作品集102-2

Last-modified: 2010-07-09 (金) 22:15:11
満月フラン~心安らかに~  みたらしいお団子氏

【作品集】102
【タイトル】満月フラン~心安らかに~
【書いた人】みたらしいお団子氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1267242849&log=102
【あらすじ】
冬の空に浮かぶ満月が煌々と光を放っている。
妖怪の美鈴は血を騒がせる。それどころではない真祖の吸血鬼である主達はどうしているのか。
お嬢様はきっと心配ないと考えたその時、泣きそうなフランドールが美鈴の部屋を訪れた。

【感想】
時が動き出したフランドールに、新たな本能的衝動が芽生える。
満月のたびに自身にある恐怖と闘わなければならないのはさぞ辛いだろうと思います。
衝動を「人格」として捉えるところがフランらしく、お馴染みのスペルとも繋がります。
レミリアの次はフランドールを守り抜く美鈴はかっこいい。
そして後書きが強烈。多分良い意味で、全て持っていかれている気がしてならない。
【おススメ度】
★★★☆☆(時間があれば是非)

灰かぶり猫  Sourpus氏

【作品集】102
【タイトル】灰かぶり猫
【書いた人】Sourpus氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1267286139&log=102
【あらすじ】
聖のメロンパンを一人で平らげてしまった星は、後悔や罪悪感?から寺を飛び出し、色々感情が綯い交ぜになった状態で聖に手紙を書き始める。

【感想】
ジャンルは、ギャグ時々シリアスですかね。
最初は一体どこに向かっているのか分からない状態が続き、暗中模索で読み進めました。
手紙長えよ星!所々伏せられているのは、さて何が入るのか。
支離滅裂な手紙を読み切ると、打って変ってシリアスになります。途中で引き返さないでね。
ナズーリンの想いや葛藤が書き連ねられ、最後はどうなるのか…と思ったら、あれ?
おかしいな、あれ?そんな馬鹿な。
途中に挟まれる例え話はなるほど上手いと思いました。
面白かったですが、あまりに星の手紙が長すぎて、終わりの見えないトンネルを進んでいるようでした。飽きる人も多いんじゃないかと少し心配。
【おススメ度】
★★★☆☆(時間があれば是非)

(   )りんりん!  橙華(仮)氏
人気投票の結果を一歩踏みこんでまとめられたものとも言える。

【作品集】  102(最新)
【タイトル】  (   )りんりん!
【書いた人】 橙華(仮)氏
【URL】    ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1267295512&log=102
【あらすじ】
光在るところそれ即ち影在り。
第七回東方シリーズ人気投票の打ち上げ会、そこでは順位に応じた各人各様のドラマが広がっていた。
黒谷ヤマメは、様々な派閥にちょっかいをかけにいくが……。

【感想】
もしも東方キャラが人気投票の結果を知っていたら……。
ある意味では、ifストーリーである。
また、躍進を遂げた者、急降下した者、あるいは安定感のある者など、
人気投票の結果を一歩踏みこんでまとめられたものとも言える。
人気が低くて落ち込んでしまう者でも、ここは飲み会。
あくまで明るいノリで軽い気持ちで読んでいける。
ただし、いわゆる「不人気ネタ」が肌に合わない人はお勧めできない。

なお、SS中に順位が頻出するため、人気投票結果のページを開きながら読むとより楽しめます。
ttp://v.thwiki.info/vote7/result_char.html

読んで笑えるか不快になるか分かれるところと思います。

【作品集】102
【タイトル】(   )りんりん!
【書いた人】橙華(仮)氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1267295512&log=102
【あらすじ】
先日行われた第七回人気投票。その結果を受けて皆が思うことは。

【感想】
人気投票の結果と見比べながら読みましょう。
順位で特定するという発想は面白いですが、人選からしてどうしてもネガティブに見えてしまいます。
会話内容や地の文も、順位が低いことをネタにしてばかりなので、読んで笑えるか不快になるか分かれるところと思います。
後書きにおまけがありますが、個人的にはむしろこっちメインに書いてもらいたかった。
【おススメ度】
★☆☆☆☆(暇があるときにどうぞ)

鳥籠の中で  猫井はかま氏

【作品集】102
【タイトル】鳥籠の中で
【書いた人】猫井はかま氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1267313827&log=102
【あらすじ】
ナズーリンは、自分と星についての噂を流すために大黒屋を襲っていた。
ナズーリンの目的とは何か。そしてそれに込める想いは。

【感想】
ナズーリンの星への強い想いと覚悟がひしひしと伝わってきます。
どこまでも心優しい星。そして星が優しすぎるがゆえに、嘘を重ねるナズーリン。
最後にはナズーリンの星に対する在り方に変化がありますが、聖が復活したらどうなるのか気になるところ。
幻想郷が現在の幻想郷となる瞬間の描写が良かった。確かに穏やかに済むわけはなく、巻き込まれた者たちはこういう体験をしたのかもしれません。
ダークとありますが、ダークというより手段を選ばない覚悟といった色合いの方が強いです。
【おススメ度】
★★★☆☆(時間があれば是非)

空木  EXAM氏

【作品集】102
【タイトル】空木
【書いた人】EXAM氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1267336905&log=102
【あらすじ】
気の遠くなるような年月を法界で過ごした白蓮。長い長い孤独から解放された彼女は……

【感想】
確かにこれはあり得る。白蓮が復活したら何の問題もなく元通り、となるとは限りません。
それ以上の詳細はネタバレになるので割愛。
丁寧な描写に好感を持ちましたが、ひとつひとつに連続性がないように感じました。
言葉にし辛いですが、一連の流れではなく、飛び飛びの点になっているような感じ。
加えてこの長さはもったいない。この書き方なら、中編~長編を書けばかなり良いものになるのではないかと。
【おススメ度】
★★☆☆☆(時間が許せば)

幻想郷独身女性の会定例行事が三の非  幻想と空想の混ぜ人氏

【作品集】102
【タイトル】幻想郷独身女性の会定例行事が三の非
【書いた人】幻想と空想の混ぜ人氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1267395449&log=102
前作ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1223710316&log=60
【あらすじ】
人里の大通りをのんびりと歩く男が一人。
夕暮れ時、早めに帰ろうと裏道を通ると、そこにあったのは少し前に見たことのあるような大きな屋敷。

『ほぼ確実に結ばれる結婚斡旋所』

【感想】
まさかの続編。
前作は大いに爆走していましたが、今回も期待を裏切りません。
会話内容がキャラとして自然で、様子が容易に脳裏に浮かびます。
人選は前作とは逆方向ですが、相変わらずのノリで突っ走ります。
色々疲れて笑いが少ない日々を過ごしている人は、前作と合わせて読んできましょう。
そして通算100作品目おめでとうございます。
【おススメ度】
★★★★☆(是非とも読みたい良作)

橙>会議(橙本位性)  マンキョウ氏

【作品集】102
【タイトル】橙>会議(橙本位性)
【書いた人】マンキョウ氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1267419859&log=102
【あらすじ】
この日、幻想郷の各勢力を代表する大妖たちが博麗神社に集まっていた。
『色々』あったせいで本調子ではない霊夢に結界を開かせ向かう先は、『外』で行われる『会議』であった。

【感想】
どこまでもオリジナル設定。良くも悪くもオリジナルの塊のような作品です。
個人的にはとても面白かったです。設定の説明が必要がないくらいこの世界観に浸かって物語を読んでみたい。
一つ言うとすれば、タイトルにある橙の話は、あまり重要ではないような気がしました。
それがなくても面白いし、タイトルを見てそういう内容を期待すると「あれ?」ということに。
あと、狙ってのことだとは思いますが、ベアードの会話内容があまりにわざとらしい気がします。そこだけ残念。
【おススメ度】
人を選ぶと思うので評価が難しいです。
私個人としては★★★☆☆(時間があれば是非)
オリ設定苦手な人はやめておいた方がいいでしょう。

ちるのさんLv.99 おしまい!  ナルスフ氏

【作品集】102
【タイトル】ちるのさんLv.99 おしまい!
【書いた人】ナルスフ氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1267260977&log=102
【あらすじ】
大量の「ふしぎなアメ」を食べて真に最強になったチルノ。
あちこちを回った末、自身の城に戻る道中で会ったのは大妖精。
誰にも負けない力を持っていたはずのチルノだったが……

【感想】
全体的に暴走ギャグという雰囲気のシリーズでしたが、最終回は感動です。
大妖精が大ちゃんじゃない。偉大な大妖精を見たい方は是非。
感動のラストであることは間違いないですが、きっちり小ネタを挟んできます。
全くもって回収しなくていい伏線拾ったのに笑ってしまいました。
ギャグで走り続ける中にも設定をしっかり生かしており、よくストーリーが練られていると思いました。
【おススメ度】
★★★☆☆(時間があれば是非。シリーズ全編読むことをお勧めします)

正体不明の衣  白麦氏

【作品集】102
【タイトル】正体不明の衣
【書いた人】白麦氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1266859449&log=102
【あらすじ】
 時系列的には輝夜が幻想郷に来たあたりのころのぬえの話。
 外の世界で暴れていたぬえの前に自分の能力の効かない相手が現れる。
 
【感想】
 最初に注意がある通りオリジナル設定が多い話なので賛否が分かれそう。
 途中でオチが読めるのは残念ですがある意味こういう話の王道だと思いました。
 中盤からのぬえはあまり見かけないタイプのぬえで個人的には○。作者さんの考えるぬえなんでしょうか。

霧雨より愛を込めて  はるか氏

【作品集】102
【タイトル】霧雨より愛を込めて
【書いた人】はるか氏
【URL】
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1267114606&log=102
【あらすじ】
バレンタインも過ぎた2月の終わり頃のある夜、香霖堂の前には白黒の姿が。
「…………かなり、時間が過ぎてしまったな……もう、二週間近くのロスタイムだぜ」

【感想】
よくある魔理沙と霖之助のほんのりラブストーリー
……の、はずだった!

219 :名前が無い程度の能力:2010/02/27(土) 00:05:49 ID:kwc3zHH60

はるか氏は何度か最後の最後に卓袱台をひっくり返すSSを書いているが、件のSSは破壊力がヤバかった

良い雰囲気で俺好みのSSだと思っていたらあの顛末だった

219に同意する。良い雰囲気のSSだと思ったらアレだよ。

【五段階評価】
★★★☆☆(ある意味慧音先生の寺子屋行き!)

白い白い、クジラの話  ふじいつき 氏

【作品集】102
【タイトル】白い白い、クジラの話
【書いた人】ふじいつき 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1267277070&log=102
【あらすじ&感想】
空をクジラが飛んでいた。一人の妖精が、それを見つけた。

童話口調の語り口でほのぼの流れていくお話。
コメントにもある様に小学校の教科書にありそうな優しい物語です。
大妖精とクジラとの比較やクジラの様子が丁寧に描写されていて楽しめました。
物語をもう少し広げられたのではという点は不満でもありますが。

【五段階評価】
★★★☆☆

繋ぎ止められた平行線  風流 さん

【作品集】102
【タイトル】繋ぎ止められた平行線
【作者】風流 さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1266775958&log=102
【あらすじ】
 あらゆる存在に忌避された覚妖怪の姉妹。
 二人はとうとう地底の最果て、地霊殿にまで追いやられてしまった。
 拒絶される事を受け入れ、自分達に付いて来る者達と暮らしていければ良いと言う姉。
 拒絶され続けてもなお、他者との交流を諦めない妹。
 そんな姉妹に以前から付き従い、見守り続けてきた動物達がいた。

【感想】
 古明地姉妹が地霊殿にやって来たときの、過去話になります。
 覚の能力に関する話なので、やや重い部分もありますが、それでも前向きに進む展開が印象的。
 前半で多少読みづらい部分もありますが、中盤からの心理描写と、こいしと動物の掛け合いにぐいぐい引き込まれます。
 平行線は決して交わることはないけれど、繋ぎ止める存在がある限り、ずっと傍にいて同じ道を進んでいけるのかもしれません。
 二人にはいつか幸せになって欲しい。そう思えるSSでした。

あなたの一滴を  まりまりさ氏

【作品集】102
【タイトル】あなたの一滴を   
【書いた人】まりまりさ氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1267206506&log=102
【あらすじ】
乾燥して切れてしまった咲夜の唇から滲む血を見て、レミリアは…

【感想】
鈍感お嬢様と純情メイド長のハートフルなお話…?
パチュリーとフランの容赦ない断罪が秀逸です。
多分カリスマブレイクまではいってないけど腰が低いお嬢様。
とりあえずとても甘いのでレミ咲好きな方はどうぞ。
★★★☆☆(時間があれば是非。レミ咲好きは必見)

貴女の紅、私の紅  紅雨 霽月氏

【作品集】102
【タイトル】貴女の紅、私の紅   
【書いた人】紅雨 霽月氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1267175100&log=102
【あらすじ】
病弱な少女であるフランドールが見たのは、紅い瞳と大きな翼を持った吸血鬼。
ある日、街を脅かしていたその吸血鬼を見つけたフランドールは必死に呼びかける。
そして…

【感想】
もしフランドールがレミリアの実の妹でなかったら、というIfストーリーです。
斬新な設定ですが、違和感なく読むことができました。
病に冒されていくフランの切実な想いや、吸血鬼らしく尊大に振舞っていたレミリアの心が氷解していく様子はぐっときます。
二人には幸せになってほしいと願わざるを得ない作品です。
★★★☆☆(時間があれば是非)

小さくなっても苦労は絶えない  京本祐一氏

【作品集】102
【タイトル】小さくなっても苦労は絶えない   
【書いた人】京本祐一氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1267289869&log=102
【あらすじ】
紫がちっちゃくなっちゃった!

【感想】
紫様の気まぐれのお話。いつも以上に振り回される霊夢と藍が哀れ。
お風呂については…うん、何も言わない。本当はこうじゃないと信じてる。
というかこれ、はたして元に戻れるのか…?
楽しいお話だが、すっきりオチてないのが残念。続編を期待。
★★☆☆☆(時間が許せば)

未来予想図  誤爆氏

【作品集】102
【タイトル】未来予想図
【書いた人】誤爆氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1266776153&log=102
【あらすじ】
さとりの元にこいしが持ってきた一本のビデオ。中身は秘密というこいしの言葉に不安を覚えながら、さとりがその内容を見ると…?

【感想】
みんながこいしを気にかける、そんな優しい地霊殿の日常が垣間見える作品です。
哀愁を帯びたラストは、さとりの心情を表すのに一役買っています。
しかしながら、肝心のこいしの動向が描かれないことに物足りなさを感じてしまうことは否めません。もう少し途中に盛り上がりをつけたり、このお話の後に展開する物語を描いたりしてほしいところでした。
タイトルの通り、某アーティストの同名の曲を聞いておくとより楽しめると思います。
★★☆☆☆(時間が許せば)

ドミノ・パニック  suke氏

【作品集】102
【タイトル】ドミノ・パニック
【書いた人】suke氏
【URL】
(前)ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1266786610&log=102
(中)ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1266786973&log=102
(後)ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1266787481&log=102
【あらすじ】
今夜は人里で祭りが行われる――
多くの人妖が集うこの日、それぞれがとった行動は…

【感想】
永遠亭の日常から話が始まり、人里の祭りに参加する数多くの人妖それぞれの動向を追っていきます。
水面下でじわりじわりと広がっていくパニック。些細なことが疑念を生み、誤解を引き起こし、一歩一歩悪い方向へと進んでいく様子に、ハラハラドキドキしながら引き込まれていきました。
かなり長いので読み切るにはそれなりの時間と気合が必要ですが、その価値はあると思いました。ただ、激的なオチを求める方は少し拍子抜けしてしまうかも知れません。
視点や台詞に若干ぶれがあるのが残念。
★★★☆☆(十分な時間があれば是非。不用意に読み始めるのは危険かも)

正直の副産物  ワジンコ氏

【作品集】102
【タイトル】正直の副産物
【書いた人】ワジンコ氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1266819091&log=102
【あらすじ】
冬のある日、魔理沙は手袋が欲しいと考える。当てを思いついた魔理沙は、その相手に交換条件として渡すものを入手しに出かけたのだが…

【感想】
面白いマジックアイテムが登場するお話です。
ある人物はいつものように大いに振り回されて哀れですが、やり取りは微笑ましく感じられます。
最後には意外な人が登場しますが、このトリックには感嘆しました。
お話としては面白いのですが、文章がややくどく、読みづらいのが難点です。文量自体もスクロールバーで想像する量の1.5倍を想定した方がいいでしょう。
初投稿であることを考えると、今後に大きな期待が持てると思える作品でした。
★★☆☆☆(時間が許せば)

こあっともんすたぁ  白々燈氏

【作品集】102
【タイトル】こあっともんすたぁ
【書いた人】白々燈氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1266841835&log=102
【あらすじ】
レミリアと咲夜が不在の紅魔館。フランドールはいつもより気楽な一日を過ごすかと思われたが…

【感想】
……うわぁ、まためんどくさいことやらかしやがったよコイツ。と誰もが思うこと必至。
なぜか巻き込まれた幽香がかわいいです。そしていつものようにフリーダムな小悪魔が見られます。
最初から最後までギャグで全力疾走なお話。
飽きることなく読み進められました。
★★★☆☆(時間があれば是非)

まっさらなレミリア  百ノ夢氏

【作品集】102
【タイトル】まっさらなレミリア
【書いた人】百ノ夢氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1266842868&log=102
【あらすじ】
レミリアはベッドの上で膝を抱えていた。ぐるぐると思考を巡らせた末、紅い霧を出すに至った理由とは。

【感想】
珍しく自信がないネガティブ思考のお嬢様です。
運命を操る程度の能力を不純な(?)動機で器用に濫用していきます。
ドラ○エを知ってないと多分落ちれません。
レミリアを愛してやまない人は、弱気で懸命なお嬢様に魅了されましょう。
★★☆☆☆(時間が許せば。レミリア好きにはおススメ)

猫を拾った事があるの  六日氏

【作品集】102
【タイトル】猫を拾った事があるの
【書いた人】六日氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1266849124&log=102
【あらすじ】
少女は一人で生きてきた。
ある日、いつものように森で食料を探していると、少女は鳴き声を聞いた――

【感想】
猫アレルギーの人は回れ右。猫を拾ったシリーズ四作目です。
ずっと一人で生きてきた妹紅が、一匹の猫と絆を深めていく過程は心にじんときます。
別れが来るのは必然ですが、それを受け入れるには時間がかかる。その段階を細かく描写していて妹紅の心の動きがよく分かります。
陳腐な言葉しか出ないので端的に言うと、ラストの雰囲気が大好きです。
このシリーズは一度は読んでおきたい良作集だと思います。
★★★★☆(是非とも読みたい良作)

新訳・雪女  昌幸氏

【作品集】102
【タイトル】新訳・雪女
【書いた人】昌幸氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1266856977&log=102
【あらすじ】
梅雨の時期、霖之助は一人の少年と出会う。

【感想】
これはいい超設定。昌幸さんお馴染みです。
少しでも内容に触れるとネタばれになるので伏せますが、原作では語られない部分、他の人が想起しにくい仮定を描いており、独特の世界に引き込まれていきます。
ただもう少し設定・背景に凝ってほしかったところ。描写もややあっさりしているので、もっと濃く描けたら文句なしの良作になること間違いない。
【おススメ度】
★★★☆☆(時間があれば是非)
オリ設定苦手な人★-1.5、むしろ斬新なオリ設定ばっちこいの人★+0.5。レティは俺の嫁!それだけはぜってえ譲らねえな人★-0.5

噛み傷の代償  くろまる氏

【作品集】102
【タイトル】噛み傷の代償
【書いた人】くろまる氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1266864417&log=102
【あらすじ】
指先に感じる激痛で目が覚めた魔理沙。その原因は――

【感想】
テーマはありがちといえばありがちだが、発想自体は奇抜である。
甘いような甘くないような。語られない部分に甘さを見つけるというのが正しい読み方かもしれない。
個人的には、原因の霊夢の心情がほとんど語られなかったのが残念。捉え方は人それぞれだと思うが、なんとなくタグにある「指ちゅっちゅ」だけのお話のように思えた。
作品に求めるものによって読後感に大きな差が出そうである。
★★☆☆☆(時間が許せば。霊マリ好きにはおススメ)

涙の川  タツアキ氏

【作品集】102
【タイトル】涙の川
【書いた人】タツアキ氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1266903215&log=102
【あらすじ】
地底の片隅で生まれた涙の川。流れ流れて行く先は――

【感想】
決して簡素ではないものの淡々とお話が進んで行くせいか、ふわふわとした印象を受けました。
涙を流せるということの意味を考えさせられます。
後書きでなるほど、と思いましたが(ゆえに後書きから読むのはおススメしません)、なぜか分からないけど知れず流れてしまう涙から、本当の意味で涙を流す時のことを語っていくという点にこの作品の良さを感じました。
【おススメ度】
★★★☆☆(時間があれば是非)

反転現象  砥石氏

【作品集】102
【タイトル】反転現象
【書いた人】砥石氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1266908368&log=102
【あらすじ】
紅魔館のメイド長である十六夜咲夜は悩んでいた。
それはもうひどく悩んでいた。

【感想】
ギャグ路線でいくかと思いきや、本当は甘々なのか、いや最後は――と、要素が移り変わっていく。個人的には、もう少し描写を濃くすれば要素それぞれで一つずつ作品が書けたのではないかと思えた。
デビューしたての作者さんながら、話を一足飛びにすることなくきっちり書き込まれ、とても丁寧に感じた。
ただ、全体的に話の入りが唐突な上、淡々と事実を並べているように感じたのが残念。心情の描写が薄いこともあってか、説明的に人名が登場する頻度が高かったのも惜しいところ。
会話文の演出が印象的だが、表記上若干分かりにくいような。
色々批評を書いてしまったが、私自身は好きな作品です。
【おススメ度】
★★☆☆☆(時間が許せば)

人気者  耳かき氏

【作品集】102
【タイトル】人気者
【書いた人】耳かき氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1266916606&log=102
【あらすじ】
土蜘蛛のヤマメは地底の人気者。しかしヤマメは、その「人気」を素直に受け止められずにいた。

【感想】
「人気者」である理由に思い悩むヤマメと、それを見守っていたリグルのお話。
誤解していたことがわかり、ずっと踏み出したかった一歩をついに踏み出すヤマメに心打たれました。そしてリグルがかっこいい。
決してありきたりな話ではないのだが、雰囲気から話の流れが読めてしまうのがほんの少しだけ残念。
また、ヤマメとリグルのやり取りの場面は、もう少し視点をすっきりさせた方がより緊張感溢れる演出にできたように思う。
【おススメ度】
★★★☆☆(時間があれば是非)

長い話書けなかったから短いのまとめてみたvol.4  コトリ氏

【作品集】102
【タイトル】長い話書けなかったから短いのまとめてみたvol.4
【書いた人】コトリ氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1266929334&log=102
【あらすじ】
「ひとり」を考えるアリス、霊夢の夏の夜の夢、愛する妹のために奮闘するレミリア、チルノがさせた無邪気な約束、の4つ。(書いちゃまずかったか…?)

【感想】
コトリ氏お馴染みの短編集です。それぞれのお話に関連はありません。
どのお話も、短いながら深いです。登場人物の心情をそれほど具体的に表してはいませんが、台詞や動作、情景描写により、自然に頭の中に浮かべられました。
しんみりしつつもミステリアスな雰囲気が漂う作品です。
個人的には大好きな一品。
【おススメ度】
★★★☆☆(時間があれば是非)