作品集35

Last-modified: 2010-06-21 (月) 19:09:44
『思い出、そして』1234  灰次郎氏

【作品集】35
【作品】『思い出、そして』1234
【作者】灰次郎氏
【あらすじ】
「あー、風邪でもひいたか?……っと……っげほっ!」
 自宅で魔法の研究がひと段落着いた魔理沙が風邪を引くが
 長らく徹夜などをした代償でこじらせてしまう
 仕方が無いのでベッドの上で寝ていたら外からドアを叩く音と男性の声が
 こんな所にやって来る男性など考えれる中では一人しか居ない
(香霖か……拙いな、あいつなら遠慮なく家に入ってくるだろうし)
 居留守を使うわけにもいかないと判断した魔理沙が
 朦朧とした意識で玄関の前に向かう…

 結局霖之助が魔理沙の看病をする事になるのだが
 その際に、熱でうなされた魔理沙の寝言から昔話が始まる
 
【感想】
 この作品で魔理霖の道に進んでしまった
 魔理沙の寝言は一見の価値はあると思います
 少なくとも乙女魔理沙分は満タンになるはずです!

『歴史、動く時』 紫氏
博麗の巫女を決めるため、八雲紫、上白沢慧音、稗田阿求が集まっていた。

紫氏『歴史、動く時』
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1164848957&log=35
「私はこちらの者を推そう。何よりも博麗の巫女。真面目に務めてくれそうな者にするに越した事はない」(本文より抜粋)
博麗の巫女を決めるため、八雲紫、上白沢慧音、稗田阿求が集まっていた。
毎回毎回、三人は衝突を起こすようだ。
さて、今回はだれになるのだろうか。
博麗の巫女って、どうやって決めるのか。
だれもが一度は疑問に思ったことあるでしょう。
答え、書いてありますよ。

古い作品だから今知っている設定をある程度リセットする必要があるな、とおもいながら読んでみたけど、そこはさして問題ではなかった。

【作品集】35
【タイトル】歴史、動く時
【書いた人】紫氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1164848957&log=35
【あらすじ&感想】
「誰にも知られる事なく、誰かが気づいた時には彼女は既に存在していて、誰かが気づいた時には彼女は既に消えていた。」
そんな存在である博麗の巫女の選定に、転生してきた阿求は参加した。

古い作品だから今知っている設定をある程度リセットする必要があるな、とおもいながら読んでみたけど、そこはさして問題ではなかった。

【五段階評価】
★★★★☆

『セラギネラ』  マムドルチァ 氏

【作品集】35
【ポイント】1030(その5)
【レート】8.79(その5)
※2009/08/21時点
【タイトル】『セラギネラ』 第一話 (全5作)
【書いた人】マムドルチァ 氏
【あらすじ】
 太陽が昇りはじめ、紅魔館にも朝が来る。美鈴が朝食を食べていると巫女来襲の知らせ。
今日も騒がしい一日になりそうだ。
【感想】
 美鈴が主役のほのぼの話。門を守って勝ったり負けたり、そもそも戦闘が無い日もあったり。そんな紅魔館の日々が綴られている。
 二次創作における美鈴はヘタレか最強かに二分される傾向があるので、この作品のような勝率五分な美鈴は貴重。
 なお、セラギネラシリーズは第二話、第三話と続き、計10作が公開されている。

妖怪は人里へ食料の調達に  リコーダー氏

【作品集】35
【タイトル】妖怪は人里へ食料の調達に
【書いた人】リコーダー氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1165059365&log=35
【あらすじ】
夜のはじめ頃。慧音は人里の近くで、いつもと様子が違うミスティアに出会う。

【感想】
慧音の一人称で語られる短編。素朴で軽く読めますが、巧くまとまっていると感じました。
振袖みすちー可愛いよみすちー。

霖  しるし氏

【作品集】35
【タイトル】霖
【書いた人】しるし氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1166160043&log=35
【あらすじ】
長雨に包まれた香霖堂。刀を差した老人は、静かに店の棚を眺めていた。

【感想】
丁寧な描写で綴られる、とても優しいお話。心が暖まります。
同作品集の『香霖、香霖』も同じ方の作品ですが……どうしてこうなった。

魔理沙さん家のハッスルキノコ鍋  丸々氏

【作品集】35
【タイトル】魔理沙さん家のハッスルキノコ鍋
【書いた人】丸々氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1228248808&log=35
【感想・考察】
短い。BBjokerという作品のパロディネタらしいので、この名前にピンと来た人はどうぞ。
燐は地味にこういうキャラも似合うな。
[グロ]☆☆☆☆☆(人間的グロさというより、ドラえもんが怖がりそうな感じ。というかグロくない)
【総合評価】★☆☆☆☆(パロディもの)

西行あやし(前・中・後)  行先不定 氏

【作品集35】
【タイトル】西行あやし(前・中・後)
【書いた人】行先不定 氏
【サイズ】計270.26KB
【URL】前編:ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1166843323&log=35
    中編:ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1166844177&log=35
    後編:ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1166844870&log=35

【あらすじ】
 富士見の里と呼ばれる土地に、一人の少年と、少女がいた。少女は名を、那枝といった。根に怨気を溜め込み続けてついに妖怪と化した一本の桜を代々守ってきた、西行寺家の娘だった。西行寺家の当主は代々、その桜の花びらを喰らい、死霊を操る力を身に宿して、外敵から桜を、ひいては日の本の国を護ってきたのだ。
 少年の方は、木見彦といった。本家・西行寺家を武力で守護する、いくつかある分家の一つ。近舶家の長男だった。
 数年して西行寺家の当主となった那枝は、「幽々子」という名を新たにもらいうけ、従者である少年と、分家などとの会談に忙殺される毎日を送っていた。
 そんな折、屋敷が一体の鬼の襲撃をうける。それを退けた二人だったが、その事件は、富士見の里全体を巻き込む戦いの予兆に過ぎなかった。

【感想】
 西行妖が死ぬと、溜め込められた怨気が解き放たれ、日本中に災厄が訪れる。それで、富士見の一族は長い間、それを守って暮らしてきました。ですが、人は忘れる生き物です。長い間何事も無く過ごしてこれたという事実は「あんな桜があるからいけないんじゃないか。第一、切り倒したら、本当に悪いことが起きるのか」などと主張する一派を生み出しました。
 全体を通して非常に上品で読みやすい文章、血沸き肉踊る臨場感に溢れた戦闘描写。個人的には最高級の冥界組過去話の一つだと思うのですが、どうしてこんなに評価が低いのやら……
 流血などの「痛い」描写が多いです。それがテーマという訳ではないですが、分量が。
 それでも、ぜひ後編まで読み進めてください。最後の妖忌の描写はもう最高でしたね、本当に。

【五段階評価】
★★★★★(流血が苦手なら、-1.0)