武器/炎王龍の石銃槍

Last-modified: 2023-07-29 (土) 22:35:30

MHXにて欠けた石像を手に入れると作成出来るようになるガンランス。

目次

概要

  • 古代人が炎王龍テオ・テスカトルを崇める為に作った石像に、
    現代人が砲撃機構を詰め込んで狩猟に使用できるようにしたバチ当たりな武器。
  • 武器名の通り、槍身は螺旋状の炎を吐き出す炎王龍そのもので、口部に銃口が取り付けられている。
    炎王龍そのものとは言ったものの、実際はデフォルメの影響で狛犬とかシーサーに見えるが。
    しかし、竜撃砲や竜の息吹のチャージ中はモデル元が元なので妙に映える。
    • また、ガンランスには珍しく、盾の裏にベルトが付けられている。
      コラそこ、あるほうが当たり前とか言わない

性能

MHX

  • 生産時は140という高攻撃力が目を惹くが、-30%という低会心率が足を引っ張る。
    砲撃タイプは通常型LV1なのだが斬れ味ゲージの緑がとても短く、
    フルバーストを2回放つだけでいとも簡単に斬れ味が落ちる。
    そして炎王龍の名を冠していながら、火属性爆破属性も付かず無属性
    まぁ、ただテオを象っただけの石像なので仕方無いと言えば仕方ないのだが。
  • 3回の強化を経て、かの石柱は「炎帝ガルグイユの咆哮」へと銘を変える。
    さて、その性能を見てみると…
    • 水準を上回る攻撃力220
    • 枷となる会心率-30%
    • 相変わらずの無属性
    • 斬れ味は物足りない量の緑ゲージ
    • 匠発動で微量の+長い白
    • 通常型LV1
    …以上である。
     
    最後の行を見ても目をこすってはいけない。
    このガンランスの砲撃LVは1なのだ。
     
     
     
    …本当に砲撃LVは1なのだ。
     
    たとえ新旧様々なガンランスが犇めくMHXと言えども、
    最終強化で“砲撃LV1”止まりなのはこの銃槍だけである歴史的遺産を勝手に魔改造した祟りだろうか
    「炎帝ガルグイユの咆哮」と銘打ってはいるが、
    その口から放たれるのは炎帝の如き焔でも天にも響く咆哮でもなく、全銃槍最弱の砲撃である。
  • 「砲撃をせずとも高い攻撃倍率から繰り出される突きがあるではないか?」と思うかもしれないが、
    実際にはこの武器より高い火力で突きを放てるガンスなどいくらでもある。
    具体的にはアイゼンリッター轟銃槍【虎砲】などの超えられない壁が存在する。
    この砲撃レベルと会心率、斬れ味だと最低でも倍率240ぐらいは欲しかったところである。
    「他はネタ同然だが攻撃力だけは他の追随を許さない」ぐらいにはっちゃけても良かったのではないだろうか?
  • ラスボスまでの繋ぎの武器という点で見ても、
    最終強化に「古龍の浄血」を使う(≒HR解放)以上、繋ぎにもならないもうやめたげてよぉ…
    • 一応製作難度という観点から見れば、
      要求されるレア素材は強化途中で必要な重甲エキスと火竜の延髄くらいなので、それなりに低い。
      獰猛化モンスターを相手取らなくてもよい点はメリットか。
  • 総括すると、この武器が輝けるのは追随を許さぬ高攻撃力を持つ“下位終盤~上位序盤”の間となる。
    ライバルに人馬といふ名の白骸があるが、斬れ味は石銃槍が勝り、属性値も最低クラスなので問題無い。
    砲撃タイプが違うのも差別点だろう。向こうの砲撃は最初からLV3なのだが…

MHXX

  • 時は進み、MHXX。
    限界突破によって数多の武器が新たな銘を手にしたが、この武器とて例外ではない。
    素材をつぎ込み、武器LVを6まで上げると、
    かの石柱は「覇たる炎帝ガルグロア」へと究極強化する。
    狩人の魂が呼び覚ました、炎王龍の石銃槍の極致。その性能は……
    • 全銃槍の頂点、堂々の攻撃力380
    • 腐れ縁の会心率-30%
    • 最後まで無属性
    • 素で緑ゲージ100
    • 匠+2で白40が出現
    • 通常型LV1
     
    ……ご覧の通り、究極強化までしても
    砲撃LVは何の成長もしていないのだ。
    古代人はついに末代まで呪い尽くしたか
  • 一応攻撃力こそトップタイまで登りつめたが、
    宝纏の銃槍:ブルトデアマンテ同攻撃力会心率10%長大な緑ゲージを備えており、
    純粋な火力も鈍器運用の適性もあちらが上
    「全銃槍最大値の攻撃力」は得られたが、他の追随は思いっ切り許してしまったようだ。
  • 一方で長めの白ゲージとマイナス会心があるため斬れ味+2と裏会心を発動させれば
    突き性能に関してはかなりのものになる。
    他の物理特化のガンランスは斬れ味がいまいちだったり、斬れ味消費の激しい拡散型だったりするので
    火力と持続力をそれなりに持つという点では優秀といえるかもしれない…たぶん。
  • 強化素材が易しいのは相変わらず。
    今回は延髄などのレア素材を一切使わないため、製作難度はさらに低くなっている。
    ただし代わりに獰猛化濃縮エキスを要求するようになったため、獰猛化モンスターを相手取る必要がある。
    サブタゲでも出ることがあるため最悪狩猟しなくても大丈夫だが。
  • G★2で限界突破ができ、その時点で攻撃力320を得るので、
    その間は何者にも劣らぬ高攻撃力を手にすることが出来る。
    とは言え斬れ味は素で緑、砲撃はまるで使い物にならないため、
    G級をこれ一本で乗り切るのは難しい。
    何とかして斬れ味レベル+2を発動させ、低会心率と古代人の祟りさえどうにかすれば、
    狩猟に使えるにはなるだろう。

余談

  • MHFにもやたら砲撃性能が低いガンランスが存在し、その当時の界端で物議を醸したことがある。
    ただ、あの銃槍らは砲撃性能が低いなりに別の部分で補っていたからこそ多少は認められていたが、
    この石銃槍は別の部分が全くフォローになっておらず欠点がダダ漏れだから使い物にならないのである。
    MHXに登場する全ガンランスの中で最下位の候補に挙げられるにも訳があるのだ。
    • 付け加えるなら、ヒートゲージの存在もこの銃槍にとっては向かい風。
      …というか、まるで使い物にならない砲撃を織り交ぜなければ折角の斬撃威力が損なわれる訳で、
      他のどんな銃槍よりもヒートゲージの存在が足枷でしかないと言っても過言ではない。
      竜の息吹で強引に補うという手もあるにはあるが…。
  • 石像武器の地味な特徴として、MHXでは出現できなかったナナを除けば、
    外見のモチーフとなったモンスターの武器が存在していない武器種となっている。
    クシャルダオラの双剣はそれっぽい武器が2つもあった?…さて、何のことやら。
    • 後のMHRiseにおいて、クシャルダオラとオオナズチはそれぞれ純正の双剣盾斧が追加された。
      …が、新たなテスカト武器として追加されたのは何故かライトボウガンだった。
      まさか次世代の誕生まで呪われたのではあるまいな
  • ちなみに「ガルグイユ」とはフランスの伝承の中に登場する竜であり、「ガーゴイル」の語源でもある。
    口から火を吐き、さらに大量の水を吐き出して洪水を起こす災厄であったが、
    近隣の街に立ち寄った司祭により打倒された。
    • 究極強化の「ガルグロア」は、上述の「ガルグイユ」に
      "咆哮"を意味する英単語「ロア」を付けた造語だと思われる。

関連項目

アイテム/欠けた石像 - キー素材。
モンスター/テオ・テスカトル - この武器のモデル。
武器/炎妃龍の石重弩 - 素材元が同じ武器。
武器/鋼龍の石双剣 - 同上。
武器/霞龍の石斧 - 同上。こちらの砲撃火力と違い最高クラスの榴弾火力を誇る。
武器/百竜刃棍 - 呪われたかのように猟虫レベルが上がらない操虫棍