火竜の骨をベースに、翼膜と
甲殻を加えて造られた狩猟笛。
翼膜が動作して音色が出る。
(フレイムフラップ)
王こそが勝者、勝者こそが王。
強化により磨かれた音色は
勝利を呼び、王への標となる。
(火竜笛アンビシオン)
戦の後に反響するただひとつの
音色は、高らかなる鬨の如く。
横たわる骸を眼下に凱旋する。
(ツィンフランフラップ)
MHRiseでついに追加された、火竜リオレウス素材製の狩猟笛。
メインシリーズでは初となるリオレウス通常種の狩猟笛である。
目次
概要
- デザインは先んじてMHXで出ていた黒炎王の狩猟笛、グロードフラップとほぼ同じ。
甲殻部分の色合いや翼の模様が素材元であるリオレウス通常種由来のものとなっている。
- 演奏音はグロードフラップから一新されており、振り回すと普通に笛の音が鳴る。
流れるメロディはリオレウスのテーマ曲である咆哮のもの。
三音演奏や演奏攻撃の使用時には長尺でメロディが流れるので特にわかりやすいだろう。
これらの攻撃を使う際には、耳を澄ませて昔を懐かしんでみるのも良いかもしれない。
性能
MHRise
- 生産段階での銘はフレイムフラップI。
攻撃力は同時期に作れる同レア度の武器と比べるとやや低めの110。
火属性値は25あり、後述の旋律も踏まえるとどちらかと言えば属性寄りのスペックか。
- 発売時点での最終形態はフレイムフラップII。
攻撃力170に素で短い青ゲージ、匠5でやっと白。
火属性は高めの32…といった性能で、
傾向としてはIと同じ。
スロットはLv1のものが一つ空いている。
- 百竜強化は
- 攻撃強化II (+6)
- 属性強化【火】I (+4)
- 弱点特効【属性】(属性肉質25以上の部位に属性ダメージ1.3倍)
攻撃強化か属性強化が無難な所だろう。
弱点特効【属性】も相手を選ぶとはいえ効果自体はとても強力。
担ぐ相手に応じて付け替えるか、用途別に複数本作っても良いかもしれない。
- 旋律は属性攻撃力UPに、今作から新登場の
高周衝撃波、スタミナ回復速度UP。
属性値を更に高めつつ、高周衝撃波で物理火力もある程度底上げできる
攻撃的なラインナップとなっている。
特に、赤音符に高周衝撃波が割り振られているのが重要で、
本作の主力コンボである振り下ろしループで容易に音符を並べられるため、
高周衝撃波の連打が可能と他の笛にはない特徴となっている。
- 以下の通り、フレイムフラップIIは最終強化の割には色々と中途半端な点が目立つ。
- レア度が他メインモンスターの狩猟笛と比べて一つ低いレア5
- 強化に紅玉を使わない
- 強化しても銘が変わらない
今後のアプデで更なる強化先が実装されることを期待したいが…
Ver.2.0
- モンスターハンターライズ Ver.2.0にて、大方の予想通りに
最終形態の火竜笛アンビシオンが実装された。
強化には同アプデで実装されたヌシ・リオレウスの素材を使…
うと思いきやそちらの素材は一切要求されず、炎龍の翼と火竜の紅玉が必要になる。
- フレイムフラップIIからの変更点は以下の通り
- 攻撃力170→190
- 火属性32→35
- 素の青ゲージが伸び、白ゲージも匠Lv4から出現するようになった
- 百竜スキルの攻撃強化がII→IIIに(IIと比較して攻撃力+2)
攻撃力が属性狩猟笛の標準レベルまで改善され、それでいて属性値も変わらず高い。
火の通りが良いモンスターが相手なら十分活躍してくれるだろう。
- 匠で白ゲージが出るようになったが、その長さは今ひとつ心もとない。
素直に青ゲージ運用するのが無難か。
白運用するのであれば剛刃研磨など何らかのフォローが必須だろう。
- 同じくVer.2.0より実装されたオオナズチは、
頭と後脚、背中の火属性肉質が弱点特効【属性】の効果が適用される25となっている。
火属性に特化した当武器を担ぐにはもってこいの相手だろう。- その他、既存のモンスターだとオロミドロやゴシャハギなども
狙いやすい部位の属性肉質が25を超えており狙い目。
前述のオオナズチも含め物理肉質が渋めなので、
演奏攻撃や高周衝撃波によって安定したダメージを入れられるのも嬉しい所。
- その他、既存のモンスターだとオロミドロやゴシャハギなども
- 強力な属性狩猟笛ではあったものの、そもそも狩猟笛と属性の相性がかなり悪い
(手数が多くなく、衝撃波ダメージには属性が乗らない)ためあまり使われてこなかった。
……が、「高周衝撃波の威力が非常に簡単に倍増する」バグの発覚により事情が一変する。- このバグは、「高周衝撃波の範囲内にいる味方の数だけ威力が乗算される(最大で約4倍になる)」
という、威力、発動条件共に破格のもの。
元の威力があまりに低すぎることや、ほかの笛では連発しづらい緑音符に割り当てられた旋律であるため
あまり影響はないのだが、この笛だけは「隙の少ない赤音符で」「最大威力4倍の肉質無視ダメージを連打できる」
という理由により影響が特段強い。 - 結果、「高い火属性をメインとしておまけに高周波が打てる」属性特化笛から、
「マルチプレイでは高威力の高周波を連打しながらおまけに高い火属性もついている」マルチ特化物理笛
として生まれ変わってしまった。- と思いきや、Ver.3.1.0 アップデートによりこのバグは修正されたため、
現在は高周波の連発だけで大火力を出すことは不可能である。
- と思いきや、Ver.3.1.0 アップデートによりこのバグは修正されたため、
- このバグは、「高周衝撃波の範囲内にいる味方の数だけ威力が乗算される(最大で約4倍になる)」
- アンビシオンの銘の由来は英語で「野望・大望」を表す「ambition」か。
MHR:S
- MRでは火竜笛アンビシオン改→ツィノフランフラップと強化される。
恐らくドイツ語で「朱色」を意味するツィノーバーロートから来ているのだろう。
ライゼクスの狩猟笛であるグルンドナーフラップとうまいこと対のネーミングになっている。
その性能は、- 火狩猟笛ではワースト4位の攻撃力310
- 会心率0%
- これでも火狩猟笛ではトップの火属性45
- 斬れ味は素で紫10、匠で延長可
- スロット、旋律は変更なし
- 百竜装飾品スロットは色々入るLv3
相手と部位は選ぶものの、百竜スロットLv3のおかげで属性特効を発動可能。
火属性肉質25以上の部位が頭部であるモンスターも多く、元々物理性能が控えめな本武器の場合◯◯種特効にも引けを取らない。
火弱点のモンスター相手にはまさに空の王者の通称にふさわしい活躍をしてくれることだろう。
- また、MRでは新鉄蟲糸技「鉄蟲糸響打」によって、
上位まで物理特化が強いとされた狩猟笛に新たに属性攻めという選択肢が生まれた。
最も高い火属性値を持つ本武器であればその特性を活かせるのは言うまでもない。
ただ、属性攻撃力UPがあるとはいえ火属性はもう一声欲しかった感もやや否めないところ。
火属性で攻めていくのであれば属性攻撃力UP旋律は切らさないようにしたい。
- しかしVer.14にて龍気変換が登場したことにより、状況が一変。
旋律により属性攻撃力に加えて耐性まで上げられるランキュ・ド・エテルネが
ライバルとして一気に台頭してきたのである。
あちらはより長い紫ゲージと豊富なスロットも兼ね備えており、龍気変換を前提とするならばかなりの強敵。
幸いあちらは百竜スロットがLv2なので、スロット拡張をせずとも属痛竜珠を付けられるのはこちらの利点。
また、演奏モード:響で赤旋律の高周衝撃波を連発するという泥臭い戦法により
ダメージや剛心ゲージなどを加速できる独自性もある。
単純な下位互換になっていないのは喜ばしい所。
- 無料アップデートVer.11では銀火竜が実装されたが、Riseからの新規登場である狩猟笛には
残念ながら希少種カラーのものは追加されなかった。
関連項目
モンスター/リオレウス
武器/火竜武器
武器/グロードフラップ - MHXで先に出ていた黒炎王リオレウスの狩猟笛。
武器/シルバーウインド - MHFに登場していた希少種の狩猟笛。
武器/デュアルホルン - MHRiseで初登場となった最古参モンスター素材の狩猟笛仲間