作品集169

Last-modified: 2014-09-02 (火) 20:02:04
河城NTR  6スレ目pkhYNX2g0氏

【作品集】169
【タイトル】河城NTR
【書いた人】6スレ目pkhYNX2g0氏
【URL】ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1339228147&log=169
【容量】38.00KB
【あらすじ】
お姉ちゃんをNTRするつもりでしょうエロ同人みたいに!
最新設定に準拠したお姉ちゃんどいてそいつ頃せない地霊殿SS!
【感想】
短距離走での全力疾走で一万メートルを走りきったかのような絶頂系ストーリーがンギモヂィ!
口授で更新された設定をこれでもかと盛り込んだ中身はメタ過ぎ危険。
ある意味腐り過ぎてて、あたいだってこんなのお持ち帰りできないですよう!
人に何かを教えるって大変ですよね頑張れ中間管理職。星4だけどこの勢いが大好きでしたら5でも問題ありません!

どうしてこの世界はこんなにも――  沢田氏
心地よい雰囲気に包まれた物語。

【作品集】169
【タイトル】どうしてこの世界はこんなにも―― 【書いた人】沢田氏 【容量】22.04 KB
【URL】ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1339331888&log=169
【タグ】ルナサ プリズムリバー メルラン リリカ ほのぼの
【あらすじ】
どうしてこの世界はこんなにも不幸せに満ちているのか。
朝に弱いルナサの朝は、リリカとメルランに起こされることから始まる。

ルナサをメインに据えた、プリズムリバー三姉妹による、のんびりとしていて少し雨季のような気だるさを交えた物語。

【感想】
心地よい雰囲気に包まれた物語。
独特な文章で、音楽に例えた言葉が多いにも関わらず、読みやすくて分かりやすい。

ルナサの気だるい感じやら、ノリ気ではない感じが伝わってきて、
その奥に見え隠れする部分が読んでいて楽しいw

【五段階評価】
★★★☆☆
淡々と進む作品だけど、雰囲気が良い作品なのでだれることは無く最後まで読みきれました。
読みやすいのはきっと、ルナサの思考回路がリアルタイムに展開されているからなんだろうなぁって。
んで、そこからの情報でルナサがどんな表情をしているのか分かるんだよねぇw

よくここまで、上手い具合に情景描写と心理描写を交えているなぁと。
一人称を追求したら、こんな感じになるのかな。

朝が苦手なルナサの、どことなくアンニュイで、それでいてどことなく楽しそうでもある一日。

【作品集】169
【タイトル】どうしてこの世界はこんなにも――    【書いた人】沢田氏
【URL】ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1339331888&log=169
【あらすじ】
朝が苦手なルナサの、どことなくアンニュイで、それでいてどことなく楽しそうでもある一日。

【感想】
地の文がルナサの一人称であるためか、音楽用語が多用されていた。
私はそういった知識に疎いので詳しくは分からないが、それでも雰囲気はすんなりと飲み込めた。
個性豊かな妹たちとの掛け合いがテンポよく、ルナサの心情を表わす一人称もそのテンポとよくマッチしていた。
プリズムリバー三姉妹長女の、気だるくて、面倒くさくて、少ししんみりともして、そして楽しくて
そんな雰囲気を味わう事ができて、面白い作品だと思った。

解らずとも  サブレ氏

【作品集】169

【タイトル】解らずとも【書いた人】サブレ氏
【あらすじ】
レミリアは地下への階段を下る。愛しき妹に会うために……

【感想】
フランの狂気をうまく書いているように見えるが、それでも若干の描写が足りない。
まるでこれから語られるプロローグのような印象
これと言って物語に展開はなく、ただ説明ですべてを終わらせているような感じを受けた。

★★☆☆☆
まあ、狂気を書くのは上手かったからというのと、これから期待するという意味を込めて星2

V作戦   ナイスガッツ寅造

【作品集】169
【タイトル】V作戦
【書いた人】ナイスガッツ寅造
【URL】ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1339524265&log=169
【あらすじ】
 自身に威厳が無いと感じる寅丸がナズーリンに相談し、面白半分のマミゾウやぬえと共に威厳獲得のため一芝居打とうとする

【評価】★★★★☆

【感想】
 タイトルと作者名はいまいちだと感じましたが内容はまとも。各キャラクターの性格等に大きな違和感を持つこともなく楽しく読めました。
 ただぬえと命蓮寺の下りについては作者の個人的な意図が出てしまっているようで鬱陶しいと感じた。ラスト付近では特に強引に綺麗に収めようとして雑になっている感じがします。
 ラストのほうで聖が登場しないのが若干気になったが、出したら出したで扱いが難しくなると思うので、スッキリしていてこれで良かったと思いました。
 初投稿ということに驚き。今作品集の中では一番好きです。

うわー!第三のおめめが真っ赤だー!  久々氏

【作品集】169
【タイトル】うわー!第三のおめめが真っ赤だー!
【書いた人】久々氏 【容量】19.58kb
【URL】ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1339939044&log=169
【あらすじ】
「疲れ目……そんなに酷使したかしら」
「自覚が無いならよっぽどね。自分で感覚が麻痺するほど、きっと貴女はその眼を使いすぎたんだわ」
「……そうだったかしら」

 今、彼女とこの医者は、いたってごく自然な会話をしている。これが意味することは一つ。
 今のさとりは、心が読めないのだ。(本文より抜粋)

【感想】
タイトルの吸引力にやられて読みに行ったのだが、思いのほか真面目な内容で驚いた。一時的に第三の目が使えなくなってしまって当惑するさとりと、アグレッシブなこいしちゃんのお話。途中からやや失速気味には感じたが、さとこい好きならば問題なく楽しめるだろうと思う。所々に仕込まれた小ネタもおもしろい。むしろそっちの方がおもしろ(ry
全体的によく纏まった短編といった印象。古明地姉妹が好きな人とか、タイトルで不覚にも吹いてしまった人とか、スルメでハッスルするこいしが見たい人などにおすすめします。

3300文字探偵  つなてち氏

【作品集】169
【タイトル】3300文字探偵
【書いた人】つなてち氏
【URL】ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1340117482&log=0
【あらすじ】
「この単純な作品、私が3300文字、もたせてみせます」(本編より抜粋)
【評価】★★★☆☆  
【感想】
元ネタは堂本剛主演のドラマ、「33分探偵」。
放送時間内に既に解決している事件を無理矢理間延びさせる強引さを、SSというジャンルで上手く再現している。
一見ぐだぐだな展開だが、それこそが忠実な原作再現なので元ネタを知ってる人ならばニヤニヤしながら読めるだろう。
しかし知らない人にはただのぐだぐだ話に見えるかも知れない。
読者を選ぶ作品だろう。

片腕  RingGing氏

【作品集】169
【タイトル】片腕
【書いた人】RingGing氏
【URL】ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1339353493&log=169
【あらすじ】
 後には、私と片腕が残されていた。私は妹紅の手を抱いている。妹紅の手。妹紅の、身体の一部だ。
(本編より抜粋)
【感想】
モチーフは川端康成の同名小説。
退廃的な出だしではありますが、それでいて慧音と妹紅のふたりの成長を表現しきった内容はみごと。
題材だけではなく、読む者をひきつける技術もこの作品の質を高めている。
不思議な清涼感も感じられておすすめです。

こがさかさかさ  暮夜満足氏

【作品集】169
【タイトル】こがさかさかさ
【書いた人】暮夜満足氏
【URL】ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1339628941&log=169
【あらすじ】
電車に忘れられた小傘は一人街をさまよう。世界は厄に満ちている。

小傘はいえで少女を体育館にかくまうことを日課している早苗と出会う。
自らを神待ち少女の神と称する早苗の導くまま、日課を手伝い、学校へ行き、幽霊に出くわす。
ある日厄が溢れ出し、放射能に汚染された塵が全てを覆う。世界の終わり。早苗は一人だけ生き残る。
魂として漂う早苗の前にレミリアが現れ言う「運命だから。悪魔が神様、もしくは神様のようなものをすくうのがきょうの運命だから」
そして肉体へ帰れと諭すが、早苗は最後の一人を救わなければならないと言う。
死んだ霊たちはみな銀河鉄道に乗って去ってゆく。小傘は踏み切りで再びあの幽霊に出会う。小傘の秘密が明らかになる。

【五段階評価】★★★★★
【感想】
長いのですがあらすじを多く書きました。上に書いたので8割くらい。平仮名が多く読みづらく、重要な場面説明が一文で描写されたりとストーリーが追いにくいためです。読みづらいと言いましたが、文章はくそ上手いです。簡潔で象徴的なものをさりげなく直感的に提示する。小説としての構成も神ががかっていてプロかと疑うほど。前の投稿から5年とありますが、文体がブレないというよりは、前の文体を自己模倣した感じです。
とにかく一度読んで欲しい作品です。個人的には今作品集ではトップ、創想話全体でも高い水準の質だと思いました。多分読まれてないです。誉めすぎかどうか読んで判断してもらえればと思います。途中大変なことになってますが、優しいオチなので後味もいいです。面白いだけでなく美しい一篇。

魔理沙の脱ぱのぷち婚=大作戦   OUTIS氏

【作品集】169
【タイトル】魔理沙の脱ぱのぷち婚=大作戦
【書いた人】OUTIS氏
【URL】ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1339319059&log=169
【あらすじ】
パチュリーとアリスの監視を受けている魔理沙は真の恋を求めて飛び立つ。霊夢、妖夢(幽々子)、早苗
、文、霖之助の順にアプローチするが、何かあって上手くいかない。パチュリーとアリスに追い詰めら
れるが霊夢に助けられ、最終的に魔理沙は全員の嫁になることを自ら選ぶ。
(あまり展開の楽しみとかは無いので全部書きました。)

【五段階評価】★★★★☆

【感想】
初読で混沌とした印象を受けましたが、読み返しても複雑な印象。軽いギャグと思って読んだのですが
、むしろシニカルな作品です。最後の方で種明かしっぽいものがあるのですが、単純に笑いつつも象徴
的な変化を追ってゆく二重構造のようです。魔理沙の行動も象徴的に見れば「友情に満足できず、雲の
向こうに住む事ができず、信じ方を知らず、風のように生きられず、恋も実らず、絶望して、みんなの
愛玩物になる」とひどい感じです。それが表面上ハッピーエンドになっていて、そこに黒いユーモアが
。同じ文章を歩んでいた幾つかの象徴的な物語が絡まりぐちゃぐちゃして凄まじい。結局その絡まりが
ひとつのユーモアで、計算されたカオスがごく単純な物語の線に乗って完結しているのが面白い点だと
思います。あまり見たことないタイプの作品です。
だんだん複雑になる構造上仕方ないのかもしれませんが、序盤が異常につまらない印象です。中盤くら
いから面白くなるのはギャグとしてちょっと欠陥かなと思いました。あとは主人公が別に魔理沙でなく
て(例えばレミリアとかで)もよかったのではないかという気はします。しかしなかなかすごい作品であ
ることは間違いなく、はまればかなり面白いと思います。文章の芸が細かいのと、婉曲なギャグも見ど
ころ。個人的にはアリスの台詞回しとか無駄にいい感じの文の箇所が好きです。

サイハテハッピーエンド  鬼灯氏

【作品集】169
【タイトル】サイハテハッピーエンド
【書いた人】鬼灯氏
【URL】ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1339334388&log=169
【あらすじ】
場面は美鈴の花束から始まり、小悪魔の失楽園、咲夜の現在が描写される。
人間の咲夜に死期が近づいている。レミリア、フランドールはそれを受け入れている。

回想形式で咲夜と小悪魔の秘められた過去が語られる。
小悪魔を最初に召喚したのは幼い咲夜だった。召喚には失敗し、パチュリーが魔法を引き継ぐが、その際の無理な魔力行使によって喘息を患うようになる。
咲夜がなぜ悪魔召喚を行ったかを知ったパチュリーは、本人の下に駆けつけ、思いをぶつける。
そして小悪魔と咲夜の間に交わされた誓いも思いにみちたものだった。

そして場面は再び咲夜の死期を見つめる者らの対話。
小悪魔はパチュリーに向かって叫ぶ「貴女が、言えばっ! きっと咲夜様は――生きてくれるのに!」
パチュリーは自分から生きてくれとは言わないが、しかし……。

【五段階評価】
★★★★☆

【感想】
この作者さんの読点を多用する文体は素晴らしいのですが、今まで比較的短い作品で詩のような形で生きるというのが特徴的だったように思います。ストーリーよりも静かな間の心地よさにひたすら浸ってゆく作風。それはこの作品でも変わらないのですが、より物語が構築的になり人物間の視点も重層的な深みが与えられたように思います。『大人と子供』がぴんと来なかった自分には、感情を物語の形で表現しきっているこの作品が非常に完成されたものに見えます。人物も一対一の関係ではなく、ひとつの家族の全体的な関係のフラクタルである点も、この作品に単なるパチュ咲でない大きな枠組みを持たせているようです。登場頻度の少ない美鈴やフランドール、レミリアも存在感があって、常に全員の紅魔館といった感覚があります。
最後にストーリーは一気に駆け抜けるのですが、その急展開にまた水を抜くときのような気持ちよさがあります。小道具の象徴的な使い方も気が利いていて素晴らしい。読んでよかったと思える作品です。

さよならファービー  長久手 氏

【作品集】169 【タイトル】さよならファービー  【書いた人】長久手 氏
【URL】 ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1339776054&log=169
【長さ】★ (23KB 中編)
【あらすじ】
 ある春の日、上海が、自分の意思で動くようになった。
 アリスはその原因を探ろうと研究に没頭。そして上海のお守りは魔理沙に。
 そんなある日、上海に情操教育が必要ということで香霖堂から毛むくじゃらで丸っこい人形がやってくる。
【感想】
 上海とファービー、それを見つめる魔理沙が主体のお話。
 魔理沙にアリス、霖之助に紫といった、上海を見つめる周囲の人妖たちが
 よき保護者という感じで、凄くいい雰囲気を出しています。
 上海がこの先どうなるかは語られていませんが、この経験はきっと一生思い出に残るでしょう。
 ほのぼのでしんみりとしたいい話です。
【文章】       ★★★☆☆
【展開】       ★★★☆☆
【総合評価】   ★★★★☆

ぱるぱるママの育児と幸福   KASA氏

【作品集】169
【タイトル】ぱるぱるママの育児と幸福 【書いた人】KASA氏
【分類タグ】パルスィ 勇儀 アリス 文 キスメ
【URL】ttp://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/169/1340029501
【POINT】4150 (2014/08/31時点) 【容量】26.12KB
【あらすじ&感想】
女同士で妊娠して「不正はなかった」とするSSを読んだ衝撃に、他にも似たようなSSがないか探した結果読むことになったSS。いやー、まさかあるとは……
「妊娠アリスの憂鬱」「ぱるぱるママの出産」は消化不良で終わったような読後感があったが、このSSに連なる三部作と見れば整っていると言えるだろう。
妊娠・出産・育児とそれぞれのテーマをそれぞれのSSで描いており、まとまっている。それぞれの活動に伴う悩みと喜びを描いており、自然体で応援してくれる周囲の温かさにほっこりとなる。
同作者のSSに「にんっしんっ紅魔館!」「誰がために乳は出る」などがあり、それらを併せて読むことで、幻想郷は常識にとらわれてはならないということを再認識するも良いし、いずれくるその日ために備えておくのも良いのではないか。
それにしても、この人のSSで感想を寄せまくってる「ずわいがに」さんって何者だ?