武器/デュアルホルン

Last-modified: 2023-11-01 (水) 14:06:40

暴君の角を用いた狩猟笛。
形状の異なる二本の角を絡ませ
独特の音質を生み出している。
(デュアルホルン)

その音色は、砂漠に轟く暴君
咆哮の如く。耳にした者全てを
恐怖の底に突き落とすだろう。
(破笛シャダー)

暴君の異形の角笛。大砂漠に
鳴り響くその旋律は、古龍すら
震え上がらせるという…。
(角王笛ブロスバルドン)

MHRiseで初登場の武器。
これまでありそうでなかった、最古参モンスター角竜ディアブロスの狩猟笛である。

目次

概要

  • 見た目は武器の解説文にあるように、ディアブロスの二本の角を贅沢に使った角笛といったところ。
    ここまで真っ当に笛らしい狩猟笛は逆に希少…かもしれない。
    • 二本の角の内、大きい方は上方向にまっすぐ伸びている。
      狩猟笛ゆえの巨大さも相合わさり、大まかなシルエットとしては金管楽器のチューバを彷彿とさせる。
      ホルンなのに。
  • 形状の異なる二本の角と聞いてかの鏖魔ディアブロス
    もしくは片角のマオウを思い出したハンターも少なくないだろう。
    しかし、MHRiseに登場するディアブロスは通常個体とヌシ個体のみである。
    どちらも左右で角の形状が違うということはないのだが…
    • 左右の角の形がまったく同じように見えるのはあくまでゲーム的な都合であり、
      生物である以上完全な左右対称というのは本来ありえない話ではある。
    • 別の個体から取れた角を一本ずつ使用しているという可能性もある。
      その場合角の形状が異なるのは個体差ということになるのだろう。一体から一本しか取れないし
  • 演奏するとディアブロスの咆哮が…なんてことはなく、普通に管楽器の音が鳴る。
    三音演奏で双角猛る砂漠の暴君のメロディが流れるのも心憎い。
  • ホルンと利くとカタツムリのようなシルエットの金管楽器を想像する人も多いと思われるが*1
    元来ホルン(Horn)とは動物の角、或いは角笛を意味する言葉である。
    まさしくザ・角笛と呼ぶべきビジュアルをしているこの武器にピッタリの銘だろう。
  • 角竜武器の先輩にいるので間違えそうだが、デュホルンではない。
    デュアルでもない。
  • MH2にて狩猟笛が登場してからこの武器が実装されるまでの15年間、
    狩猟笛には長らく(鏖魔武器含め)ディアブロス武器が存在しなかった。
    同期のガンランスや後輩のスラッシュアックスチャージアックス操虫棍らにも先を越され、
    古参カリピスト達がヤキモキする中現れた一振りがこのデュアルホルンなのである。
    • 太刀もディアブロス武器が中々実装されない・MH2が初実装の武器種仲間であったが、
      あちらはMHRise時点で未実装のままなので狩猟笛に一抜けされた形となる。
    • ディアブロス通常種武器が存在しない武器種、まで範囲を広げるとライトボウガンも該当する。
      組み立て式ボウガンがあるMH3ならバズディアーカ
      パーツを一部使ったライトボウガンを組めなくもないが…
    • ディアブロス武器は歴代タイトルで強武器を数多く輩出してきたことから、
      カテゴリ単位でずっと外されているのは意図的に強くならないようにしているのでは、
      と不満の声を挙げる狩猟笛使いも少なからず居た。
      MHW無印では無属性強化がお手軽で強かった為、お供としてディアブロス武器は人気だったが、
      狩猟笛の場合は存在せず物理性能最高はボーンホルン系統。
      武器の更新が恐ろしく雑に済むと評価された一方、
      「新しい武器を作る楽しみがスポイルされている、しかもディアブロス武器も無いし」
      とついでに不満点として挙げられる事が少なからずあったため、
      開発陣もディアブロス笛には潜在的な需要があると判断して登場させたのかもしれない。

性能

MHRise

  • 生産段階での銘はデュアルホルンI。
    発売時点での最終段階はデュアルホルンIIとなっている。
    非常に高い攻撃力230と、15%のマイナス会心
    そして長い緑ゲージが特徴的。
    また、スロットは一つも空いていない。
  • 旋律は防御力UPスタミナ消費軽減聴覚保護【大】と、
    どちらかと言うと守り寄りのラインナップ。
    スタミナ消費軽減と聴覚保護については、ディアブロスという
    モンスターの特性を意識したチョイスかもしれない。
    • この笛は聴覚保護【大】を吹けるため、
      咆哮【大】を使用してくるモンスターを対策できるのは大きな強み。
      フルフル、バサルモス、ティガレックス、ディアブロスというおなじみのメンツに加え、
      新モンスターのイソネミクニ、オロミドロも咆哮【大】である。
      アンジャナフも咆哮【大】になったためこちらが必要となる。
      それらの敵が相手の場合は非常に頼りになるだろう。
      特に、咆哮頻度が高いフルフルには非常に向いている。
    • 素だと攻撃力に関わる旋律は有していない。
      必要に応じて入れ替え技を共鳴音珠に設定するのも良いだろう。
  • 百竜スキルは会心率強化II、防御力強化II、痛恨の一撃。
    痛恨の一撃で火力低下を抑えるか、より高い火力を求めて会心率強化IIをつけるのがベターか。
    派生元のハンターズホルンIには攻撃力強化IIIをつけられるので、
    そこから引き継いで来るのも選択肢の一つとして有力。
  • 斬れ味と会心率は振るわないとはいえ、今作はそれらのデメリットをフォローしやすい環境が整っている。
    攻撃力UPの旋律を持たない点についても、
    全狩猟笛標準搭載の気炎の旋律や入れ替え技の共鳴音珠で十分補える。
    ちゃんと下準備すれば高い殴り性能を十全に発揮してくれるだろう。
    それに加えて足回りをケアしてくれる旋律とフォロー不要の長い斬れ味によってもたらされる快適さ…
    そしてハンター達の郷愁の念をくすぐる音色がこの武器のセールスポイントと言える。
  • デュアルホルンIを直接生産する場合は上質なねじれた角が2本、
    ハンターズホルンIから派生させる場合は上質なねじれた角とねじれた角が1本ずつと、
    解説文にある通りキッチリ角を2本要求される。

Ver.3.0

  • ヌシ・ディアブロスの実装時にも沈黙を保っていた当武器であったが、
    2021/5/27配信のVer.3.0にて最終強化系の破笛シャダーが実装された。
  • 元々高かった攻撃力が240まで上昇。
    斬れ味も素で青10となり、
    匠5までつければ白10が生えるようになっている。
    最大斬れ味を維持して戦うのは容易でないが、
    攻撃力240+気炎の旋律+白ゲージから繰り出される震打は
    まさしく浪漫の塊と言えるだろう。
    • 全狩猟笛中最高の火力を持つが、匠5&気炎が必須という尖り切った性能を見て
      新大陸の某洞窟笛を思い出したカリピストもいるかもしれない。
      もっとも、シャダーはあちらと違い攻撃力UPの旋律を持たないので
      気炎の旋律中しか最高火力になれなかったりするけど...
    • 鈍器を発動すれば緑ゲージ時の火力が青の230、白の210相当となり、
      十分な火力と継戦能力を両立できる。
      瞬間火力では匠構成の方が勿論強力だが、こちらの運用も一考の余地ありだろう。
  • 百竜スキルは会心強化IIがIIIになった以外据え置きで、
    旋律についても特に変わりなし。

MHR:S

  • MRにディアブロス狩猟笛も進出。
    最終強化は「角王笛ブロスバルドン改」。
  • 旋律は変わらず、攻撃力が350と全狩猟笛最高ランクにまで強化された。
    白ゲージ止まりだが、匠3から紫ゲージも出る。
    百竜装飾品スロットはLV2。
  • 主に鉄蟲糸響打による属性狩猟笛が主体となっている本作の環境でも我が道を行くディアブロスだが、
    単純に攻撃力が最強ランクなので、攻撃強化旋律がなくとも震打のダメージは相変わらず絶大。
    疾替えの登場により、共鳴音珠と震打の両立が可能となったため、単独で攻撃力強化+震打も可能になっている。
    ボルボロス笛などと異なり、高周衝撃波がないためやはり火力の伸びには難があるが、
    震打単発ダメージのロマンはあり、独自性は保っている方と言える。
    • ただ、この運用の場合Ver.15で登場した凶琴【秋嵐】が強力なライバルとなる。
      あちらは攻撃力350、スロットなしは同じであるが、
      固有の能力として鉄蟲糸技強化を持っている。
      水属性も47と十分な値となっており、属性特化運用も可能と至れり尽くせり。
      後述の錬成での強化で攻撃力はこちらが上を取れるものの、流石に旗色が悪いか。
  • 傀異錬成していくと、無属性武器のために解放ボーナスでまず攻撃力が+30される。
    更に、攻撃力強化に全振りすれば攻撃力+20で攻撃力400というド迫力の数字に達する。
    紫を出すのに匠3が必要という点についても解放ボーナスで入る斬れ味+20により少し軽くなるのも嬉しい。
    • 傀異討究をある程度やり込んでくると、モンスターの咆哮で剛心が剥がれるのが
      気になるシーンも出てくるので聴覚保護【大】でフォローできるのは中々有用である。
      元々狩猟笛は剛心の回転数が早い事などから、剛心を頼りに震打カウンターを狙うなど
      Ver.12以降の追加スキルにより一風変わったユニークな立ち回りが可能になっている。

余談

  • 言うまでもないが名前の由来はディアブロスの代名詞である二本の角、デュアルホーン+ホルンであろう。
    ディア武器らしいシンプルなネーミングである。
  • シャダーの由来は英語で「震動」を意味するjudderだろうか。
    一般的にカタカナ表記する場合(発音的にも)ャダーとされることが多い単語だが、
    古参のディアブロスハンマーである破鎚シャッターとかけて
    ャダー表記になったのかもしれない。

関連項目

モンスター/ディアブロス
武器/ディアブロス武器
武器/フレイムフラップ - MHRiseで初登場となった最古参モンスター素材の狩猟笛仲間


*1 カリピスト的にはボーンホルンアイアンホルンが出てくる人も多いだろう