[V1.0.6.1] スーパーチャージド ペット・カンジュラー(ビルド紹介)

Last-modified: 2019-02-18 (月) 00:06:36

 

概要

マスタリークラス
Occultist オカルティストカンジュラー
Shaman シャーマン

前回の2H遠隔型エレメンタル・ヴィンディケイターに続いて、今度はsigatrev氏のペットビルドを紹介してみたいと思います。
ペットビルドに詳しい方はカオス型なら現在単体火力で最強とされるカバリストじゃないの?と思うかもしれませんが、
カバリストはスケルトンの管理が難しく、個人的にはカンジュラーの方が操作が楽なので好みです。

 

そして、今回紹介する装備入れ替えのテクニックを使うとカバリストに匹敵する強さを実現出来る上、
レベリング時でも使えるテクニックなので初心者の方にも参考になるのではないかという理由からです。
また、ビルドの構成としては同じカオス型なのでカバリストとの大きな違いはありません。

 

12/25 まさに絶妙なタイミングですが、本日フォーラムにsigatrev氏からペット・カンジュラーの初心者向けガイドが出ました。
ビルドとしては「サモンファミリア」メインなので少し違いますが、翻訳ツールを使えばある程度は理解できると思うので、是非参考にしましょう。

作者紹介

 

では、sigatrev氏のビルドの特徴を挙げてみます

 

・ペットビルド専門
フォーラムに投稿しているビルドは全てペットビルドだけで、専門家という感じです。
このゲームで、ペットと報復については独自のステータスを持つこともあり非常に特殊で、
たくさんビルドを投稿しているフォーラムの常連者でもペットと報復だけは出すことが少ないです。
実はペットビルドを専門にしている人は以前から多かったのですが、他のビルドとは全く別の操作や知識が必要になります。

 

・従来の常識を超える強さ
とにかく、作ったビルドのどれもが従来のペットビルドを超えるような強さを持っています。
カオス型のカバリストの異常な強さが目を引くところではありますが、
ペットの数が少ないデシーヴァーや、毒酸型のカバリストまでもが非常に強いというのは驚きです。

 

・やり込み方が異常
とにかく、研究熱心で普通ペットビルドといえば、カバリスト、カンジュラー、リチュアリストぐらいかなと思うところですが、
あらゆる可能性を探るためデシーヴァ-、ウォーロック、ドルイド、アポステイトなど多くのクラスを実際に試しています。
また、装備、星座、スキルについても考えられる限りの試行錯誤を重ねていて、ひたすら動物実験を繰り返すマッドサイエンティストという感じもします。 (^^;

 

・発想が斬新
前回のShopping氏もそうでしたが、sigatrev氏も負けていません。
上に挙げたデシーヴァーや毒酸型のカバリストの斬新な作りがまさにそうですが、
星座や装備でかなり珍しい選択が多く、これは、様々な試行錯誤を経て採用された理由のある判断ではありますが、
初心者には非常に分かりにくい部分でもあり、とにかくマニアックな作りとも言えます。

 

・レジェンダリー装備中心の装備構成
基本的にはレジェンダリー品中心の構成で、作りやすい装備構成が多いですが、
最近は限界まで追求するということで、レア度の高い装備を使うことも多くなってきました。
ただ、本人も言っていますが、あくまで学術的にどのような結果になるかを確かめるという意味で試しているだけのようで、
以前は動画とGrimDawnToolsのリンクだけでしたが、補足が必要になったので説明書きも増えてきた感じです。

 

一応フォーラムで作者での検索のやり方を書いておきますので、いろいろなビルドを見てほしいと思います。

 
フォーラムでの検索のやり方

1026-1.jpg

 
 

ついでに、ペットビルドで他のオススメの作者についても少し挙げておきます。

 

ABCbarbecue氏:
中華コミュニティの一人でゲームの初期から投稿している古参のプレイヤーですが、AoM以前の最強のペットビルドとして雷型のカンジュラーが有名で、
モグドロゲンの化身を3分30秒で倒すというのは当時衝撃でした。そしてsigatrev氏の雷デシーヴァーはこのビルドがベースになっている感じがします。
ペットビルド以外では、世界中に衝撃を与えたDA型をフォーラムに紹介した人物として有名ですが、
作るビルドは中華ビルドらしい時間短縮を得意とした戦いやすさに優れる作りになっていて、フォーラムのビルドとは考え方の違いを感じます。

 

DaShiv氏:
出しているビルドは3つだけと少ないですが、AoM直後に出した生命力・カバリストは画期的な上に、学術論文か?と思うような膨大な分量の解説と相まって、
sigatrev氏の登場まで最高のペット職人の評価を受けていました。
なかなか全てを読んで理解するのは難しいかもしれませんが、フォーラムの作品集にも入っているのでペットビルドについて詳しく知りたいなら必見です。

 

Sneaky parrot氏:
結局の所フォーラムに出したのは1つだけで、説明の仕方やコメントの応対で損をしている感じもありますが、
このカオス型のカバリストはsigatrev氏のカオス型と構成が似ていて、こちらが原型になっている可能性もあります。
また説明も詳しく、sigatrev氏は解説が少ないのでカオス型ビルドを詳しく知る意味で参考になります。

 

Superfluff氏:
ヴィンディケイターの紹介でも出てきましたが、随一のゲームの知識を持つフォーラムの重鎮です。
普通この手の人はペットビルドは作らないので、非常に珍しくフォーラムにペットビルドを出した後は他の常連陣からからかわれていました。 (^^)
とにかく、リチュアリストですが、ペットのディフェンスの弱さを逆手に取って時間短縮を使い、頻繁に召喚し直す使い捨て型にすることで
耐性や防御能力を不要にするという発想は画期的で、やや操作がが大変なこと以外はsigatrev氏に負けない素晴らしい作りなのは流石としか言いようがありません。
他にはフォーラムに記事はありませんが、動画ではドルイドのペットビルドを見ることが出来、これがリチュアリストの原型になっています。

 
 

マスタリー

長所:

  • グラディエーターW151-170クリアを4分41秒はカバリストと並んで不滅の記録。
  • カバリストと比較するとペットが死ににくくペットの管理が楽。
  • 装備が弱くてもスーパーチャージがあれば乗り越えられるかも。
  • スーパーチャージ用の装備を考えたり探すのが結構楽しい。

短所: 

  • 装備入れ替えが面倒。(必要な場面だけ使うようにすれば問題なしです。)
  • 装備は追求すると非常にレア度が高くなるのでハマるとヤバイ。
  • いつかパッチで修正される日が来るかもしれない。
     

概要

カンジュラーはsigatrev氏のビルドの基本であり出発点という感じで大事なクラスです。
基本的にはカオス型のカバリストと同じような構成ですが、作ったのはこちらのほうが先でカバリストはこのビルドのアレンジ版です。

 

たしかにカバリストの火力は全ビルドの中でもNo1と言って良いですが、装備変更(スーパーチャージ)を使ったこのカンジュラーの強さは、
カバリストと同等で、個人的には本編のトレハンレベルではスーパーチャージは必要ないし、ペットの管理が楽なカンジュラーのほうが好みです。
なので、クルーシブルやスーパーボスなどと戦うときだけスーパーチャージを使うようにすれば、特に面倒なこともありません。

 

装備入れ替え(スーパーチャージ)について
これは、常駐型のペットに関しては、召喚後に装備を変更しても死ぬまでは召喚時に装備していたスキルポイントの強さのまま変わらない、
という性質を利用したテクニックで、人によっては反則とも思えるかもしれませんが、某ボクシング漫画でも「バレないイカサマは高等技術」と言っているように、
修正されないバグや不具合も、ある意味高度なテクニックと言っても良いかもしれないので、使えるものは何でも使うという考えは間違いではないと思います。 (^-^

 

とにかく、ペットビルドは単体火力では強いとしても本体は弱いのでクルーシブルやスーパーボスなどの高難易度では必ずしも最強とは言えません。
なので、従来のペットビルドというのはその辺りの妥協が必要でしたが、そこで、意味を持ってくるのがスーパーチャージというわけです。
そして、これはレベリングや資産が少ない時点でも有効な方法なのでどうしても勝てないボスなどに対しての秘密兵器として使えます。

 

さらにもう一つ言っておきたいのが、この装備入替え自体についてもどのような装備を選択するかを考える面白さもあるし、
また、レアアイテムはAffixが目当てになってくるので、低レベルのものでもOKだし、
コンポーネントなども付けなくて良いので今まで売り払っていたようなアイテムをじっくり見るようになってくるでしょう。
このように、このビルドを紹介するのは実は強さではなく、他にない新しい楽しみ方が出来るという部分でオススメだからです。

 

では、装備の入れ替えのやり方ですが、基本的には「サモン ヘルハウンド」(1番目)「サモン ファミリア」(2番目)「サモン ブライアソーン」(3番目)の3つについて、
ツリーのスキルも含めて装備を使って可能な限りスキルポイントを上げるという考え方です。
あと、sigatrev氏の例はあくまで理想であって、ほぼ入手不可能な装備もあるので、今回は入手可能な範囲の装備で置き換えた例です。
このため、更に追求していく場合は、レア装備のAffixでのスキル強化が付くケースや、レリックなどでのクラフトボーナスで付く場合もあるので、
頑張り次第ではもっと強化が可能です。
このテクニックは常駐型のペットを持つクラスなら可能なのでカバリストやリチュアリストを使っている方でも「サモン ブライトフィーンド」を強化するパターンなど、
この記事を参考にして挑戦してみてほしいと思います。

 

注意点としては、ペットの召喚数を増やす装備を外してしまうと、ペットが消えてしまうので上に挙げた順番で行うのがベストだと思います。
そして当然ながら、ペットが死んだ場合は効果が消えるので装備入れ替えからやり直しになります。
スクリーンショットについては入れ替える装備を色付きの枠で表していますが、黄色の枠は別の装備でも代用可能です。
また、青枠は最終装備で召喚後には外さないように注意しましょう。
そして、下にあるペットのスキル画面は、この装備を使った場合のポイント数で(上の段)、最終装備では変わってきますが(下の段)召喚されたペットは上の段のポイントでの強さのままです。

 

第一形態

1224 (1).jpg
この装備に整えたところで「サモン ヘルハウンド」だけを召喚します。

 

GrimDawnTools

 

メインハンド:ハガラズの鉤爪
「サモン ヘルハウンド」は+1ですが、「オカルティスト」+1もあるので「ヘルファイア」「インファーナル ブレス」も強化できて優れています。
バロウホルムの派閥ショップで設計図を売っているクラフト専用のレジェンダリー品で入手は簡単です。
他には神話級 ドラキャリスも「ヘルファイア」+3、「サモン ヘルハウンド」+2で優秀です。

 

オフンハンド:誓約の魔導球
「ヘルファイア」「インファーナル ブレス」目的での選択でこれも通常版でもOKです。
他の選択肢としてはレアMI品のフレッシュワープト アーカイブが「サモン ヘルハウンド」+2 付きに加えてAffixでの強化も可能なので、
場合によってはありでしょう。

 

ショルダー:ザンタリンズ マント
フィーンドフレッシュマントでもOKですが、「サモン ブライト フィーンド」+3も付いていてカバリストでも使えそうなお徳用装備です。
この部位はAffixでのスキル強化が無いので、低レベルのものでも全く問題ありません。
クルーシブルで戦っていれば簡単に出るので入手自体は難しくないです。

 

グローブ:タッチ オブ コマンド
「エンボルデニング プレゼンス」「ヘルファイア」が+3で、第三形態でも使うので是非入手しておきたい装備です。

 

ブーツ:リフトハウンド レザー ブーツ
「サモン ヘルハウンド」目当ての選択で強化版以上なら「エンバー クロウ」も付きますが、今回はスキルを取らないので通常版でもOKです。
なお、「サモン ヘルハウンド」のポイントが余る場合は「ヘルファイア」+2のヘリオン グリーヴに替えましょう。

 

メダル:熟達の記章
sigatrev氏は+5を使っていますが、作るのは不可能に近いので+3というのが精一杯でしょう。
ただそれでも20~30ほど作っても出るのか分からないレベルなので入手難易度は高いです。
しかしながらV58で装備できて、装備条件の緩和や攻撃能力強化に優れていて育成用としても使える装備なので、材料さえあればチャレンジするのも悪くないと思います。
なお、+2であればブラックリージョンの派閥装備リージョン マーク オブ ザ ヴォイドが簡単に入手できてオススメです。

 

これ以降は黄色枠で、他の多くの装備で代用可能だと思います。

 

ヘルム:神話級 魂の環
「オカルティスト」「シャーマン」の全+1での選択ですが、基本的には「オカルティスト」+1があればなんでもOKです。
このため、この装備については神話級でないとダメです。

 

アミュレット:ベロナスのエッセンス
これも、「オカルティスト」+1があればなんでもOKですが、低レベルのクラフト品ということで選んでみました。

 

ベルト:シャドウフィーンドのコード
同じく「オカルティスト」+1での選択なので、他のものでもOKです。

 

レリック:「モグドロゲンの熱情」
基本的には「オカルティスト」+1があればなんでもOKですが、クラフトボーナスで有効なスキルが付いている場合は優先します。

 

第二形態

1224 (2).jpg
この装備に変更したところで「サモン ファミリア」を2体召喚します。

 

GrimDawnTools

 

メインハンド:バルゴールズ コア
「サモン ファミリア」目的ですが、古代の森の商人が売っているので入手しやすい上に、頑張ればAffixでのスキル強化も狙えます。
他には;サラザールズ ソブリン ブレイドも、「サモン ヘルハウンド」+2 「サモン ファミリア」+2 が付いていて両方で使えるので便利です。
とりあえずは低レベルのものでもOKですが、ドロップ率は良くなく本編で良いAffixのものを狙うのは難しいです。

 

リング:ウェンディゴ カンジュリング シール
「サモン ファミリア」目当てですが、バロウホルムの派閥装備で、店で買うだけなので簡単に入手できます。

 

オフンハンド:マルマスのストームブリンガー
「ストーム トーテム」+2 、「ライトニング ストライク」+3 が実に美味しい装備ですが、マルマスレジスタンスで設計図を売っているクラフト品なので入手は楽です。

 

ショルダー:マント オブ ザ パトロン
「サモン ファミリア」+2 「ストーム スピリット」+2 でこれしかない感じですが、定番のペット装備です。

 

チェスト:ネクロロードの覆い
「サモン ファミリア」での選択ですが、普通に最終装備でも使われる定番品です。

 

ベルト:ヴォイドマンサーのコード
「サモン ファミリア」+3 のために使います。最終装備ですが、これについては召喚数には関係ないのでこの後に外しても大丈夫です。

 

メダル:熟達の記章
第一形態と同じですが、スキルは「サモン ファミリア」に変わります。
同様に+2なら、Affixでスキル強化の付いた普通のメダルでも良いです。

 

第三形態

1224 (3).jpg
この装備に変更したところで「サモン ブライアソーン」を2体を召喚します。
(「サモン ファミリア」と違い1度に召喚できるのは1体なので2回召喚します。)

 

GrimDawnTools

 

今回は、「ネイチャーズコールの礼装」セットをフル装備する必要があるので、変更可能な部位が少なくなります。
また、当然ながら「サモン ファミリア」の召喚数を増やしているアミュレットも変更不可です。

 

メインハンド:ウェンディゴ カオスウィーバー
「サモン ブライアソーン」+2 目当てですが、バロウホルムの派閥装備で店で買うだけで入手できます

 

オフンハンド:ブラッドスウォーン コデックス
「サモン ブライアソーン」+2 目当てですが、通常版・強化版でも良いです。

 

リング:ブライアソーン バンド
「サモン ブライアソーン」+1 目当てですが、通常ドロップ品を2個集めるのは苦労するかもしれません。、
ただ、通常版、強化版でも可能なので売らないようにしましょう。

 

ブーツ:グリム ハーベスト ブーツ
「サモン ブライアソーン」+2 目当てで、これも通常版・強化版でも良いし比較的出やすいので入手しやすいでしょう。

 

ベルト:アヴェンジャーズ ガードル
「シャーマン」+1 全スキル目当てなので、他の装備でも問題ないです。

 

*Affixについては、接頭辞はペット強化が付く部位は、片手武器、メダル辺りが狙い目で、
クラス用の「カンジュラーズ」「カバリスツ」「ウォーロックズ」「ウィッチブレイズ」「パイロマンサーズ」「ドルイズ」などで付きます。
(スキルは何種類かのパターンがあります。)それ以外では「シーアズ」もあります。
また「ヘリティックス」は全クラスの主要なスキルがランダムで付きますので、いろいろな可能性がありますが当然レア度は高いです。
接尾辞については片手武器の「オブ ベスチャル レイジ」ぐらいでしょう。

本当の最終形態

1224 (4).jpg
スーパーチャージ用の装備は工夫すれば、このようにコンパクトにまとまるので邪魔にはなりません。

 

GrimDawnTools

 

ここは最終装備なので、上とは違ってビルドとしての説明になります。

 

ヘルム:神話級 ビーストコーラーのカウル
ショルダー:神話級 ビーストコーラーのショルダーパッド
チェスト:神話級 ビーストコーラーの覆い
メダル:神話級 ビーストコーラーのタリスマン
「ネイチャーズ コールの礼装 」フルセットですが、カンジュラーのペットビルドでは定番の選択です。
このセットについては個々の装備も含めての耐性、防御能力などのディフェンス性能に優れる装備です。
また単品としてはヘルムのアイテムスキルが強力で、単体としても使える性能ではないかと思います。

 

メインハンド:神話級 魔の時
どちらかというとカバリストのほうが向いていますが、基本性能の高さにアイテムスキルも強力で、カオス型のペットビルドならどのクラスで使っても強いです。
何度も下方修正されてV1.0.7.0でも火力が下げられましたが、それでも強い装備で、このビルドでも重要性が高いです。

 

リング:神話級 ヴォイドウィスパー バンド
このビルド特有の装備として重要性の高い箇所で、ステータスにアイテムスキルの全てが大事です。

 

アミュレット:神話級 ビスミールの意志
上でも書いていますが、現在「サモン ファミリア」は最も火力に優れるペットなので召喚数が+1になるこの装備は必須です。

 

グローブ:神話級 大君主のアイアン グリップ
これもディフェンス面で優れた装備ですが、全く文句のつけようがない性能です。

 

ブーツ:神話級 フィーンドフレッシュ グリーヴ
性能以前にペット用のレジェンダリー装備としては他に選択肢がないですが、エピック装備と比較した場合本体のディフェンス強化という部分で勝ります。

 

ベルト:神話級 ヴォイドマンサーのコード
この装備に関して以前は別のものを使っていたので、スーパーチャージでのスキル強化を考えての選択だと思います。

 

パンツ:リーパーズ レギンス
sigatrev氏の例ではグラヴァ'スルズ レッグガードなので、ここだけは手持ちの装備の関係で独自に変更した装備です。
大事なのは種類ではなくAffixで、「タスクマスターズ」+「オブ キングス」のダブルレアは難しいとしても、
「タスクマスターズ」にベースの装備でスキル強化があれば選択肢になります。
ということで、このAffixのペットへのイーサー・カオス耐性が高難易度で大事なところからの選択になりますが、
無い場合や、クルーシブル終盤でなければ定番の神話級 ワイルドショーン レッグガードでも良いです。

 

レリック:「原始的本能」
他の選択肢としては「モグドロゲンの熱情」もありますが、カンジュラーはディフェンスに優れるので、
レリックは火力重視でこちらの方が良いとの判断だと思います。

 

その他:
コンポーネントは、ペットビルドではヘルム、チェストは「エルドリッチ ミラー」にしましょう。
また、耐性が不足しているなら武器のコンポーネントは「力の印章」で決まりです。
他にはカオス・イーサー耐性確保で「インビュード シルバー」+「清められた塩」の組み合わせも使われます。
あとは本体のディフェンス強化のためアミュレットは「先祖の印章」、アクセサリーの増強剤は放浪民の「モグドロゲンの祝福」辺りが定番の選択です。

 

また、カンジュラーの場合は「ドリーグの血」の回復と「エンボルデニング プレゼンス」のバフで比較的本体のディフェンス力は高いので、
装甲吸収率は切り捨てる場合が多いですが、耐性だけはしっかり確保しておかないと簡単に殺られます。
ということで、ペットビルドは装備と星座での本体+ペットの耐性パズルの要素が強いです。

 

立ち回り・雑感など

カンジュラーはペットが死ぬことは少なく管理も楽で、攻撃の指示や敵のヘイトを上げないなどの基本的なペットの操作が分かっていれば問題ないです。
sigatrev氏のセッティングとしては、左クリック=移動、右クリック=ペットの攻撃で、敵から近すぎず離れすぎずの位置を移動しながら、
ペットがバラけないようにターゲットを指示する感じで、敵のすぐ目の前の地面をクリックしているとのことです。

 

レベリング

レベリングについては詳しく説明すると、とても書ききれないので他のビルド例などを参考にしてほしいと思いますが、
ペットビルドに関しては、スキルや星座の割り振り方については大体決まってくるので難しくなく、
大事なのは装備と立ち回り的な部分ということになります。
ということで、個人的にオススメの育成方法としては、別のキャラである程度装備を揃えてから作ることです。
それであれば、スーパーチャージの戦法と合わせて途中で詰まることはないでしょう。

 

ペットビルド全般的な部分については、ペットのステータスとして攻撃力に関しては、ダメージ、攻撃速度、クリティカルダメージ、攻撃能力が大事です。
一方ディフェンスに関しては耐性は非常に大事ですがそれ以外はあまり強化しなくても大丈夫だったりします。
また、属性はあまり関係なく主要となる属性について、少し耐性低下を加えてやる程度で問題ありません。
これはペットのダメージ強化の殆どが全ダメージでの強化になるためです。

 

難易度が高くなってきてから注意するのは、ペットより本体の方で、死ぬ場合は本体が狙われて殺られるパターンだと思います。
ということで、どう対処するかですが、個人的には耐性だけはしっかり整えますが、それ以外はあまり気にせずに、
火力を強化して速く倒すことを考えたほうが良いのではないかと思います。
ペットビルドというのは、高難易度になると本体が耐えられなくなるので最終的には火力を強化して短時間で押し切るしかない感じになります。
全般的に単体のボス相手には全ビルド中で最も速く倒せますが、雑魚を召喚して火力が分散してしまう「クロンリー」「ログホリアン」、
本体を狙ってくる「ファビウス」「アイアン・メイデン」などは苦手です。(ただ、装備が揃ってくると火力で押し切れます。)
しかし、「クラ'ヴァール」「ローカー」「ラヴァジャー」などは本体が持たなく簡単ではないです。また、クルーシブルもどちらかというと向いていません。

 

スキルについて

全体的には定番的なスキルの振り方と大きな違いはないので特に説明する部分はありませんが、
「サモン ヘルハウンド」「サモン ファミリア」「サモン ブライアソーン」の3つのツリーに関しては、
スーパーチャージ用の装備を使って最適になるようなポイントの割り振りなので、
使わない場合では必ずしも最適ではないのに注意してください。
そして、スーパーチャージ用の手持ちの装備次第では微調整したほうが良いです。

 

ポイントとしては、今回のペットの中では「サモン ファミリア」「カンジャー プライマル スピリット」にレリックの「原始的本能」が強いので、
装備が弱い場合は優先しましょう。
「ドリーグの邪眼」に関しては星座スキル発動用+物理ダメージ減少を2ポイントで取れることでの選択です。

星座について

  • 基本的には「イオンの砂時計」+「瀕死の神」のCDR(クールダウン短縮)型ですがペットビルドでは一般的な形です。
  • 「フィーンド」は星座スキルが強力でペットのような発動率に優れるものに割り当てると非常に効果的です。
    V1.0.7.0で少し弱体化されましたが、このビルドはカオス型なので他の選択は無いでしょう。
  • 「冬の精霊 アマトク」は属性も合わなく耐性低下も無いので不思議に思うかもしれませんが、
    sigatrev氏のコメントによると実際に試行錯誤した上で、クリアタイムを短縮する上で最も効果的だったことでの選択とのことです。
    これは、頭で考えている限りではありえない選択かもしれませんが、最終的には実際に使ってみて良ければそれが正解です。
    ということで、グラディエーターのクリアタイムを少しでも短縮する目的においては、瞬間的な火力の高いスキルを加えるのが最も効果的ということで、
    あくまで高難易度での話なので、本編で戦うレベルであればあまり関係なく別のスキルに変えても全く問題ないでしょう。
     

その他のビルドについて

 

他にも注目に値するビルドはあるので、いくつかを挙げておきます。

 

雷デシーヴァ-
ペットは「サモン ファミリア」メインで、あとは「サモン ヘルハウンド」とレリック「原始的本能」しか無いですが、使ってみるとこれが結構強いのに驚きます。
インクィジターでペットに強化があるのは「ワード オブ リニューアル」だけのはずなのに、何故デシーヴァーなのかという疑問をまず抱くところです。
これは、上でも書いたようにsigatrev氏のビルドはカンジュラーが基本になっているので、シャーマンをインクィジターに置き換えたものと考えると理解しやすいですが、
操作感もペットビルドらしさが全く無く、ペットを魔法攻撃スキルと捉えたような異色のペットビルドという感じです。

 

毒酸カバリスト
5chで人気のビルドで、「サモン ファミリア」に加えて「サモン ブライト フィーンド」をメインに使う形ですが、
「アンステイブル アノマリー」を取る使い捨て型で、これまた非常に強いのに加え頻繁に召喚されることで敵のヘイトが上がるため、
本体が狙われにくくディフェンスが非常に安定しているのが驚きです。また、使い捨て型なのでペットの耐性確保があまり必要ないところもメリットです。
頻繁に再召喚が必要なので操作がやや面倒ですが、装備や星座の構成も非常に独創的で素晴らしい出来です。

 

カオスカバリスト
他の最強と言われるビルドと比較しても、段違いの単体火力を誇る百獣の王的な強さで、間違いなくこのゲームの歴史に残るビルドです。
ただ、やはりローカーやクルーシブルの終盤は決して楽なわけではなく、特にスケルトンを死なせずに戦うのは大変ですが、
他のビルドと同じ条件だとしてもクルーシブルのクリアタイムでこのビルドを超えるのは不可能と思えるほどの驚異的なタイムを出します。
あまりの強さにV1.0.7.0で大幅な弱体化は避けられないかとの心配がありましたが、軽い修正で済んだので火力最強の座に変わりはないです。

 

生命力リチュアリスト
V1.0.7.1以降に出た最新のビルドで、リチュアリストのペットビルドというのは非常に不利な要素が多く強さとしては難しいのですが、
苦労しつつもビルドの作りとしては相変わらず素晴らしく「ディヴァイナの予見」セットで「リープスピリット」メインに、
レリックで「アーコヴィアの哀歌」という珍しい構成で、ペットの種類も多くリチュアリストらしさが感じられる非常に新鮮な感じのするビルドです。

 

小ネタ集

  • 上にも書いているように投稿した記事の中には、膨大な数のクラスで比較研究したビルド例もあって呆れるばかりですが、
    カオス型カバリストの火力が壊れているのは、この人自体が壊れているから、と考えると妙に納得がいきます。 (^Q^
  • Shopping氏と同様にグラディエーターのクリアタイムにはこだわりがあるようで、作るビルドの全てがグラディエーターのクリアを目標にしたものです。
    一度別の人がカオス型のカバリストで最速タイムを出したことがありましたが、すぐに抜き返してコメントに記載したところを見ると負けず嫌いなのかもしれません。 (^^)
  • このビルドはV1.0.7.0パッチで多くの弱体化を受けていますが、それでもグラディエーターのW151-170を5分20秒でクリアできたとのことです。
    そしてそれを見たZantai(開発のスーパーボス)がコメントでジョーク交じりで「これはもっと弱体化せねば」みたいなことを書き込んでいましたが、
    慌てて「ちょっと試してみただけなので もう、勘弁して」みたいに返答していたのが笑えました。 (^^)
     

コメント

  • 武器入替は誰もが考えるけど、装備まで何種も用意するのは凄まじいの一言ですね…レア厳選のみに留まらず、複数の熟達の記章を追い求めるのは気が狂いそうw -- 2018-12-27 (木) 00:08:07
  • ペットビルドは特に序盤は強い上に、放置していても勝てたりするので初心者に向いているところがありますが、追求していくと非常にマニアックなのが分かるという不思議なビルドですね。なお、報復ビルドは最初から最後までマニアックです。 (^Q^ -- 紹介者? 2018-12-27 (木) 07:19:26