作品集46

Last-modified: 2011-07-10 (日) 00:35:23
幻想チルドレン つくし氏

【作品集】46
【タイトル】幻想チルドレン
【作者】つくし氏

主には、早苗さんの一人称で幻想郷を見た話。
随所に見える書籍の話、住人たちのさま、キャラクター同士の会話も小気味好い。
特に、携帯電話を使った話の起こし方・まとめ方は秀逸。
幻想郷という牧歌的な、しかし底知れない世界を感じさせてくれる良作でした。

早苗さん度|★★★★☆
幻想郷 度|★★★★☆
胡散臭さ度|★★★★☆

妖怪の楽園 VENI氏

【作品集】46  【ポイント】20160(後編)  【レート】14.21(後編)※2009/08/18時点
【タイトル】妖怪の楽園 (前・中・後編)  【書いた人】VENI 氏
【あらすじ】
 博麗神社から出てきた家系図を見る霊夢。それを見た紫は博麗大結界の起源となった昔の出来事を思い出す。
博麗の巫女の三代目、未だ結界はできておらず、妖怪が各所にいた頃。
紫の願いが現実味を帯び、夢の実現のために駆けた、はるか昔の記憶。
【感想】
 作者曰く、「日本三大悪妖怪(酒呑童子、崇徳の大天狗、玉藻前)を元に、いっそごちゃまぜにして書けないものか」というコンセプトで描かれた作品。
そのため舞台は1000年前で出るキャラクターも限られているが、
その分オリジナルキャラが良い味を出しており、非常に密度の濃い作品となっている。
 序盤は天狗と妖狐との闘い、中盤は玉藻前の行動、終盤は天狗、萃香、紫・博麗の戦いの行方と、
話の中心がシフトしていき、目が離せない。まさに映画を見ているよう。
バトルあり、涙あり、急展開ありの大スペクタル作品。

禁忌「フォーオブアカインド」 SOL 氏

【作品集】46
【作品】禁忌「フォーオブアカインド」
【作者】SOL 氏
【あらすじ】
フランドールが主役。POKERで遊びます。ええ。
【感想】
個人的埋もれた良い作品の一つ。
『当然ですが上から下に読みましょう』
飛ばしちゃ楽しめません。その分ポーカーを知らない人には長ったらしく見えるしわかんない。
POINTが伸びないのはこれが原因かなと。
ポーカーを知って読むと100倍くらいは楽しめる内容ですのでちょっと遊んでから。
↓のFLASHゲームでPOKER好きになったものだから張り張り。
ttp://naiss.hp.infoseek.co.jp/swf/pokerfup.html
これでルールと楽しみ方を知ってから読むことをお勧めします。ダイジョウブヘンナトコニハトバナイカラ

ゲームのレビューがしたいわけではないので本題に入ると

なんだこれ?と思う特殊な伏線が張ってあって気づいたときには衝撃を受けている状態になります。
伏線は東方やる人ならだれでも知ってるアレです。
話の内容も筋が通っておりキャラクターもある種活き活きしています。
これほど気分の悪くなる作品は初めて読みました。

この衝撃をあなたにも。

【5段階評価】
文章:★★★★☆
構成:★★★★★
総合評価:ぜひ読んで欲しいレベル

散る野 炎氷刺丸さん

【作品集】46
【作品】散る野 「お勧め!」
【作者】炎氷刺丸さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1197523252&log=46
【あらすじ】
チルノは、花が咲き乱れる異変のときに出会った閻魔の言葉がどうしても胸から離れなかった。そして、チルノは自ら凍りつかせていた記憶を取り戻してしまう。
【感想】
チルノの切ない物語です。霊夢とチルノの物語なわけですが、両者ともにオリジナル設定があるために新鮮な気持ちで読めます。
原作設定重視でなければ、こういうチルノもいいものかと。設定的に若干ながら割り切れないというか複雑な思いもありますが。

三ボス同盟会議~河城にとりの場合~  更待酉さん

【作品集】46
【作品】三ボス同盟会議~河城にとりの場合~
【作者】更待酉さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1197920456&log=46
【あらすじ】
美鈴、アリス、慧音はにとりを三ボス同盟に誘うために拉致監禁する。
【感想】
幻想郷の中でも常識人に分類されると思う3人が最初から最後までメタ的に暴走しているのを楽しむSS。プレイヤーとか二次設定などのメタ的視点で語る3人を許容できるかどうかがポイントかも。
にとりの帽子の中に関する描写が微妙にエロ。
個人的に、会話文のみが10以上続くと少しだけ気になります。文章は読みやすい方だと思います。

白と黒の小騒動 ~出会い~  紅月 氏

作品集46, 白と黒の小騒動 ~出会い~ (紅月 氏)
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1197436334&log=46
オリキャラモノの第一作。
個人的に「うわウザ」と声に出せる作品。
人によっては後編出てもスルーするかも。

優しい狐 (1/6)  小悪亭・斎田 氏

作品集46, 優しい狐 (1/6) (小悪亭・斎田 氏)
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1197944305&log=46
連作の第一作。藍視点の何か。
短いくせに見づらい作品。別にこの程度じゃ分けなくてもいいと思うんだけど。

異聞風神録 ~ 神々が恋した麗しの… -開幕-  カタ/イグディーズ 氏

作品集46, 異聞風神録 ~ 神々が恋した麗しの… -開幕- (カタ/イグディーズ 氏)
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1198105963&log=46
連作もの、らしい。異聞とあるように風神組みのIFもの。
正直お話の最初だけなんで評価に困る。風神組が大好きでIFもの見たいって人ならOKかな。
――が少し目立つけど俺の中では特に問題はない。
まぁ、そんな頻繁に――を使うなら、そこを文字で表現してみてはいかがとも思うが。

随神(かんながら)  ケロリズム氏

【作品集】46-48
【タイトル】随神(かんながら)
【書いた人】ケロリズム氏
【URL】
(第1話)ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1196721545&log=46
(第2話)ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1196897706&log=46
(第2.5話)ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1197070699&log=46
(第3話)ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1197508964&log=46
(第4話)ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1198032950&log=46
(第5話)ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1199315658&log=47
(第6話)ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1200175851&log=47
(第7話)ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1200872564&log=48
(第8話)ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1202342277&log=48
(第9話)ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1202342524&log=48

【あらすじ&感想】
 幻想郷にやって来て間もない頃、信仰の在り方について悩みを募らせる早苗。
 自分が思い描く「惟神」を突き進んだあまり、彼女はとある過ちを犯してしまい……
     ※※※ 
 『風神録』発表(2007年)の年末から約2ヶ月をかけて書かれた長篇作品。
 一言でいうと、常識に囚われてた頃の早苗さんのお話。
 神様との距離、現人神としての自負、その他諸々の妄執に
 雁字搦めとなっている早苗さんが痛々しい。そこに忍び寄る大妖怪・八雲紫の罠!
 ……なんてふうに書くとアレですが、最後はちゃんとハッピーENDに行き着きます。
 何故なら、ここは幻想郷だから!
 割とあっさりしたラストは少々尻すぼみな感もありますが、
 信仰とか宗教について色々と考えさせられる作品である事は間違いなく。
 ダーク&シリアスな展開、ボリュームたっぷりの内容ながら、
 文章そのものは読みやすく結構サクサク進められるかと思います。
 とりあえず、ケロちゃんかわいいよケロちゃん。ゆかりんカリスマだよゆかりん

『私の愛蛇は凶暴です』  ら氏
守矢神社にヘンなペットがやってきたよ、から始まるコメディ。

【作品集】46
【タイトル】『私の愛蛇は凶暴です』
【書いた人】ら氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1197674415&log=46
【あらすじ&感想】

守矢神社にヘンなペットがやってきたよ、から始まるコメディ。
主人公諏訪子の、妙に人間臭くてツッコみまくりな語りが楽しい作品です。
あいかわらずメタメタしいネタが笑えますが、何気にハートフルなところもあってほのぼのできます。
とにかく読んでて楽しい作品をお求めの貴方に。

王道で奇をてらった感はないけれど、諏訪子様メインの話でここまで変化がある作品は珍しかろう

ら氏の「私の愛蛇は凶暴です」はミマー!
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1197674415&log=46

王道で奇をてらった感はないけれど、諏訪子様メインの話でここまで変化がある作品は珍しかろう
蛇と蛙、決して相容れない存在同士がやがて奇妙な愛情によって結びついていく様に迫力があった
それと、魔理沙が飼ってるツチノコの名前が「ミマ」だというセンスに何故だか心を奪われた

Wedding Luna Clock  八重結界氏

【作品集】46
【タイトル】Wedding Luna Clock   
【書いた人】八重結界氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1197902907&log=46
【あらすじ&感想】
一生を吸血鬼の僕として過ごす覚悟であった咲夜に変化が訪れる
切欠は一人の男
忠義と恋愛の狭間で揺れ動く咲夜の選んだ道は?

オリキャラといってもあくまで描写は紅魔館中心なので読みやすいかな、と思います
ただ、そのせいか咲夜さんの心情変化がいささか唐突に感じられる部分も
八重結界さんらしくプロットが綺麗で、それぞれの人妖があがく様にぐいぐい引き込まれました
セリフ回しも非常に魅力的

【五段階評価】
★★★★☆

黒日記  脇役氏

【作品集】46
【タイトル】黒日記
【書いた人】脇役氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1247610773&log=46
【あらすじ】
美鈴が受難していた。彼女は夢見る薬に逃げようとする。
【感想・考察】
以前このレビューで、美鈴が肉を配給されなくなったことにより凶暴化するお話を取り上げさせて貰ったことがあったと思う。
あの美鈴は人の肉に飢えて発狂し、この美鈴は夢見る薬に逃げて発狂する。他の大筋はほとんど変わらない。
理不尽な扱いを経て、最後に、意味のある偶然の結末を得るのだ。
例えばこの話を見て、「美鈴がひどい目に会っているのはギャグだ。くだらない、こんなこと考えられるなんて正気か?」
と感じた人がいるとする。
お前はそれでいいのか? 約束に頼ってファンが不愉快にすらなる可能性のある笑いを取ってお前本当にそれでいいのか?
とまぁそういう意味で、俺はこの作品を評価してみたい。
と言っても、色々書きはしたが、この作品は文章自体が微妙だ。
後書きに書いてある通りに衝動的に書いた物だからだろうが、短く、日記形式の悪い面を存分に出してしまっている。
この作品の完成版をいつか見てみたい。
[HE力]★★★★☆(後書き加筆はハッピーエンド)
[鬱力]★★☆☆☆(日記形式で、軽妙な文章。凄く微妙)
[グロ]★☆☆☆☆(薬にはまる人の描写あり)
【総合評価】★★☆☆☆(せかいにさよなら)

それはそれは自然なこと  幻想郷の牛乳氏

『それはそれは自然なこと』作品集46 幻想郷の牛乳氏
 (ラストがあまりにも衝撃的だった。情景を具体的に想像しながら読むと笑わざるをえない)★★★☆☆

八意××  ぬるた氏

【作品集】46
【作者名】八意××
【作品名】ぬるた氏
【あらすじ】
美鈴からMを取ったらえーりん! って前どっかで書いたと思うけど、そんな話。
輝夜が朝目を覚ますと、八意永琳が八意美鈴になっていた。おやおやびっくり、あらあらまぁまぁ。
最初に言っておきます。これを踏まえた上で読んでください。どうやらこの作品の永琳は月の煩悩です。
そんな永琳と入れ替わった美鈴。スキマの仕業だろうと輝夜は自己完結。しかし、美鈴に変わったことで
永遠亭には真の平和が訪れていた。優しいお姉さんでありお母さんであり、そして頼りになる師匠。
入れ替わっていることに皆気付いてはいるものの、しかしまるで動じない、むしろ歓迎している様は
美鈴の人柄の良さの表れか。いや、先の永遠亭が地獄だったというだけの話かな。さもありなん。
【感想】
ここから感想。うーん、やっぱり美鈴はこうでないと。ふわっとした雰囲気が良く似合う、そんな作品。
輝夜もなかなかにいい描写。なんというか、姫という貫禄がある。イナバたちに懐かれている輝夜ってのも
なんだか珍しいかもしれない。でもそれが簡単に想像できるあたり、やはり似合っているのだろう。
鈴仙もてゐも安心しきっているし、今までどんな目にあってきたんだおまいら。カワイソス( ・ω・)
そして、紅魔館は地獄と化していた。主におぜうさま。かなりの良作だと思う。こんな師匠ほしいよ!

門番隊詰所増築申請  フービー氏

【作品集】46
【作者名】門番隊詰所増築申請
【作者名】フービー氏
【あらすじ】
みなさんは稟議書と言うものをご存知でしょうか。私はこれを書くのが大っ嫌いでした。大概棄却されるから。
クソが! だったらそんな書類全部燃やしてしまえ! っつーか現場に出てみろよ! 必要だってわかんねーのか!
はい、取り乱しました申し訳ありません。稟議書とは即ち、稟議を行うための文書である。
稟議は、会議の手間を省くために、担当者が作成した案を関係者に回覧して、それぞれの承認を求めることをいう。
ウィキペディアより抜粋。詰所を道場代わりに鍛錬していると、いつのまにやら本格的に。
MONBANTAI-DOJOの看板を掲げ門下生(門番隊の妖精メイド)達の士気も高い。
しかし、元々休憩施設程度の詰所。全ての門下生を一度に鍛えるには少々狭すぎる感がある。
彼女らの向上心を無駄にしたくない美鈴は、そうして増築案を申請する。流石に状況を把握できていなかった
咲夜はびっくり。様子を見に行くとまさかまさかの現状に二度びっくり。三度めのびっくりにはもう頭を抱えるしかなかった。
【感想】
ここから感想。はっちゃけすぎだwwwwwwwwwwwwwシリーズ化してほしかった。押忍!
短いけれど、よくまとめられた作品だと思う。欠点という欠点が見つからない良作。もっと伸びるべき。
おぜうさまもいいけど、ここはやっぱりパッチェさんが頑張るべき! 目指せアウトドア!