作品集149

Last-modified: 2012-01-07 (土) 20:50:58
40代のおっさんが幻想入り  ゴルゴンの首

【作品集】149
【タイトル】40代のおっさんが幻想入り   
【書いた人】ゴルゴンの首
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1309433060&log=149
【あらすじ】
サラリーマンのひろし(46)はある日突然幻想入りしてしまう。
突然の出来事に混乱しながら幻想郷をうろついていると、紅魔館に辿り着く。
そこでひろしは運命の出会いを果たすことになる。
【感想】
この作品の良い所を上げるとするならば
幻想入りした主人公の目線から、ほのぼのとした紅魔館の雰囲気を感じられる所。
しかしやはりゴルゴン氏の作品という事だけあって、オチはかなりひどい。
主人公がおっさんであることの必要性も不明。
【五段階評価】
★★☆☆☆

I don’t notice so that I’m happy  夢努氏
「お姉ちゃんはね、私のことが嫌いで嫌いでたまらないのよ」

【作品集】149
【タイトル】I don’t notice so that I’m happy
【書いた人】夢努氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1309678526&log=149

【あらすじ】
さとりは妹のことをいつも気にかけていた。でもそれは、あくまで「お姉ちゃん」だから。

「お姉ちゃんはね、私のことが嫌いで嫌いでたまらないのよ」

【感想】
ほんわかに描かれがちな古明地姉妹。それが表の姿に過ぎなかったら……という作品。
ミルクをいれたコーヒーのようです。
心の中の白いところと黒いところが両方あって、ぐーるぐーるとかき混ざる。
なかなかビターで、渋味が効いています。
ペルソナに包まれた世界。古明地姉妹がそこにいます。

【五段階評価】
★★★★☆ (うまいからこそ、もうちょっと飲んでいたいという気分にさせられました)

決して万人にお勧めできる作品とは言えない。

【作品集】149
【タイトル】I don’t notice so that I’m happy
【書いた人】夢努氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1309678526&log=149
【あらすじ】
お姉ちゃんはね、私のことが嫌いで嫌いでたまらないのよ。(本分より引用)
ええ。ですから私はあの子のことが心の底から憎くてたまらないのですよ。(本分より引用)

【感想】
決して万人にお勧めできる作品とは言えない。上記の二文から明白なようにダークで鬱傾向な作品であり、また説明不足なところもあって、多くの人が途中でブラウザバックしてしまったのだと思う。
しかしそれでも読んでみてほしい。
勿論ダークな作品が嫌いな人には合わないが、逆にその過程を楽しめる人ならば、最後の一文にたどり着くことができるだろう。それまでとりとめもなく広がっていた作品世界と、揺れ動いていた自身の感情が一瞬のうちに収斂する感覚は後にも先にも味わえない気がする。何度も言うように万人受けはしないのだが、絶妙に波長が合ったというか、好みにドストライクだった作品。

【五段階評価】(客観的な評価ができそうにないので)

IF 霊夢.一生 === 文.一生 THEN ちゅっちゅ(霊夢

【作品集】149
【タイトル】IF 霊夢.一生 === 文.一生 THEN ちゅっちゅ(霊夢, 文) ELSE ちゅっちゅ(霊夢, 文)
【書いた人】tukai 氏
【ジャンル】あやれいむ
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1309488216&log=149
【あらすじ】
文に会うため妖怪の山に侵入した霊夢。
対応した椛がなにげなく「文の今までの恋人は~」と言ったことから、霊夢はなんとはなしに嫉妬を覚えてしまう。
【感想】
タイトル意訳:どっちにしても、あやれいむちゅっちゅ
この作品は文と霊夢は相思相愛で、明らかに付き合っているという設定なので、
あまりそういう(脳内)設定に馴染みがないとちょっと入りづらい。
この設定なのが気にならないくらい物語や描写に厚みをもたせればぐっと面白くなると思う。
【五段階評価】
★★☆☆☆
相思相愛なあやれいむが好きなら★★★☆☆

ちゃぶ台返し  arca 氏

【作品集】149
【タイトル】ちゃぶ台返し
【書いた人】arca 氏
【ジャンル】ちゃぶフラ
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1309874853&log=149
【あらすじ】
私の部屋の五分の四がちゃぶ台なんだよ。(byフランドール)
地下の部屋でずっと過ごすフランの頭の中は、ちゃぶ台とちゃぶ台とレミリアとちゃぶ台あたりで占められていた。
そんな状況で部屋の模様替えをしようものならちゃぶ台とちゃぶ台がごちゃごちゃになってちゃぶ台だったとしても何もおかしくは無い。
【感想】
基本的にフランの頭の中はカオスだった。そして後書きにて驚愕の事実が知らされる…。
基本的にフランが頭の中でぐるぐる考えていることをトレースするような文面で、一瞬読みにくく感じたが
すぐにちゃぶ台さえ分かってればOKだと気づいた。なんか癖になる語り口である。
【五段階評価】
★★★☆☆

霊夢と夏の心の友  せみだるま 氏

【作品集】149
【タイトル】霊夢と夏の心の友
【書いた人】せみだるま 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1309568402&log=149
【あらすじ】
あまりの暑さにぐったりとして浮遊しながら昼寝した霊夢が目覚めると、
目の前に横たわった自分の身体があった。どうやら幽体離脱的な現象を起こしてしまったらしい。
とりあえず幽界の住人に相談しようと、感覚の鈍いからだでふわふわと上空を目指す。
【感想】
暑い日にはついうとうとと昼寝してしまったり。でも暑くてどうしても浅い眠りになったり。
このSSを読むと、夏のうたた寝のときの、ぼんやりとした不思議な感覚や気だるさが思い起こされる。
始まったと思ったらすぐに話は終わってしまうし、幽体離脱の原因もなんだかぼんやりとしているのだが、むしろそれが夏の午後のぐったりとした感覚にみょんにマッチしている。
【五段階評価】
★★★☆☆

瀟洒が窓から飛び込んできた  すねいく氏

【作品集】149
【タイトル】瀟洒が窓から飛び込んできた
【書いた人】すねいく氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1309391379&log=149
【あらすじ】
 早朝四時。
 まだ誰も起き出していない時間、咲夜は窓を突き破って美鈴の部屋に侵入した。
 愛くるしい笑顔で眠る美鈴を見て、咲夜はテンションの赴くままに頬を緩ませる。
 紅魔館に拾われて、それから自分の世話をしてくれた、優しい笑顔の女性。
 美鈴との美しい思い出に耽りながら、咲夜は美鈴が起き出すまでの時間、瀟洒な
 自分を脇に置いて眺め続ける
 ――そう、彼女は猛烈に、朝に弱かった。
【感想】
 めーさくで百合。
 美鈴の寝顔を見て「おーいえー」とか言ってしまう咲夜さんが可愛い。
 どたばたと周囲を巻き込みながら、時に瀟洒に時に天然にひっかき回す。
 そんな咲夜さんと咲夜さんの扱いを心得ているようで心得きれていない
 紅魔館の住人たちは、本当にハートフルだと思う。
 めーさく要素以外に強い百合はないので、興味を持たれたら読んでみては
 いかがだろうか。

二人の写真  筒教信者氏

【作品集】149
【タイトル】二人の写真
【書いた人】筒教信者氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1309438339&log=149
【あらすじ】
 魔理沙が持ってきた、黄色と緑色の箱。
 それは、外の世界で忘れ去られつつある、写真機のフィルムだった。
 近年大量に流れてくるようになった、フィルム式の写真機。
 幻想郷に写真機を使う者がほとんどいないため、彼の店には多量の写真機が
 所狭しと並べられていた。
 あまり需要のないものでかつ大量にある。だから魔理沙の持ってきたフィルム
 は、二束三文で買い取った。けれどまったく需要が無いという訳でもなかった
 ため、霖之助の心は僅かに痛んだ。
 この店には、彼の写真機を好んで買いに来る、天狗の少女が居るのだから。
【感想】
 丁寧な描写で綴られる、上質な文霖。
 文章も厚く情景も綺麗で、霖之助の心情と文の内心がよく伝わってきた。
 女性の機微に鈍くとも無意識下で文を追う霖之助と、そんな霖之助に
 強くそれでいて自然にアタックする文。恋人一歩手前な優しい雰囲気に
 思わず頬が緩んでしまった。
 文と霖之助、この二人だけでなく、文単体でも好きな方は是非読んで
 みてはいかがだろうか。

秘宝  リペヤー氏

【作品集】149
【タイトル】秘宝
【書いた人】リペヤー氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1310113843&log=149
【あらすじ】
 自他共に認める紅魔館の知識人、パチュリー・ノーレッジ。
 幾千幾万の知識が内包された図書館で、彼女は悪戯を仕掛けてきた
 小悪魔をお仕置きしていた。
 普段と何一つ変わらない光景、日常のワンシーン。その中で見つけた
 一冊の本に、パチュリーは興味を持った。
 幾重にも重ねられた障壁とトラップ。そこに内包された知識を得ようと
 パチュリーは解析を始めた。
 しかしそれが、全てを深淵に導く切っ掛けとなるのであった――。
【感想】
 ダーク。ホラーというより、ダーク。
 スクロールバーの長さで倦厭する方もいるかもしれないが、舞台装置の
 ために空白を多く使用しているだけなので、長さは気にならない。
 空白の使い方やテンポも非常によく、気がついたら引き込まれていた。
 ただ冒頭でも述べたように、本当にダーク。暗いお話なので、そういった
 雰囲気のお話が苦手な方は、気分が晴れやかなときに読んだ方が良いかも。
 どこからがスタートだったのか、どこからが終焉だったのか。止める機会は
 あったのか。登場人物たちがその後に垣間見るであろう後悔に思いを馳せ
 ながら、どっぷりと読んでみてはいかがだろうか。

幽淵のコールタール  I・B氏

【作品集】149
【タイトル】幽淵のコールタール
【書いた人】I・B氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1310180277&log=149
【あらすじ】

「最近、夢見が悪い人が多いんだって」(本文より抜粋)

その湖に行くと夢見が悪くなる。
そんな奇妙な湖を、魔理沙は調査し始めた。

【感想】

真の恐怖とは正体のわからぬものといいます。
あからさまな敵意を向けてくる妖怪は、いくらでも退治のしようがあるでしょう。
では敵意が無かったのなら? そもそも、理由なんてものがないのなら?
コールタールのように、べたりとぬめつく恐怖の余韻が残るお話です。

逝ける銀月の為のセクステット  I・B氏

【作品集】149
【タイトル】逝ける銀月の為のセクステット【書いた人】I・B氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1310332540&log=149

【あらすじ】
 時計の針が、カチ、と止まる。
 ある朝のことだった。十六夜咲夜が目を醒ますと、周囲が不自然なほど静かだった。
 空は黒の天蓋が覆い、風は吹かず、静かすぎる世界。その中で咲夜は、館の住人を捜す。
 帽子と丸椅子だけの門、主のぬいぐるみだけ置かれた地下室のベッド、読みかけの本と
 切り分けられている最中のケーキ、日傘の立てかけられたテラスの机と、その上の紅茶。
 生活感を残して全てが消え去った世界の中で、咲夜は胸騒ぎを覚える。
 紅魔館を飛び出し、魔法の森へ行き、博麗の神社へ出向き、幻想郷を巡り。
 咲夜はその最中で、残された世界の意味を知る――。

【感想】
 マリー・セレスト号を彷彿とさせる空間には、独特なホラーを感じた。
 十六夜咲夜という人間が、如何なる思いを抱いて今に至ったのか。
 それが強く伝わってきて、胸に響いた。テンポも良いので感情移入しやすく
 できているように感じる。咲夜と、回想でしか出てこない美鈴たちが素敵だった。
 童謡風にスタートして、童謡風に〆る。バッドエンドとハッピーエンドの境界が
 すごく良かったと思う。有り体に言えば、お嬢様カッコイイ。
 だいたいタイトルで想像つくかもしれないけれど、死にネタなので、苦手な人は
 注意した方が良いかも。
 瀟洒で少女で人間な咲夜とカリスマお嬢様が好きな方にオススメ!

夜伽の空  愚迂多良童子氏

【作品集】149
【タイトル】夜伽の空
【書いた人】愚迂多良童子氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1309979079&log=149
【あらすじ】
 最後に外へ出た日から、もう三ヶ月が経っていた。
 姉が、自信を虐げる目的で地下室に部屋を与えた訳ではない。
 そうとわかっていても、幽閉されていた過去を掘り起こさせる
 地下の空間は、否応なしにフランドールの胸を締め付けた。
 昼に動き頻繁に外へ出かける姉、レミリアの姿。彼女のその姿
 を見る度に、フランドールの思いは強くなっていった。
 外へ出てしまおうか。外へ出てしまおう。
 そう強く願って行動に出たフランドールを迎えたのは、吸血鬼
 の天敵――――“雨”であった。
【感想】
 レミフラもの。百合ではない。
 優しい雰囲気で綴られる、レミリアとフランドールの、七夕の
 一幕。すれ違ってしまっても最後にはしっかりと鞘に収まる。
 その様が丁寧な描写で綴られていて、光景が胸にすとんと落ちた。
 内心の描写も上手く、三人称から姉妹愛の味がよく抽出されていて
 ほっこりとできることだろう。
 レミリアとフランドール、優しさを見せるパチュリーに咲夜たち。
 ほのぼのとしていて温かい紅魔館が好きな方は、是非読まれてみては
 いかがだろうか。

夕闇のプリズナー  I・B氏

【作品集】149
【タイトル】夕闇のプリズナー
【書いた人】I・B氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1310480441&log=149
【あらすじ】
 事の発端は、宇佐見蓮子が見つけてきた、新聞の切り抜きにあった。
 読者投稿のコラムに載せられた、“帰らずの館”という如何にもな記事。
 これを見て蓮子は、メリーと一緒にこの館の調査をしようと決意した。
 早速秘封倶楽部の活動をしようと誘う蓮子に、メリーは渋々と、けれど
 高揚感を胸に秘めつつ、蓮子の手を取った。
 その先に待ち受けるものも、知らずに――。
【感想】
 ほのぼの→ホラーの形を取った小説。秘封倶楽部の活動を中心としている。
 目に見える形の恐怖、それに対する展開が早く、あれ?これで終わりなの?
 という印象を受けた。ホラーものの醍醐味は後味の悪さにあると思っているので
 すんなり逃げ切り終わりかぁと思ったが……そんなことはなかった。
 よくよく読めば文章中にも幾つかヒントがちりばめられているので、携帯電話から
 ではよくわからないという方は、探してみるのも一興かも知れない。パソコンで
 読まれる方は、探すのが面倒だったら、とりあえず「ctrl+A」で全選択してみよう。
 「転」のパート移行にしかないようなので、その後から。
 このまま彼女はどうなったのか?あれ、それならこの言葉の意味って……など、想像
 の余地がある作りになっている。ホラーらしい後引く怖さを求める方は、是非一度
 読んでみてはいかがだろうか。

桃々夢  GH3氏

【作品集】149
【タイトル】桃々夢
【書いた人】GH3氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1310054668&log=149

【あらすじ】
てんみょん

【感想】
ひたすらに天子へ恋する少女をしてる妖夢が可愛い。天子と自分を見比べたり、見蕩れたり、出した料理の腕を誉められて嬉しがったり、と存分に惚れこんでいる様を見せ付けてくれる。
特筆すべき点として、後半のエロさがある。天子の嗜虐心溢れる弄くり方でもって、ひどいことをやらかしてくれる。てんみょんという新境地への扉を開いたかと思った。むしろ開いたかもしれない。
難点として二点。改行で一字下げないなどの文章作法。気になる人は気になるかもしれない。もう一点は、天子側の心理がもうちょっと掘り下げられていたら、と思ってしまったこと。前半で妖夢のお姉さんっぷりが徹底してる分、少し唐突と感じてしまった。これは人それぞれかもしれない。
新鮮な風を求めてる方へお勧め。

喉を転がり  カラシナ氏

【作品集】149
【タイトル】喉を転がり
【書いた人】カラシナ氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1310050953&log=149

【あらすじ】
もこけねと思わせて団子

【感想】
妹紅と慧音が、テンプレートないちゃつき方を見せ付けてくれる話。ただ二人を見る視点が団子のため、新鮮に感じた。というか団子が可愛い。
難点として二点。ちょっと描写が足りないと感じてしまった。一目読んでぱっと思い浮かべられない情景が少しあった。もう一点は、団子のキャラが濃くて、もこけねを食ってる気がしたところか。可愛いから許せるし、長所とも取れるかもしれないが、バランス的にどうなんだろうとちょっと思う。
こちらも新鮮な風を求めてる方へお勧め。

レッド・スウィート・ブランデー【04 05 06 07 08】  892.氏

【作品集】149
【タイトル】『レッド・スウィート・ブランデー【04 05 06 07 08】』
【書いた人】892.氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1310473242&log=149
【感想】
悪い意味での厨二病。惹きつけられる何かはある。
テンポ良く進むので読み易い。SSよりは漫画を眺める感じ。漫然と眺めているだけ。
所々視点が変わるところが読みにくいが、でもそれがある種の心地良いテンポを生み出しているのか?
私はこの文体は好きだが、好き嫌いがはっきりと分かれそうだ。
結果をぼかして抽象的に仕上げる書き方なのだろうか。そのせいか、全く内容が頭に残らない。
読後感はさっぱり。01~04の作品も同じで、さっぱりした後味と記憶に残らない不思議な感覚。
今後に期待。
【五段階評価】
★★☆☆☆

心の行き先  メリーベル氏

【作品集】149
【タイトル】心の行き先
【書いた人】メリーベル氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1310056043&log=149
【感想】
東方でなくても良いSS。何故チルノと大妖精を選んだのか。
これがどのキャラでも成り立つ上に、幻想郷との関連性がどこにもない。
それなら霊夢と魔理沙が適当に話しているSSの方が東方成分が多い。
この文体、私は大嫌い。くどい修飾過多で本筋が見えない。そもそも話の本筋がない。
最初からクライマックス。評価出来る部分がほぼ無い、セカイ系のポエム。
90分ある映画の残り時間30秒という所で駆け込んだ気分になった。
起承転結の起承転にあたる「ものがたり」が書かれていれば、違った評価だったかもしれない。
【五段階評価】
☆☆☆☆☆

クイーン・イン・ザ・ダーク  ロリコン紳士アクア氏

【作品集】149
【タイトル】クイーン・イン・ザ・ダーク
【書いた人】ロリコン紳士アクア氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1310238285&log=149
【感想】
『意味わかんねぇぞ……こんなん聞いてねぇ……』であふれるB級映画臭。
在り来りな設定、在り来りな内容。一言で表すなら陳腐。
けれどフランとレミリアの描写は微笑ましい。雰囲気は凄く良い。
あと、きわどい描写が読むスピードに拍車を掛ける、かもしれない。
オリキャラの名前と唐突に出て来る食べ物の名前を混同しすぎて、途中から読みにくくなるのが辛い。
オリキャラの設定を十分に生かしきれていないのではないか。ペロペロチンチーノ。
もう少しの工夫があれば十分に楽しめたのではないか。
【五段階評価】
★★★☆☆

博麗霊夢争奪野球大会「紅魔館スカーレッツ」対「魔法の森ゲットバッカーズ」 第壱話「フラン、はしゃぐ」  屋敷犬氏

(自己レビュー)
【作品集】149
【タイトル】博麗霊夢争奪野球大会「紅魔館スカーレッツ」対「魔法の森ゲットバッカーズ」 第壱話「フラン、はしゃぐ」
【書いた人】屋敷犬
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1310310698&log=149
【あらすじ】
レミリアは紅魔館を中心とした野球チームを結成し、勝手に拉致した霊夢を賞品に野球大会を開催する。
対戦相手は魔法の森のアリスをリーダーとするよせあつめ集団。はたして破天荒な野球の行き着く先は?

【評価】
本来はラジオ実況風ボイスドラマの台本だったものをSSに再構成しているので、純粋なSSではありません。
メンバー表を書き、グラウンドと守備位置の図を描いてから大声で音読すると無駄なテンションの高さを楽しめるでしょう。
現実の野球ネタをちりばめた中に、スカーレット姉妹の微妙な関係とかパチェアリス魔理沙の痴情のもつれとか、東方SSのお約束を配合してみました。
「神戸拓光の応援歌はU.Nオーエン」レベルの野球知識があるかどうかでこの作品の向き不向きが分かれます。