作品集166

Last-modified: 2014-01-19 (日) 15:40:44
ねぼすけさんだね☆アリスちゃん  水上 歩 氏

【作品集】166

【タイトル】ねぼすけさんだね☆アリスちゃん   【書いた人】水上 歩 氏
【URL】ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1334474896&log=166
【あらすじ&感想】
~あらすじ~
アリスの目の前でひたすら10kb分だけ魔理沙が死ぬ。
終わり。

~感想~
掌編ラッシュの中からタイトル見て読んだんだが、タグも見るべきだった。
可愛いアリスちゃんを期待するもそのタグの通りホラーテイストである。魔理沙がよく死ぬ割にはスプラッタじゃない。
ただ、オチに多少ぞっとするくらいで、怖いと感じることはあまりない。
ちょっと感心したので☆4つくらい

絶対に本気を出さない人形遣いと絶対に本音を見せない新聞記者の秘めやかな戯れ  みく氏

【タイトル】絶対に本気を出さない人形遣いと絶対に本音を見せない新聞記者の秘めやかな戯れ
【書いた人】みく氏
【URL】ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1334567926&log=166
【あらすじ&感想】
本気と本音をみせないアリスと文の皮肉だけの関係が、
本気と本音にさらされてデザイアドライブ。
本気と本音を媒介に、皮肉が皮肉を溶かす。これがきっと恋の錬金術。

2011年の終わり頃から作品をしているみく氏の四作目。
いまのところ最も評価されているのは初投稿作の「夢違」。
ゆゆゆかと蓮メリをクロスさせた長編で記憶にあるひともきっと多いはず。
今作ではマリアリなんだか文はたなんだか分からんものが、
アリスと文のいけない関係を軸にクロスする。
「夢違」が多人数で時空間をぶっとぶダイナミックな作品なら、
今作は1対1の関係を中心とした少人数の移動の少ない心理劇。
そのみっちりした圧迫感が、なにによって、どのように解消されるのか。
ふたりの最後のやり取りがまとう軽やかさに★★★★☆。

朝型超人走  やー氏

【作品集】166
【タイトル】朝型超人走
【書いた人】やー氏
【URL】ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1334934593&log=166
【あらすじ&感想】
 命蓮寺の朝は早い。
 朝の五時には寺の住人達は皆一斉に目を覚まし、賑やかな一日が始まる。
 そんな命蓮寺の朝、人一倍早起きの山彦妖怪よりもさらに早起きの人物が一人だけいる。(本文より)

 聖の早朝ジョギングを過不足なく書いた作品。短編というべき長さであり、大きな盛り上がりがあるわけではないが、所々挟まれる小ネタと、読みやすくスルスル頭に入ってくる文章でさくっと楽しめる。
 大迫力だね、大迫力だよ。

【五段階評価】★★★★☆(そつなく面白いといった感じ)

未熟な感情を抱いて  青水晶 氏

【作品集】166
【タイトル】未熟な感情を抱いて
【書いた人】青水晶 氏
【得点など】2012年4月・15KB・1310点
【URL】ttp://coolier.sytes.net/sosowa/ssw_l/166/1334460506
【あらすじ&感想】
 フランドールと霊夢の組み合わせを中心にして、いくつかの作品を
 投稿されている青水晶氏の作品。本作では紅魔館をプチ家出した
 フランドールと霊夢の新たな関係を探る。
 レミ霊と並んでフラ霊はWin版東方でも最古のカップリングであるためか、
 はたまた氏の奇をてらわない筆致ゆえか、何処となくクラシカルな
 雰囲気の漂う一作だ。

 フランドールが館を出て成長してゆくお話はこれまで数多くの
 作品が投稿されてきた。レミ咲の寿命差と合わせて紅魔郷の永遠の
 テーマと云えるかもしれない。この作品はフランドールの危ういとさえ
 云える想いを吸血鬼らしく描いており、タイトルの通り未熟な彼女の
 不器用な在り方が示されている。
 次は中・長編の形で掘り下げて読んでみたいところ。

雲居一輪は一人しかいませんでした  赤天道氏

【タイトル】雲居一輪は一人しかいませんでした  【作者】赤天道氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net/sosowa/ssw_l/166/1335353254
幻想郷で、名前の数字が人数を表すことになった。つまり二ッ岩マミゾウは二人いて、
十六夜咲夜は一六人いる。聖白蓮はなぜか百人いる。しかし雲居一輪は一人だった。
この作品は文章の言い回しが好きかどうかで評価がわかれるかもしれない。
軽く、ふわふわした内容と文章だが、自分はこれが癖になった。難しいことを考えずに楽しみたい時にお勧め。

朝だぜ!  ギョウヘルインニ氏

【作品集】166
【タイトル】朝だぜ! 【書いた人】ギョウヘルインニ氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net/sosowa/ssw_l/166/1335553672
【POINT】3610(2013年10月5日時点)【容量】2.04KB
【あらすじ&感想】
>「気味の悪い絵を見たことがあるか? 水仙の花が咲いているのに悲しい顔をした少女が泣いているのさ」
>「興味ないわ」
>きっと不気味な絵なんだろう。それが今の私に関係があるのだろうか? そもそも、人の寝込みに突然耳元で話しかけて魔理沙は何を言いたいのだろう?
>「比重の重たい水に浮かんで考えたことあるか? 体内からは水分が奪われ続けているのにも関わらず、ずっと浮いていたいという気持ち」
>「そんなこと考えたことも無いわ。だって、私達は空を飛べるのだから」

え、意味がわからない?
そう思った人はオチを見ましょう。フに落ちた人は多いです。
カオスっぷりを楽しみながら、オチで納得したい方はどうぞ。

ベリベリナイスディ  逸勢氏

【作品集】166
【タイトル】ベリベリナイスディ 【書いた人】逸勢氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net/sosowa/ssw_l/166/1334153792
【POINT】7220 【容量】9.72KB
【あらすじ&感想】
 「オリエンタルダークフライト/夜の東側」を読んで、魔理沙が魔法使いになることを選ばなかった場合、このSSのようになる可能性も……などと思ったりした。
 現代入り、なんだろうか。そういえば、「渋谷のリグル・ナイトバグ」に似たような雰囲気を感じる。ほどよくトリップした、ダークでポップな都会のモノローグ。そんな点で。
 ちょっとでも興味を持ったら短いSSなので読んでみてもらいたい。タイトル通り、ベリベリナイスな気分になれますよ(ゲス顔)。
(感想欄を見て、web漫画「コンプレックス・エイジ」を想起した。夢見る少女じゃいられなくても支える人がいた場合の未来)