作品集18

Last-modified: 2014-05-06 (火) 16:36:30
失われたハクタク日誌 aki氏

失われたハクタク日誌 aki氏

最近、様子のおかしいゆゆ様。永琳に己のための製薬を頼むその姿に、妖夢は彼女の身体を案じ、不安を感じた。
しかし、彼女の不安は見当外れであった。そう、事実はあまりに予想外で、計り知れないほど恐ろしいものだったのだから…。

本格的なホラー作品。忍び寄る影の足音は、ぞっとするほど静かで、そしておぞましい。
事実を知ったものは、全て正気をなくすしかない。この物語を読み終えた時には、あなたもきっと…。

私を探して 1-8  choco氏

【作品集】18-21
【作品】私を探して 1-8
【作者】choco氏

【あらすじ】
大学からの帰宅途中、気づいた時には何故だか幻想郷へとやってきていた私。
見たことの無い場所で携帯電話も圏外。「おかしいと思ったら人に聞く!」
まずは道を尋ねに湖の向こうに見える赤い建物に行こう。

【感想】
オリキャラが主人公なお話。しかもオリキャラの立場が、精神的には結構強い。
時には東方キャラを手玉に取ったり取られたり。にもかかわらず不思議と楽しく読める。
俺の中ではオリキャラもので一番大好き。とても愉快な主人公です。

一応気になる点も。人里に着くまでとそれ以後が話として関係が薄い。
人里以前が、結果的には主人公の紹介だけと言えなくも無い。
けど楽しいからいいか?ルーミアがなんとも愛くるしい。

主人公が魅力的、そんな作品です

兎が死んだ  春雨 氏

【作品集】18  【タイトル】兎が死んだ  【書いた人】春雨 氏
【長さ】.   短■□□□□長 (5KB 掌編)
【あらすじ】
 永遠亭の兎が死んだ。永遠亭に住む物それぞれがそれぞれの思いで兎を弔う。
【感想】
 短く濃密な作品。5KBという短い作品でありながら、
永遠亭に住む物たちの亡き兎への思いが凝集されている。
真面目な永琳、同族らしいてゐ、まだ若さが残る鈴仙、そして蓬莱人らしい輝夜。
作中には言及が一切ないにも関わらず、それぞれが歩んできた半生が
兎へのメッセージを通じて伝わってくる。
 必見のシーンは輝夜のパート。笑って見送るをここまで素直に行えるのは、
流石、悠久の時を過ごしてきた蓬莱人なだけはある。良い輝夜。
【構成】     ★★★★☆
【文章】     ★★★★☆
【総合評価】 ★★★★☆ (長さは短いけれど十分心に来る)

気の抜けた日  SHOCK.S氏

【作品集】18
【タイトル】気の抜けた日 【書いた人】SHOCK.S氏
【分類タグ】美鈴は霞食べてるから
【URL】ttp://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/18/1123246330
【POINT】13500 (2014/04/26時点)【容量】13.76KB
【あらすじ&感想】
咲夜とため口を聞く美鈴が久しぶりで、逆に新鮮。いや、昔の作品なんだけど。
二人の個人的な関係、人間と妖怪の関係性、それぞれの生き方、過去などを話の中で触れていくことで、東方の世界観を広げ、深めていくSS。
こういった内容は重厚な文体で書かれることが多いのだが、これはライトな文体でさらりと読めるもの。そこが珍しい。
独自の解釈でいろいろ盛っているのに、ごちゃごちゃした感じがしないのって、実は結構すごいことやってんじゃないかなあ。
評価が高いのも何となくわかる。