プチ作品集9

Last-modified: 2010-02-28 (日) 20:50:06
外界仕込みの防犯システム  TNK.ダルエスサラーム 氏

【プチ】9
【タイトル】外界仕込みの防犯システム  【書いた人】TNK.ダルエスサラーム 氏
【あらすじ&感想】
毎度毎度、盗難被害の激しい図書館。
パチュリーが外界の知識を用いて放つ数々の防犯設備が魔理沙を迎え撃つ!

ネタのオンパレード。貴方はいったいいくつ分かるかな?
誰でも知ってるネタで締めてるから、笑いどころはバッチリのはず。
最低限、最初と最後が分かればツカミはOKだぜ!

小悪魔の呪日記  あさ氏
小悪魔が日記をつけることにした。

【プチ】9
【作品】小悪魔の呪日記
【作者】あさ氏
【あらすじ】
小悪魔が日記をつけることにした。理由は、日本語を練習するため。なので内容は適当なことを書き綴るだけにするそうだ。
【感想】
読み終わった時には既に呪いにかかっているだろう。そんな作品です。
呪いと言ってはいますが、ホラーなどでは無く、遊び心のあるギャグに近いです。
短いので、一度は読むのをオススメしたい。

悪魔やら魔王やら単語が出てくるが、そういえば彼女も悪魔だったなぁなんて思ったり。

【プチ】9
【作品】小悪魔の呪日記
【作者】あさ 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1155854768&log=9

【あらすじ】
小悪魔は日記を書き始めました。

【感想】
小悪魔のちょっとした日常をほのぼのっと綴った日記。悪魔やら魔王やら単語が出てくるが、そういえば彼女も悪魔だったなぁなんて思ったり。
何とも上手な書き方で、小悪魔視点の紅魔館の日常の描写が素晴らしい。
へぇ、そうなのか。なるほどなるほど。と思いながら読み進むうちに、あっという間に最後に到達。
そしてその瞬間、あなたは小悪魔様に対して絶対の忠誠を誓うことになるだろう。
ジークこぁ!

夏ですよ~  あさ氏

【プチ】9
【作品】夏ですよ~
【作者】あさ氏
【あらすじ】
「あたいはね、アンタなんかだいっきらいなのよ」
チルノの言葉にショックを受けるリリー。一緒に春を遊んだ仲なのに、何故そんなことをチルノは言うのか……
【感想】
ちょっぴり心が温かくなるお話。ベタな展開、先が読めても良い話だ。
そう感じれる作品です。
まだ寒い季節、春が訪れる前にこれを読んでちょっぴり温かくなってみては如何ですか?

思い出  HaLN氏

【プチ】9
【作品】思い出
【作者】HalN氏
【あらすじ】
ビー玉を見つけた――埃のせいでくすんでいる紅と白の模様のビー玉を。
【感想】
好き嫌いは別れそうですが、小さなほんわか見つけた。といった感じで私は好きでした。ほんのちょっとだけ、温かくなれる短いお話でした。

魔理沙からの手紙 あさ氏

【プチ】9
【作品】魔理沙からの手紙
【作者】あさ氏
【あらすじ】
いつもお世話になっております。霧雨魔理沙でございます。
【感想】
実に凝った作品。その凄さにただただ感嘆するばかりでした。

――しなくて結構です。  おしお氏

【プチ】9
【タイトル】――しなくて結構です。
【書いた人】おしお氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1155074115&log=9
【あらすじ&感想】
テンポのよい文章を使って書かれた明るく軽い雰囲気の前半と、シリアスな表現を多用した
暗く重い雰囲気の後半。この二つの完全に異質な空気の間を渡り歩く、芯の通った変態が一人。
キャラクターの造形というものはこのようにするのだという手本にしてもらいたい作品である。

特にシリアス混じりのギャグ作品で多いのだが、状況によってまるで別人のように感じられてしまう
キャラクターというのは、私はあまり魅力を感じないし何より感情移入が出来ない。
この作品で描かれた変態は、なんと背筋の真っ直ぐな変態であることだろうか。状況にも雰囲気にも流されず、
貪欲に己自身を志向する、余りにも美しい姿をしている。
無論、そのような人物というのは綺麗なだけでは決していられない。周囲からは蔑まれることもあるだろう。
世界には悪とされることもあるだろう。しかし、それで構うものかと己を貫くその姿勢こそ、私が物語を
読む上で最も見たいものなのだ。そしてそうしたキャラクターだけが、私が望む「おかしい」ではない
「楽しい」笑いを提供してくれる。

ええ、腹筋がはちきれんばかりに笑いましたとも。前半も後半も、その両方を貫く芯そのものも。
これ以上、散りばめられたネタそのものに対してどうこう言うのは俺の個人的な感想文になっちゃうので、
それはご自身で読んで確かめて頂きたいと思います。

五段階評価はあえてつけません。アクが強いというか、アクそのもののような作品なので評価は確実に
割れるからです。ただ少なくとも乳首ビンビン丸が面白かったっていう人なら楽しめるとは思います。
俺はそっちはあんまり好きじゃなかったので、あれが好きじゃないって人も是非ご一読して頂きたい。
すごく短いからサッと読めるしね。