作品集132

Last-modified: 2011-06-07 (火) 21:13:12
しまむらようむ と ゆにくろうさぎ  夢藍(むあい)氏

【作品集】 そそわ132
【タイトル】しまむらようむ と ゆにくろうさぎ
【書いた人】夢藍(むあい)氏
【URL】
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1291123619&log=132
【あらすじ】
しまむらとユニクロの熱い戦いの物語。(嘘です)
【感想】
文章をわざとひらがな多めにしているのが幼い雰囲気の妖夢にあっていてとてもよかった。
てゐの煽り文句もリアルな感じがいいし狂信的なしまむら信者の妖夢は必見。
幽々子が何気にかわいそうだった。
何故供養したし。

「貴様、ユニクロの手の者かぁぁぁあああああ!!!!」

【五段階評価】
★★★★ (しまむらかユニクロが好きなら+1)

巫女らと魔女とお月様  龍宮城氏

【作品集】132
【タイトル】巫女らと魔女とお月様
【書いた人】龍宮城氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1291391211&log=132
【あらすじ&感想】
最近では大宴会と化している祭事、例祭。今年の博麗神社のものはまだなのかと問う魔理沙だったが、
霊夢は大雨の日に済ませてしまったのだと言う。そもそもが大事な祭事であり、宴会のために日程をずらすようなものでもないと。
それならばと新しい祭りを提案する魔理沙、それが無ければ寂しいものとは霊夢も承知しており、
満月の夜に合わせて新たにお祭りを企画することになった。
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酒宴の為に祭事を執り行うとは氏神に対して何たる無礼か、と憤慨する早苗。
物申す!と博麗神社へと向かった先で見たものは、
人を虜にするような美しさで祭式をこなす霊夢の姿であった。
その裏で進行していたのは意外で、しかし心憎い趣向を凝らした「本日の主役」の選定であった。

儚月抄などでしか使われていない神様を祀る場所としての博麗神社ですが、
作法をきっちり描いたり祝詞をそのまま載せたり等の演出によって
この作品の中では、神社らしい神聖な雰囲気を出すことに成功していると思います。
神話に絡めたそのオチにもああなるほどと思わされました。
雰囲気・要素だけが良いだけでもなくネタ・発想だけが良いだけでもない、
ともかく、満足できた作品でした。日本に生まれてよかった。
★★★★★(初詣は地元に参拝してみませんか?)

ある妖精メイドの話  clo0001 氏
名前も無いキャラクターの短編SS。

【作品集】132
【タイトル】ある妖精メイドの話
【書いた人】clo0001 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1291760394&log=132

【あらすじ】
彼女は紅魔館で働く妖精メイド。
一介のハウスメイドから、少しでも少しでもお嬢様に近づくためにたゆまぬ努力をし、現在はパーラーメイドを務めるにまでいたった彼女。
しかし、彼女はひとつだけ、コンプレックスを抱えていました。

それは、あかぎれや肌荒れによる傷だらけで、ゴツゴツとした汚い手。
だから彼女は手袋をいつも付けており、仲間内からは手袋付きとからかわれていました。

【感想】
名前も無いキャラクターの短編SS。
童話や絵本を読んでいるかのようにストーリーが素直で、とても読みやすいです。
そしてレミリアが見事にカリスマってます。

【五段階評価】
★★★★☆

シンデレラのような、というより明らかにシンデレラを元にしたであろうお話。

【作品集】132
【タイトル】ある妖精メイドの話
【書いた人】clo0001氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1291760394&log=132
【長さ】12.00KB 【ジャンル】感動 【メインキャラ】妖精メイド・レミリア
【あらすじ】
少しでもレミリアに近づくために、必死に努力してきた一人の妖精メイド。
あることで他のメイドにからかわれ、引け目を持っていた彼女に幸福は訪れるのか?
紅魔館で紡がれた、ひとつのハートフルストーリーをご覧あれ。

【感想】
シンデレラのような、というより明らかにシンデレラを元にしたであろうお話。
絵本調の文体が、ふんわりした優しさを表していて素敵である。
前提にあるフラレミがちょっと気になってしまったが、フランドールの可愛い嫉妬が微笑ましさを引き立たせているので、物語としては必要な要素のようにも思う。
妖精メイドが主人公の話は珍しいが、特にこの作品は、名のない半オリキャラに興味のない人にも読んでもらいたい一作である。
あとパッチェさんお茶目。
【心癒され度】★★★★★(誰しも心温まる)
【おすすめ度】★★★★☆(紅魔館の主らしいレミリアが好きな方は必見)

月夜に事に羨み  Rスキー氏

【作品集】132
【タイトル】月夜に事に羨み
【書いた人】Rスキー氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1291053669&log=132
【長さ】18.36KB 【ジャンル】シリアス 【メインキャラ】輝夜・妹紅
【あらすじ】
月に一度、満月の日と決めた殺し合い。それを終える度に、二人は睦言を交わすように語り合う。
ある時から妹紅の話には慧音の影が色濃く見え、輝夜は痛切な思いを抱いていた。

【感想】
氏の前作『月夜に歴に怯え』と対になる作品。こちらは輝夜視点。
殺し合いを続ける理由について迫った話だが、その点についてはありがちと言えばありがち。しかし、輝夜の燃えるような嫉妬心を直接的に描いたのは珍しいのではないかと思う。
なぜ、自分は妹紅の隣にいられないのか。いや、いずれは。その暗い想いがひしひしと伝わってくる。
慧音をどうにかしてやろうというような感情は持っておらず、所謂ヤンデレのようなものではない。
妹紅は二人に対してそれぞれどういう思いを抱いているのか、気になるところ。
【ストーリー性】★★★☆☆(作者の他の作品もセットで読むことで深みが増す)
【おすすめ度】★★★☆☆(妹紅・輝夜・慧音の間に生じる葛藤が好きな人は+0.5)

寅と炬燵と編み物と  でれすけ氏

【作品集】132
【タイトル】寅と炬燵と編み物と
【書いた人】でれすけ氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1291131835&log=132

【あらすじ】
実は極度の寒がりだった星。
ナズーリンはその解決策を求めて白蓮に相談すると、彼女はマフラーを編んであげればいいと提案する。

【感想】
季節感のある題材をメインに、二人の絶妙な距離感を感じさせられる作品です。
真面目だけど少しとぼけた星、そんな星をサポートするナズーリン。
王道的な二人の関係ですが、星のために頑張るナズーリンの可愛らしさはもちろん、この作品の良さをさらに際立たせているのは星のナズーリンへの思いやりの気持ち。
読み進めていくとニヤニヤが止まりません。

【五段階評価】
★★★★☆(個人的にストライクな星ナズでした)

蜜柑とたからもの  遷都山氏

【作品集】132
【タイトル】蜜柑とたからもの
【書いた人】遷都山氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1291218184&log=132

【あらすじ】
冬には珍しく暖かな日、ナズーリンが屋根の上で昼寝をしていると下から自分を呼ぶ星の声が聞こえた。
一緒に蜜柑を食べようと誘われ、ナズーリンは仕方なく降りていく。

【感想】
星とナズーリンが二人で蜜柑を食べるお話し。ホントそれだけ。
でもそこで交わされる会話に心温まります。
ストレートに気持ちを表す星が素敵。

五段階評価】
★★★☆☆(短いけどしっかりまとまっている良作です)

Always On My Mind  ビッグ・サミー氏

【作品集】132
【タイトル】Always On My Mind
【書いた人】ビッグ・サミー氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1291956181&log=132

【あらすじ】
ずっと星に片思いしていたナズーリン。
ある時星は偶然からナズーリンの自分に対する気持ちを知ってしまう。
次の日彼女は命蓮寺から姿を消した。

【感想】
家出した星と、嫌われたかもしれないと不安になるナズーリンの恋愛模様を描く作品。
全体的にシリアス、と見せかけて実はギャグ。
最初から地の文が多くて読み始めは退屈に感じましたが、会話の要所要所にテンポのいい冗談を挟んでいて途中まで読み進めると最後まで一気です。
終盤のナズーリンの告白は必見。

【五段階評価】
★★★★☆(星ナズもそうですが、周囲のキャラも立っていて良かったです)

冬のヒバチ  リペヤー 氏

【作品集】132
【タイトル】冬のヒバチ
【書いた人】リペヤー 氏
【ポイント】1680
【レート】13.12
(※2010/12/21時点)
【あらすじ】
 とある雪の降る夜、ストーブの灯油を切らしてしまい火鉢を使う事にした霖之助の所に一人の少女が迷い込む。生まれたての付喪神のようなその少女は深紅の髪をしていて……
 真・緋蜂-改様が幻想入り。コンシュマーの弾幕シューティングに一切触れた事がない自分でも、数々の伝説を耳にした事があるゲーム、怒首領蜂大往生とのクロス作品。
【感想】
 クロスオーバー作品であるが、緋蜂が付喪神になって深紅の髪の少女になっているなどかなり幻想郷よりの設定であるため、怒首領蜂大往生の知識が全然無い人でもオリキャラのSSとして違和感なく読む事が出来るだろう。霖之助・魔理沙をはじめとする東方キャラもしっかり動いているため、東方以外の要素が目立ち過ぎるという、オリキャラSS・クロスSSにありがちな失敗もない。
 作品の展開は長さに相応しくストレート。このくらいの長さのSSでは、余計な捻りを入れると展開が急過ぎて引っ掛かる場合があるので、このくらい真っ直ぐな展開の方が良い。
 一方、味気なく感じたのはバトルシーン。派手な弾幕の東方と殺意ある弾幕のCAVEという対比が表現されていたのは良いと思ったが、折角の弾幕STG同士のクロス作品なのだから、もう少し分量を取って弾幕を打ち合って欲しかった。せめて洗濯機を。あと、東方でもEXはボム無効だから、そこまで魔理沙は驚くかなという所が少し引っ掛かった。
 ところで、怒首領蜂大往生発売から真・緋蜂-改の撃破に要した日数は2718日。これをこの作品が投稿された2010年12月5日から遡ると、なんと創想話開設の6日前の2003年6月29日になる。そのようなゲームハードの世代が変わってしまうほど長い年月の間、数々の挑戦者を迎え撃ってきたのだから、彼女(?)達が幻想郷入りしても不自然ではないだろうな、と読んでいて思った。
【長さ】.   短□■□□□長 (39KB 気軽に読める中編)
【構成】     ★★★★☆ (ストレートで読みやすい構成)
【描写】     ★★★☆☆ (対戦シーンがあっさりしすぎた印象)
【総合評価】 ★★★☆☆ (CAVEシューティング好きなら★4)

二人の旅‐A story of the girls‐  内川恭一 氏

【作品集】132
【タイトル】二人の旅‐A story of the girls‐
【書いた人】内川恭一 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1291126569&log=132

【あらすじ&感想】
美鈴と咲夜の昔の話。幻想郷ではない世界でのこと。
美鈴は血生臭い仕事をしているせいで擦れていて、咲夜はある国で奴隷として扱われていた。
咲夜はぼろ雑巾のような死の寸前で、美鈴と出会う。

設定が新鮮で面白い。続きを早く読みたくなる文章。惹き込まれて読んだら、続き物だったせいで寸止め状態、俺を焦らしている作品。
咲夜かわいいとかそういう要素は副次的なもので、多分、重いテーマについての話なんだと思うんだが……続き来るのかな……
面白いんだがスレで話がさっぱり出ないから俺がレビュしてしまった……誰か文章うまい人、面白さを伝えてくれ

【五段階評価】★★★★☆(過去話、美咲好きは+1)

妖夢が英語にはまるとこうなる  手負い 氏

【作品集】132  【タイトル】妖夢が英語にはまるとこうなる  【書いた人】手負い 氏
【長さ】.   短■□□□□長 (12KB 気軽に読める短編)
【あらすじ】
妖夢が某奥州筆頭の結果、英語のような何かにハマってしまった妖夢。
その有様は、かの大妖八雲紫ですらこの言葉しか発する事が出来なかったという。
「これはひどい」
【感想】
 どうしてこうなったw、と表現するのが適切だろうか。
口調や性格が一定しないという妖夢の原作描写を周囲の影響を受けやすいと解釈し、
中二も思わず苦笑いするすっ飛び妖夢に仕立て上げたギャグ作品。
「フューチャー永劫スラッシュ!」「八雲パープル様」「Oh...」などニワカ英語に染まった妖夢の台詞も面白いが、
主人公(?)紫の説得に当たりつつ心の中で入れる突っ込みがそれをより際立たせている。
オチ、後書きの二段落ちもしっかり付いていて、構成を見ても完成度は高い。
【構成】     ★★★★★
【描写】     ★★★★☆
【総合評価】 ★★★★★ (笑えます)

重婚系女子  bat氏

重婚系女子:bat氏
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1291224361&log=132
妙に冷静な地の文とハイテンションな会話の組み合わせで笑わせてくる、
突っ込みどころしか無い東方キャラ達の喜劇。

アイキャンフライ  水切り氏

【作品集】132
【タイトル】アイキャンフライ
【書いた人】水切り氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1292091420&log=132

【あらすじ】
はたてを文は理解できない。
はたての飛び方はあまりにまだるっこしいし、それに付き合えば日が暮れる。
翼に風を受け、空を体で切ることが喜びである文にとって、宙を漂うような
それは理解できることではない。
嵐のある日、文がそうした楽しみを全身に感じていた時

【感想】
情景や雰囲気を楽しみたい人にお勧め
短くまとまった話が、はたての魅力を描き出した数行に向かっている
読後の清涼感に満点

別れを告げるにはあまりに遠く  おるふぇ 氏

【作品集】132
【タイトル】別れを告げるにはあまりに遠く
【書いた人】おるふぇ 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1291718886&log=132
【あらすじ&感想】

冒頭のメリーと蓮子の意味ありげな会話から唐突に場面は切り替わり、後はひたすら淡々と、
なんでもない大学生活の描写がなされる。丁寧で綺麗ですが、やや退屈さ、そして違和感を覚えるその描写を読み進めていくと、
物語は一つの結末に収束する。この結末を知った後だと、作品に漂う枯れ果てた雰囲気が素敵だと思えてくるから不思議。
情景を思い浮かべてゆっくりじっくり、浸るように読んでほしい作品です。

★★★☆☆(面白かったとは言い難い。でも雰囲気は楽しめた)

アルコホリックな彼女  大笠ゆかり氏

アルコホリックな彼女 大笠ゆかり氏
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1292125009&log=132
宴会で倒れるまで酒を呷る魔理沙と早苗。そんなニンゲンが理解できないぬえ。
霊夢の口から語られる魔理沙が可愛すぎて、思わず床の上をごろごろ。
早苗側の描写が意図的と思われるがすっぽり抜け落ちていて、もやもやした感じが残るかも知れないが、私はそう言うのが好きなのでどんと来い。