SBD(VS10)
Last-modified: 2024-04-19 (金) 14:04:47
基本データ
入手方法
性能や運用について
- 空母エンタープライズが改造時に持参する、大鳳改などが持参する景雲改と並ぶ最上級の量産可能な爆撃機。といっても、残念ながら建造確率から生産性も同様に最悪で実際はほぼ量産不可のものだった。
現在は艦隊決戦「広大なる海」Ex-6のステージクリア報酬にてそこそこの確率でエンタープライズが入手できるため、出来れば改造までストックしておきたいところ。
- 対潜値を持たない制空と爆撃専門機。景雲に比べると爆装が低い代わりに対空が高い。能力バランスとしては一点もののMe.P1099とよく似ている。
運も上がる爆撃機なので、運でステータスが向上する瑞鶴改や持参のビッグE等クリティカル率上昇スキル持ちの空母に優先して載せておきたい。
- 説明文にあるように実在の部隊がモデルで実質のネームド艦載機。
元ネタ解説
- 機体自体はSBD-3を参照。
VS10というのは「第10偵察隊」を指す。Vは飛行隊、Sは偵察隊を示す文字で、10が部隊番号になる。
- ちなみにSの部分は部隊の種類により変わり、戦闘機隊ならF、爆撃機隊ならB、雷撃隊ならTになる。
たとえばミッドウェー海戦で加賀を撃破したマクラスキー隊は第8爆撃隊なので「VB8」になる。
- 日本海軍では攻撃機が偵察機を兼ねることが多かったが、アメリカ軍では爆撃機が兼ねることが多かった。
元々SBDの「SB」自体が「ScoutBomber(偵察爆撃機)」を示す符号である(Dはダグラス社を示す符号)。
- ゲーム内の説明文では「サンタクロース戦」となっているが、正しくは「サンタ・クルーズ諸島海戦」、日本では南太平洋海戦として知られる戦いである(1942年10月26日)。
同じく説明文中にある飛行甲板を破壊された軽空母というのは瑞鳳のことである。
- 説明文の通り、この戦いで第10偵察隊のうちバーニー・ストロング大尉とチャールズ・アーヴィン少尉の搭乗する2機が瑞鳳を発見。
奇襲を仕掛けた2機は上空警戒の零戦二一型9機の迎撃を振り切って爆撃を成功させ、甲板を破壊され中破した瑞鳳は戦線離脱を余儀なくされた。
- その後の海戦そのものは日本側がホーネットを撃沈、エンタープライズを中破させ、戦術的には日本の勝利に終わった。
しかし戦略目標であったヘンダーソン飛行場の制圧・ガダルカナル島の制空権確保には失敗し、ガダルカナル島の戦いにおける優勢を確保するには至らなかった。
- さらに日本側は空母2隻(瑞鳳、翔鶴)が損傷した上、真珠湾攻撃以来のベテランパイロットを多数失ってしまった。空母の燃料事情の悪化も重なり、稼働可能な米空母0という絶好のチャンスを前に、これ以上の攻勢に出ることが出来ないまま、2ヶ月と経たないうちにガダルカナル島からの全面撤退を決定、一連の戦いそのものに敗北した。
南太平洋海戦を含めたガダルカナル島を巡る一連の戦いにより、多数のベテランを失った日本軍航空隊の質は大幅に悪化。以降パイロットの補充・練成が追い付かないまま航空隊の質は悪化の一方を辿り、約一年半後のマリアナ沖海戦における「七面鳥撃ち」とまで評される大惨敗に繋がっていく。
コメント
装備一覧表
装備通称リスト