので大海溝では異様なほどの威力を誇る。
- ウィザードロッド:各属性魔法が強化されるロッド。ご存知シルドラブースト用ロッド。属性強化は優秀と言える。魔法系のジョブを利用してるなら優先すべし。
- だいちのベル:地属性強化/隊列無視/相手の防御力を1/4として計算/追加効果で地震が発動(25%)など特典山盛りのベル。12武器の中で唯一追加効果で全体攻撃を行なえる武器だが、店売りの大地のハンマーとほとんど変わらない性能。一応命中率99で且つ使用ジョブの差でこちらの方が地震の威力は高くなる傾向にはある。
- アポロンのハープ:ドラゴン&アンデッド特効を持つ竪琴。貧弱な数値に騙されてはいけない。適切に使用すればダメージソースとしては12の武器どころか全武器中でも最強クラス。竜の口づけとセットでどうぞ。
アサシンダガー、ウィザードロッド、けんじゃのつえ以外の9武器は1ジョブしか装備出来ない。
ジョブを育成しながら進んでいるのなら、大体その時ついているジョブの武器を取る事になるだろう。
どれも実用性は十分高く、マスター前には次の石版も取れているはずだ。
- ◯◯装備アビリティの中でも習得の早い竪琴、弓矢、刀辺りは専門ジョブ以外に使い回しが効く上に強力な組み合わせがある。鞭や斧、剣、槍でも可能だが習得が遅いのがネックで、アビリティとの扱い方も極致的である。
- どうあっても使い回しが効かないのが、佐助の刀と大地のベルの2点。前者は確かに色々便利だしデメリットも無いが、純粋なダメージソースで見ると微妙。忍者自体のハイスペックぶりを考えると、回避性能だけの為に優先するのは勿体なく感じる。ミラージュベストも量産可能な訳だし。
- 各武器が持つデメリット、例えばエクスカリバーの聖吸収には魔法剣、アサシンダガーのアンデッド復活にはみだれうちなど、それぞれの対処法でカバー可能。
蜃気楼の町の住人曰く、エヌオーは不死身だったが、無の力と引き換えに不死を失い、無に吸い込まれ消えた。
ギードの台詞などで「エヌオーを倒した12の武器」と言われているが、「殺した」とは一言も言われていないので、別に倒されたエヌオーが無の世界で生きていても矛盾は発生しないのである。
- まず1000年前にエヌオーが世界を支配できてない時点でどう考えても12武器の戦士達が勝利してる。
GBA以降でもオメガ・神龍>12の武器>エヌオーの図式は変わってないのは確定。 - GBA版でエヌオーのいる場所は「光と闇の果て・無の空間」。
つまり確かに無に飲み込まれたのだが、飲み込まれていながらも生き延びていたことになる。
ギードは古代図書館の作戦会議で
「次元の狭間に封じられた魔物の力は強大だ。今のお前達では勝目はない」
と言うのだが、封印を解かなくてもストーリーには支障は出ないし、ラスボスも倒せる。
初見時は助言通り12の武器の力を借りた方が良いのは言うまでもないが、飛空艇を取ったのちにすぐ次元のはざまへ行っても何ら問題はないので、封印を解く事は絶対に必要な事ではなかったりする。
次元の狭間~次元城はひと繋がりのダンジョンであり、ボスを倒しつつ進むことで12の武器をも上回る強力な装備を手に入れることができるので、ジョブ次第では封印解除を後回しにして、強化目的で次元の狭間へ向かうのも充分あり。
カロフィステリ→アパンダ(→アポカリョープス)くらいまでのボスを頑張って倒すと、
といった豪華なラインナップを一連のダンジョンで総取りできる。
宝箱だけでなくドロップや盗みを総動員しての入手になるので、石板を持ち込むだけの12の武器に比べれば、当然それなりの事前準備は必要になる。
エクスカリバーや正宗(マサムネ)、ホーリーランスに与一の弓といった、
FF1~4に登場し、各種最強クラスの性能を持って活躍してきた武器群(本作初登場の品もある)。
本作では作中の過去の巨悪を打倒した伝説の武器として登場するところが熱い。
過去作からプレイしてきたプレイヤーも、これらを眺めたり入手する時は心を躍らせたものだろう。
12の武器から選んで封印を解いていくと言う性質上、
話が進めば進むほど(そのプレイヤーにとって)いらない武器が手に入ることになる。
1枚目、2枚目の石板では真っ先に封印を解きにいくが、
3・4枚目は面倒臭いのでまとめて後で、と言うプレイヤーも多かったはず。
- 3・4枚目の前に必ず強力なフレア(魔法剣として)が手に入るのが大きい。そしてリバイアサン、メテオとアビリティや12武器の特殊性能に頼らずとも、攻撃手段が充実してくるのも要因のひとつ。
- それぞれ強力な効果を持つ高性能武器だが、各々のプレースタイル・愛好ジョブによって自然と格差が出てくる。だがやはり1・2枚目の解放が重要となる。
1枚目の石板はともかく2枚目の石板までには、アポロンのハープと賢者の杖の2つは取っておきたいところ。
大海溝では笑っちゃうぐらいの威力を発揮する。
制限プレイなどで、資金源として売るならアサシンダガー、佐助の刀、ファイアビュート、賢者の杖、ウィザードロッド。10000ギル。
次いで大地のベル4500ギル。
他は全部5ギル。
一部の武器は名誉こそ残るものの、実用面からみて次元の狭間その他の武器に取って代わられてしまう。
エクスカリバー→ラグナロク、ホーリーランス→飛竜の槍など。
これらは初心者にとって、ないに等しいレア武器だからこその高性能なのだろう。
- 12の武器のほとんどの攻撃力は各カテゴリの2番手もしくは3番手。
各カテゴリ最強武器の方が珍しく、さすけのかたな・アポロンのハープ・ウィザードロッドのみ。
アサシンダガーはチキンナイフやマンイーターが特殊武器。
最強格の隠し武器と比べると数値上一歩劣るものの、やはり伝説の武器だけあって、市販品とは隔絶した攻撃力や、他に類を見ない特殊効果を持つものが多い。
ストーリー上誰でも入手できるため、終盤のダンジョンやボスはこれらの武器の使用を前提として設計されており、さしずめゲーム終盤のインフレ加速装置というべき存在だろう。
次元の狭間の隠し武器はレア盗みやレアドロップであり、石板の入手で確実に解放できる12の武器との差別化は出来ている。
- 入手手段が厳しいのは、上記に挙がっていない竜の髭だろうか。レアモンのスティングレイのレアドロップorラスダン最深部の神竜のレア盗みしか無いので、FF5に知見がある人ほど評価の難しい武器ではある。
それにしても、12の武器を持つ勇者達はオメガと神竜は倒せずに終わったというのに、あのエヌオーという、もう一匹のバケモノは倒せたのだろうか…?
- オメガは雷以外の属性を吸収するのに対し、12の武器のほとんどは属性付き。
神竜は聖属性吸収で開幕のタイダルウエイブや凶悪な吹雪があるので、12の武器の中でこの2匹に対して使える物は限られる。
知恵を振り絞ってこれらの武器を使っても元々の性能に限界があるため、致し方ない話と思われる。 - オメガ相手ではアビリティを使わなければまともに攻撃が当たらない。
当時の戦士達にはジョブチェンジやアビリティセットという能力もないであろうし、その状況では次元の狭間に押し込めるのが精一杯だったのだろう。
- 「盗む」がないとレア武器も手に入らない。
素の12の武器でオメガにダメージを与えるとしたら、クリティカル効果のある正宗・与一の弓、防御力1/4のルーンアクス・大地のベルの4つなら、1以上のダメージを与えられる。
愛の歌連打を併用すれば回避率とカウンターは解決するので、長期戦も厭わないなら勝てるだろう。
- 「たたかう」だけでなく「ABP0のジョブのコマンド」まで条件を拡張するなら、アサシンダガーは魔法剣サンダガ(ただしデスが反射されるので非常に危険)、エクスカリバー・ホーリーランス・佐助の刀は武器投げでダメージが入る。
「たたかうでオメガにダメージを与えられる武器」自体は、珊瑚の剣や雷のロッド(リフレク反射)をはじめ意外と幅広いジョブに存在している。
次作のFF6では与一の弓、賢者の杖、ファイアビュート、ルーンアクス、大地のベル、アポロンのハープと実に半数が退場。
アサシンダガー、佐助の刀、正宗が弱体化し、ウィザードロッドは攻撃力が上がり魔力を上昇させるが、今作ほどには威力をブースト出来ず弱体化の部類か。
ジョブシステムとの絡みがあるにせよ、多くが後発作品では影が薄くなってしまった。
大体は強いのだが、大地のベルだけはあまりにも他の11武器に比べて弱いため、たびたびネタや考察がされる。
- それでも風水師が使うなら強い方……と言いたいところだが、実はベル全体で見ても全4種中3番手という微妙さ。
追加効果の地震は充分強いのだが、大地のハンマーを使えるならそれで間に合ってしまうのが痛い。
伝説の12の武器を誰が封印したのかは謎である。
同時にしもべとしてバハムートやリバイアサンを封印したり、ホーリーやメテオを封印したフォークタワーにしろピラミッドにしろ、強力な魔法技術を備えた国家が当時存在していたことが推察される。
そしてそれらはなぜか滅んでしまった。
- 蜃気楼の町を見るに、1000年前は魔法や武具がバッツたちの時代よりはるかに優れていたようだ。
ロンカ文明が封印したのか、それともロンカとは別の強大な魔法国家があったと考えるべきだろうか。
- ピラミッドのマシンヘッドやフォークタワーの位置からするとロンカ文明が封印したように思える。または友好的な関係だったか。
- 「われらの12の武器をクーザー城に封印する」という文章から、12の武器を持つ勇者たち自身、あるいは彼らが属していた集団が封じたのかもしれない。
1000年前の勇者たちはロンカ文明産のオメガと戦って倒せなかったので、ロンカ文明内にも、例えばオメガを製造した者たちとそれを止めたい者たちなどの派閥があったのだろうか。
FF5(GBA版以降)
GBA版では、12の武器全てを手に入れると予言士・砲撃士・剣闘士のジョブを入手できるようになる。
これらで手に入る新アビリティが欲しい方は、速やかに12の武器を回収の上で蜃気楼の町のすぐ南にある海底に向かおう。
GBA版以降ではエクスカリバー・ホーリーランス・ルーンアクス・与一の弓は剣闘士も装備可能なので特定ジョブ専用ではなくなった。
全ての封印を解いて剣闘士を入手するまでは相変わらず専用武器同然である。
DFFAC
PFF
「ミスティックウェポン」という名称で、FF5のような感じで封印を解いて使える武器がある。
武器カテゴリと同じく、封印されている武器は全部で15種。
その気になれば同じ武器も取得できる。
WOFF
本作のラスボスであるブレンディレス(バハムートEX9・第一形態)の背中に12の武器をモチーフにした複数の武器が浮かんでいる。