作品集136

Last-modified: 2013-12-16 (月) 16:59:27
紅魔館におけるアンチ・ハレルヤ式学習指導要領  うるめ氏

【作品集】136
【タイトル】紅魔館におけるアンチ・ハレルヤ式学習指導要領
【書いた人】うるめ氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1295167501&log=136
【あらすじ&感想】
 紅魔勢が幻想郷にやってきたての頃の話。スペルカード作成風景などが丁寧に描かれていて楽しい。
 作中の所々に本家・紅魔郷に繋がるポイントがいくつもあって、作者の紅魔郷好きがとてもよく伝わる作品。
 レミィとフランの姉妹喧嘩、なんていうとありきたりなネタに聞こえがちだが、
 一度フランにめっためたにされたレミリアが邸の住人それぞれから異なる特訓を受け、
 そして現在にいたる多彩なスペカを編み出す過程は見ていてほんと胸が熱くなる。
 他にも見所は多々あるが、特に紅霧異変についての解釈には驚かされた。あとラストのレミリアのリベンジマッチが熱い。

 結構な長編だが、シリアス・ギャグのどちらもほどよく盛り込まれておりとても読みやすい。
 是非、紅茶や大福を片手にお読みください。

メwwwwシwwwwウwwwwマwwww  カミソリの値札氏
「他人の不幸で今日も飯がうまい!!」

【作品集】136
【タイトル】メwwwwシwwwwウwwwwマwwww
【書いた人】カミソリの値札氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1295249608&log=136
【あらすじ&感想】
「他人の不幸で今日も飯がうまい!!」
古今東西どこにでもある感情。
だがしかし、追い求め過ぎると今度は自分がその対象になる。
そう、この話のように…。

ああこりゃ地底に封じられるのも当然だと思わせる性悪さの妖怪たち。
救いは!?と聞きたくなるオチ。
まさにタグ通りの話だった。
そういうのが嫌いな人は要注意。
あと、「シャーデンフロイデ」はタグではなくいっそタイトルにしてしまっても良かった気がする。

【五段階評価】
 ★★★☆☆(個人的にはヤマメちゃんの裏表さがきつかった)

パルスィの脆さが愛しい話。

【作品集】136

【タイトル】メwwwwシwwwwウwwwwマwwww
【書いた人】カミソリの値札氏
【URL】 ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1295249608&log=136
【あらすじ&感想】
パルスィの脆さが愛しい話。

パルスィ好きなら読むべき。あ、でも読まない方がいいかも。
タグの鬱は違うと思う。鬱ってほど重い話じゃないよ。性悪タグは正しい。
出てくる東方キャラが性格悪くて気分悪くなるのを鬱というなら鬱が正しいのだろう、たぶん。

読んで作者の思惑通り気分悪くなったから、そういう意味ではいい作品なのだろう、私は嫌いだが。あ、思うツボ。まずい。
地霊殿メンバーが好きなら読んじゃいけない。気分悪くなる。これが点数高いってことは皆潜在的Mなんだな、くそ、天子か。

難を言うなら、最後が弱い。ヘタに工夫したらかえってダメになるのは容易に想像できるが、ちょっと軽くね?
いや、その軽さをむしろ愛おしいと思うべきか。

全15件の「鬱」タグSSの最高得点に位置する作品。

【作品集】136
【タイトル】メwwwwシwwwwウwwwwマwwww 【書いた人】カミソリの値札氏
【分類タグ】古明地さとり 水橋パルスィ 黒谷ヤマメ 性悪 鬱 シャーデンフロイデで書いてみた
【URL】ttp://coolier.sytes.net/sosowa/ssw_l/136/1295249608
【POINT】約7000(2013/12/15時点) 【容量】14.85KB
【あらすじ&感想】
全15件の「鬱」タグSSの最高得点に位置する作品。
鬱タグSSにおいて次点以降は3000点台のがいくつかあって、それらを確認してみると、秋神様がゲロ吐きながら土下座していたり、人形遣いが垂れ流しながら首吊っていたりと、あらあらまあまあな内容。
で、一位はどれほどのもんなのだろうと、戦々恐々としながら読んでみました。……うぅん、多分トラウマにはならないと思います、この内容なら。
性悪パルスィが性悪さとりに鬱にされて、さとりメシウマというあらすじですが、陰惨と言うこともないかと。陰惨さでいえば、他のSS内で何百年とリストカットするアリスの方がキツイです。
感想欄を見ると、評価は二つに分かれてます。鬱展開を良く書ききったというのが高評価。そうでないのは、これも二つに分かれているようですね。「もっと鬱に!」というのと「嫌な内容」というのと。
少なくとも多くの人の関心を集めたSSなのは確かでしょう。
個人的な感想としては、行間が空きすぎていたかなというのがあります。個性的、つまりはテンプレでない内容なこともあり、言葉や場面を足すべきだったのじゃなかなぁ、と思ったり。
逆にシンプルにするのだったら、たとえば「歌姫でジョッキーなヤマメ」という奇抜なものにしないほうがいいと思うわけで。
でも、ここら辺がポイントの高さにつながっているのでしょうね。読んだ後、何かを言いたくなってしまうSSだということです。行間は広くて正解なのかも。

代改造!! 劇的ビフォーアフター  ハリー氏

【作品集】136
【タイトル】代改造!! 劇的ビフォーアフター
【書いた人】ハリー氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1295186380&log=136
【あらすじ&感想】
「最近、宴会してても肴が足りないというか……」
「霊夢とかが作ってくれてる分じゃ、もう全然足りないよねぇ」

……博麗神社で楽しい宴会がやりたい――。
そんな妖怪たちの切なる思いにリフォームの匠(笑)が――霊夢に無断で――立ち上がる。

短いのでさらりと見れるssです。

メモリアルゴムの死骸  八重結界氏

【作品集】136
【タイトル】メモリアルゴムの死骸
【書いた人】八重結界氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1295782845&log=136
【あらすじ】
 今の幻想郷が求めているのは、他人の色恋沙汰である。
 時代を見つめる射命丸。今回の目玉は、東風谷早苗の恋愛特集である。
【感想】
 結界氏のギャグの強みは、インパクトとテンポだ。
 「ヘロたんインしたお!」や「コネチカット州在住のトム・テレンシーさん」というフレーズに覚えのある人も多いだろう。
 このSSのメイン、射命丸と早苗のやり取りは、インパクトは強くないが軽快で、目が引っ掛かることが無い。
 しかし秀逸なのはオチ。使い捨てに見えるネタを回収したのは上手い。
【五段階評価】
 ★★★★☆

人を食った話   すねいく 氏

【作品集】136
【タイトル】人を食った話
【書いた人】すねいく 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1295826486&log=136
【あらすじ&感想】
ある日魔理沙はルーミアに人を喰った時の話を聞く。
彼女が語るその顛末とは。

これはやられた。
ああ、そういう意味か!とつい膝を打ってしまった。
短い話なのでさらりと読める。でも面白い。
【五段階評価】
★★★★☆(これはうまい)

人食いの里の土産は  幽霊A 氏
ある冬の日、はたては料理本に影響されて生の人間を買ってきました。

【作品集】136
【タイトル】人食いの里の土産は
【書いた人】幽霊A 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1295888769&log=136
【あらすじ&感想】
ある冬の日、はたては料理本に影響されて生の人間を買ってきました。
果たして、本に書いてある通りに料理することは出来るのでしょうか?

オリキャラ幻想入りの話だが、はたてが人情味に溢れているおかげで良い話である。
食材だからってぞんざいに扱わず、明るい話も暗い話も全て聞いてやり
最終的に贈り物とアドバイスをあげる彼女は本当に敏腕記者だと思う。

【五段階評価】
★★★★☆(天狗の原形は導きの神でもあるというしね)

まあ、サルタヒコははたてではなく文のスペカだけどな。

一言でまとめると、まさに天狗の仕業。

【作品集】136
【タイトル・作者】『人食いの里の土産は』 幽霊A氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1295888769&log=136
【あらすじ】
他の妖怪がするという、一風変わった人間の食べ方というものを自分もやってみようと思ったはたて。
幸運にもすぐに年若い男を手に入れられた彼女は、今回思い立った原因であるさとり妖怪専用の料理本を手に取り、早速下ごしらえを始めるのだが……。

「あー……あんたは天狗に攫われたのよ」
「天狗?天狗って、天狗の仕業の天狗ですか?」
「そう、天狗の食糧として。でも、ただ食べるのもつまらないから、こうしていろいろ問いかけをして、面白い答えを返してくるようなら、しばらく殺さないでおいてやろう、っていう話なのよ」
(本文より抜粋)

【感想・ここが面白い・私的評価】
可愛らしいはたてが外界から迷い込んできた男を更生させるお話。一言でまとめると、まさに天狗の仕業。
とにかくはたてが可愛らしく、敏腕記者を自負するはたては可愛らしい上に、引きこもりなのに人間には強気のはたてが可愛らしいし、照れ隠しに素っ気ない説明をしつつも徐々に慌てながら応援するはたても可愛らしい。その上、物語性もあるので一粒で二度美味しい作品であり、はたては可愛らしい。
タグにある『オリキャラ』『幻想入り』から回避している人もいるかもしれませんが、あくまで可愛らしいはたてが主体であり、男はストーリーの一要素でしかありません。ですので、あまり気にならないようにできていると思います。
サクサク展開が進み、ラストはハッピーエンド、読後感の良いほのぼのジャンルの作品です。
困難も山場もないため、ややインパクトに欠ける印象もありますが、短くまとまっていて非常に読みやすいので、未読の方は是非どうぞ。
★★★☆☆(なにか読みたいときに是非)

【こんな人におすすめ】
ハッピーエンドが好きな人、
はたてが可愛くて仕方ない人、におすすめです。

ゆでたばご  遠野はりま 氏

【作品集】136
【タイトル】ゆでたばご
【書いた人】遠野はりま 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1295489452&log=136
【あらすじ&感想】
ゆで卵が美味しそう。
だがしかし、鴉天狗の射命丸文にとって「ゆで卵を食う」という行為は共食いになるのだ。

射命丸にとってはホラーだが、読んでるこちらとしては
「無精卵だから共食いには当たらないはずなのに、何でそこまで文はこだわるんだ?」と疑問に感じた。
元々雑食性で他の鳥や卵を食べる鴉だったのにどうして彼女がそこまで嫌悪を示すのか、
それをもっと掘り下げればもっと読み応えがある話になったと思うので残念。

【五段階評価】
★★☆☆☆(でもまあバロットじゃなくて良かった)

スカイ・ハイ ~少女の見た幻想郷~  お嬢様氏

【作品集】136
【タイトル】スカイ・ハイ ~少女の見た幻想郷~
【書いた人】お嬢様氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1296120638&log=136
【あらすじ】
諏訪子の言いつけで山に入った早苗は、河城にとりと出会った。
これが早苗の妖怪ファーストコンタクトだった。

【感想】
にとり可愛いよにとり。
早苗から見た、妖怪にとりの感性のずれっぷりがとても面白い。
(河童巻きを「お洒落」と評したり、年齢を聞かれて「あの木と同じくらい」と答えたり)

おはようからおやすみまで見つめられる稗田  八重結界 氏

【作品集】136 【書いた人】八重結界 氏
【タイトル】おはようからおやすみまで見つめられる稗田
【長さ】□■□□□(46KB 適度な長さの中編)
【あらすじ】
 気怠い起床から始まる縁起完成後の阿求の一日。
里の集会でけねてるもこの三角関係に巻き込まれたり、
小説の連載先の文から原稿最速の圧力を受けたり、
ツンからデレに豹変した幽香を見たり、命蓮寺を取材したらえらい事になったり、
小町と美鈴という嫌な予感がする2人と屋台で飲んだりしてますが、阿求は元気です。
【感想】
 次から次へとイベントが飛び込んでくる阿求の一日を描いた作品。
ここまで沢山の出来事を1日で経験できるのならば、さぞかし充実した人生だろうなぁ、と
読んでいて思った。極めて綱渡り的だけれど、中身はぎっちり。そんな一日。
 一つの大きなイベントがあるのではなく、複数個のイベントが連続して起きるという構成なので、
好きなシーンは読む人によって別れると思った。
ちなみに自分は、幽香がデレるシーンが非常にツボだった。
【構成】     ★★★★☆
【文章】     ★★★★★
【総合評価】 ★★★★☆ (日常が退屈だと感じたら)

古明地こいしちゃんの無意識がーでにんぐ!  半妖 氏

【作品集】136
【タイトル】古明地こいしちゃんの無意識がーでにんぐ!
【書いた人】半妖 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1295424159&log=136
【あらすじ&感想】
私の、私による、私のための、素敵なお庭。
でも何かが足りない。
足りないものを足したはずなのにまだ足りない。
いったいそれは何故だろう?

最終的に足りなかったものはすべて埋まるし、ほのぼのした作品なので安心して読める。
楽しいこと、嬉しいこと、素敵なことは皆で分かち合うのが良いよね。

【五段階評価】
★★★☆☆(家族って良いよね)

『こいしアレルギー』  一択氏

【作品集】136
【タイトル・作者】『こいしアレルギー』 一択氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1296307863&log=136
【あらすじ】
くしゃみをきっかけにこいしを見つけられるようになったさとり。
それを機に彼女は風邪らしきものを患い、鼻水もひどく目も痒くなった。
彼女の病の正体は……。

「ネコアレルギーだったりして」
「まさか」
(本文より抜粋)

【感想・ここが面白い・私的評価】
あらすじではネタバレしないよう書きましたが、よく考えるとタイトルがすでにネタバレです。本当にありがとうございました。
さとりとこいしの恋愛ストーリーです。
キャラクターの位置づけが冒頭からすぐに読み取れ、また内面の描写もあるので、それぞれの思惑がわかりやすくていいですね。
ちゅっちゅ系のお話は如何にキャラクターを魅力的に描けるかであると思いますが、この作品ではその点が見事の一言でした。特にラストの会話とか。
気になったところといえば、恋愛ストーリーで山場となる好き合う相手との衝突の場面があっさりしすぎているところでしょうか。お互いの葛藤は書かれていますが、直接衝突してから和解するまでが短いので、そこが物足りなく感じたかもしれません。
しかし、そもそもジャンルがちゅっちゅ系ですのでキャラクターが可愛く絡んでいればそれだけで十二分に楽しめます。古明地姉妹の魅力をさっくり味わえる短編とも言えるでしょう。
★★★☆☆(なにか読みたいときに是非)

【こんな人におすすめ】
ちゅっちゅが好きな人
古明地姉妹が好きな人、におすすめです。

『神様系女子・東風谷早苗のお一人様生活』  紙木氏

【作品集】136
【タイトル・作者】『神様系女子・東風谷早苗のお一人様生活』 紙木氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1295333100&log=136
【あらすじ】
周囲のあまりのいちゃつきぶりに自分も恋したい、ロマンチックな生活を送りたいと思った早苗は素敵な出会いを求めて一人暮らしを宣言し、それを実行する。
この話はそんな彼女のソロプレイ生活を描いた物語である。

【感想・ここが面白い・私的評価】
恋人がほしい早苗さんのハイテンション青春物語。言い回しもぶっ飛んでいるので笑えます。
この作品の最大の特徴はなんといってもいろいろと残念な早苗さんです。この駄目さ加減の書き方は孤独のグルメのゴローちゃんのそれに似ている気もします。駄目っぷりが逆に魅力的に映ってしまう、こういったキャラクターの書き方が非常に上手いと感じました。
別に恋人の一人や一ダースくらい神社住まいでも問題なく生産できるように思いますが、やたらと一人暮らしにあこがれる、その夢見がちな学生のような楽天的キャラ付けがおいしいですね。
この作品のジャンルは強いて言うなら○○さんでしょうか。『永江さん』とか『さとりさん』とかそんな感覚の。
あと、氏は青春の王道ものを書く人だと思っていたので、今回の割とはっちゃけたお話を読んで意外だなぁと感じたり。少し印象がかわりました。
★★★★☆(読んでおきたい佳作です)

【こんな人におすすめ】
残念な早苗さんが見たい人、
ハイテンションギャグが読みたい人、におすすめです。

33kbゆかりん  ふみつき 氏

【作品集】136  【タイトル】33kbゆかりん  【書いた人】ふみつき 氏
【長さ】□■□□□(34KB 残念。四捨五入で34KB)
【あらすじ】
 太陽の畑の幽香の家。繕いかけの服を手にテーブルで寝てしまったリグル。
そこに唐突に現れたのは八雲紫。勝手に殺人事件だと言い張って場をかき乱す。
普通に考えれば、ものの5kbで解決できてしまうような、超簡単な事件。つうか事件じゃねぇ。
それをなんとか33kbもたせる迷探偵、八雲紫の迷推理のはじまりはじまり。
【感想】
 タイトルの通り33分探偵のオマージュ。メタトークとトンデモ展開に溢れたギャグ作品。
映像だからこそ出来る33分というネタを、33KBと改変した発想は評価したい。
ベタベタな展開だが、ここまで詰め込んでいるとむしろ読んでて楽しい。
元ネタがあの作品である事も考えると、決してマイナス評価にはならないだろう。
周囲の冷たい目線を物ともせずに、暴走を続ける紫はまさに33分ならぬ33KB探偵。緋想天のくるくる回る紫を連想してしまった。
 ただ、33KBに収めようとしたためか、序盤のようなキレが後半失われてしまっているのが少し残念な部分。
【構成】      ★★★☆☆
【文章】      ★★★★☆
【読み易さ】  .★★★★☆
【総合評価】  ★★★☆☆ (元ネタ知ってる人なら★4)

不知火に帰る日  こうず 氏

【作品集】136 【タイトル】不知火に帰る日 【書いた人】こうず 氏
【長さ】■■□□□(21KB 短めの中編)
【あらすじ】
 名漁師だと言われた父を失ってから、浜辺に毎日のように立つ女がいた。
そんな彼女に好意を抱いた男がいた。そしてある夜、いつもの浜辺で二人は出会う。
【感想】
 最初に抱いた感想は「人に薦めたい」。雰囲気に完全に呑み込まれた完成度の高い中編。
 これは文学だと辛口のレビュワーが言い、普通の本で読んでみたいと感想欄に書かれるように、
創想話では久しぶりとなる、もしかしたらulea氏のシンペイ蛙以来かもしれない文芸小説よりの作品。
幻想郷で無い場所、視点は非東方キャラと、幻想郷の露出を限りなく抑えているにもかかわらず、
漂う雰囲気は非常に幻想的。また、婉曲的で何処か古風な文体がそれを良く引き立てている。
 ありきたりな表現と思うけれど、教科書に載っていても不自然ではないと読んでいて思った。
改行少なめで固い文章だけれど、さほど長くない作品なので気合を入れないと読めないという事は無い。
シリアスが苦手という人にこそ読んで欲しい作品。
【構成】     ★★★★★ (文句無し。雰囲気に呑み込まれる)
【文章】     ★★★★☆ (改行の少なさがやや目立つ)
【読み易さ】. ★★★☆☆ (固い文章なので苦手な人は苦手だと思う)
【総合評価】 ★★★★★ (このタイプの作品は久しぶり。ひっそりと、でも確実に評価されるべきSS)

ちゅっちゅの味はどんな味?  フラン人形氏

【作品集】136

【タイトル】ちゅっちゅの味はどんな味?
【書いた人】フラン人形氏
【URL】 ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1295346197&log=136
【あらすじ&感想】
フランが咲夜に好奇心からキスを迫る話。

咲夜が毎夜寝かしつけたレミリアにこっそりキスしているように、よくある紅魔館ちゅっちゅ話ではある。
背徳感のない百合なんて百合じゃねーよ、とは言わないが、お腹一杯感はある。

真新しさはまったくないが、逆に言えば安心して読める。
紅魔館ちゅっちゅ話が好きなら外れではない。点数入れるかとなると微妙だが。

なぜなら、最後の投げっぱなし→まとめが、書きたいところだけ書いたからここら辺でいいや、という適当さが見えてしまうから。
そのせいで、物足りなさを先に感じてしまう。もったいない。

初投稿としては悪くないが、基本的にテンプレでこの作品ならではの味がないのがきつい。よくも悪くも平凡。

ダイエット最大の敵=母親  アン・シャーリー氏

【作品集】136
【タイトル】ダイエット最大の敵=母親 【書いた人】アン・シャーリー氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net/sosowa/ssw_l/136/1296047212
【POINT】8170(2013年10月5日時点)【容量】10.69KB
【あらすじ】
 食事中に倒れた幽々子。うろたえる妖夢に永琳は「食べ過ぎ」だと言う。その日から、幽々子のダイエットが始まった。
【感想】
ほのぼのしたギャグもの。様々な食べ物の描写が食欲をそそる。これではダイエットなどできませんて。
ゆゆみょんとしても楽しめます。大食い幽々子、ハラキリ妖夢などの定番のキャラ造形もきっちり。スタンダードな軽めの一品。