「アシッド・シグナル・トランザクション」

Last-modified: 2023-05-01 (月) 19:12:32

Togetterまとめ

◆まとめ◆#1#2#3#4#5#6#7#8
◆実況付◆#1#2#3#4#5#6#7#8
◆note版(要ニンジャスレイヤープラス購読)◆全セクション#1#2#3#4#5#6#7#8

登場人物


あらすじ

緑の海に昼も夜もなかった。薄い色の空に静かにとどまる黄金の立方体の輝きが、時間を消した。
風は数字の「0」と「1」の可視のノイズを含んで、地衣類じみた緑に覆われたビルの狭間を吹き抜ける。

 

マガタマを手中に収めたアヴァリスが覚醒し、ネオサイタマは混沌の緑に呑まれた。
空に浮かぶ黄金立方体。煌めく01の風。ネオサイタマを取り囲み、電子的孤立に陥らせる磁気嵐。
キンカクの光に照らされたビル群は緑の蔦や苔に覆われ、正気を失った市民はセイケン・ツキを繰り返す。
光の差さぬ影にはエメツが析出し、その側には顔のないニンジャ……フェイスレスまでも出現していた。

 

10年前のカタストロフィを彷彿とさせる異状が絶望をもたらす中、変わり果てた街を力強く駆ける二つの影があった。
一人は、カリュドーンの獣として滅ぼされる運命に抗うべく、戦友と共にダークカラテエンパイアへの反抗作戦に打って出たニンジャスレイヤー
もう一人は、知己の命と人々の営みを繋ぎ止めるため、己のインスピレーションに従いアートの力で戦う異邦のニンジャ、ザナドゥ
若き二人のニンジャの道が今再び重なり合い、無秩序の停滞に沈んだネオサイタマを揺り動かす!
そして……。

 

サツバツナイト=サン」
「見せてもらおうか」


解説

第4部シーズン4の6話。ニンジャスレイヤー達ピザ・タキの面々とザナドゥ、それぞれの視点でダークカラテエンパイアの陰謀に抗う戦いが展開される。
鍵となるのは、代理戦士達の敗北と共に現れてきた謎のアブストラクト・オリガミ。この戦場の誰にとっても未知なるこの存在を巡り、ネオサイタマを守らんとする者達と侵さんとする者達が火花を散らす。
ニンジャの力をもって人々を救おうと孤軍奮闘するザナドゥ。古代のニンジャでありながらインターネットすらも使いこなすセトを相手に、電子の世界でイクサを挑むタキナンシー・リン。セトの有するフロント企業「エネアド社」のニンジャ達と激しくカラテを交えるニンジャスレイヤー。そして、予期せぬ形で訪れたサツバツナイトとの再会。
物理と電子、二つの舞台で視点を切り替えながら「鮮烈なる信号伝達」の如く綴られていく物語が、読者を更なる興奮の中へと連れてゆく。



「コメント……」赤黒のアブストラクト・コメントは、実際、ザナドゥがよく知るものだった。
  • ザナドゥ=サン。この話では生き残れて(いると思う)、良かった! ただ、セト=サンからの妨害は時間切れでしのげたけど、アヴァリス=サンからも妨害が来そうで怖い。何なら、本人がジツを食べに来そう! -- 2022-07-30 (土) 18:33:15
  • 濃いエピソードだったな~ -- 2022-07-30 (土) 20:27:02
  • しかしメイヘム=サンの蚊帳の外感が凄い事になってるな。まさか次の話の冒頭で爆発四散してたりはしないですよね……? -- 2022-07-31 (日) 22:32:14
  • ヴェルソに出てきた「上級ハッカーには案外虚仮威しが通用する」ってテクを敵が使ってくるとは思ってなかった。セトのヤバさを察知できるならビビって逃げるしかないし、三流以下ならデーモンで対処できるしで実際合理的な。 -- 2022-08-23 (火) 23:53:06