・略蚊氏「すすめほんめいりん」
美鈴と八雲一家の出会い話。
藍と美鈴が主人について話し合う短編。ストーリーはありがちなものだが、キャラクターの描き方は大変可愛らしい。面白いお話を書けるようになれば、間違いなく成長するんじゃないだろうか。
星は★★☆☆☆ってところか。
・「すごいメアリーがら力を感じる」氏「森のレミリアさん」
レミリアがフランのために宝石を探す話……と見せかけて実はフランの人形遊びだったという話。
夏休みに中学生が一生懸命書いたSSなんじゃないかしらん。文章、ストーリー共に荒まみれだ。けどきっと熱意はあるはずだ。もっと数多くの本を読んでみよう。きっと上手くなる。
星は★☆☆☆☆ってところ。頑張ってください。きっといずれ面白いものが書ける。
・anonymous(蛆の群によって構成されている)氏「紅魔館は化け物の住む館なんだから、設備もそれにふさわしいはず」
紅魔郷直後の魔理沙が小悪魔のひどい悪戯を受ける話。
個人的にこの三つの中では一番好きだ。文章はくどいが結構読める。「小悪魔」らしいゲスな小悪魔のセリフ回しもいい感じ。ただしこのキャラ付けはかなり人を選ぶだろう。小悪魔が好きな人にはお勧めできない。
星は★★★☆☆ってところ。
【作品集】171
【タイトル】《ブラッサム・シャワー》
【書いた人】リペヤー 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1344093894&log=171
【あらすじ】
ある雨の日の、幽香と霖之助のお話。
【感想】
幽香霖もの。しっとりした雰囲気のお話です。
大人の空気でやきもちを妬く幽香も、中々どうして……。
ただもうちょいボリュームがほしかった。
タイトルはデュエルマスターズというカードゲームのカード名ですね。
マイナーなカードなので、デュエルマスターズをやってる方でも知らない人が多いかも。
【評価】
★★★☆☆
【作品集】171
【タイトル】きんもーっ☆ 【書いた人】怪人二十HN 氏
【URL】 ttp://coolier.sytes.net/sosowa/ssw_l/171/1343883875
【あらすじ】
幻想郷の食人妖怪達の為に、
紫が”外の世界”の自殺の名所へ死体を調達しに行きます。
【感想】
食人妖怪のアイドル、ルーミアが登場します。
ルーミアのセリフは少ないですが、彼女らしさが良くでていました。
なお、タイトル通りの描写がありますので、ご留意ください。
【五段階評価】
★★★★☆
ルーミア好きな方にお勧めな作品です。
【作品集】171
【タイトル】きんもーっ☆
【書いた人】怪人二十HN氏
【URL】 ttp://coolier.sytes.net/sosowa/ssw_l/171/1343883875
【あらすじ】
紫は外の世界のとある場所でせっせと活動していた。
ルーミアを始めとする、食人妖怪達の為に……
【感想】
紫が、上手い感じにキャラ崩壊されており、タイトルと裏腹に良作でした。
書き始めが、珍しいタイプだったことも良かったです。
【五段階評価】
★★★★☆(これはッ!!自分一人で楽しんではいけないッ誰かにッ他の誰かに薦めねばッ!!)
【作品集】171
【タイトル】バイト 【書いた人】紅月光 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1344599026&log=171
【感想】
術式兵装『疾風落雷』がカッコよすぎて俺がヒックしちゃいそうです
スペカで懺悔する暇があったら基本的なことをどうにかして欲しかったワー
【作品集】171 【タイトル】サトリアイタイ 【書いた人】yunta+α 氏
【URL】 ttp://coolier.sytes.net/sosowa/ssw_l/171/1343131229
【サイズ】24.74KB 【得点】4280 【レート】11.64 (2013/04/22時点)
【あらすじ】
新聞のネタ探しをしている途中、文は興味深いものを発見する。
それはさとりが人間の男と二人で歩いている姿。
これはもしかしたら恋愛?あの嫌われ者のさとり妖怪が
人間と恋愛とは大スクープの予感!そうして文は取材を開始する。
【感想】
何とかして情報を引き出そうとあの手この手で交渉する文がお気に入り。
取材をしているという実感がわいてくる文章だった。
あらすじに書いたような始まりから一転、
取材を重ねていくうちに当初の想定とは違う方向へ。
熱愛か?それとも復讐か?最後に行きついた真実は全く違うものだった。
さて、その真実とは?それは作品を読んでのお楽しみ。
【文章】 ★★★★☆
【展開】 ★★★☆☆
【総合評価】 ★★★☆☆
【作品集】171
【タイトル】求聞持の子
【書いた人】俄雨氏
【分類タグ】稗田阿求
【URL】ttp://coolier.sytes.net/sosowa/ssw_l/171/1344267442
【POINT】約5500 (2014/03/02時点) 【容量】19.61KB
【あらすじ&感想】
作者が「なんとなくさっき書きました。」というSS。
東方世界を広げるという意味で、名作であると思われる。
御阿礼の子として生きるという意味を、独自解釈も織り交ぜて説得力ある筆致で描いている。幻想郷や博麗の巫女についてもその解釈は触れられていて、こちらも違和感がない。
阿礼関連で古事記の内容を取り上げているところも面白い。そこから兄妹の恋物語につなげる点も。
ただ、自分だけなのかもしれないが、ところどころ文のつながりがわかりづらいところがある。以下のようなものだ。
>「産まれ出た時点で阿礼乙女の誕生とは言い難い。知っての通り、阿礼乙女、阿礼男とは稗田阿礼の転生体。自覚、才覚、そしてなにより、求聞持を持つ」
>「して、何故……この子を阿礼と」
>そもそも魂とはあちこちに飛散し現世にとどまり、人の目にも見えるものであり、誰一人として気にしないからだ。それが悪霊、亡霊となればまた違うものの、この幻想郷は妖怪の敵となる目ぼしい坊主はおらず、博麗の巫女は着任して間もない幼子である。
>稗田の子は、早死にである。先天的な障害を持って生まれた子など、そのまま無かった事にされる。
>近親交配故の弊害であり、稗田阿求が近親者に対して、家族の一線を越えるような感情を抱く事も、珍しくなく、まして彼女は……齢五つにして、既に精神年齢は二十歳に近い。
>歯を食いしばる。己の胸に去来する感情が、あまりにも悲しみに満ちていた為だ。何をするにも、最初から知っている節があり、何か学んでも疑問無くすぐ解決してしまう阿求にとって、それは初めての苦痛であり、後悔であり、未練であり、初めての別れである。
>愛別離苦、求不得苦。乗り越えるに乗り越えられぬ、稗田の呪いでもある。
これらの文は、論理的に矛盾しているようにさえ見えてしまう。脳内で言葉を補う、想像の幅を広げて解釈するなどすれば読めるので、読めないわけではなく、そういう意味では読み応えがあるとも言える。また、接続詞や指示語を多用してしまう自分としては学ぶところはあるのかもしれない。しかし、どうにもやはり意味が取りにくかった。
・・・って思うんだけど、どうよ?