作品集2

Last-modified: 2009-08-20 (木) 17:45:45
人形はトランペットの音色に舞う ミタニ氏

人形はトランペットの音色に舞う ミタニ氏
アリスとメルランという珍しい組み合わせの話。
シンプルで読みやすい文体に自然なキャラ造形が映える。
いい意味でクセがない、作家性があまり前面に出てこないSSが好きな人にオススメ。

死者の生き方 たま氏

死者の生き方 たま氏 
本当にこれはどうしてここまで読まれて無いのかと不憫で仕方が無い作品。 
何しろ感想つけてる5人は全員当時万点の50点連打しているにも関わらず、
合計点は1000点も越えていないのだ。
 
おそらく、当時はそこまで幽々子と紫が仲良しと言う設定にさっぱりなじみが
無かったからの不遇だと思われるが、それにしても幽々子と紫、そして妖夢の
関係を実に綺麗に暖かく書けている名作だと思う。
 
一個上にある大作スキマ日記に完全に喰われてしまったのだろうか?
ともかく冥界スキーには堪らない作りこみかと思われるし、旧作に目を
あまり通されていない方にも是非とも一読して見て欲しい作品である。

毛玉記 たま 氏

【作品集】2
【タイトル】毛玉記   【書いた人】たま 氏
【あらすじ&感想】
ある魔法使いの暇つぶし。毛玉の生態レポート、という名の日記。ん? 逆か。

最初はレポート風に淡々と書いているのに、証言記録あたりから少しずつ日記になっていく。
……多分魔法使いがちょっとずつ飽きてきたのだろう。
日記形式で語られる毛玉の意外な生態は、今まで撃ってきた毛玉を思うとちょっぴり心が痛む。

……うん、次はガンジープレイ(ノーショット)に挑戦してみるよ、私。

【五段階評価】
文章力  ★★★☆☆(日記形式なせいで淡々としてるので評価しづらい)
総合評価 ★★★☆☆(量が物足りないが、スッと読んで綺麗な読後感を味わうのも良いかと)

ハートのジャック Amak氏

【作品集】2

【タイトル】ハートのジャック   【書いた人】Amak 氏
【あらすじ&感想】
マザーグースの歌『The Queen of Hearts』から始まる物語。
咲夜とフランドールの出会いを描いた作品であり、紅魔館メンバーに対する作者の考察が各所に織り込まれている。
原作の弾幕を思わせる描写もさる事ながら、会話の掛け合いが大変素晴らしい。
ライトノベル風味な地の分から、ラノベ嫌いな方にはもしかすると拒否反応が出るかもしれませんが、好きな方は是非。

文章 ★★★★☆(さくさく読める。言葉選びは秀逸の一言)
世界観 ★★★★☆(原作とはまた違った、独自のものがあると思う)
         (二次の醍醐味だと俺は思いますが、嫌う方は嫌うかもしれません)
戦闘描写 ★★★★★(俺は好きですマジ)
総合 ★★★★★(当時読んだ時は本気で脱帽した)

ある日、ある水辺で……  STR 氏

【作品集】2
【ポイント】2110
【レート】8.71
※2009/08/18時点
【タイトル】ある日、ある水辺で……
【書いた人】STR 氏
【書き出し】
 氷の精・チルノはあまり頭がよくない
……と言われているが、じじつ、そうなのだろう
【感想】
 面白くて切ないSS。ただの⑨チルノ話と思ったら、実は大違い。
ちなみに、スレで「印象に残ったシーン」として推奨されたのは次のセリフ。
「チルノ? チルチルチルーノ! チルノチルノ?」
何故これがと思った方は是非。短編ながら、濃縮された作品。