【プチ】38
【作品】どろり。
【作者】Angelica氏
【あらすじ】
天井からぽたり、と紅が一滴。それは、鈴仙の手の甲を伝い、純粋な恐怖を与えた。鈴仙は恐れ、天井を見たくないという恐怖心と、何故天井からかという好奇心が葛藤する中、それでも抑えきれない好奇心が僅かに恐怖心に勝り、ゆっくりと、天井の方へと顔を向ける。そこには――
【感想】
ホラー風なのかな。しかし、もう少し描写があればより良かったと思った。
悪くないけれどもう一つ何かが欲しい。
【プチ】38
【タイトル】アンケートから始まる恋愛 【書いた人】喉飴氏
【あらすじ&感想】
自宅で機械をいじっていたにとりの元に突然訪れた文。
聞けば、新聞のアンケートに協力しろ、さもないとあんなことやこんなことを
するぞ、とのこと。甘々だが、流れるような二人の掛け合いがとても面白い。
ギャグが30%、百合分は120%。タグで成分偽装をしないでとあれほど
【プチ】38
【タイトル】「やーん。なにこれー。白くてべたべたする」と、こいしは言いました。
【書いた人】超空気作家まるきゅー
【あらすじ&感想】
>「やーん。なにこれー。白くてべたべたする」と、こいしは言いました。
>興奮しすぎです。
>なに騙されてやがりますか、このロリコンめ。
さとりが一般人相手に心を読みつつ、こいしの『無意識』について一方的に対話する話。
さとりの口から語られる淡々とした絶望と一筋の希望が美しかった。
【プチ】38
【タイトル】紅魔館に自爆スイッチが付きました
【書いた人】八重結界 氏
【あらすじ&感想】
何の変哲もない廊下に昨日までは無かったスイッチが取り付けられている
押すなの三文字しか書かれていないそのスイッチ
レミリアはその誘惑にうち勝つことができるのか
押すなよ!絶対押すなよ!のタグで大体の《流れ》は分かってもらえる筈
一発ギャグの王道を行く作品だと思う
短いながらも素でこれはひどい、と言える作品でした
【作品集】プチ38
【タイトル】『第三回全国魔法使い会議』
【職人名】村人。
【粗筋と感想】
「第三回全国魔法使い会議、開会します」
「おー。んむ、もふもふ」
「(もぐもぐ)」
「えー。この瞬間くらいは手と口を休めてもいいと思うの、私……」
(以上冒頭より抜粋)
という感じで今日も今日とて紅魔館で開かれる魔女の集い(という名のお茶会)
最初に掲げられた5つの重要な議題に添いつつ
アリスが弄られたりマリアリだったり人生ゲームだったりするお話。
まったり甘い空気を呼吸できる、村人。さんらしい作品。
この後に道標さんの「たった四つの冴えた痩せ方」を読むのもあり?
【プチ】38
【作品】あるヨルの太図書館
【作者】じじじ氏
【あらすじ】
いつもの様に静謐が支配する、紅魔館地下の大図書館。
「小悪魔、この本の続きなかったかしら――」
しかし司書を呼んだパチュリーの耳に聞こえたものは、聞き慣れた声ではなく……
【感想】
タグにホラーとありますが、恐さは控えめなのでご安心を。……想像力豊かな人であれば解りませんが。
短くて文面もとても読みやすく、4~5分ほどでさっくり読める、シュール6のホラー4な作品です。
文章★★★★☆(光る表現はないが、非常に読みやすい)
展開★★★★★(落ち着いて情景を浮かべながら読むんだ)
無実★★★★☆(それでも私は、やってない)
総合評価★★★★☆
【プチ】38
【作品】橋の下の会話2009
【作者】sirokuma氏
【あらすじ】
「助けてくれー」「大変だぁー」「樽がさー」「うん」「頭平気?」
【感想】
あらすじを見ての通りの不思議空間。キャライメージが変わった。
あらすじ見て少しでも気になった実際見て体験してくれたら分かります。シュールな空気は大好きな為、楽しめた。
【プチ】38
【作品】凸巫女凹巫女
【作者】村人。氏
【あらすじ】
早苗が博麗神社にやって来た。なんでも、博麗神社をより知る為に来たのだと言う。
霊夢は勉強熱心な早苗に、適当に質問をしていいと許可を出した。ここから、早苗の霊夢に対する質問が始まる。
【感想】
普通は常識人で描かれることの多い早苗が、珍しくシュールになってて面白い。霊夢のツッコミが的確過ぎるのがまた良い。
【プチ】38
【作品】やくやくるくるまわりてかえらん
【作者】いこの氏
【あらすじ】
厄溜めが日課の雛の家に、とある客が訪れて……
【感想】
音読(脳内で)すると、気持ちがいい文章。
ふわりとした語感の節々に独特のセンスが感じる。
とにかく読んでみて欲しいSS
【プチ】38
【タイトル】バカルテットの不思議な体験
【書いた人】脇役氏
【あらすじ】
今日は定休日なのに何故か鼻歌まじりで屋台の準備をしているミスティア。
不思議に思ったチルノ達がそれを聞くと、彼女は「鳥老」達の会議に同席出来るというのだ。
そしてなんやかんやでチルノ達もその会議に付いていく事になり……?
【感想】
ある意味クロスオーバー。昔懐かしのゲームから鳥のモンスター達が大集合。
鳥たちの「お父さん」的な暖かみがバカルテットに注がれてます。
バカルテットシリーズはこれが初読みですが、ほのぼの出来て良かったです。良作。
【五段階評価】
文章力 ★★★☆☆
構成力 ★★★☆☆
90年代度 ★★★★★
オールスター度 ★★★★★
【プチ】38
【タイトル】恵方の方から来ました
【書いた人】監督氏
【あらすじ】
信仰獲得のため恵方巻きを山の妖怪たちに配った守矢神社。
自分たち用に残していた恵方巻きを頬張る早苗に諏訪子は
「熱意が足りない」と言い出し…
【感想】
三本仕立てのSSで二本目と三本目はかなりの糖度。だがそれがいい。
早苗さんに新たな呼称が誕生した瞬間を目の当たりにできる。
【5段階評価】
文章★★★★★
構成★★★★☆
総合評価★★★★★
ニヤニヤ度★★★★★
【作品集】プチ38
【タイトル】からっぽ
【書いた人】いこの氏
【あらすじ】酔っ払った空のお話。
【感想】
特にドラマティックな展開もなく、きっと分類としてはほのぼのに類別される作品。
が、しかし。何ともいえない魅力があります。
とにかく文章が独特。緩急を繰り返す、柔らかい筆致は読んでいて酩酊すら感じました。
飾らないのに程よくお洒落で、たまらなく可愛いのに、嫌味がない、そんな作品です。
唯一無二のセンスを見た気分でした。
【プチ】38
【タイトル】大ちゃんにいわせたくて
【書いた人】Angelica氏
【あらすじ&感想】
チルノの提案で、王様ゲームをするリグル、ルーミア、ミスティア、大妖精。
さて、その罰ゲームとは……
タイトルからわかる通り、罰ゲームを食らうのは大妖精なのだが、その内容がなかなか。
一発ネタで短いものの、コメディとしては上出来だろう。注意書きに下ネタとあるが、まったくそんなことはない。
KENZENである。
【五段階評価】
★★★★☆
【プチ】38
【タイトル】お前ら小学生か
【書いた人】白氏
【あらすじ】
輝夜vs妹紅。
【感想】
時に読者の黒歴史を呼び覚ます作品。
短くても、『あー、俺も昔やったなあ』効果があり、破壊力が大きい。
しかしながら、時折見える白氏の語彙にはひそかに圧倒されてしまう。
【プチ】38
【作品】カレー殿
【作者】恒星さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1233512511&log=38
【あらすじ】
右を向いてもカレー。左を向いてもカレー。下を見下ろしてもカレー。なにこれ夢?
(本文より抜粋)
何やらスパイシーな香りがどこからか漂ってくるのをかぎ取った霊夢と魔理沙。
異変を解決すべくいざ地底へ!
【感想】
最初から最後までカレー。なんというか、ルーの香りが文字から伝わってくるようなお話です。
色々と突っ込みどころ満載なノリで進んでいきますが……だからこそオチの「辛さ」に戦慄することでしょう。
【5段階評価】
文章★★★★☆
構成★★★★☆
カレー★★★★★+★
懐かしい味……?★★★★★+★★
総合★★★★☆
【作品集プチ】38
【タイトル】三月最後の金曜日の空
【書いた人】人比良氏
【容量】4KB
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1233410468&log=38
【あらすじ】
三月最後の金曜日。高校生活最後の日。
早苗は偽者みたいな空を見上げていた。
【感想】
比喩をふんだんに使い、「何も変わらない」日の自然をありありと描写している。
この早苗の感性が今作品の見所である。
対して感動的なはずの別れの風景はどこか他人事のように描かれ、
もう向こう側へ戻れない覚悟と感傷を示している。
短く台詞も(実質)無いが、ゆっくり読んでもらいたい。
春の午後にオススメ。
【ジェネ】38
【タイトル】今夜は咲夜さんがいないんです
【書いた人】じじじ氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1232218780&log=38
【あらすじ】
今夜は十六夜咲夜がいない。レミリア・スカーレットは毎日のように血の風呂を作り入っているのだが
十六夜咲夜がいないため、小悪魔が血の風呂を用意することになった。
【感想・考察】
とことん合わなかった……小悪魔が一人称ってなんかオリキャラ一人称と似たものを感じませんか……
それぞれに小悪魔観があるからオリキャラ一人称より酷いかもしれない……
それを無視してまで読むSSではないと思う。逆に言えば、最初のページ見て小悪魔っぽいなと思ったら
時間つぶしに読んでみてもいいかもしれない。多分これ身内に向けて書いたんじゃないかな、と思えるノリの文章で
悪く言えば勝手に盛り上がってるし、良く言えばユニークだった。
[HE力]★★★★★(フランちゃんウフフ)
[鬱力]☆☆☆☆☆(レミリアのカリスマが……)
[グロ]☆☆☆☆☆(無いに等しい……でも紅しょうががグロいと思うなら見ない方が)
【総合評価】★☆☆☆☆(レビューの主旨とちげぇ)