作品集178

Last-modified: 2014-06-18 (水) 02:48:20
nzm  きゃんでぃ氏

【作品集】178
【タイトル】nzm   【書いた人】きゃんでぃ氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net/sosowa/ssw_l/178/1358003718
【感想】
 悟った様でいて中二病な慧音がツボったのでレビュー。
 純文学に近い文章の書き方で難しい漢字が多くて堅苦しい。慣れればそれほどでもないけど。
 というかそそわでこういう自己満足的な作品は珍しくて、新鮮だった。
 組み合わせも慧音と魔理沙と宇佐見とか謎だなぁと。

この物語はフィクションです!!  スバル氏

(自薦)
【作品集】178
【タイトル】この物語はフィクションです!!
【書いた人】スバル
【URL】ttp://coolier.sytes.net/sosowa/ssw_l/178/1358347703
【宣伝】
タグで分かる通り、森近霖之助と射命丸文のお話です。
ネタバレは避けたいので、ここに詳しいあらすじは書きません。
久しぶりの投稿となりますが、良い作品が書けたと自負しております。
非常に楽しんで執筆できたので、是非ご一読してみてください。

やはり自分の作品はなるべく多くの人に読んで欲しいもの。
去年の今頃だと自薦歓迎という空気だったけれど、今もそうだと嬉しいな。

天子は私のもの(予定)だから  すねいく氏

【作品集】178
【タイトル】天子は私のもの(予定)だから   【書いた人】すねいく氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net/sosowa/ssw_l/178/1358172422
【あらすじ&感想】
萃香「てんこー、イチャイチャしようぜー」
天子「えっ」


一言で言うと、甘い。どちらかと言うと和菓子的な甘さがある。コーヒーより緑茶と一緒に読んでみたい。
何よりこの二人の距離感がマーベラス。
恋愛ものの正統派って感じ。ど真ん中のストレートでバッターアウトである。
【五段階評価】
★★★★☆

幽々子と妖夢 桜 そんな日常の風景  綾加奈氏

【作品集】178
【タイトル】幽々子と妖夢 桜 そんな日常の風景   【書いた人】綾加奈氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net/sosowa/ssw_l/178/1358127909
【あらすじ&感想】
白玉楼に雨が降る。
妖夢は桜の散りゆく様を見ていたのだが、そこに幽々子がやってきて・・・


もうこれに関しては「読んでくれ」としか言えない。
ストーリーが展開されているわけではなく、タイトル通り『日常』の話。
それなのに2.41kbで展開されるその世界に引き込まれてしまった。
この作品の魅力を語るには俺が今持っている言葉をすべて持ってしても足りないだろう。
好き嫌いが激しいタイプの作品だと思うが、その雰囲気を味わってみて欲しい。
【五段階評価】
★★★★☆

霊夢さん、夢の新婚生活  青茄子氏
タイトルとタグに偽りなし。

【作品集】178
【タイトル】霊夢さん、夢の新婚生活   【書いた人】青茄子氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net/sosowa/ssw_l/178/1358826485
【あらすじ】
博麗霊夢の結婚式がとり行われていた。
しかし、霊夢自身の勘によるとこれは夢らしい。
どうせ夢なのだからと楽しむことにした霊夢だが、当然ながら結婚相手が誰なのか気になる。
とりあえず親しい人妖ではないようだ。
結局誰なのか分からないまま式は進み、誓いのキスをする段階になってついに顔を拝むことができた。
霊夢の結婚相手はなんと、因幡てゐであった。

【感想】
タイトルとタグに偽りなし。
とにかく先へ先へと読ませるパワーがすごい。
作品自体が非常に面白いし、それ以上に「なぜ!?」といった疑問が次から次へと沸き起こるので先が気になって仕方がないのだ。
出だしの結婚式の部分といい、この構成力には脱帽してしまう。
作品の核となる霊夢とてゐの夫婦は、作中の霊夢でさえ驚いてしまう組み合わせだが、読み進めればすぐに馴染んでくる。
そればかりか途中の展開にハラハラし、霊夢とてゐに幸あれ!と応援せざるを得なくなってしまうかもしれない。
この二人はそれほどまでに魅力的に描かれているのだ。
まるで楽しい夢を見た後の目覚めのような、心地の良い作品である。

一、どうやら、自分の結婚式が執り行われているらしい。

【作品集】178 【タイトル】霊夢さん、夢の新婚生活  【書いた人】青茄子 氏
【URL】 ttp://coolier-new.sytes.net/sosowa/ssw_l/178/1358826485
【長さ】★★★★★ (101KB 長編)
【あらすじ】
 一、どうやら、自分の結婚式が執り行われているらしい。
 二、これは夢である。
 賽銭箱へ向かう赤絨毯の道を歩きながら、霊夢の勘はそう告げていた。
 自分が結ばれたのは誰なのかすらわからずに、結婚式は進んでいく……。
【感想】
 どういう訳か、作品集178付近は長編作品が集中した。この作品もその中の一つ。
 100KBオーバーの作品がひしめき合う中、この作品は冒頭で読者をがっちり
 掴んできたと思う。だっていきなり霊夢が夢の中でバージンロード歩いてるんだもの。
 さらにその結婚相手も衝撃的。これはもう物語がどう転がるか予測がつかなくて、
 続きが気になって仕方がない。久々に掴みで一気に引きずり込まれた。
 その後のストーリーーも急展開に次ぐ急展開。あまりに語りすぎるとネタバレに
 なってしまうため割愛するが、とにかく予想外の展開が押し寄せてくる作品だった。
 あとがきにて”本格派を目指して剛速球を投げようとするもアンダースローと気付く”と
 作者は書いているけども、この作品は”体感160km/hを超えるソフト日本代表の球”。
 大団円まで駆け抜ける恋愛大作を是非楽しんでみてほしい。
【文章】       ★★★★★ (凄く読みやすい)
【展開】       ★★★☆☆ (全速力。途中勢い余っちゃってる所もあり)
【総合評価】   ★★★★☆ (創想話20~90の長編を思い出す、エネルギーある長編)

みかん<ハンドボール<メリー  mayuladyz 氏

【作品集】178
【タイトル】みかん<ハンドボール<メリー   【書いた人】mayuladyz 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net/sosowa/ssw_l/178/1357824212
【あらすじ&感想】メリーのおっぱいに興味深々な蓮子の話。


5.81KBという超超短編ながら魅力的なメリーのおっぱいへの蓮子の熱い思いが伝わってくる話。あの手この手でメリーのおっぱいの大きさを知ろうと頑張る蓮子がアホか

わいい。ビバおっぱい。
【五段階評価】
★★★★☆

博麗さうしジャンジャンビ  ことやか 氏

【作品集】178
【タイトル】博麗さうしジャンジャンビ   【書いた人】ことやか 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net/sosowa/ssw_l/178/1358878060
【あらすじ&感想】ある晴れた日に霊夢たちの元に現れた怪火の話。


ほのぼのというかなんというか、いかにも幻想郷の霊夢達の日常といった感じのお話。
ド派手な展開がある訳でも秀逸なギャグがあるわけでもないんだけど、とにかく雰囲気が良く、話も綺麗に纏まってる。
長さも12kbちょいと短く気軽に読めるのもいいところ。
とにかく読んで見てほしい。

【五段階評価】
★★★★☆

さぁ、明日からも  もんてまん 氏

【作品集】178

【タイトル】さぁ、明日からも   【書いた人】もんてまん 氏
【URL】
【あらすじ&感想】人里で働く仙人が居るという噂を聞き、人里を訪れる青娥娘々。しかし、そこに居たのは、なんと彼女の父親だった。


割と掴み所のないキャラの青娥を珍しい切り口で見られる作品。青娥の心情の変化がとても丁寧に書かれているのがよかった。後、青娥に遊ばれつつ本筋に関係無い

ところでアホなことをやらかす布都がかわいい。これも中編くらい?の長さ(33kb弱)だからそこそこ気楽に読める。

【五段階評価】
★★★☆☆

幻想千夜 1 『紫鏡』  片隅 氏

【作品集】178
【タイトル】 幻想千夜 1 『紫鏡』  【書いた人】片隅 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net/sosowa/ssw_l/178/1359068322
【あらすじ&感想】伊弉諾物質や不思議を求めて旅をする蓮子とメリー。しかし、旅先の高千穂にてメリーにある異変が起きる。


お話自体はよくあるシリアス系の秘封の話。良く言えば王道、悪く言えばありがち。
長編の一話らしいけど設定や話の筋道は中々しっかり考えてあるようで、徐々にメリーが幻想側に引き込まれていく様子がいいと思った。
ただ、長編(100kb弱)の為かページを分割しすぎててちょっと読みにくい。
後、PCで見ないとルビがずれまくってワケがわからん事になるので注意。

【五段階評価】
★★★☆☆

五年後の夢追い人

【作品集】178

【タイトル】五年後の夢追い人   【書いた人】モブ氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net/sosowa/ssw_l/178/1359293019
【あらすじ&感想】

幻想郷近未来もの。
事故って怪我して普通の魔法使いを引退した魔理沙の5年後ぐらいの語。
慧音の寺小屋で教師として勤め、魔法から離れていた魔理沙だったが、戯れに作った「魔力で解ける知恵の輪」を生徒の少女が解けることに気付く。
幼い頃に父を失ったその少女。その父の記憶を、ちょっとしたきっかけで名も無き鴉妖怪が思い出し……

注意書きあんま信用ならないです。
大してモブも出張らないし、バトルもほぼしない。グロと指定しているであろう部分も常識的なレベル。
既存キャラで転用いいじゃん、という役割ではない気がしたので鴉妖怪さんは結構出張るけど気にならないかなと思う。
世界観は作者主観がやや濃い目ゆえに(モブも含めて)割と生き生きしてる印象。
ちょこちょこ顔出す脇役もなかなか良い味。

【五段階評価】
★★★★★

喫煙と独占欲は両立出来ない  enjoy@空の青氏

【作品集】178
【タイトル】喫煙と独占欲は両立出来ない
【作者】enjoy@空の青氏
【タグ】藤原妹紅 森近霖之助 霧雨魔理沙 魂魄妖夢 八雲紫
【容量】55.17KB 【ページ数】1ページ
【URL】ttp://coolier.sytes.net/sosowa/ssw_l/178/1359134224
【粗筋】
雪の積もる中、妹紅は煙草を求めて香霖堂へ足を運んだ。
ドアを開けると、鼻を突く異臭に白い煙。それは霖之助の手元にあるパイプから立ち上っていた。
ちょっと興味を惹かれた妹紅は、霖之助からパイプの扱いを手解きしてもらうのだが――

【感想】
パイプの含蓄が展開されるのかと思ったら、意外にもギャグ的な作品だった。
話の構造としては、例によって朴念仁な霖之助に思いを寄せる女子らに敵視された妹紅が恋のいざこざに巻き込まれる形で内心突っ込みを入れていく。
年頃の乙女特有の背伸びは見ていて微笑ましかったり痛かったり。パイプと言うより恋愛についての有り方の話かな? 最後の紫のお言葉は流石賢者と言ったところ。
「――私も参加して良いか?」の件が個人的には一番面白かった。
【五段階評価】★★★★☆

紅魔館のメイド  レモネード氏

【作品集】178
【タイトル】紅魔館のメイド   
【書いた人】レモネード氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net/sosowa/ssw_l/178/1359128826
【あらすじ&感想】
 レミリアにはわかっていた、目の前にいる彼女がそうすることは。
 彼女との別れはしかたないことなのだ、それが彼女は短命な人間なのだから。
 この館に彼女が来てくれたおかげであの笑顔を見ることができるようになった。
 そして彼女がいなくなることであの笑顔はどうなってしまうのだろうか。
 咲夜が阿求と別れることを考えると心が痛くてしょうがないのでレミリアは不貞寝することに決めた。

個人的にはまさかの組み合わせだった。
だけど二人の境遇、環境、生き方が作品の中で語られる中でなるほどとうなずいてしまう。
相手より早く死にいつか帰ってくる人間と、相手より長く生き帰ってくるのを待つことはできない人間
なんとかできるかもしれないけれど自分のため、お互いのために自分であり続ける。
そんな人間らしい二人の穏やかで静かな別れの話だった。
そしてそれをレミリアの目からも見ることで「人間っていうのはすごい」と感じられた。

不死のロングウォーク  イムス氏

【作品集】178
【タイトル】不死のロングウォーク
【書いた人】イムス氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net/sosowa/ssw_l/178/1358581194
【あらすじ】

不死の妹紅は歩き続ける。山を、密林を、道路を、どこまでも。
最初は仲間もいた。友もいた。それも、少しずつ失われていく。
それでも妹紅は歩き続ける。彼女は不死だから。

【感想】
歩き続けて、何処まで行くの? 風に尋ねられても立ち止まれない妹紅が主役のストーリー。

いわゆる世界滅亡物。ちょっと毛色が違うのは、幻想郷どころじゃなく、地球滅亡レベルの滅亡系ということでしょうか。
不死の妹紅が主人公と言う点で分かると思いますが、かなり暗い話です。とくに、ところどころ救いのかけらがあるのが尚さらきつい
最後は……救いと言えるのかな? そんなエンディングで閉められるまで、妹紅が歩き続けるお話です。
それでも100kbを最後まで飽きさせずに読ませる文章がすばらしいと思いました。

ちょっとネタバレになりますが、大人になったフランが美人過ぎてベネ。

運命の愚者・第二部  めと氏

【作品集】178
【タイトル】運命の愚者・第二部
【書いた人】めと氏
【分類タグ】レミリア フランドール 過去話 【容量】84.54KB
【URL】ttp://coolier.sytes.net/sosowa/ssw_l/178/1358853187/2#body
【概要】
同じく第二部。宗教改革前夜(1500年前後?)のアントウェルペンが舞台。
祖国ワラキアを離れたレミリアは放浪の果てに神聖ローマ帝国の果ての商業都市アントウェルペンに行き着き、
ひょんな事から「フランドール」と名乗る人間の少女の父親探しを手伝うことになる。

【感想】
人間性を捨てきれていなかったレミリアがフランドールに出会い、愛情を取り戻していく過程と、人間の敵であるはずの自分と
人間であるフランドールとの関係の中で生まれる葛藤の描写が特に興味深かった。貴族のお嬢様らしいレミリアの金銭感覚や
家事能力の欠如が都市という人間たちの世界の中で(この作品にしては)コミカルに描かれ、その部分は箸休めのような気分で読めた。
歴史描写も多く、とりわけ正教会とカトリックの教義の差が最後に絡んでくるのは面白かった。