10勝1敗宣言

Last-modified: 2023-08-05 (土) 15:12:37

読売ジャイアンツ・村田真一ヘッドコーチの発言のこと。


経緯

2017年の巨人は広島東洋カープとの対戦成績が3勝11敗と低迷、そんな中で以下の記事が出る。

https://www.tokyo-sports.co.jp/baseball/npb/713024/

山口俊ショック吹き飛ばせ!巨人の鬼迫 「広島戦残り全勝だ」

村田真ヘッドコーチは「広島とは14試合終わって3勝11敗。あと11試合やな。今後巻き返す?そらそうや。ノルマとまでは言わんけど、全勝できるように頑張るよ」と威勢よく大号令。

普段の3連戦であれば「最低でも2勝1敗」をノルマとする同コーチだが「2勝1敗では足らん。残りを全勝、10勝1敗で終えるのではえらい違いや。まずはカード頭の明日、絶対勝ちたい」と言葉に力を込めながら大幅に上方修正した。

過去にも9勝3敗宣言6勝3敗厳命などの事例からフラグでしかないと考えた者、逆に見事にフラグをへし折った10勝2敗宣言で希望を抱く者はそれぞれいたようだが…

結果

7月25日の同カードは1-2、翌日も2-7で敗れ最速で公約達成に失敗。巨人は3年連続で広島戦の負け越しが決まり、見事なフラグ回収となってしまった。
結局この年の広島戦の成績は7勝18敗という散々な結果に終わり、7勝17敗1分と同じく散々な結果となったヤクルト共々都・リーグが広島に貢献しすぎと批判された*1。ちなみに後半戦は広島専属スコアラーをつけたが、それでも4勝7敗だった。

関連項目



Tag: 巨人 絶許 フラグ・ジンクス


*1 巨人は広島以外には勝ち越したため。特に広島に唯一勝ち越したDeNAファンや、五分で前半戦を折り返した阪神ファンから批判された。ヤクルトも9回表開始時自軍5点リードの試合を平気で負けるなどしたため、大松尚逸の本拠地優勝阻止くらいしか意味のある勝利がなかったとまでに酷評された。なお翌年、巨人は7勝17敗1分と相も変わらず相性が悪かったが、ヤクルトが6勝19敗と更に上の結果を出した。