プチ作品集43

Last-modified: 2009-12-06 (日) 01:46:40
とても悲しい未来の話 十把ひとからげ氏
このレビューは若干いじわるかもしれない。

【プチ】43
【タイトル】とても悲しい未来の話
【書いた人】十把ひとからげ氏
【あらすじ】
 話者(=慧音)は妹紅に手紙を書く。
どうも体の調子が悪いのだ。だから、ちょっと将来に備えて書く。
未来ではなく、限りなく現実に近いそのときに備えて。
―――――――――
【感想】
 手紙っていいですよね。普段なら話しづらいことでも、
手紙ならば顔を見ずに言えるから、かえってちゃんと伝えられる。
それでもやっぱり親しい間柄ならばちゃんと話しかけるように書くから、
その人が相手のことを普段どういう人だと考えているのかがいっそう分かりやすくなる。
あなたならばこう答えるんでしょう?って。
 
こんなにも大事に思っていてくれたことが分かれば妹紅も冥利に尽きるよねってもんです。
あんなこと、こんなことあったなと思いだすんだろう。

口調に違和感があった人もいるみたいだが、
そこは親しい間柄ならば手紙なんかで口調が丁寧に変わることだってあるでしょう。

このレビューは若干いじわるかもしれない。

風邪を引いてしまった慧音が、妹紅に手紙を書くお話。

【作品名】とても悲しい未来の話
【作者】十把ひとからげ 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1241851136&log=43
 
【あらすじ】
 風邪を引いてしまった慧音が、妹紅に手紙を書くお話。
 とても悲しい、未来のお話を。

【感想】
 まず。慧音の口調の違和感が指摘されていますが、それさえ抜けばこの口調だからこその雰囲気があると思います。
 個人的には女性口調慧音は大歓迎なので、気にならなかったのですが。
 もう過去に紹介されていたけど、好きな作家さんで好きなお話なのでつい。
 最後まで読んだ時に、何か心に残るものがあるのではないかと思います。

【評価】
 昔話度:★★★★★

事件『キスメの桶が破壊される』 脇役 氏

【プチ】43
【タイトル】事件『キスメの桶が破壊される』
【書いた人】脇役 氏
【あらすじ・要約】
弾力を用いることにより、キスメは望まずも第一宇宙速度を超えようとした。

【感想】
ちょっと魔理沙俺と変われ!
な作品。
キスメの良い子っぷりと周りの嫉妬オーラが微笑ましい。
それにしてもこの閻魔様、裁判に私情持ち込む気バリバリである。

釈迦に説法 一択氏

【プチ】43
【タイトル】釈迦に説法
【書いた人】一択氏
【あらすじ】
映姫さまがサボタージュ。
【感想】
かつてこのスレをわずかに騒がせた、プチ不思議な流れの4作目。
やっぱり映姫さまは素直なお方だ。本当に。
雰囲気がいい感じで、非常に読みやすいので、長編読破後に一息いれるにはちょうどいい一品。

【五段階評価】
★★★★☆

香霖堂主人の暇な体験談 非共有物理対氏

【プチ】43
【作品】香霖堂主人の暇な体験談
【作者】非共有物理対氏
【あらすじ】
竹林で外来物収集をしていたら、道に迷ってしまった霖之助。
途方に暮れて座り込むと、白髪の少女の姿をした妖怪?に声をかけられ………
【感想】
初対面の相手にも遠慮のない言葉を浴びせる少女や、変にカッコ付けたりせずに気どらない霖之助が魅力的な作品。
中々綺麗にまとまった作品で、まったりした話に仕上がっている。個人的な印象だが氏はこういった作品の方が、上手く書けるんじゃないかと思う。
特別気にする事でも無いと思うが、キャラの行動に対する理由付けが甘い部分もあるのでそこは少し脳内で補ってやる必要があるかも。

「幻想郷へようこそ!」と緑の髪の少女は言った 白氏

【プチ】43
【タイトル】「幻想郷へようこそ!」と緑の髪の少女は言った
【書いた人】白氏
【あらすじ&感想】
幻想郷へとやってきた新たな住人を、リグルが案内します。

時事ネタを絡めた作品。そう言えば、最近そんなニュースを聞いた。
彼らがいなくなってしまうのはとても悲しいことだが、幻想郷で生きていけるのなら、彼らは幸せなのかもしれない

……。

【五段階評価】
★★★☆☆

らいぶらりぃ ぼんばぁ めたる氏

【プチ】43
【タイトル】らいぶらりぃ ぼんばぁ
【書いた人】めたる氏
【あらすじ】
小悪魔が爆散した。
【感想】
最後まで読んで、めたる氏はすごいなあと思った。
文章がうまいとか、オチがうまいとか、ネタ選びが絶妙だとか、確かにそういうのもあるけど
それ以前に、『5分ももたない』とか。流石すぎる。
爆発してみたい貴方に、是非。

世界が終わる時まで。 みらーじゅ氏

【プチ】43
【タイトル】世界が終わる時まで。
【書いた人】みらーじゅ氏
【あらすじ】
ある日、レミリアは自分の右腕を灰にして、咲夜を不老不死の身にした。
それから、時は流れ………
【感想】
上のあらすじを前提に話がはじまる。
事前設定をあとがきに書いてしまったのが失敗の原因かな。
しかし、それを除けば、あとはいい感じ。
文体が内容とマッチして、よりいっそうの寂しさが表れている。
是非。

霊夢さんとキスメさんが夕焼けを眺める話 岩山更夜氏
全くもってまったりほのぼの。

【プチ】43
【タイトル】霊夢さんとキスメさんが夕焼けを眺める話
【書いた人】岩山更夜氏
【あらすじ】
最近、神社に珍しい客が連日訪れるようになった。
【感想】
43前半に現れた不思議な流れの三作目。
全くもってまったりほのぼの。まさに日常のワンシーンという感じ。
内気なキスメさんが可愛い作品。
お茶でも飲みながら、是非。

神社の縁側で、霊夢とキスメがまったりとお茶を飲む。

【作品集】プチ43
【作品】霊夢さんとキスメさんが夕焼けを眺める話 「お勧め!」
【作者】岩山更夜さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1241524065&log=43
【あらすじ】
神社の縁側で、霊夢とキスメがまったりとお茶を飲む。
【感想】
キスメさんシリーズの記念すべき一作目。何気ない日常がとても大切で、何気ない会話がその人の人となりを如実に表している
ことがよく分かるSS。日常を描いたまったり4コマ漫画風味。私には、4コマ漫画数点になっているこのSSが幻視できます。

霊夢さんとキスメさんが板チョコを食べる話  岩山更夜さん

【作品集】プチ43
【作品】霊夢さんとキスメさんが板チョコを食べる話 「お勧め!」
【作者】岩山更夜さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1241791306&log=43
【あらすじ】
キスメさんシリーズ。ゲスト:紫
【感想】
ほのぼのすぎて涙が出てきます。紫があまり胡散臭くなく、普通に可愛く見えてしまいます。キスメと霊夢の関係もいいですが、霊夢と紫の関係もさりげなく温かく描かれているのが印象的です。

霊夢さんとキスメさんがお酒を飲む話……?  岩山更夜さん

【作品集】プチ43
【作品】霊夢さんとキスメさんがお酒を飲む話……? 「お勧め!」
【作者】岩山更夜さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1242181593&log=43
【あらすじ】
キスメさんシリーズ。いつもはお茶だけど、今日は酒を飲む。
【感想】
キスメの意外な一面が見られる話。酒に酔って~、は定番ですよね。個人的に、動揺する霊夢が可愛らしかったです。そういう
珍しい霊夢は貴重だと思ったり。

霊夢さんとキスメさんの午睡  岩山更夜さん

【作品集】プチ43
【作品】霊夢さんとキスメさんの午睡 「お勧め!」
【作者】岩山更夜さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1242543232&log=43
【あらすじ】
キスメさんシリーズ。キスメが神社に遊びに来ると、霊夢は居眠り中だった。
【感想】
とても短いです。とにかく、ほのぼのするお話。ヤマも落ちもありませんが、ほのぼの分を補給したければぜひ。

霊夢さんとキスメさん こんな出会いでした  岩山更夜さん

【作品集】プチ43
【作品】霊夢さんとキスメさん こんな出会いでした 「お勧め!」
【作者】岩山更夜さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1242694714&log=43
【あらすじ】
キスメさんシリーズ。キスメと霊夢の出会い。
【感想】
いつもの2,3倍の量で二人の出会いが描かれています。気分は「はじめてのおつかい」。キスメを心の底から応援したくなる作品です。そして、キスメに負けず劣らず、不器用な霊夢もいい味を出しています。

神器は適切な用法・用量を守って使いましょう デン氏

【プチ】43
【タイトル】神器は適切な用法・用量を守って使いましょう
【書いた人】デン氏
【あらすじ】
三種の神器。
それは、絶大な力を持つと共に、使い方次第では使用者を滅ぼす力をも持つ。
【感想】
何やってんだい、ご主人。な作品。
途中まで、まさにそれらしい雰囲気の展開にしておきながら、最後で落とす。
この落差には笑うしかないと思もう。
あと、あとがき。

冬でもリリー バニラビーンズ氏
まだ冬なのに、リリーが現れた。

【プチ】43
【タイトル】冬でもリリー
【書いた人】バニラビーンズ氏
【あらすじ】
まだ冬なのに、リリーが現れた。
なんだかんだ言って、気になる霊夢。
【感想】
二次界において『春ですよー』がメイン台詞のリリーだけど、このリリーは何も喋らない。
そして、それがいい。
案外、無言というのも新しい可能性があるのかもしれない、とか思ったり。

冬にいるんだリリーと思ったけど、そんなのどうでもいいくらいリリーかわいいよ、リリー。

【プチ】43
【タイトル】冬でもリリー
【書いた人】バニラビーンズ氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1241449180&log=43

【あらすじ】
霊夢が雨戸を開けると、境内の、梅の木のすぐ傍にリリーが立っていた。(抜粋)
どれだけ雪が体に積もっても、蕾だけの梅木の前からリリーは動こうとしない。
見かねた霊夢は、こたつに押し込んでみたり、お茶を飲ませてみたり。
それでもリリーは梅の木から離れない。もう霊夢も好きなようにさせておいたのだが……。

【感想】
三人称。視点は霊夢。
冬にいるんだリリーと思ったけど、そんなのどうでもいいくらいリリーかわいいよ、リリー。
お茶に関するやりとりが、とても好きだった。

ただ「リリーらしく」という表現が何度か出てくるが、リリーらしいって何?という点だけ引っかかりが残った。

花についての話  柚季氏
百合なのですが、メインの二人は百合じゃないです。

題名/花についての話 作者/柚季氏
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1242139703&log=43
百合なのですが、メインの二人は百合じゃないです。百合についての話?
透明感のある文章と雰囲気が素敵でした。コメントにもあるように、心がほっこりします。
氏がプチに投稿してる作品には様々な雰囲気のssがありますが、こういったほのぼのが一番好きだったり。

ノロケ、とは書きましたが、しっとりした雰囲気で進むお話です。

【作品名】花についての話
【作者】柚季 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1242139703&log=43

【あらすじ】
 「咲夜は美鈴のどこが好きなのさ?」――フランドールのふとした問い。
 二人して、いかに美鈴が甲斐性なしかなんてお話になりつつも、「あること」をするのは上手である、という咲夜さん。
 妹様とメイド長の、静かに優雅なお惚気話。

【感想】
 ノロケ、とは書きましたが、しっとりした雰囲気で進むお話です。
 二人に語られる美鈴は、ヘタレで甲斐性なしでどうしようもないですが、それでも魅力的。
 花が咲くように、音はなくとも顔は綻んでしまう、そんなさくめーさくでした。

【評価】
 名作メイド:★★★★★

ゆうかライオン  火忍 氏

【ぷち】43
【題名】ゆうかライオン
【作者名】火忍 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1242316542&log=43
【あらすじ】
寂しがり屋のライオンは、自分を怖れぬヒマワリに恋をしました。

【感想】
という歌が昔ありましたね。流行りましたね。
その歌を東方に落とし込んだ作品でありました。
ちなみに僕の一番好きな花もヒマワリです。
大好きです。幽香りん。