「爆発音がした」in創想話(スレその92より)

Last-modified: 2010-07-20 (火) 17:03:40
 

事の発端
817:名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 00:47:34 ID:UxSNTcis0
ちょっとお前らの好きな作者を適当に言ってくれ。本当に適当でいい。

 

818 :名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 00:49:11 ID:4patIc8A0
村人。ちゃん

819 :名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 00:49:25 ID:izQJLHPw0
瞬間的に思いついたのが、ら氏だった

820 :名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 00:50:59 ID:Z/ilNIPw0
藤村流氏はマイレジェンド
(以下数レス程推薦が続く)

 

835:名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 01:10:39 ID:UxSNTcis0
よくわかった、参考になったわありがとう。明日もとい今日の夜にまた来る。

839 :名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 01:12:59 ID:izQJLHPw0
>>835は結局何のために各々が好きな作家さんを聞いたのか…
まさか一気読みするつもりか

 
 
 

そしてその日の夜

 

889 :817:2010/01/14(木) 21:18:59 ID:Nk8W6WNM0
息抜きに書いた。
苦情は受け付ける。
(900-901まで一つ繋ぎに編集)

 

小説
「後ろで大きな爆発音がした。俺は驚いて振り返った。」

ケータイ小説
「ドカーン! 俺は振り返った。」

ライトノベル
「背後から強烈な爆発音がしたので、俺はまためんどうなことになったなぁ、とかそういや昼飯も食っていないなぁとか色々な思いを巡らせつつも振り返ることにしたのである。」

 
aho氏

aho氏
大江戸爆薬からくり人形がその可愛らしい体躯に似合わない破壊力を披露した。
かろうじて原型をとどめている小さなテーブルの上には粉塵で汚れた魔理沙の飲みかけのハーブティーがあった。視線を向かいにやると、アリスが先ほどと寸分違わぬ優雅な姿勢で自慢のハーブティーを味わっていた。
魔理沙は腕がかすかに震えているのに気がつき、落ち着け、と自分に言い聞かせた。
(これだから……これだから都会派は……!)
 心の中で悪態を吐きつつも、認めずにはいられない。洗練された女性というものを、これでもかというくらいに見せつけられたのだから。
(さすがアリス、わたしの三歩先を行く女だぜ……!)

yuz氏

yuz氏
後方から凄まじい音が響くと同時に、爆風が霖之助の髪をなでた。
今なら飛べるかもしれない。
横を向くと、茄子色の傘を持った少女と目が合った。
ばたばたと水色の布切れがはためく。

ばたばたばたばたばた。
ばたばたばたばたばた。

なるほど。
「ちょっとかりるよ」
霖之助は少女のスカートに手をかけた。

幻想と空想の混ぜ人氏

幻想と空想の混ぜ人氏

<後書き>
            ,.-、
          //ヽ ̄ ヽ
       _,,. -‐| | 山 l |、   ,
 |\_,. ‐''":::::::::::::i l 田 l |::::ヽ/:i
 |::::::\::::::::_r-ァイニ7二ハ二ヽ_:::::|
 |::::::_r->-''7'´::::/::::/:::::i::::;::ヽ/!_::!
::r'ア二7-/:::::::/!:::::i::::/|:::ハ::::::ヽ ン、
く\i>-:'/:::/:::/ ,.!/レ' |/ ! :::::iヽ/<]    小町のおっぱいは爆発してもよいぞ
::::Yi/::ノレ':ヘ/ (○)  (○) レ:::::! /
//:::::i::::::Y::!     ___   iハリハ
イ:::::::;':::::/!::ハ          人:|/./|/\.
. !:::::/::::::;:イ_;イ>,、 _____, ,.イ/ノ:::|.//| 永 |
喉飴氏

喉飴氏
「パチュリー! 大変、大変だよ!」
「どうしたの、妹様? ムチとロウソクだけではもう満足できなくなったの?」
「違うよっ!? まるで日頃からSMプレイにはまってるような言い方しないでよ!」
「じゃあ、レミィと過ごした熱い夜の日々は妹様にとってもう忘れた過去だって言うのね」
「相手、お姉さまなんだ!? っていうかそんな過去ないってば!!」
「話が進まないわ、もっと要領よく話してよ!」
「なんで私が怒られるの!? ああ、もうっ、とにかく大変なんだよ! なんか向こうから爆発したような音がしたの! 早く逃げないと!」
「待って、妹様。それなら、ここに残りましょう」
「ええっ、なんで!?」
「爆発オチというものをやってみたかったの」

喚く狂人氏

喚く狂人氏
『芸術は爆発だと言いますが主に頭部辺りが爆発しているのではないかと思うんです。』

超空気作家まるきゅー氏

超空気作家まるきゅー氏
「どうしたのですか、そんなにあわてて。爆発、爆発ですって? ははぁ、それでそんなにあわてているのですね、早く逃げなければあなたの体が食べやすい肉片の山となりますからねぇ。ああ、私が食べるわけではありませんが。ひひ……」
ぴくりとも動かない微笑みが相手に安らぎを与えることはなかった。
しかし、敬愛する主人との蜜月を妄想しながら口を動かし続ける小悪魔の口元はなおもゆるみ続けた。
「あなたは爆発と言いましたがね、その目で確かに見たわけではないのでしょう。音だけを聞いて、あなたの脳髄が背後の光景を勝手に作り出してしまったのではないのですか? それにあなたの聴覚が騙されてしまったのだという可能性はゼロである、とそう断言できますか? おや、どうしたのですか。恥じることはありませんよ? 人間なんて自分の感覚しか信じないのですから、認識のずれなんて些細な誤差は必ず生じます。今回はたまたまそういった不運に遭遇してしまったというだけのこと、なにも気にすることはありませんよ。ええ、よかったですねぇ、私のような善良な小悪魔と話せたことは不幸中の幸いというものですよ。ところで、後ろをご覧になってみてくださいよ」

猫井はかま氏

猫井はかま氏
空の上……空飛ぶ船の上に、私――寅丸星――は居る。
何百年と地底で眠っていた船。聖輦船。
ふとよく知る妖気を感じた。
目前に立っていたのはナズーリンだった。
私の部下のナズーリン。だが、私には彼女が何を考えているのかが未だによくわからない。
こちらをじっと見つめ、どこか機会をうかがっているような表情で、吊り橋……となにやらつぶやいていた。
「あの……ナズ」
私が呼びかけようとした瞬間、前方――つまり、ナズーリンの背後ということになる――で爆発が起きた。
熱気がゆらめく中、ナズーリンの顔が視界に入る。
彼女はなにか期待するような眼差しをこちらに向けていた。

パレット氏

パレット氏
ゆかれいむがこの世に誕生した瞬間だった。
紫の耳は確かに爆発音を聞き取っていたが、霊夢の柔肌を堪能するために指の力加減に集中していた。ひどく面倒そうに隙間を後方に広げ、ふたたび紫は霊夢と愛を育んだ。
隙間の飲み込んだ爆発エネルギーは行き場を求めながらみるみる増大し、幻想郷の片隅は真っ白に包まれた。

智弘氏

智弘氏
智弘は脱衣した。爆発音がしたので熱で衣服を焼かれぬよう脱ぐべきだと考えた。智弘には着衣がわからぬ。智弘は、村の全裸である。服を脱ぎ、羊と遊んで暮して来た。けれども全裸に対しては、人一倍に敏感であった。

胡椒中豆茶氏

胡椒中豆茶氏
爆発音が真後ろで鳴り響いた。
最近の爆弾には慎みというものが足りないのではないか。私がそう言うと、「そうね、カグヤのおっぱいより足りない」と永琳は言った。
私がちょっと睨んでやると、「訂正します」と付け足し、「爆弾にもそれくらいの慎みはありますね」と言った。
永琳の顔面から爆発音がした。自分の右手を見てみると、メロン味の蓬莱の薬の残骸が握られていた。
ミステリーの予感がする。

野田文七氏

野田文七氏
後方ですさまじい爆発を感じたが、悲しいかな何もする術がない。
出来ることといえば、ただ灰色の空を眺めて、オレンジ色の舌が背中を舐めるのを待つだけだ。
そして、爆発は大きな唸りと共に地面に触れ、眩い光と痛みを持った強い風を生み出した。
その風はとても熱く、お肌にとても悪いものだった。

村人。氏

村人。氏
大きな爆発音が響いた。
パチュリーはなにか期待しているような視線をアリスに向けた。
「え、なに?」
「アリス……失望したわ。どうして爆風で服がやぶけていないのかしら」

Ninja氏

Ninja氏
「私のお墓の前で爆発しないでください」

ら氏

ら氏
背後でとてつもない音がした。それも怖気の走るような嫌な音だ。
それは幻想郷の困ったちゃん筆頭候補の一人(ほかに数十人がノミネートされている)である紫さんじゅうななさいのイカれた思いつきの異変でも始まるのかと思えるほどに、嫌な予感でいっぱいだった。
しかし、あたりを漂う卵の腐ったような、いや一週間常温保存した魚の目くらいに濁った空気が充満していることに気づいた。
なるほど、納得がいった。爆発したのは私の尻だ。

藤村流氏

藤村流氏
ごう、という音が耳の中で唸りをあげる。
見ると、空にびっしり桜がはりついている。この爆風で散ってしまったのか。
桜はふわふわと舞っている。だが、いずれ広すぎる大空を見上げながら地面にはいつくばるだろう。そして、そのまま……。
「まって」
目の前を通りすぎる花びらをつかもうとする。しかし、風がまた強く吹き、私の手からするりとのがれていった。
小さくなった花びらが私を見下している。
あの桜もまた、どこか遠いところへ流されて思い出せぬ母の木を思い出そうと、望郷の念を抱きながら朽ち果てるのだろうか。

からたち柄杓氏

からたち柄杓氏
爆発の衝撃が五体に染み渡る。
痛みに耐えながらなおも道を歩けば、そこらに転がる石のように散乱した人の部品が目に入った。
腕、指、足、頭、耳、爪、骨、思念、感情、髪飾り。
胸に得体の知れないものがこみ上げるのを感じた。
どうにもならずにくずおれて、獣のような嗚咽をあげた。

沙月氏

沙月氏
「それでパチェ、なんで爆発させたの?」
「あなたが妊婦を巻き込んだ事故を起こしたから示談金を振り込めって報せがきて、つい」
「私の目を見て言いなさい」
愛するレミィはいつの間にか小賢しい知識をつけていた。
大丈夫。私たちは親友なのだ。誠意をこめて話せばきっとレミィもわかってくれる。
「本当よ。横断歩道を渡れなくて困っていたおばあさんを助けていて、つい」
「ダウト」
レミィの拳が私のストマックに吸い込まれていった。

PNS氏

PNS氏
後ろで大きな爆発音がした。
しかし、そんなことよりも重要なのは目の前の油揚げをどのように堪能すべきかである。

ロディー氏

ロディー氏
爆音が周囲に響き渡った。
枝がくるくると宙を舞い、大勢の葉が地面をすべっていく。幹の柔らかな部分がぼろぼろと崩れ、土の上にその死骸の山を築いている。
辺りのくたびれた木々はすっかり手足をなくしてしまった。
続いて、爆風が彼女の薄く透けるような茶の直ぐ髪を撫でた。
だが、無遠慮な轟音や爆風に翻弄されることはなかった。気性の荒い彼らですら彼女の前では礼節を弁え、静寂を保っているかのように見えた。

八重結界氏

八重結界氏
コッチコッチと小刻みな音が少しの間続けられてから、音量が爆発した。
耳をすませていたレミリアはカキ氷を一気食いしたときを思い出し、頭を抱えてその場にうずくまった。ついでにお腹も痛くなった。
「お嬢様もあるいは爆弾なのかもしれませんわ」
咲夜はその口調に似合った面持ちで自分の主人に問いかけたが、レミリアは腹痛のため、神に祈りをささげる作業で忙しかった。
紅魔館の信仰はわりと自由だとご近所でも評判である。
「お嬢様のちいちゃな胸に耳をあててみると、やはり小刻みな音が聞こえましたからね」

葉月ヴァンホーテン氏

葉月ヴァンホーテン氏
どこかで、ごおんと鈍い音が聞こえた。
音の出所や原因、それに正体をあれこれ考えながらも彼女は手を動かしていく。
そして、八等分にしたオレンジの一つをつまみあげ、口の中に運ぶ。
柔らかな果肉をゆっくりと歯でつぶしていく。じわぁ、とクエン酸があたたかな舌に心地よく染み渡る。
舌で転がしているうちにさわやかな酸味に隠れたほのかな甘みが口いっぱいに広がっていく。ぷち、ぷち、と小気味いい食感も咀嚼を十分に楽しませてくれる。
自然と彼女の口もとがほころんだ。

 

スレその93に続編(10/01/24)

反魂氏

反魂氏
爆発音がした。

「けほっ、けほ……!」

目の前の可愛らしい爆弾が苦しそうに咽ている。だが、甘ったるい飲みかけのミルクティーが蓮子をより美味しくさせるのだ。その幼さを強調する涙顔が、上目遣いが、私の趣味に丁度いい。
――キスしたい。
つぶやいただけで導火線が熱を持つ、幼稚な爆弾。
すぐにまた爆発音。今度は控えめだけど、のぼせたように燃え上がっている。熱さを確かめるように頬に指をはわせると、可愛らしく鳴いてくれた。
嬌声に私の爆弾も目を覚ます。ちりちりと、長い尾がその身を焦がしていく。視線は狙いを定める。蓮子の、ぷっくりと膨らんだ甘そうな唇――爆弾キャンディ。
焦るな。こんなこと――蓮子より慣れっこで、経験豊富で、だから、私が教えてあげなくちゃ。
できるだけ平静をよそおって、蓮子の真っ赤に燃え上がるやわらかな爆弾を、私はそっとついばんだ。

電気羊氏

電気羊氏
「お嬢様、大変です。いえ、変態です」

爆発音と同時に、テーブルの下から這い出てきたのは咲夜だった。だが、従者の自己紹介に付き合っている暇はない。
すぐさまこの爆発を起こした犯人を導き出そうと、私は灰色の脳細胞を働かせる。

「ですがお嬢様の下着は純白でしたね」

お前は黒いよな。腹の中とかさ。
さて、そんなことよりもこの事態の解明が先だ。
妹の定期的な癇癪か。それとも親友の迷惑な実験か。しかし、これほどの爆発となると……まさか!

「わかったわ、この爆発はイチ○ーの仕業ね!」
「お嬢様、伏字の配置をもう少しお考えください」
「うるさいわね。ガッツポーズするわよ?」
「では下着の配置をもう少しお考えください。いつも見つけにくいので困りますわ」

私の推理は身内から下着泥棒を見つけてしまった。
なんということだろう。従者の失態は主の責だ。咲夜を矯正させるためにも明日からは下着をはかないようにするしかないな。
上に立つ者の辛いところだ。

はむすた氏

はむすた氏
派手な爆発音が地震とセットでやってきた。
爆発ごときが私のティータイムを邪魔するなど身の程知らずもいいところだ。
この程度の問題に顔をしかめる私ではない。景気のいい轟音をBGMにして紅茶を楽しむのだ。

「どう、咲夜。この堂々たる態度。夜の王にふさわしいでしょう?」
「手元を震わせてなおも飲もうとする紅茶中毒者のように見えますわ」

司馬漬け氏

司馬漬け氏
不意に女の背後から爆音が轟いた。女は驚いて振り返る。
地面の一部は空に吸い込まれるように抉り出され、立ち上る煙は天を支える柱となっていた。
あの黒煙が風に揺らげば、天地はひっくり返るかもしれない。
女の皮膚が粟立った。

冬扇氏

冬扇氏
ふと自室の片隅に汚れたランプが落ちていることに気がついた。

「そうね、レミィ。優しくなでるといいわ。ベッドの上でやるように」

パチュリーはどんなことを聞いても答えてくれるが、余計な一言を必ずつけてくる。蛇足とはこの魔女のためにある言葉なのだろう。ひとまずパチュリーの言う通りになでてやったら、ランプはすぐに爆発した。
私の右手が綺麗なアーチを描いてパチュリーの頭部に軟着陸する。

「……似合うかしら?」

串刺しにする勢いで睨んでやったら、普段はネグリジェに隠れている太ももを大胆にさらけ出しながらパチュリーはのたまった。誰もサービスしろなんて言ってねえ。

「きっとネグリジェの色が脳にもうつったんですねぇ」
「誰?」
「ランプの精霊です。願い事を三つまでかなえてあげますよ」

すぐ隣に精霊という肩書きが許されない程度に筋肉をまとった男が立っていた。首を傾けると片足にブリーフがひっかかっているのが見えた。

「すいません、着替え中だったもので」
「早くパンツはきなさいよ」
「いや、お見苦しいところを。はい、あと二つまで願い事をかなえてあげます……あ、ちょいたっ、鼻はやめっ、フランスパンなんて入りませんって、いやほんと、あっ」

カササギ氏

カササギ氏
閃光の後、金属をこすり合わせたような音が聞こえた。その瞬間、子供や老人は葉のように風に乗って空に浮かび、黒煙に飲み込まれた。
地平は炎に包まれ、のろのろと熱を孕む。女の甲高い悲鳴が耳を貫く。赤黒い空気は、見ているだけで反吐が出そうだ。しかし、その臭いにもやがて慣れるだろう。
死に絶えた建造物は躍動を実感し、すぐにまた動かなくなる。路傍には深い深い穴が開く。その穴はまるで地獄への入口みたいにぽっかりと大きく口を開けて、中では今にも死神が誘っているかのよう。わたしの目の前にだって。

白々燈氏

白々燈氏
爆発音が部屋中に響き渡った。
四角い天板が天井と熱いベーゼを交わし、その熱愛に盛大な喝采が巻き起こった。照明器具の残骸は粉々になってぱらぱらと炬燵に降りかかった。ああ、高かったのに。
熱風に撫でられながら、少女は視線を爆発の中心部に向けた。
小さな波形を描く柔らかそうな藤色のショートヘアが、薄桃色のスカートとともにぱたぱたと揺れ動く。小柄な体に絡みつく複数の管の中央には奇妙な目玉がついていた。
彼女は古明地さとり。心を読む能力を持った妖怪であり、炬燵が暖まるのを待ちきれずに自分で暖めようとした地獄鴉の飼い主である。

浅井キャビア氏

浅井キャビア氏
どおん、と間の抜けた音がにとりの耳に響いた。椛の耳はぴんと逆立った。

「爆発?」

「山火事になるかもしれないね」

「行こう。ここも安全とは言えない」

椛はすばやく立ち上がった。だが、にとりには一向に動こうという気配がなかった。
先ほどよりも鮮明な音が聞こえ、地面が少しずつ揺れ始めた。

「何をしている。じっとしていては危険だ」

「どこに行っても危険だよ。一歩外に出れば落とし穴が腹を空かせているものさ」

「そうかな」

「そうだよ。だから将棋の続きをしよう。山が全焼したところで私の優勢はゆるがない」

「待て、待て」

「待たないよ、犬じゃないし」

「私だって犬じゃない」

「そうだね。お手」

浅木原忍氏

浅木原忍氏
私は爆発した。
羞恥心が顔を染め上げ、蒸気が煙のように立ち上る。

「あの、あ、あのね、こいし。赤ちゃんは、その……コウノトリがキャベツを運んでね?」
「ええ、合体? どうやってくっつくの?」
「――――ッ!!」

私の口から再び爆発音が鳴り響いた。

Taku氏

Taku氏
ひゅーんと気の抜けるような音がしたと思ったら、爆音が盛大に響き渡った。
テポの野郎が降ってきたのだ。
イエスキリストごっこのためにフォーオブアカインドを発動していた私は、あわてて戻ろうとすぐにほかの私に集合をかけた。

「点呼はじめ!」
「イチ!」
「イチ!」
「イチ!」
「よーし、さすが私ね!」

協調性が欠片もない。

S.D.氏

S.D.氏
爆発音が耳に届いた。
同時に粉塵が視界いっぱいに広がる。強い風が手足を持っていこうとする。
山は雪崩を起こし、川には汚染物質が流れ込む。
昨日まで住んでいた家はぺしゃんこになり、昨日まで一緒にいた友達は星になった。

無在氏

無在氏
私――レミリア・スカーレットは大きくて背筋がぞっとするような爆発音を聞いて、ぴくりと――『怖い』わけでは決してないのだが――肩を震わせた。
ふたたび、ドーンと爆音が轟いた。
私の妹――フランドール・スカーレットは気がふれている。
だからといってそれが姉を、鬱憤を晴らすための遊び相手にしていい理由にはならないのだ。
それにフランはケチだ。ドロワーズの一枚くらい見逃してくれたっていいじゃないか。

歪な夜の星空観察倶楽部氏

歪な夜の星空観察倶楽部氏
【爆発】
――――――――天国は爆弾が落ちてくるまで存在します

 

続々「爆発音がした」(スレその95 10/02/03)

夏星氏

夏星氏

ぬえがまた爆発した。

「――――ッ! ムラサの……馬鹿ああぁぁぁっ!!」

そう叫びながら、顔を真っ赤にしてどこかへ行ってしまった。
本当になんなのよ、あの正体不明。

「いいんですか、追いかけなくて」

いつの間にか隣にいた星が聞いてくる。
いきなり馬鹿呼ばわりされては追う気もなくなるってば。

「また、ぬえに何か言ったのですか」
「またって何よ……ただ、ぬえにちょっと質問されたから答えただけよ」
「質問とは?」
「私のこと、どのくらい好きかって」
「……それで何と?」
「カレーと同じくらい好きだって言ったわ」
「…………それは、ムラサが悪いのでは」
「ええ、なんでさ。だって私、カレー好きよ?」
「いえ……そういう問題ではなく……」

与吉氏

与吉氏
「ふむ、花火か。僕の店では扱っていないが、知識としては十分に知っているつもりだ。その知識の中には作り方だって勿論入っているから安心していいよ。花火は火薬と金属の粉末を混ぜ合わせたものなんだ。古来から火薬は兵器として使用されてきたが、花火のように人の目を楽しませるものもある。しかし、やはり兵器として使われる場合が多いのも事実だ。たとえば、火薬の代表格である黒色火薬はあまりに煙が出やすく戦闘時に視界をさえぎるため、外界では次第に廃れていったらしい。兵器として役に立たなければお払い箱。つまり、火薬は兵器だと定義されているということさ。僕に言わせれば、道具の役目を狭めるなんて愚行以外のなにものでもないがね」

ulea氏

ulea氏
あまりにもちっぽけな音だった。だというのに、彼女は体を真っ赤にして、今も車道に横たわっている。
おかしいじゃないか……だって、だってこんな、こんなちっぽけな爆発がどうして私たちを、秘封倶楽部をばらばらにできるのだろう。私たちのつながりは、境界は、容易に揺るぎはしないのだから。けれど実際に、いっしょに過ごした日々がぼろぼろと容赦なく崩れ、思い出や記憶がすさまじい速度で引きちぎられていった。離れていく――彼女が、どんなに願っても手の届かない、遠いとおいところへ向かっていく。
「私は悪くないのよ! この子がいきなり……そうよ、この子が飛び出てきたのよ! 私は悪くないわ!」
知らない女がヒステリックに声を張り上げる。頭が爆ぜてしまいそうな心地になった。血脈を突き破りそうなほどに速く、熱く、体中の血液が頂点に殺到する。脳がどろどろに溶けて、体のあちこちから、胸のなかに溜め込んでいたものが漏れていく気がした。目蓋の裏側が燃えるように熱い。耳の奥底で喧騒が唸りをあげる。湿り気のない喉からは嗚咽が這い出る。
――悪い夢だ。
もういやだ。こんな悪夢みたいな世界にいたくない。こんな夢はみたくない。早く、現実の私に目覚めてほしい。ほら、目を覚ましてよ。起きて、大学に行って、帰りに喫茶店によって、そこでこれからの予定を話そうよ。たのしいのよ。たのしいんだから。だから、早く覚めてよ。覚めて。これは夢なんだから、夢なんだからさ。
覚めるものでしょ、ねぇ……夢は! 幻想は! ……だから、早く、覚めなさいよ! 覚めろ、この……っ! 覚めろ!
――――覚めろよおおぉぉっ!!

ねじ巻き式ウーパールーパー氏

ねじ巻き式ウーパールーパー氏
衝撃音が私の耳を掻っ攫っていった。だから、目の前を漫然と眺めるくらいしかやることがないのだ。
見ろ、実に眩しい彩りだ。鮮やかな炎が高く高くあろうと無茶な背伸びをしている。天辺はあっちへこっちへ落ち着きなくゆれている。危なっかしいなぁ。
さて。

「咲夜、説明なさい」
「お屋敷のリフォームが完了致しました」
「誰が青空教室にビフォーアフターしろって言ったのよ! 劇的すぎるわよ!」
「匠の心意気が感じられますね」
「いや、悪意しか感じられないんだけど」
「依頼者の喜びの声が聞こえてきそうです」
「日がのぼったら断末魔が聞こえるわよ」

ねえ、謀反? これ、謀反なの? ねえ?

TAM氏

TAM氏
「えー、火遊びというものがあります。マッチやライター……火を自由に扱えることに快感を覚えてしまうのは子どもらしいとも言えるでしょう。しかしー、それが危険な行為であることを十分に理解していない場合が大変多いものです。ときには大きな爆発をも引き起こしてしまう、そんなこともありえますね。大人になれば大丈夫、そう思っている方は異性との火遊びに注意したいところです。ときには大きな爆発をも引き起こしてしまうのですから。火遊びは……」

白氏

白氏
「爆発を起こしたのは確かに私です。ですが、そうさせたのはあなたであって、私にはなんら後ろめたいことなどありません。あなたはいつもいつも、その魅力的な布切れをヒラヒラさせるし、張りのあるみずみずしい太ももをチラチラ見せるでしょう? 誘っているのでしょう? めくってほしかったのでしょう? 私はあなたの願望をかなえてあげただけなのです」

今もなお吹き荒ぶ爆風の中、心を読めるさとり妖怪、『古明地 さとり』は力強い口調で弁解した。無意識を操る妹、『古明地 こいし』は爆発により暖房いらずの適温になった空気も冷ますような視線をさとりに向けながら、尋ねた。

「それで?」
「ご馳走様でした。猫のプリントが可愛らしかったですよ」

さとりが話し終わるのと同時に、こいしの無意識により握られた拳、菩薩拳がさとりの第三の目を正確に撃ちぬいた。

誤爆氏

誤爆氏
この幻想郷では、ものを大事に扱う人が多い。
先日も、博麗神社の巫女である博麗霊夢に焼き芋をご馳走になったのだが、焼き芋を包んでいたのは我らが愛すべき文々。新聞であった。焚き火の中心にもその美しい文章を誇る私の新聞が身を焦がしていた。
それだけではない。寺小屋で書道の練習をしていた子どもたちが、筆を拭くときに使っていたのも文々。新聞である。
つまり、彼らは日々の生活に非常に役立つ私の新聞でさえ、再度利用しようという心構えを持っているのだ。また、よくよく調べてみるとこの事態は周知のようで、私の見た限りではないらしい。
その事実が判明した翌日、家で埃をつもらせるだけが能だった新聞たちを、すべて燃やすことにした。

「燃やした新聞が爆発しないかな……ついでに幻想郷も爆発しないかな……そうすれば、新しいネタができるのに……」
「……文さん」
「同情はいりませんよ、椛……」
「無様ですね」
「本音もいりません」

非共有物理対氏

非共有物理対氏
メリーが、爆発が起きたと言ってきた場合、その真意を確かめるには表情を見るといい。
真剣な顔つきであれば、まず信じて間違いない。
人生が楽しくて仕方ないというような笑顔であれば、これから爆発に備えなければならない。
欲求を掻き立てる潤んだ瞳であれば、ベッドで慰めなければならない。親友の辛いところだ。

Spheniscidae氏

Spheniscidae氏
一瞬の閃光が空を真っ白に染め上げた後、周囲の空間がみしりと歪んだ。爆発音が耳に届くや、女は顔をほころばせた。
女の聴覚は、鈴の音のように軽やかで、夢うつつの余韻を感じさせる、心地のよい響きを確かに捉えたのだった。
黒々とした炎は酸素を飲み込み、空気をどろどろに溶かしていた。灼熱は暢気とは無縁の性分のようで、喪失感を思わせる暇も与えてくれなかった。
女がその短い生涯の中で完全な爆発に巡り会えたのは、後にも先にもこのときだけであった。

無言坂氏

無言坂氏
とつぜん、轟音が鳴り渡った。
さとりは眉をつりあげる。
がた、がた、がた、と、家具が音を立てた。
地霊殿の振動がさとりの頭とつながっているかのように、激しい頭痛が彼女を襲った。
ようやく揺れがなくなってきたところで、さとりは爆発音の中心に向かった。
着いてまず目に入ったのは、こいし。
手に何か丸いものを持っている。

「あ、お姉ちゃん。新作ができたよ。『芋畑の白い服 ~あの夏の爆撃』」
「それ、食べられるの?」
「あるいは」
「料理に使っていい言葉じゃないわ。それで、一体何?」
「おまんじゅう。あんこがたっぷり入っていて、赤ちゃんの頭くらいの大きさの」

みずあめ。氏

みずあめ。氏
「あのね、こいし……私、お姉さまと喧嘩してついキュッとしちゃったときがあったんだけど」
「容赦ないね」
「お姉さまはちぎれた両足をひきずりながら、優しく私を抱き寄せてくれたの。あのときのお姉さま、もうとっても可愛かったの。たとえるなら、アルミホイルを噛みしめたときの顔みたいで」
「私も今、そういう顔になりそう」

フランちゃんSだ。
でも、私だってフランちゃんに負けないくらい(ベクトルは違うけれど)お姉ちゃんが好き。思い知らせてやる。

「私のお姉ちゃんだって素敵なんだよ。私がドロワーズを愛用していた頃なんだけど、めくる楽しみがないのでドロワーズはやめなさいって言ってきたの」
「とんでもないね」
「あのときのお姉ちゃんの真剣な顔、まるで野に咲き乱れるバラみたいに綺麗で、かっこよくて」
「それ、バラじゃなくてラフレシアだと思うよ」

私は静かに立ち上がった。
フランちゃんも無言で椅子から腰をあげる。
わかりやすい宣戦布告じゃないか。ちりちりと首の後ろが熱くなる。
まもなくこの部屋もすさまじい爆発の餌食となるだろう。姉を想う妹とはつまり、無数の信管を内臓した爆弾なのだから。

 

みたび爆発(スレその120 10/07/20)

もるすあ氏

もるすあ氏
「はい、ドッカ~ン」
「ぎゃあああぁぁぁ!!!」

こいしが溢れんばかりの笑顔でこっちに近づいてくるなと思った瞬間、私の顔面が爆発した。
ミディアムぬえちゃん誕生の瞬間であっ――てたまるか。なに香ばしさアップさせてんの私。食べてもいいのよ、ってか。食あたり起こせよ。
とりあえずモクモクと黒い煙を吐きながらも文句を言ってやる。

「なにすんのよ! …あ、もしかしてこの前正体不明の種を髪に埋め込んだの怒ってんの? だってこいしの髪、なんかモップみたいじゃん」
「ぬえのせいだったの!? あの後、地霊殿に帰ったらお姉ちゃんに逆立ちしなさいっていきなり言われたのよ! プロポーズかと思って喜んだのに!」
「どういう思考回路してんのよ。あんたの髪の色、本当は姉と同じなんじゃないの?」
「おそろい……そういうのもあるのか! ん、いや、なんで?」
「頭が桃色通り越してるってことだよ。言わせんな、恥ずかしい。で、なんで出会いがしらに喧嘩売ってきてんの? 宣戦布告なの? 死ぬの?」
「え、これ挨拶だよ。今、里で流行ってるの」

なにそれ怖い。

「挨拶が爆発って誰が得するのよ、それ」
「我々の業界ではご褒美です」

そんな業界はねぇよ。

過酸化水素ストリキニーネ氏

過酸化水素ストリキニーネ氏
あの子の顔には感情というものが宿っていませんでした。その造形しか知らないかのようにただ同じ笑みを私に向けるのです。そうです。あの子は一枚の絵なのです。どこぞの絵画から抜け出してきたのでしょう。私はその絵を気に入っているわけでもないのに、外すことも裂くこともできない姉なのです。
ただ一度、酷いことをしてしまいました。
その昔、あの子は覚りとして致命的な欠陥品となりました。第三の眼を閉ざすなど私には想像もできなかったのです。ですから、あの子がどれほど心をすり減らし、そして砕いてきたのかも私にはわかりませんでした。けれど、あの子を放っておくこともできなかったのです。当然でしょう。たった一人の妹なのです。
ですから私は、あの子がせめて一人ぼっちにならないようにと自分の両の眼を潰すことにしたのです。

私の姿を見て、あの子は爆発したのです。
溜めこんだ感情が嗚咽と共にどぉと込み上げたかのようでした。おそろしい爆発だったのです。情念の炎が心を焦がし、爆発音が弾丸のように胸の奥深くを打ち抜き、震わせました。

――お姉ちゃんは、お姉ちゃんじゃなくて覚りなんだね

激情に駆られたあの子を見ることはついに叶いませんでした。ですがそれよりも、踏み込んだ一歩があの子をさらに孤独にしてしまったのだということの方がずぅっと哀しかったのです。

木村圭氏

木村圭氏
フランは爆弾そのものなのだ。
もちろん、能力のことを言っているんじゃない。こいつはちょっと怒らせてやるとすぐ導火線に火がつく、かわいいかわいい爆弾なんだ。
うん、羽が端から順々に赤みを帯びてきた。最後には頬にまで伝わる。こういうのを熱伝導って言うのよね。あれ、違う?
そうこう考えているうちにフランの顔はもう完熟だ。もうすぐお楽しみがやってくる。

「ばっか! ばーか! お姉さまのばか! どうせすぐにお姉さまより私の方が大きくなるもの! ばーかばーか!」

ほうら、爆発した。愛い奴愛い奴。

nekojita氏

nekojita氏
ナズーリンの墜落する様は、早苗に爆弾の存在を彷彿させた。
大気をその身で裂きながら凄まじい速度で地に吸い込まれる血と轟音の塊。その遺物が雲を吐き出すおそるべき光景を、小娘と言えるほどにしか生きていない彼女が実際に目にしているはずはなかった。
だが、東風谷早苗の脳髄は鮮烈な爆発を細部に至るまで完全に描いていたのだ。
耳の管を震わせる爆発音が早苗には勝利のファンファーレのように感じられた。間違ってはいない。その音こそつい先ほど落とした爆弾の産声であり、大地に叩きつけられた子鼠の頭蓋が砕けたことを意味していたのである。

「ああ。これが妖怪退治ですね! ……楽しいかもしれない」

かわいらしく微笑む早苗の振る舞いは少女のそれだった。否、少女でしかなかった。
彼女はあまりに若すぎた!
弾幕の華やかさと妖怪の愛らしい外見が、自身の生死の距離感を狂わせていることに気がつかなかった!
この郷を跋扈する妖怪が、たかが頭のひとつが潰れたくらいでどうにでもなってしまうと本気で信じているのだろうか。東風谷早苗は、その常識を手放すべきだったし、魅惑的な爆発の虜となった好奇心を黙らせるべきだった。
そしてなによりも、自身の火薬に孕みはじめた熱にこそ気づくべきだったのだ。

ケチャ氏

ケチャ氏
ぱぁん、と。
霊夢さんの腹部が爆ぜた。

「………っ!」

息がもれると同時に、霊夢さんが大きく震える。
振り抜いた腕もそれに倣う。
ぐじゅりと水気の孕んだ感触が遅れてやってきた。
…駄目だ、どうしても気分が悪くなる。
霊夢さんの満たされた顔も、突き出した腕の温もりも、なにもかもが嫌になってくる。

「…霊夢さん」

返事はない。
特別、言いたいこともない。

「霊夢さん。霊夢さん。霊夢さん」
「………」

ただ、無性に呼びかけたくなった。
このどうしようもない人を、どうしようもなく愛おしい人を。

「霊夢、さん」

名前を呼べば返事が来るという。
そんな当たり前のことに私は憧れているのかもしれない。

深山咲氏

深山咲氏
なにかの割れる音がした。火薬の臭いが目に染みた。奴らの手が、殺意と迫害が、炎となって木々を噛み砕いていた。枝が飲み込まれ、幹が断末魔をあげた。仲間の絶叫が嵐のように駆け巡った。舌はすっかり乾いていて、喉は喘ぐばかり。私は腕の中のものを強く抱きしめた。ここにちゃんといるのだと確かめたかった。

「大丈夫、大丈夫よ。こいし。大丈夫だから」

こいしの息が耳にかかった。伝わる血潮が恐怖をゆっくり溶かしていった。その熱に目の前の地獄までもが崩れていって。

「ええ?」

起き上った。意識が後ろからついてくる。暗闇を泳ぐ炎はテーブルにあるランプだった。首の後ろが湿っていて気持ち悪い。居眠りしていた身体はどうにも不機嫌で、すぐにはこちらの言うことを聞いてくれそうにもない。だが、目だけはすっかり覚めていた。扉の隙間から彼女たちの声がする。

――さとり様になにか用事でもあるのかな、あたいたちまで連れてきて。
――うん、うん。そう。お姉ちゃんがそろそろ寂しがってるはずだからね、みんなでいかないと。
――お腹すいた、さとりさまどこ、さとりさまのご飯たべたい。

なにかの割れる音がした。過去か、痛みか。壁、いや、これは殻なのかもしれない。私はもう一人ではない。家族がいるのだ、閉じこもるには狭すぎる。
彼女たちを迎えるために、私は立ち上がり、扉へと向かった。

名も無き脇役氏

名も無き脇役氏
人里が爆発した

「稗田家には代々伝わる転生の発想法があります……それは、神風特攻! 私が最後に燃やすのは代々受け継いだ稗田の魂! そして誰にも見せられない秘蔵のコレクションです!」
「うわっ、阿求! お、落ち着け~!」

魔理沙が阿求の自室で危絵コレクションを見つけてしまったからだ

ナルスフ氏

ナルスフ氏
談笑していた相手がいきなり爆発したらあなたはどうしますか?

「は? ちょっ、え、ええぇぇぇ!? チ、チルノ!? な、なにがどうなっているのよ!」
パルスィの呼びかけにこたえる声はない。
爆発の煙が晴れるとそこには無残に砕けた羽の破片らしきものが散らばっていた。
「嘘でしょ……こんな粉々に……ん、指がべとつく? ってこれ、氷じゃなくて飴じゃない! え、嘘っ、氷精の羽って飴で出来てるの!?」
「すり替えておいたのよ!」
パルスィが振り向くとそこには妙なポーズをとったチルノがいた。
「チルノ! 無事だったの!?」
「うーん、どちらかといえば最強かな」
「良かった、いつものチルノね。それでさっきの爆発はなんだったの?」
「あー、ごめんねパルパル、驚かせて。もうそんな時期になってるとは思わなくて」
「そんな時期!?」
「よくあるんだよねー、これが」
「よくある!? 氷精って自爆が日常茶飯事なの!?」
「そんなことないよパルルル、せいぜい春と夏と秋と冬で一回ずつかな」
「あ、意外と少ないん……いやいやいや、自爆すること自体おかしいのよ! あと、名前ちゃんと呼んでよ!」
「えー、そうかな? パルスは爆発しないの?」
「しないわよ! っていうかなによその滅びの呪文一歩手前の呼び方は!」

天井桟敷氏

天井桟敷氏
『爆発、あります』の看板は、その内容をよく吟味するまでもなく咲夜の好奇心を煩くさせた。
その晴れの日は、市の立つ日。人とそうでないもので大勢賑わう河原は、普段の静けさを喧騒の中に閉じ込めていた。
雨季を生きた空気が、山肌を滑りそのまま河の上を渡る。湿った土と葉の匂いは河原にわずかに漂うばかりで、そのほとんどが厚みのある陽光に溶かされていった。
看板の隣には男が一人、敷物の上に座っていた。咲夜は男を一瞥し、次にその周囲を見やり、

「商品がありませんが」

咲夜の言葉に男は口の端を釣り上げた。そして、舌の上で転がしていたかのように即座に、

「陳列はしねえよ。うちの商品は鮮度が命なんだ。出しておいたら腐っちまう」

そう答え、役目は果たしたと言わんばかりに見え隠れしていた歯を唇で覆った。
このまま背中を向けても良かったのだが、持て余していた小銭と活発な好奇心を消化する良い機会だと咲夜は考え、男に手の上にある硬貨を見せながら、

「では、これで頂ける爆発を一つ」
「ふん。あんた、あの湖の赤い館に住んでいるんだろう」
「ええ、それがなにか? まさか悪魔の従者に売るものなんて水と十字架しかないのかしら」
「最近、自分の蔵書を読んだかい。図書館にでも行ってみるといい」

言い終わると、男は一人になっていて、その目前ではいくつかの硬貨が声をあげていた。

詩所氏

詩所氏
「爆風で衣服を掻っ攫って全裸にしようとする魔法の実験をしたかのような音がしましたが、いくらパチュリー様でもそんな身内を巻き込むレベルの評価の下げ方は致しませんよねぇ?」
「あなた、本当に失礼ね。下着だけは残す工夫くらいしてあるわよ。淑女の嗜みよね」
「呼吸するのやめてくれないかな、この痴女気どり」
「小悪魔、思い出しなさい優しさを」
「肉体言語で会話しないうちが私の優しさです」
「わかったわ、小悪魔。私の負けよ。ベッドに行きましょう」
「お一人でどうぞ」
「相変わらず焦らすのが上手いのね」
「焦がすのも得意ですよ」
「性的な意味で?」
「粛清的な意味で」

 
 

以下さまざまな反応

 

890 :名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 21:25:34 ID:eWfeT5yI0
てめぇwwwwwww
ここそういうスレじゃねえから!!

891 :名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 21:26:37 ID:rrKwQzNg0
そういう事かwwwこのやろうwww

892 :名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 21:27:25 ID:1idBufNkO
>>889
俺は評価する

898 :名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 21:34:39 ID:rv2YoDe.O
微妙に特徴掴んでるようで掴めてない気がするw

899 :名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 21:36:55 ID:wcYBjiIs0
これは創想話の爆発に定評がある作家を挙げる流れ

902 :名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 21:39:27 ID:MHfbpLVo0
苦情なんて言うもんか。もっとやるべきだろう。

903 :名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 21:40:02 ID:d2MmXptk0
ぷちにでも投稿すればよかったのに
許可なんていらんいらん

904 :名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 21:42:27 ID:HFZP0wiA0
>>898の言う事がなんとなくわかる気がする
やっぱり独自の雰囲気持ってると強いのかな

909 :名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 21:53:01 ID:/1j3Rmeg0
こういうのを見ると「この作者ならではの作風」ってものが認知されてる人ってすごいなぁと思う

 
 

さらに作者さん方も

 

906 :名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 21:48:09 ID:D1VMKQcg0
>>889読んだ時点で「ああ、自分ならこうなるかな……」と思っていたら
8割そのまんま想像したとおりで出てきて死ぬほど吹いたんですが!?

908 :名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 21:51:18 ID:hfSOMnqw0
書くキャラバラバラだし文章に大した特徴ないから
俺の書くのはさぞや苦労しただろうに
ごめんね>ID:Nk8W6WNM0

911 :名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 21:58:15 ID:WV5MAA7g0
とりあえず>>906と>>908の名前をry

 

915 :名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 22:13:48 ID:oev.5YWI0
俺のがあるのを確認して普通に「マジで!?ひゃっほう!」と喜んで
次にじっくり読んでみて、文中にほぼ全部の作品中多用してる表現が出てきて自分で吹いたと同時に俺の表現力の限界に悲しくなった
あと俺より文章上手いんじゃないかな、書いてくれた人
確実に、マジで

916 :名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 22:19:33 ID:P8ta5p3.0
名乗れ、さあ名乗れ

 
 

便乗する方も出現

 

912 :名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 22:02:11 ID:SFyJOY9Y0
取り上げてもらえないので自分でやった
苦情は受けつけます

Takuとかいうの

Takuとかいうの
 幻想郷が、爆発した。
 たった今、私の目の前でだ。
 世界は光に包まれ、全てが消え行こうとしている。
 暢気に縁側でお茶を啜っていた中での、突然の出来事であった。
 遠くで起こった爆発の光と音が、此方へ近づいてくるのを感じる。
 空気が振動し、外気に晒されている腋をくすぐる。
 何故、爆発したのか。
 その理由すら、正確なところすら判らない。
 否、判るはずが無い。何故ならば爆発というものは、日常で何時起こってもおかしく無いという普遍性を持っているからだ。世界は常に、爆発する可能性に満ち満ちている。
 ただ一つ確かなことを言うとすれば、「誰かが爆発して然るべき行動をとった」という、ある意味理不尽な答えに尽きる。「ある意味」と言う風に、わざと言葉を濁したのにも訳がある。爆発というのは、日本で古来より親しまれてきた伝統と安心の終幕形態のひとつであるからだ。
 俳句や和歌などの「歌」、歌舞伎舞踊などの「日本舞踊」、能楽や狂言などから成る「演劇」など、日本古来の伝統芸能の種類は多様である。だが爆発オチは、それら全てに共通して当てはまるという、無限の可能性を内包している。
 俳句ならば、「とりあえず 困ったのなら マスパオチ」という句さえあるほどだ。困ったのなら最終的にマスタースパーク。これ最強。能楽にしても、能楽師がオカメの面を付けたまま爆風に吹き飛ばされていくという光景も、ありふれたものである。
 あるところに、エジソンと言う男が居た。彼は失敗に失敗を繰り返し、それでも決して成功を諦めずに発明を続けた。フラスコが爆発しても、ビーカーが爆発しても、自家用車が爆発しても、研究所が爆発しても、決して妥協せず、諦めることだけはしなかった。結果として彼は、生涯で累計1300もの発明を世に遺した。
 彼の有名な言葉の中に「芸術は爆発だ」という言葉がある。嘘である。この言葉は、20世紀に活躍した芸術家――岡本太郎のものである。
 話変わって、スペルカードシステム。これは自身と相手の弾幕の美しさを競い合うゲームで、直接的な争いを避けるために開発されたものである。つまり、「美しさを競う」というコンセプトを持つスペルカードシステムは、芸術の中に含まれると言っても過言ではない。いや、むしろ芸術そのものであろう。大気を彩る個性豊かな弾幕は、まさに少女たちが創り出す幻想という名の芸術。
 芸術は、爆発である。
 この言葉が何を意味しているか――最早、これ以上の議論の余地はない。
 端的に言って、スペルカードルールは爆発するこそことが真理なのだ。大気が急速に熱膨張を起こし、音速すら超える膨張速度を持つ爆轟現象を引き起こし、超音速の膨張が未反応の大気へと伝播し、やがては幻想郷全土を包み込む。爆発といえば、芸術。芸術といえば、スペルカードルール。そしてスペルカードルールといえば、爆発。三段論法により証明された「爆発=スペルカードルール」の等式は、幻想郷に於いては絶対なのである。
 嗚呼、幻想の世界に光が満ちる――――

938 :817:2010/01/14(木) 22:45:51 ID:Nk8W6WNM0

ごめん。今度ちゃんと書く。

Takuさんみたいな作風のはっきりしてる人は書きやすい。大好き。

 

931 :名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 22:36:01 ID:AMWFpRUA0

ネコ輔氏

ネコ輔氏

「爆発?」

 ことの始まりは、紅魔館に似つかわしくない爆音だった。

~~中略

「はっ!」
「やるわね……」

 やるわねと言った割りにまるで効いていない目の前の少女――レミリア・スカーレットの種としての尊大さ、そして当人のカリスマに美鈴は辟易せざるをえなかった。
 紅魔館の厨房が爆発した責任を押し付けられるという不名誉極まりない事態を禊ぐためとはいえ、自分の主と闘うことになるとはと。しかし、美鈴の頬は歓喜に歪んでいる。
 楽しい。こんなことを思うのはおかしいことなのかもしれないが、勝ち目の全くない相手を前にして昂ぶる気持ちをなんと表現していいやら。
 対してレミリア・スカーレットは、口元を腕で拭いつつ、血の混じった唾を吐き捨てた。
「もう何十年と肉弾戦っていうのに飢えている。さあかかってこい紅美鈴。理由なんてどうでもいいんだ」

ふじいつき氏

ふじいつき氏

魔界を爆発させたい
人がいます

◆ 
 
「魔界を爆発させようと思うの」
「お願いだからやめてください神綺さま」

 魔界のメイドの朝は早い。
 寒いベランダで、微笑とともに言い放った母親へとまずは朝の懇願である縋りつき。
 抱きつきによる胸の柔らかさはちょっとした役得だったりして。

いこの氏

いこの氏

 小さな爆発音なるもの。
 それはとても甘美なる響きを持ったものでして、うちのペットのおくうもよく地霊殿を吹き飛ばしたがってる。
 私はそれを止める気にはならないのでして、というのも、おくうの思考は数秒でほかへと移っているから。
 幼子のようなおくうには、眼に映るものすべてが刺激で、楽しませる何かだから。
 そのたびに、ちいさな彼女の好奇心がぱちんと小さく爆発するのです。
 おやのような私は、それを暖かく見守るのが務めだなんて。

 妹とうまい関係が作れない私がどうしてこのようなことを考える、そうおもうと胸のおくのあたりがチクチクとくすぐっていくのだけど。
 私はそれを、紅茶の味で誤魔化したのでした。

過酸化水素ストリキニーネ氏

過酸化水素ストリキニーネ氏
 ぼがん、という間抜けな音に少し遅れて。
 身体がひしゃげた。中身から沸騰して、抑え切れなかった力が逃げ場を求めて皮膚の千切れたところから弾け飛ぼうとしている。
 確かな死が身体の全てを駆け巡ってしまう前に、私は妹の瞳を視た。慄然とした色のそれから、自分が何をしでかしたかがまだ理解できていない。
 もう、ずっとそうなのだ。妹は望んで壊しているわけではなく、ほんの少しの感情の揺れで壊すという結果に至ってしまうのだ。

 ――なんて哀しい

 終わろうとする自らの命を奮い立たせ、全てが無に帰ろうとする運命の一つを指先一つか細いながらも掴みとる。
 服は千切れ、身体の至るところから出血している満身創痍な自分の身体に一切構わず、妹を、フランドールを抱き締めた。

「フラン。愛しているわ」

889さんの便乗ー。

 
 

>>817の返信

 

907 :名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 21:50:14 ID:/Ijix4jwO
加筆修正すれば創想話への転載も可だったはず
さあ、あと何人分か追加してぷちに投下する作業にはいるんだ。

938 :817:2010/01/14(木) 22:45:51 ID:Nk8W6WNM0

まだストックあるけど、過疎ってるときにでもスレに投下しようと考えてる。

一応、自分もそそわに投稿してる身だから作品でないものは投稿できない。

これは自分のそそわ大好き分の抽出物ってだけだから、これを見てそそわのいろんな話や作者さんについて興味をもってくれると嬉しい。

910 :名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 21:55:01 ID:31vWQHqg0
>>909
認知されてるってのもあるけど、ID:Nk8W6WNM0さんは各人の文章を何度か読んだんじゃないかな。

938 :817:2010/01/14(木) 22:45:51 ID:Nk8W6WNM0

特徴ある人だとすぐ書けるけど、ぱっと見てわかりにくい特徴の作者の人もいるからすごい読んだ。読むの大好きだからすごい興奮した。

yuzさんが一番早く書けた。あの人の作風すごい。

926 :混ぜ人:2010/01/14(木) 22:29:27 ID:/iGJ89.Y0
>>889
待ちたまえ、AAの上に<後書き>とつけていただきたい。

938 :817:2010/01/14(木) 22:45:51 ID:Nk8W6WNM0

ごめん。混ぜ人さんの作風は後書きでオチの切れ味を増すタイプだと思ってこうしたのに、後書きの文字を忘れるなんてごめん。
(勝手ながら付けさせていただきましたby編集者)

928 :名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 22:30:54 ID:27auFCzY0
>>889
なんか面白いことやってると聞きつけて自分の名前見てみたら
今書いてる新作と全く同じ表現があった\(^o^)/
代わりに新作書いてくださいorz

938 :817:2010/01/14(木) 22:45:51 ID:Nk8W6WNM0

自分も今、新しい話書いてる。がんばろう。

946 :名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 22:53:37 ID:ub.ANJQ.0
>>938
あなたの作者名が気になってきた
しかしこういうときに名前挙がるくらい上手い作風を身につけたいね
953 :名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 23:00:11 ID:NJp4sI5c0
>>817が誰なのか気になってくる

956 :817:2010/01/14(木) 23:11:21 ID:Nk8W6WNM0

>>946

>>953

名乗ったら売名乙とか思われるかもしれないから名乗らない。

もうスレには名前が出てるとだけ。

951 :名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 22:56:07 ID:dwLPUEJg0
いい流れだと俺は思うw
なんにせよ>>817は本気で乙w

956 :817:2010/01/14(木) 23:11:21 ID:Nk8W6WNM0

ここまで盛り上がってくれるとは思わなかった。みんな、そそわ大好きっ子で嬉しい。

 
 
 

終わりに

 

919 :名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 22:21:35 ID:rrKwQzNg0
「ちょっとお前らの好きな作者を適当に言ってくれ。本当に適当でいい。」
「ID:Nk8W6WNM0氏」

 
 
 
 
 

999-1000

 

999 :名前が無い程度の能力:2010/01/15(金) 14:10:13 ID:knmHJidw0
「もう999ね…」アリスはつぶやいた。
あと1カウントで爆発である。
爆発がなるべく大きくなるようにと火薬が仕込まれた人形をその場に残し、
彼女は93スレ目へと歩き出した。

1000 :名前が無い程度の能力:2010/01/15(金) 14:20:45 ID:7pTsaNhs0

                           __,,:::========:::,,__
                        ...‐''゙ .  ` ´ ´、 ゝ   ''‐...
                      ..‐´      ゙          `‐..
                    /                   \
        .................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´                      ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
   .......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙      .'                            ヽ      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
  ;;;;;;゙゙゙゙゙            /                           ゙:               ゙゙゙゙゙;;;;;;
  ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............        ;゙                             ゙;       .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;.............................              ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
                ゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
              ノi|lli; i . .;, 、    .,,            ` ; 、  .; ´ ;,il||iγ
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