プチ作品集37

Last-modified: 2010-01-30 (土) 17:02:52
「500年の秘宝」無在氏

「500年の秘宝」無在氏 作品集37
前半くどいなー、とか思ってたら後半はえらいことになっている。
ギャップで笑わせ、そこからスルリと良い話にもっていく流れが自然で違和感を感じない。
文章はしっかりしていて読みやすい。前半のくどさは多分演出?
タグでなんとなくオチを察せられるのが残念か。
レミフラ好き、というかフランちゃん好きは氏の前作とあわせて読むのをおすすめする。

美鈴にツギハギをさせてみただけ 脇役氏

【プチ】37
【作者】脇役氏
【作品】美鈴にツギハギをさせてみただけ
【あらすじ】
ある日、使い物にならなくなったボロボロの布団を欲しいと美鈴が咲夜にお願いした。その理由は――
【感想】
想像すると、可愛い。ただ、それだけ。あと、個人的にはあとがきで冷めた。
【5段階評価】
和み★★★☆☆
可愛さ★★★★☆

日はまた昇る sirokuma氏

【プチ】37
【作品】日はまた昇る
【作者】sirokuma氏
【あらすじ】
「朝日が綺麗ねえ、霊夢」と紫が霊夢に話し掛けるが、霊夢は素っ気無い返事を返すだけ。
【感想】
最初の会話からは想像してなかった展開、内容に魅かれました。
何気ない、ただの会話から発せられる不思議な雰囲気が実に魅力。
コメは少ないけれど、非常に好きになれた作品でした。

春を伝えて、紐 じじじ氏

【プチ】37
【タイトル】春を伝えて、紐
【書いた人】じじじ氏
【あらすじ&感想】
冬の肌寒い空気の中、ミスティアらはリリーホワイトが毎年通るという場所へとやって来た
生き物が渇望する、暖かい春の訪れをその目で確かめるために
「リリーだ!」リグルが空を指差した先には、春の風を巻き上げながら舞うリリーホワイトの白い影
しかし空を見上げたミスティアは、そのあまりの光景に顔面蒼白し、言葉を失った

リリーが異変を起こすという珍しいお話
短い中に上手いこと纏まってるのでとても読みやすい

文章力★★★★☆(最後まで退屈させないテンポ良い文章力に嫉妬)
発想力★★★★★(後書きで★5つ余裕でした)
霊夢力★★★★★(また霊夢か)

旭日高く 蛸擬氏

旭日高く 蛸擬氏

みんなでマラソンをする季節的なお話

【プチ】37
【タイトル】旭日高く
【書いた人】蛸擬氏
【あらすじ&感想】
外の世界から来た早苗の発案により、紫や河童達の協力で新年のカウントダウンに湧いた博麗神社
宴会はいつも以上に盛り上がる中、早苗がふとこんなことを口にした
「元旦と言えば駅伝ですよね」
酔いも手伝い、少女達は初日の出を目指して山を駆けることを決意する

みんなでマラソンをする季節的なお話
初出の作者さんなので、これからも期待したい

文章力★★★☆☆(一部解り難い所もあるが、全体的に普通に読める)
構成力★★★★☆(大筋はギャグなんだが、上手いこと熱い雰囲気が出てて良い)
感動★★★★☆(体力の限界に挑む少女達に襲い掛かる、様々な苦難の道のりは必見)

珍しく真面目な(?)霊夢が描かれてます

『旭日高く』 蛸擬氏

登場キャラ 大勢

あらすじ
ひょんなことから駅伝と言う名のマラソン大会が始まってしまったのだが……。

――珍しく真面目な(?)霊夢が描かれてます。
次々と脱落者が出る中、最後は感動の大団円と……ならないわけですね
やっぱ(苦笑

満月けーねは甘えん坊 樽合歓氏

『満月けーねは甘えん坊』 樽合歓氏

あらすじ
慧音と妹紅はとってもなかよし。
ある日、二人がいつものようにいちゃついていると、突然矢文が飛び込んでくる。
それは輝夜からのものだった……。

――百合要素多めの壊れ系ギャグな感じのお話です。
もこもこもこもこ……。
ぐやぐやぐやぐや……。

ねこいし 道標氏

『ねこいし』 道標氏

あらすじ
さとりのもとにこいしがやってきた。
猫耳をつけて。

――とにかく猫耳こいしに尽きます。
これは、さとりじゃなくてもKOしてしまいますね。

炬燵談義 ~とある巫女の雑感より~ 雨虎氏

『炬燵談義 ~とある巫女の雑感より~』 雨虎氏

あらすじ
正月も過ぎようとしていたある日、霊夢の元にチルノがやってきた。
そして彼女は霊夢におとしだまをくれと言ってくるのだが……。

――純粋なチルノの描写もさることながら、二人の問答が実に微笑ましいです。
オチもなかなかクスリとさせられました。

imaginary affair 岩山更夜さん

『imaginary affair』 岩山更夜さん

あらすじ
まどろんでいる巫女を、萃香が宴会の日だと起こす
次々と宴会準備の手伝いに、馴染みの者が集まってくるが
霊夢は会話を交わすうちに違和感を感じ始め・・・

のんびりとした会話の節々にクスリとしながら
分かっていたのに最後で目頭が

eclair 小宵さん

『eclair』 小宵さん

あらすじ
新年の挨拶に、紅魔館を訪れる衣玖
しかし、レミリアは生憎就寝中につき帰ろうとするも
咲夜は客人をもてなさず帰すわけにはかないと言い・・・

l客人をもてなすほのぼの紅魔館
衣玖さんタイトルにマジ涙目

眠気を操る程度の能力 水切りさん

『眠気を操る程度の能力』 水切りさん

あらすじ
今日も今日とて、門番業に励もうと意気込む美鈴
防衛率回復を狙い、気を引き締め持ち場所へ
しかし、やはり美鈴は美鈴だった!

読んでるうちにこちらも眠くなる(オーラ的な意味で)
こんな日があってもいい

ちょっとそこまで用事-宇治 電気羊さん

ちょっとそこまで用事-宇治 電気羊さん

短い文章の中に突っ込みどころは色々あるが

【作品集】プチ37
【タイトル】ちょっとそこまで用事-宇治
【書いた人】電気羊氏

【あらすじ】
満月が照らし上げる原っぱで、妖怪が人間に襲い掛かっていた。
妖怪の名をきもけーね、人間の名を藤原妹紅という。
ブラウスの下に秘められた白い少女大地をきもけーねが今正に蹂躙せんとした瞬間、「奴」が現れる。

【感想】
短い文章の中に突っ込みどころは色々あるが、それらは全て瑣末事。
各々方見たまえ、これがオチを付けると言う事だ。

ここの所プチでの頻度の高い、電気羊さんの小気味良いギャグ

『ちょっとそこまで用事-宇治』 電気羊さん

今日も創想話の秩序を守るため
我らがパチェさんが大活躍
つまりは・・・タイトル通り

ここの所プチでの頻度の高い、電気羊さんの小気味良いギャグ
割とアウトに近いような気もするが、それはそれ
そしてラストは驚愕なオチが・・・っ!

東方の青い空 比目夢さん

『東方の青い空』比目夢さん

のんびりと神社の掃除に励む巫女さん
しかし、別に自分から進んでやりたかったわけでもなく・・・
「御主人様、掃除は済みましたかな?」

割と自機メインの旧作話は珍しいのでは?
ほのぼのとした日常を送る靈夢達
お茶を片手にでも、ほっと一息つきながら読むべし

メイドアップ・あっぷあっぷ 道標氏

【プチ】37
【作品】メイドアップ・あっぷあっぷ
【作者】道標氏
【あらすじ】
紅魔館のメイド長、十六夜咲夜は化粧だって完璧で瀟洒。
………ってあれ?何かが足りないような………?
【感想】
タイトル一目見て気付いた人も居ると思うが、作品集67に投稿された同作者さんの
「メイクアップ・あっぷあっぷ」といろんな意味で対になっている作品。
同じ化粧を扱った作品だが、メイク~の早苗たちと違って少しアダルトな感じ。
百合が苦手な人は注意した方がいいかも。

星は時に月よりも明るく 岩山更夜氏

【プチ】37
【タイトル】星は時に月よりも明るく
【書いた人】岩山更夜氏
【あらすじ】
(もしかして、自分は存在する意味がないのではないだろうか)
稔子を見ながら、静葉はそう思った。
【感想】
静葉の揺れ動く思いに引き寄せられる、そんな作品。
ある程度読み進めると、タイトルのセンスに感心してしまう。

神様というのも大変なのかもしれない。