近東梅田線

梅田線
UM
路線距離	28.1km
軌間	1435mm
電圧	1500V（直流）
最高速度	130km/h

梅田線（うめだせん）は、大阪市北区の梅田駅から奈良県奈良市の近東奈良駅までを
結ぶ近東電気鉄道の路線である。梅田駅～京橋駅は泉州線と重複するが、泉州線の重複区間の
正式路線名は梅田線である。

概要

奈良市と大阪市を結ぶ路線で、近東電鉄の主要路線の1つである。ラインカラーは■ (若草色) である。

全線にわたって利用者が多く、速達種別の急行は終日空席がなくなる事が多い。
競合他社の路線は近鉄奈良線・JR関西本線が挙げられる。

路線データ

• 管轄：近東電気鉄道 (第1種鉄道事業者)
• 路線距離：梅田 - 近東奈良間 28.1km
• 軌間：1067mm
• 複線区間：
  • 三複線：梅田駅 - 京橋駅間 (南近畿線・名阪線との共同使用)
  • 複線：京橋駅 - 近東奈良間
• 電化区間：全線電化 (直流1500V)
• 閉塞方式：車内信号式 (KT-ATC)
• 最高速度：
  • 梅田駅 - 京橋駅間：115km/h
  • 京橋駅 - 近東奈良駅間：130km/h

運行形態

日中は急行・準急・普通が運転されるが、平日朝ラッシュ時は通勤急行が運転される。

急行は全区間で快速運転を行い、準急は京橋駅以西・近東生駒駅以東は各駅に停車する。
そのため、準急は梅田駅～京橋駅・近東生駒駅～近東奈良駅間は普通電車の役割をする。
普通電車は京橋駅～近東生駒駅間で運行されている。
梅田 - 京橋間は1982年に開業した。またこの区間は工事費回収のため2013年まで加算運賃を設定していた。

日中の1時間あたりの本数は次の通りである。

急行

急行は梅田線の代表的な電車で、梅田駅～近東奈良駅で運転されている。
京橋駅～近東奈良駅はノンストップで運転される。

日中時間帯は全線で1時間に6本 (10分間隔) で運行されている。
1961年4月から運転されている。当初は日中のみの運転されていたが、1976年からは
終日運転されるようになった。

全車10両編成で運行されている。1990年までは8両までの運転だった。

梅田駅～近東奈良駅は最速で25分、京橋駅～近東奈良駅は最速で21分の運転となる。

フルカラーLED車は急行、3色LED車は急行、字幕車は急行と表示される。
ラインカラーは■ (赤) で、英文表記は「Exp.」。

通勤急行

平日朝ラッシュに上下各3本、夕方ラッシュは上下各2本、23時台に上下6本運転される。
梅田駅～近東奈良駅で運転されている。
朝ラッシュは大東、夕方ラッシュは近東生駒に停車する。
1995年の梅田延伸時から運転されていて、梅田線では最も新しい種別である。

当初から全車10両で運転されている。

フルカラーLED車は通勤急行、3色LED車は通勤急行、字幕車は通勤急行と表示される。
ラインカラーは■ (橙) で英文表記は「Com. Exp.」。

準急

準急は梅田駅～京橋駅・近東生駒駅～近東奈良駅間は各駅に停車し、
京橋駅～近東生駒駅間は快速運転を行う。

日中は全線で1時間に4本 (15分間隔) 運転される。
1965年10月から運転されている。当初は始発直後・終電間際のみの運転
だったが、1982年からは終日運転されている。

全車8両で運転されている。2002年までは6両での運転だった。

フルカラーLED車は準急、3色LED車は各停区間は準急、快速区間は準急、字幕車は準急
と表示される。種別色は■ (黄緑) で、英文表記は「Semi. Exp.」。

普通

普通は梅田駅～近東生駒駅間で運転される。

日中は梅田 - 京橋駅で1時間に2本 (30分間隔) 、京橋駅 - 生駒駅で1時間に5本 (15分間隔) 運転される。

フルカラーLED車は普通、3色LED車は普通、字幕車は普通と表示される。
ラインカラーは■ (灰色) で、英文表記は「Local」。

男性専用車

梅田線では痴漢冤罪防止のため2004年12月から男性専用車が導入されている。
導入列車は急行の全列車で平日・休日かかわりなく始発から終電まで導入されている。
ダイヤが乱れた場合は解除される場合がある。

2008年までは始発から9時30分と16時30分から終電まで設定されていた。

駅一覧

駅番号の「UM」は梅田線 (UMeda-Line) の略。
●＝全列車停車
★＝夕方ラッシュのみ停車
◆＝23時台のみ停車
｜＝全列車通過