作品集1

Last-modified: 2011-10-28 (金) 19:22:16
アリスと人形と禁断の魔法 れ氏

「アリスと人形と禁断の魔法 」
作者名:れ 氏/出典:東方創想話/
登場人物:???/傾向:かなり暗め/ボリューム:短め/
 アリスの持つ人形にまつわるエピソード集、といった体裁の掌編。
 暗めのお話と断られている通り、きわめてダークで乾いた雰囲気なので苦手な人にはお奨めしかねる。が、逆にそちら方向が好きな人は読んで損はないといえる。

え、黒幕? たま氏

「え、黒幕?」
作者名:たま 氏/出典:東方創想話/
登場人物:チルノ/傾向:軽め/ボリューム:短め/
 『妖々夢』におけるチルノ参戦のいきさつ、といった短編。
 黒幕、とタイトルに入っているのに出てくるのはチルノだけ、というのは思考の死角を突かれたというか。
 じっさい、チルノの認識というのはこういった感じかも。

おやつ時鼎談 凜氏

「おやつ時鼎談」
作者名:凜 氏/出典:東方創想話/
登場人物:魔理沙、レミリア、咲夜/傾向:軽め/ボリューム:短め/
 七夕を控えたおやつどき、主にせがまれメイドが語る、天の川にまつわる伝説……という趣向。
 ほんのりとおかしみ漂う空気感が心地よい一本。

開設記念 marvs氏
創想話の最初の作品。

「開設記念」
作者名:marvs 氏/出典:東方創想話/
登場人物:霊夢、魔理沙/傾向:軽め/ボリューム:短め/
 タイトルどおり、『東方創想話』の開設記念に、同所の管理人であるmarvs 氏が投稿したもの。創想話の最初の作品。
 内容はSSというよりは煽り文に近いもので、AAが入っているなど、marvs 氏の遊び心がうかがえるものとなっている。

全てはここから始まった。

【作品集】1
【タイトル】開設記念
【書いた人】marvs@管理人
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1057410215&log=1
【あらすじ&感想】
2003/07/05 22:03:35
全てはここから始まった。
現在のコメントつき投票数は135。その全てが満点という傑作だ。
もう一度初心に帰り、あの日の清らかな気持ちを思い出して欲しい。
数々のすばらしい作品に出会わせてくれる場を設けてくれた管理人に向かって……敬礼!!

marvs氏の好意によって設置されている場ですから、仲良くやりましょうよ……。

【作品集】1
【タイトル】開設記念
【書いた人】marvs@管理人氏
【URL】 ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1057410215&log=1
【あらすじ&感想】

東方創想話は公共の場ではありません。
marvs氏の好意によって設置されている場ですから、仲良くやりましょうよ……。ね?

【五段階評価】
★★★★★

窮猫鬼を噛む? たま氏

「窮猫鬼を噛む?」
作者名:たま 氏/出典:東方創想話/
登場人物:咲夜、橙、フランドールほか/傾向:軽め/ボリューム:短め/
 『妖々夢』の後日譚、咲夜に捕獲されて紅魔館に連れて来られた橙の運命は? というお話。
 橙×フランという組み合わせはなかなか珍しく、新味を感じられる。
 なにげに酷い扱いの例の人もいい味。

くろまくの一日。 AZ氏

「くろまくの一日。」
作者名:AZ 氏/出典:東方創想話/
登場人物:レティ、チルノ/傾向:軽め/ボリューム:短め/
 『妖々夢』の舞台背景における、レティとチルノの出会いを描いた小品。
 ひょうひょうとしたレティと数字が苦手なチルノの取り合わせが楽しい。
 どこかしら(というか、すくなからず)学園もののような雰囲気をかもし出させているあたりは、流石に『私立東方学園』主催の本領というところか。

東方七夕祭 れ氏

「東方七夕祭」
作者名:れ 氏/出典:東方創想話/
登場人物:霊夢、魔理沙ほか多数/傾向:軽め/ボリューム:短め/
 七夕、されど空は曇天、さればと霊夢たちがとった行動は……といった一夜のてんまつ。にぎやかな一場の喧騒。ちなみに投稿日はまさに7月7日。

東方笑点 針弾氏

「東方笑点」
作者名:針弾 氏/出典:東方創想話/
登場人物:咲夜、レミリア、霊夢、魔理沙ほか/傾向:ギャグ/ボリューム:短め/
 霊夢たちがお題をもとにネタを披露しようかという話。お嬢様LOVEな咲夜の性格破綻ぶりが可笑しいやら物悲しいやら。『こういうのは笑点っていうか「大喜利」って言うんじゃない?』とかそんな細かいことにこだわる人、あにぃは関心しないな。

闇の来訪者 ルーミア 浜巫女氏

「闇の来訪者 ルーミア」
作者名:浜巫女 氏/出典:東方創想話/
登場人物:ルーミア/傾向:軽め/ボリューム:短め/
 夕暮れどき、連れとともに今日の戦利品を確かめるルーミア……という他にないシチュエーションが目を引く。
 いっぷう変わったリズム感ある文体もユニーク。

闇の妖怪、神社におじゃまする。 浜巫女氏

「闇の妖怪、神社におじゃまする。」
作者名:浜巫女 氏/出典:東方創想話/
登場人物:ルーミア、霊夢ほか/傾向:軽め/ボリューム:短め/
 闇の来訪者 ルーミアの続編的な内容。霊夢に対してやけにフランクなルーミアの態度など、独特なムードをかもし出している。

我的名字紅美鈴 Amak氏

「我的名字紅美鈴」
作者名:Amak 氏/出典:東方創想話/
 「――名前?」
 仕事に戻ろうとした私は、門番の彼女に呼び止められた。
 「ええ。お嬢様ってもしかして、私の名前覚えてらっしゃらないんじゃないかと思うんですけど」
 「そんなことは無いんじゃない?」
 「――――咲夜さん。私の名前フルネームで言えます?」
 「紅美鈴」
(以上、本文抜粋)

おそらく当時は新しく、今もなお議論(と叩きあい)が激しい「美鈴の正体は?」なSS。
吸血鬼の配下なのに名前が中国系で、姿も中国系。
名前のように紅い髪に、鈴のような声。
古人曰く「名は体を現す」、されど果たして「体は名を表す」ことがあるのか否か……?

綺麗な文章と情景描写でかつ読みやすい長さの名作。
少しシリアス、基本ほのぼのと万人受けの作風なので、
王道に食傷気味な人には物足りないかも。
けど、ネタ的にも今読んでも「へぇ」と思えるハズなので、美鈴ファンはぜひ読んで欲しい。

余談だが
 「――――咲夜さん。私の名前フルネームで言えます?」
 「門番中国」
 「さ~く~や~さ~ん~~」
――まあ、からかうと楽しい、という事もあるのだけど。(本文抜粋)

こんな頃から『中国』なのね……と思った新参レビュアーでした。

中国度    ★★★★★
綺麗な描写  ★★★★★
満足度    ★★★★★

白銀の春過ぎて  STR氏

【作品集】1
【タイトル】白銀の春過ぎて  【書いた人】STR氏
【あらすじ】
身体を包む心地よい冷たさ。
自らに触れる肢体には不快な熱さは無く、安心感を抱えたまま微睡んでいった。
【感想】
非常に短い。
だけどこの作品は短くさらっと終わるのが逆に良い、と思った。
とにかく、雰囲気を楽しむにはもってこいかも。
爽やかな朝に読むのがいいかもしれない。

櫻酒 風城一希 氏

【作品集】1
【タイトル】 櫻酒  
【作者】風城一希 氏
【あらすじ】
散るか散らぬか花を湛える一面の桜。
桃色の空の下を魔理沙は歩く。

【感想】
ほのぼのというか雰囲気がいい。
同じ作者で『道草』があるけど、それと同じく会話が上手い。
短いので空いた時間にどうぞ。

【五段階評価】
文章★★★★☆
構成★★★☆☆
春  ★★★☆☆
総合★★★★☆

咲夜と手品師の秘技 Amak氏

【作品集】1
【タイトル】咲夜と手品師の秘技
【書いた人】Amak氏
【あらすじ&感想】
咲夜さんの、少女時代。時を止める力に気づき、ズルを覚えた彼女。
次第に周囲から疎まれ始めた彼女が出会ったのは……

咲夜さんが本当に普通の女の子。なんか、その辺にいそうな感じでとても親近感が持てる。
作品は程よく短く、よく纏まっている。手軽に読めて得した気分になれる作品でした。

★★★★☆

世界を繋ぐ糸  Amak 氏

【作品集】1
【ポイント】11900
【レート】10.46
※2009/08/18時点
【タイトル】世界を繋ぐ糸
【書いた人】Amak 氏
【あらすじ】
 咲夜さんの、少女時代。時を止める力が気づかれ、幽閉された彼女が
瀟洒な従者になるまでのお話。
【感想】
 それほど長くない、中編程度の作品に、咲夜の半生と弾幕が詰めこまれている。
咲夜とレミリアの弾幕や能力の描写に名称を使うことなく、
原作を踏まえつつも、あざとく感じさせない見事な文章。
咲夜を二つ名通り、「完全」かつ「瀟洒」に表現し切ったお話。

博麗の巫女  耳の人 氏

【作品集】1
【タイトル】博麗の巫女
【書いた人】耳の人 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1063601956&log=1
【あらすじ】
博麗霊夢は普通の巫女である。つまり、彼女には血縁がいるわけで……。

【感想】
霊夢がおばあちゃんだいすきっこだったんだよ!なお話。
特に山があったりするわけではないのだが、霊夢魔理沙レミリアと霊夢の祖母の会話が何とも微笑ましい。
おばあちゃんに甘える三人が何とも可愛らしいし、何より最後に思わずほろり。
約11kbの短い作品なうえに文体があっさりしていて、とても読みやすい作品なので、ちょっとした時間に何か読みたいと思ったら是非どうぞ。
思わずテキスト保存してしまった。

【五段階評価】
★★★★☆

館の亡霊  たま氏

【作品集】1 
【タイトル】館の亡霊
【書いた人】たま氏
【URL】 ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1063488301&log=1
【あらすじ】
ひょんなことからプリズムリバー三姉妹の家で留守番することになった魔理沙。 
彼女が図書室で本を読みふけっていると、図書室に向かってくる足音が。
足音の主は、三姉妹のとよく似た青い服を着た少女だった。

「…私はレイラ・プリズムリバー。怪しい人じゃないよ。」

【感想】
自分としてはこの解釈はありだ。
途中のレイラが歌うシーンが綺麗だからこそ、終盤の展開の切なさが増す。
物悲しくも良い話だった。
幻想郷にレイラが出てくる話に拒否感がないならば是非。
【五段階評価】
★★★★☆(彼女に幸せがあらんことを)

馬酔木の花は咲いたか  STR氏

【作品集】1
【タイトル】馬酔木の花は咲いたか   【書いた人】STR氏
【URL】ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1058714214&log=1
【あらすじ&感想】
妖々夢頒布の夏に書かれた咲夜さん視点のシリアス掌編。
3.68KBという短さの中に妖1面が見事に表現され、非常に印象深い。

この作品のレミ咲が今でも俺の中での理想像だったりする
あとレティチルとしても原点に近い。台詞は皆無だけど