近東長愛線

長愛線
TI
路線総延長	150.6km
軌間	1435mm
電圧	1500V (直流)
最高速度	130km/h

長愛線 (ちょうあいせん) は、滋賀県長浜市の新長浜駅から愛知県豊橋市の豊橋駅までを結ぶ
近東電気鉄道の路線である。

概要

愛知県東部の豊橋駅から中京圏最大の都市の名古屋市・岐阜県美濃地域を経て滋賀県湖北地域へと
伸びている。

全線にわたり東海道本線・近東岐阜駅 - 豊橋駅間は名鉄名古屋本線と競合している。
これに対抗するため、速達列車が多数運行されている。

路線データ

• 路線距離：150.6km
• 軌間：1435mm
• 複線区間：
  • 新長浜駅 - 近東岐阜駅
  • 豊田駅 - 豊橋駅
• 複々線区間：近東岐阜駅 - 豊田駅
• 電化区間：全線 (直流1500V)
• 保安装置：ATC、速度制御式
• 最高速度：130km/h

運行形態

日中の1時間あたりの停車駅は次の通りである。

以下に2013年5月17日のダイヤ改正時点の運行形態の詳細を記述する。

全線で一部の駅のみに停車する種別・各駅に停車する普通が運転されている。
また、岐阜駅～豊田駅は複々線で、普通と区間準急・区間急行・区間特急の一部区間が
内側線 (緩行線) 、準急以上の種別 (区間準急・区間急行・区間特急の一部区間) は
外側線 (快速線) を通る。

日中は主に特急・快速急行・急行・準急・区間準急が運転されるが、朝・夕方・夜間は
快速急行の運転が休止になり、特急・区間特急・急行・区間急行・快速・準急・区間準急・普通
が運転される。早朝・夜間はライナーも運転される。

複線区間の大垣市駅・近東岐阜駅・豊田駅・近東岡崎駅で緩急接続が行われる。

ライナー

ライナーは主に早朝・夜間に運転される座席指定制の列車である。
1991年に近東岐阜駅 - 豊田駅で運転を開始したが、1996年に新長浜駅 - 豊橋駅
で運転されるようになった。6両で運行される。

英文表記は「Liner」で、種別カラーは■ ティール。全車フルカラーLED車で、ライナーと表示される。

特急

特急は終日運行され、長愛線の主要種別である。
1960年のダイヤ改正で急行より停車駅が少ない種別として登場した。
近東岐阜駅 - 近東名古屋駅はノンストップで運行する。

運行区間は新長浜駅 - 豊橋駅だが、ダイヤが乱れた場合は西は大垣市駅、東は近東岡崎駅で
運転が打ち切られる。10両で運行される。

名岐間は1960 - 1976年は36分、1976年 (複々線化) - 1994年は20分、1994年 - 2005年は19分、
2005年からは15分で運行されている。

英文表記は「Ltd. Exp.」で、種別カラーは■赤。
フルカラーLED車・字幕車は特急、3色LED車は特急と表示される。

区間特急

区間特急は朝・夕方・夜間に運転され、新長浜駅 - 豊橋駅で運行される。
岐阜駅 - 豊田駅は特急と同じ停車駅で、新長浜駅 - 岐阜駅、豊田駅 - 豊橋駅は
各駅に停車する。
1999年に快速急行に代わる種別として登場した。8両で運行される。

朝・夕方・夜間に11本運転される。

英文表記は「Sub. Ltd. Exp.」で、種別カラーは■紫。
フルカラーLED車は区間特急、3色LED車は特急運転区間は区間特急、各停区間は区間特急
字幕車は区間特急と表示される。

快速急行

快速急行は新長浜駅 - 豊橋駅で運転され、日中のみ運転される。
1999年に特急の補充種別として登場した。当時は区間特急と同じ停車駅で、
終日運転されていた。1999年から現在の停車駅となった。

基本10両で運行されるが、一部の車両は8両で運行される。

名岐間は登場当初から17分で運行されている。

英文表記は「Rapid Exp.」で、種別カラーは■ピンク。
フルカラーLED車は快速急行、3色LED車は快速急行、字幕車は快速急行と表示される。

急行

急行は新長浜駅 - 豊橋駅、大垣市駅 - 近東岡崎駅で終日運転される。
1955年に速達種別として登場し、長愛線では最も歴史のある種別である。
現在は長愛線の中心種別は特急とされる場合が多い。10両で運行される。

名岐間は1955年～1960年は50分、1960年～1976年は40分、1976年～1995年は25分、
1996年からは21分で運行されている。

英文表記は「Express」で、種別カラーは■朱色。
フルカラーLED車は急行、3色LED車は急行、字幕車は急行と表示される。

区間急行

区間急行は新長浜駅 - 豊橋駅で朝・夕方・夜間に4本運転される。
1973年に急行の補充種別として登場した。

岐阜駅 - 豊田駅は急行と同じ停車駅で、新長浜駅 - 岐阜駅、豊田駅 - 豊橋駅は
各駅に停車する。8両で運行される。

英文表記は「Sub. Exp.」で、種別カラーは■黄色。
フルカラーLED車は区間急行、3色LED車は急行運転区間は区間急行、各停区間は区間急行
字幕車は区間急行と表示される。

快速

快速は朝・夕方・夜間に14本運転される。
1977年に急行と準急の中間種別として登場した。

朝・夕方・夜間の10本は新長浜駅 - 豊田駅、夜間の4本は大垣市駅 - 豊橋駅で
運転される。

全列車10両で運行されるが、一部の車両は8両で運行される。

英文表記は「Rapid」で、種別カラーは■水色。
フルカラーLED車は快速、3色LED車は快速、字幕車は快速と表示される。

準急

終日新長浜駅 - 豊橋駅で運転される。
近東岡崎駅 - 豊橋駅は各駅に停車する。ダイヤが乱れた場合は全線で各駅に停車する。

基本8両で運転されるが、一部10両で運転される。

英文表記は「Semi Exp」で、種別カラーは■緑。
フルカラーLED車は準急、3色LED車は新長浜駅 - 近東岡崎駅は準急、近東岡崎駅 - 豊橋駅は準急と表示される。
字幕車は準急と表示される。

区間準急

終日近東岐阜駅 - 近東岡崎駅で運転される。
「区間○○」という種別では唯一終日運転される種別である。
また、唯一近東岐阜駅以西に乗り入れない種別でもある。

2012年のダイヤ改正から準急の補充種別として登場した。8両で運行される。

一宮駅 - 東名古屋駅は準急と同じ停車駅となる。

英文表記は「Sub. Semi Exp.」で、種別カラーは■黄緑。
フルカラーLED車は区間準急、3色LED車は準急運転区間は区間準急、各停区間は区間準急
字幕車は区間準急と表示される。

普通

終日新長浜駅 - 近東岐阜駅、近東岐阜駅 - 近東岡崎駅、近東岐阜駅 - 豊田駅、近東岐阜駅 - 東名古屋駅
で運転される。

豊田駅 - 豊橋駅は準急が普通の役割をする。

ダイヤが乱れた場合は新長浜駅 - 東名古屋駅・東名古屋駅 - 豊橋駅で運転される。

新長浜駅 - 近東岐阜駅は4両、近東岐阜駅 - 豊橋駅は8両で運行される。

英文表記は「Local」で、種別カラーは■灰色。
フルカラーLED車は普通、3色LED車は普通、字幕車は普通と表示される。

男性専用車

以下の時間帯にて男性専用車が設定されている。

• 平日7:00～10:00に近東名古屋駅に到着する特急・急行・準急の新長浜方先頭

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