ストーカー

◆忍◆ ニンジャ名鑑#332 【ストーカー】 ◆殺◆
キョート城電算室のアドミニストレイターニンジャ。高度なタイピング能力を悪用し、ネットワークの暴力で罪なき市民の人生を破滅させて悦ぶ。己の構築した世界を脅かすハッカー存在を敵視し、特にナンシー・リーを蛇蝎のごとく憎む。

登場エピソード

• 「システム・オブ・ハバツ・ストラグル」
• 「トビゲリ・ヴァーサス・アムニジア」
• 「ビフォア・ザ・ストーム」
• 「キョート・ヘル・オン・アース」

「…相変わらずの神秘主義的な名称に、ヘドが出るわ。くたばれハッカー」
「そうだ！ナメるなよ、女狐！」

人物

• キョート城電算機室に勤務する、ヴィジランスの助手を務める女性ニンジャ。
• グランドマスター・ヴィジランスの派閥に属する電脳ニンジャであるため、サイバネ者でありながら特例的にマスター位階に位置している。
• 名鑑によると電算室のアドミニストレータ（システム管理者）は彼女なので、上司は電算室の長として他部署との折衝・外部情報の分析反映などをメインに担当し、有事の際のみ上位者としての指揮権を発動するのであろう。
  • 地の文＝サンに「忠実で有能」と評される割に勤務中にゲームに興じていたりとフリーダムなところもあるが、その「ゲーム」の内容はヘッズにゲームリアリティショックを起こすに足るものであった。
• ニンジャスレイヤープラスのN-FILES【キョート・ヘル・オン・アース：序：エンタングルメント】にて、サメ・ニンジャクランのソウル憑依者であることが明かされた。
   
• キョートIRCネットワークにたびたび攻撃をかけてなお尻尾を掴ませない「YCNAN」ことナンシー・リーを「女狐」と呼び、その名に相応しい恐るべき執念で彼女とのサイバー・イクサを繰り広げる。
  • このような因縁があるため、彼女の前でナンシーの話はすべきではない。美しい顔が憎悪に醜く歪むのを見る趣味がないのなら。
  • 名鑑にもあるが、性格的には相当なサディスト。すなわちほとんど半ブッダ。

外見

• 後ろ髪は結っている。電子戦の合間に結い直しているような描写から、手間のかからない結い方とみられる。うなじにはLAN直結端子が埋め込まれている。
• 作中でアクセス能力を獲得したコトダマ空間においては、清楚な黒いビジネススーツに身を包み美しく整った顔立ちを見せるが、その前歯は実体に反してギザギザであり、彼女の残忍な内面を垣間見せる。
• 物理書籍版では、眼鏡を身に着け、白いブラウスの上にグレイのチェックのベスト、黒いタイトスカートにストッキングとピンヒールというオーエル（編注：女のサラリマン）の勤務服めいたニンジャ装束を身に纏った姿で描かれている。
• ニンジャスレイヤープラスの身長一覧表によると身長171cm。

元ネタ・考察

• ストーカー（stalker）の名は、多くのヘッズが想起するような執念深いつきまとい行為者の意から来ているニンジャネームであろう。
  • キョート城の掲げる秩序に対する敵対者を執念深く追跡し破滅させる彼女に相応しい名前といえる。
• 綴りが"stoker"であった場合、「燃料連続供給装置」「タンデム二輪車の後部乗員」といった意味合いとなる。罪なきモータルをザイバツの秩序という炉にくべる、ヴィジランスと二人三脚の圧制者……という形でダブル／トリプルミーニングとなろうか。

ワザ・ジツ

• ザイバツの電脳防御の要を務めるニンジャの一人ではあるが、「キョート・ヘル・オン・アース」開始時点ではコトダマ空間認識能力に覚醒しておらず、タイピング速度ではナンシーに大きく遅れを取っていた。
• しかし、作中でコトダマ空間を認識してからはニンジャならではの適応能力を遺憾なく発揮し、ナンシーとPONG決闘で互角以上に戦えるほどの力を手に入れている。
• ヴィジランスによる的確な援護やキョート城の強固なセキュリティシステムも相まって、一筋縄では攻略不可能な難敵といえよう。
• カラテのワザマエは不明。

ストーリー中での活躍

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