ジェネリック作品集88

Last-modified: 2012-02-05 (日) 12:44:46
pikopiko  道標氏

【ジェネリック】 88
【タイトル】 pikopiko  【書いた人】 道標氏
【URL】 ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1318666237&log=88
【あらすじ&感想】
 ――「だからね、私はこれを持ってきたのよ」
 夏の幻想郷、アリスは自宅に引きこもっていた。そこへ訪れたのはご存じ神綺。風呂敷まで抱えている。
 その中から転がり出てきたのは、もう誰もがお馴染みの「ぴこぴこ」なのであった――。

 氏の92作目。ジェネリックでご活躍中。コメディ、百合ネタ、ほのぼのを中心に様々なキャラクターのSS。
 容量はどれもこれもお手軽。まったり読んでほこっと閉じたいときにはオススメしたい作品群である

どたばた家族と悪戯ねずみ  ミゾグチ 氏

【ジェネリック】 88
【タイトル】 どたばた家族と悪戯ねずみ  【書いた人】 ミゾグチ 氏
【URL】 ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1318746533&log=88
【あらすじ&感想】
 ――「寝たってどういう意味? 優しかったって何!? あ、あああ姐さんになんてことをこのネズミ!!」
 命蓮寺で怒声をあげる水蜜。なんでも、ナズーリンが敬愛する白蓮と一夜を共にしたというのだ。
 一輪と共闘してナズーリンを問い詰める水蜜に、ナズーリンはやれやれとため息をつくのだった。

 氏の4作目。ジェネリックに投稿中。命蓮寺メンバーがあれやこれやと騒ぎ立てる、まさにどたばた家族。
 それぞれの性格をよく表した立ち振る舞いが面白い。あと、ぬえちゃんが可愛い。

かくれんぼ  Ministery 氏

【ジェネリック】 88
【タイトル】 かくれんぼ  【書いた人】 Ministery 氏
【URL】 ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1319268960&log=88
【あらすじ&感想】
 ――「今日は“かくれんぼ”の日なんです」
 三月精にはかくれんぼの日というものがある。今日がその日。スターが鬼。サニーとルナを探して家を出る。
 途中で出会った人間や魔法使い。なんでも、森に怖いオオカミの妖怪が出たらしい。これは、やばいかも。

 氏の初投稿(かな?)。主人公が隣人を求めて、幾人もの人々と関わっていく、絵本のような作風が魅力的。
 そんな風に三人の日々は過ぎていく。不思議な充足感に包まれて、ふと見た後書きに感動してしまいました。

意識的無意識時間のハートフルワールド  I・B氏

【ジェネリック】88
【タイトル】意識的無意識時間のハートフルワールド   【書いた人】I・B氏
【URL】ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1321053625&log=88

【あらすじ&感想】
作品集87「意識世界のはーとふるたいむ」の続編である。読んだ人はこれで分かるし、分からないなら前作から読んでみよう。
ギミック勝負の作品なので詳しい言及は避けるが、あの仕掛けをこう進化させるのかという意外性が凄い。

あとパルパル可愛い。

ぽぴゅらす  みこう悠長氏

【タイトル】ぽぴゅらす   
【書いた人】みこう悠長氏
【URL】ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1321884352&log=88
【あらすじ&感想】
突然諏訪子がやり始めた「神様になる」ゲーム
落ち着いた雰囲気が急に切なくなる作品
短編だが雰囲気は非常に秀逸

頭巾と帽子と夏の空  まろ茶氏

【作品集】ジェネリック88
【タイトル】頭巾と帽子と夏の空
【書いた人】まろ茶氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1318264939&log=88
【感想・みどころ】
一輪の頭巾をめぐる少し甘めの話。
村紗と一輪の話はジュブナイルの香りがするので好きなんですが、
この作品も作中の夏という季節と後半のゆったりした空気の流れが甘酸っぱくてすごく良かったです。

――「…………あんたの」
   「はい?」
   「その頭巾、あんたの」
   「え? 私の?」

ヘキサムーン  鈴月氏

【作品集】ジェネリック88
【タイトル】ヘキサムーン
【書いた人】鈴月氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1319558568&log=88
【感想・みどころ】
香霖堂を訪れた霊夢はいつもと様子が違って、まるで分厚い曇り空を思わせるかのような、そんな風だった。
そんな霊夢を相手に霖之助があれこれ思索してる話。

掌編の上に元ネタつき(後で知りましたが)の話なのですが
冒頭でのつかみが良くて、最後までおもしろく読ませてもらいました。

――しかし、そこに僕の期待していた答えは何もなかった。
   あるのはただ、無回答という何の手掛かりにもならない答えだけ。精々僕が得られたのは、霊夢が開いた扉から入り込んできた、雨上がりの土の匂いくらいだった。

なんやかんやで結局同類  古紙配合50%氏

【作品集】ジェネリック88
【タイトル】なんやかんやで結局同類
【書いた人】古紙配合50%氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1319731942&log=88
【感想・みどころ】
咲アリゆるゆる話。
冒頭から末尾までずっと心地よいゆるやかな空気に浸れてよかったです。

――「つかれた」
   「はいはい」

真夜中恋愛戦線異常あり  過酸化水素ストリキニーネ氏

【作品集】ジェネリック88
【タイトル】真夜中恋愛戦線異常あり
【書いた人】過酸化水素ストリキニーネ氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1320689875&log=88
【感想・みどころ】
いつも唐突にはたての家に押しかけてくる文の話。
テンポのある会話と冷めたはたてのキャラクタリングが素敵でした。

――やっぱり今すぐ雨がやんで、こいつは帰ればいいと思う。
   なのに窓の向こうで雨の音はどんどん増していくばかりで、どうも今夜中はやみそうにない。