作品集163

Last-modified: 2012-03-19 (月) 12:49:51
肌寒い冬に穏やかな風。  大崎屋平蔵氏

『肌寒い冬に穏やかな風。』大崎屋平蔵氏

通称生ハムメロン
ほのぼの。ただ生ハムメロンを食べるだけの話。
それだけだけどなんか読んでしまう作品
最近神奈子様の作品少ないよな……と思っていた矢先にこれ。今回は寝癖係
コメントでも言われてたけど少し台詞回しに推敲の余地あり。先ほどの議論されてた点数基準でいくと80点くらいか。

私はあいつをよく知らない  たろう氏

『私はあいつをよく知らない』たろう氏

なんだろう、まさに少女の話。
魔理沙の前では普通の女の子になる霊夢が素晴らしい。たろう氏の雰囲気は個人的に好み。
なにも気兼ねせずに読める作品。
あまり「今はまだ」百合百合してない所も高ポイント。

紅魔を愛する全ての人へ ~レミリアのカリスマ値向上のための紅魔ダンス、紅魔ソング、そして泡沫の夢~  葉月ヴァンホーテン氏

『紅魔を愛する全ての人へ ~レミリアのカリスマ値向上のための紅魔ダンス、紅魔ソング、そして泡沫の夢~』葉月ヴァンホーテン氏

おお、メタいメタい
うん、個人的には笑った。だけどわからない人には全くわからないので葉月氏でもまだ2000点未満なのか
レミリアと咲夜さんがいい感じにいつもの二次創作っぽくぶっ壊れてるのでそういうのが好きな方に。
咲夜さんの歌詞カードは知っている方ならくすりとくる。笑っている咲夜さん可愛い

オノマトペ祭 ~パルパルと桶娘、自宅にて  ばかのひ氏

『オノマトペ祭 ~パルパルと桶娘、自宅にて』ばかのひ氏

オノマトペと言う言葉が使われている通り擬音語と擬態語と台詞のみ。
ただ祭りと言うほどバリエーション豊かではない気がするが。
内容はほのぼの系でタグにある通り落ちなし。
気楽にすらすらと読める
さりげに地霊殿のメンバーが話に出てきている。勇儀とか言葉だけだけど
パルパル

侍と屋台の女将  スバル氏

【作品集】163
【タイトル】侍と屋台の女将
ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1330366729&log=0
【作者】スバル氏
【あらすじ】
白玉楼を無断で抜け出し、孤高の侍生活を送る妖忌は、ミスティアの経営する屋台の常連だった。
収入が入り、久々の鰻に舌鼓を打つ妖忌だったが、ミスティアが酒癖が悪いのを忘れていた妖忌は、彼女に酒を許してしまう。
酔った女将は白玉楼に戻るよう、妖忌に説教を始め……。
【感想】
妖忌がグルメというちょっと変わった雰囲気が、物語のよい隠し味になっている。
頑固なくせしてミスティアに反論出来ない男の不器用さが上手く表現されている作品。
勿論おかみすちーの魅力も十分に楽しめる作品。
ミスティア好き必見なのは勿論だが、思わず屋台に出掛けたくなる巧みな文章力も見ていただきたい。

豊聡耳神子ちゃんが耳掻きサービス店にはまったようです  6スレ目pkhYNX2g0氏

【作品集】163
【タイトル】豊聡耳神子ちゃんが耳掻きサービス店にはまったようです   【書いた人】6スレ目pkhYNX2g0氏
【URL】ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1330513190&log=0
【あらすじ】
彼女はここ一ヶ月間、毎日毎日毎日毎日毎日毎日朝から晩まで耳掻きサービス店に通っていた。
当然屠自古達には秘密だったのだが、このところずっと日中姿を消す神子を不審に思った屠自古が人里の探偵者に調査を依頼したところ、ものの見事にそのような店に通い詰めだったことが発覚。
にもかかわらず今日も一日中耳掻きサービス店に通おうとした神子、構ってくれない寂しさのあまり泣き出した布都、そしてとうとう堪忍袋の緒が切れた屠自古である。
(本文より)

【感想】
タイトル通りの話である、のだが、キャラチョイスと書き方が個人的に中々野心的だと思う。具体的には天子が。
あと、オチが酷い。とても酷い。衣玖さんも書いてお願いします。

デザイアドライブ  Clair 氏

【作品集】163
【タイトル】デザイアドライブ   【書いた人】Clair 氏
【URL】ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1330497479&log=0
【あらすじ】
青娥と芳香の会話の掌編連作集

【感想】
ほぼ会話文のみで行われるためか、読みやすくて尚且つどれもコンパクトに綺麗にまとまっているので忙しい人でも目を通せます
個人的には冬の朝は起きることが辛いとぼやく青娥と、だったら自分が起こしに行くという芳香の話がお気に入り
ここでの芳香の行動がある意味キョンシーらしいというか、これは青娥が気に入るのも理解出来ると思いました
しっとりとしたせいよしが読みたい人にオススメ

比那名居考 -天人無垢-  俄雨氏

【作品集】163
【タイトル】比那名居考 -天人無垢- 前編
      比那名居考 -天人無垢- 後編
【書いた人】俄雨氏
【URL】
ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1330607775&log=163
ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1330608055&log=163
【あらすじ】
比那名居の名を捨て天界を飛び出した「地子」が命蓮寺にお世話になりつつ四苦八苦する話

【感想】
作品を読む原動力には必ず何かしらの「期待」が必要である。腹を抱えて笑えるギャグにせよ、砂糖を吐くようなちゅっちゅにせよ、キャラクターへの深い考察にせよ、胸の熱くなるような王道にせよ、「自分の読みたいものがあるかもしれない」という期待感あるから読者は文字を追うという大変な労力を要する行為を躊躇わないのではないか。読者を引き込む展開というのはこの期待感をどれだけ引き出せるかにあるのではないだろうか。と、自分は思っているのだが、この作品はその観点で見たとき、
スロースターター
という感想が真っ先に思い浮かぶ。軽妙な掛け合いや落ち着いた地の文でさくさく読めるには読めるのだが、序盤は何となくもったりしている感じがある。のだが、読み進めていくうちに自然と引き込まれていった。濃ゆい。ともかく濃ゆい。豊富な知識と深い造詣に裏打ちされた作品世界にぐいぐい引き込まれる。250kbに及ぶ長編は間違いなく人を選ぶのだろうが、この没入感は長編ならではだと思う。タイトルに違わず「天子」というキャラクターをがっつり掘り下げた作品で、主に彼女の苦悩と成長に焦点が当てられている。ともかく天子が格好いいので天子好きなら読んで損はなし。期待して問題ない。のではなかろうか。
天子好きでなくとも長編に抵抗がないなら一読してみるのをお勧めしたい。

この夏の空よりも青い貴方に捧ぐ  不知火氏

【作品集】163
【タイトル】この夏の空よりも青い貴方に捧ぐ1,2   【書いた人】不知火氏
【URL】
ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1330270093&log=163
ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1330270152&log=163

【あらすじ】
初めての感情に翻弄されるおてんば恋娘と風神少女のお話

【感想】
読んでみて、得点・レートを見直してみると「ああなるほど」と言った感じ。
伏線も最低限は貼れてるし、話の内容だけを取るなら恐らく5000点オーバーを狙えたんじゃないかなぁ。
じゃあなんでこんなに低得点なのかっていうと、やっぱり原因は文章力かと。
「〇〇(キャラ名)は~~(動作)」が結構な頻度で多用されてる上に、1本目は良く言えばほのぼの、悪く言えば山も谷もない作風。
そりゃぁブラバされても仕方ない。最後まで読んだのは多分文章とかそういうのをあんまり気にしない人。
前述の通り内容自体は悪くない。だからこその高レートだけど、そもそも低評価数なのは最後までついてこれる人が少なかったんじゃないかなぁ?
この人の作品は過去に何度か読んだことがあったし、そうやって覚えている程度には好感があるが、なんとなく物足りなかったのも覚えてる。
先程ちらっと上がった二度手間氏のようにとまでは行かずとも、文章力の上昇がそのまま点に反映されそうな人。これからに期待。
多分この続きは読む人少ないだろうからこのままの点数だろうけど、めげずに頑張って欲しい。
あと、何故か分からんがこの作品中の魔理沙は受け付けなかった。

ぎゃおー!501歳児だぞー!  もぐら氏

【作品集】163
【タイトル】ぎゃおー!501歳児だぞー!
【書いた人】もぐら氏
ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1330661438&log=0
【あらすじ】
レミリア・スカーレットには大事にしているペンダントがある。
それはかつて咲夜からもらった誕生日プレゼントだった。
レミリアの視点から語られる暖かくも悲しい主従関係。

【感想】
 非常に短く、レミリアが語るちょっとしたエピソードとして楽しめる本作品。
 タイトルと結末にあまりに格差があるため、コメディやうー☆だと思って読んだ読者には少し刺激が強く残るかもしれない。
 最初に述べたとおり非常に短い。これを味気ないと感じるか、シンプル・イズ・ベストと取るかは読者次第だろう。
 個人的にはなるほど、実に吸血鬼らしいなと思った。

厄神様フェスティバル!  あふりか氏

作者 あふりか氏
タイトル『厄神様フェスティバル!』
ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1330778068&log=163

あらすじ
人里で毎年催される越冬を祝う宴。今年は来賓として厄神様をお招きすることにした。
人知れず里の人々を災厄から守ってくださる顔も知らない神様に、里の者たちは浮足立つのだが…?

感想
タイトルの通り始終コメディチックで楽しく読めた雛祭り記念SS。
ネタばれを避けるため詳しいことは言えないが、里の人たちの気持ちは分かる。あれは凶器だ。
あふりか氏があとがきで述べている雛祭りが女の子のイベントである所以も、あのノリなら頷ける。
ただ、面白かっただけに話の終わりでは「これでお終い?」と思ってしまった。贅沢かもしれないが、もうちょっと話の続きがあっても良かったと思う。
偉そうなことを言ってしまったが、作品中で話がまとまっていないということではなく、きちんとおさまっている。
すんなりと短めのSSなので、気軽に読むことができるだろう。特に、雛が好きだという人は一読の価値があるのではないか。

夢とキノコのミネストローネ  kfe氏

【作品名】夢とキノコのミネストローネ
【作者】kfe氏
ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1330727989&log=163

【あらすじ】
身体の熱さを覚え眠れぬアリスは、喉の乾きを癒すために起き上がる。
しかしその時既に、部屋には魔理沙がいた。
いきなりミニ八卦炉で脅され、謎のキノコ薬を飲まされたアリスは、薬の効果か身動きが取れなくなる。
それを聞きつけ訪れる来訪者達。アリスの運命や如何に?
【感想】
身動きが取れないアリスに色々とちょっかいをする。
一見いやんな想像をしてしまうが、内容は至って健全であり、百合要素もなく、
安心して温かい雰囲気の結末を楽しむことが出来るだろう。
強いて言うならば、結末が若干予想出来ること、
その結末には好き嫌いが別れる可能性があるあたりが評価を分けていると感じた。
とはいえとても微笑ましいマリアリの友情関係は、見ていて心地よい。
百合は苦手だが仲良しは好き。そんな読者にはオススメの一作である。

秘神流し雛の戯れ  つくね氏

【作品集】163

【タイトル】秘神流し雛の戯れ 【書いた人】つくね氏
【URL】ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1330799100&log=163

【あらすじ&感想】

 ヒャッハーァッ!! 雛まつりだァーー!!! さぁて、諸君は雛祭りと言えば何を想い浮かべる?!

 雛人形?!
 お内裏様?!
 甘酒?!
 菱餅?!

 否。秘神流し雛こと、鍵山雛ちゃんであろう!! 雛祭りは女の子の日(意味深)でもあり、可愛らしい雛ちゃんの日でもあるのだ!

 この話はそんな雛祭りの日に、雛が狂信的信者さん達のススメで、一日「お内裏様カフェ」をやると言うもの。
 内容は無難だが、健気かつ熱心にお客さんをおもてなす雛ちゃんの姿が実に可愛らしく描写されており、また何気なく訪れた割にはその場を楽しんでる阿求と
 彼女によってお雛様をやることになってしまった鈴仙との駆け引きも面白い。
 その一方で、厄神の責務を果たす雛ちゃんの真面目な姿も、忘れることなく挿入され、かつ綺麗に纏めている。

 雛ちゃん好きか、お内裏様になりたい人には文句なしで堪らない作品だが、その一方で雛ちゃんの良さも分かりやすく描かれている為、興味が無い人でも興味
 をそそられること間違いなし。

 雛祭りは過ぎてしまったが、雛まつりSSに飢えているなら是非この作品を読むべき。

 東方的な意味で雛祭り成分に溢れた作品である。

風が吹いたわね、ちょっと儲けようかしら   ばかのひ氏

【タイトル】
風が吹いたわね、ちょっと儲けようかしら
作品集163
【作者】
ばかのひ氏
ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1331139603&log=163
【あらすじ】
風が吹いたら桶屋が儲かる
【一口感想】
あらすじのまんま。
風が吹いたら桶屋が儲かる短篇集みたいなのが4つ。
しかし、その4つが微妙にシンクロしてて上手い。
フェイントも所々あって、安直になりすぎてない。
まぁ少しこじつけな部分もあるが、オチは吹いた。
ピタゴラスイッチみたいな作品でした。