任天堂が開発し、2006年12月2日に発売された据え置きゲーム機。
従来のゲーム機に無い一線を画するプレイスタイルに大きな反響を呼んだ。
対応タイトル
目次
概要
- Wii SportsやWii Fitなど、これまでの家庭用ゲーム機にはなかった、
“ワイヤレスのコントローラー端末を動かしてプレイする”という新しい遊び方を提案することで、
女性や高齢者といった非ゲーマー層を取り入れることに成功している。
- ゲームキューブと互換性があるため、機体上面にはGCコントローラーポートが4つ、
メモリーカードスロットが2つある。
- 2013年10月20日をもって製造終了となった。
後継機で互換性もあるWii Uも現在では製造終了となっており、
新規にWiiのソフトで遊ぶことは難しくなってしまっている。
- 全世界での最終的な販売台数は推定1億4万台。
この台数は任天堂の据置型ゲーム機では当時トップの値だったが、
のちにNintendo Switchに更新されることとなった。
ヌンチャク
- Wiiリモコンに取り付ける拡張コントローラー。ヌンチャクが正式名称である。
主な要素はコントロールスティックとC・Zボタンだが、モーションセンサーもWiiリモコンの物とは別に存在している。
MH3ではこれを取り付けてプレイするか、クラシックコントローラーを使用することになる。
- 通常はWiiリモコンを右手・ヌンチャクを左手に持つことになるが、
通常とは逆に左手にWiiリモコン・右手にヌンチャクを持つことになるソフトも存在する
モンハンシリーズとの関わり
- モンスターハンターシリーズではMHG、MH3が発売されている。
Wii SportsなどのようにWiiリモコンを使って実際に動いて操作するのでは?
と考える向きもあったが、
そこはコンシューマーゲーム機の元祖、クラシックコントローラーの配列を変えた
クラシックコントローラーPROをMH3発売に合わせる形で発売している。
実はHORIが前からPS2のコントローラー型のクラシックコントローラーを作っていたようで、
MH3との互換性も考えての発売だったようだ。
- Wiiリモコンの機能はモンスター情報の収集に活かされている。
今作ではモンスターの書が販売されておらず、
クエスト中、Wiiリモコンのポインターをモンスターに向ける事で、
モンスターの情報を登録していく事となる。
自分の手でモンスター情報を集めていくのは、ちょっとしたフィールドワークのよう。
- 因みに、MH3発売に合わせる形でWii本体にクロのカラーバリエーションが追加された。
ソフトのパッケージを黒にするようになるより前のソフトであるため、
MH3のCEROレーティングはCであるが因果関係はないと追われる
余談
- 日本国内での販売はされていないが、北米や欧州の一部の国ではWii miniという廉価版が発売されている。
こちらは黒塗りで赤く縁取りがなされているのが基本カラーであり、無印版のWiiと比べてかなり目立つ。
価格低下のために、ネット接続やゲームキューブソフトとの互換性といった機能がオミットされているが、
ほぼ全てのWiiソフトが起動できる。
もちろん海外版のMH3も起動できるが、楽しめるのはオフラインモードのみである。
- 任天堂の据え置き型ゲーム機において、コントローラーの主要な電源として乾電池に対応しているのは
このWiiが実質的に唯一である。- 前例はゲームキューブ用の無線コントローラー「ウェーブバード」のみで、
それ以前は任天堂純正のコントローラーは有線接続の物しかなかった。 - Wii UもWiiリモコンを使用する場合においてはその電源という事で乾電池を利用できるが、
Wii Uとしての操作デバイスであるWii U GamePad・Wii U PROコントローラーはどちらも
内蔵の充電式バッテリーが電源となっている。 - 一応、Nintendo SwitchではJoy-Conの補助電源として
乾電池対応の拡張バッテリーが公式から出ているが、
こちらも基本的には本体や充電グリップを使用しての充電が主とされる。
また、この拡張バッテリーは
Joy-Conを左右個別に使用する場合にのみ利用可能*1という特徴があるため、
モンハンのように「本体もしくはグリップに装着して」使う場合には使用できない。 - 携帯型ゲーム機でも、ゲームボーイアドバンスまでは乾電池が主要な電源となっていたが、
ゲームボーイアドバンスSP以降は充電式バッテリーとなっている。
- 前例はゲームキューブ用の無線コントローラー「ウェーブバード」のみで、
- 前世代機に当たるゲームキューブの互換機「Q」やPS2の互換機「PSX」のように、
DVDの視聴・録画双方に対応したモデルが2007年頃に発売予定との情報が公式から出された時期があったが、
延期の末にいつの間にかこの話は立ち消えとなっている。
ちなみに外見は通常モデルのWiiとはほとんど変わらないものになる予定だったようだ。
関連項目
ゲーム用語/クラシックコントローラー
ゲーム用語/Wii U - Wiiの後継機