作品集65

Last-modified: 2011-03-06 (日) 22:39:43
神道 八重結界 氏

神道 八重結界 氏

守矢神社の幻想入り前夜のお話

【作品集】65
【タイトル】神道  【書いた人】八重結界 氏
【あらすじ&感想】
守矢神社の幻想入り前夜のお話。
現人神である早苗さんが『人』であると同時に『神』に近いが故に起こした出来事。
神は人を愛し、慈しむ。しかし時として、神は何よりも残酷になるのである――。

ガクガクブルブルさせてくれると同時に、かなり賛否両論を呼ぶであろうオチ。
個人的にはアリだと思うが、とりあえず「呑気でお気楽なのが幻想郷」という考えの方は
180度真逆なのを覚悟してから読んでください。
日常描写が普通に『普通』を描いて「呑気でお気楽」な分、オチの効きが強いです。

――神の道、それは人の精神【ココロ】では決して至れぬ遠い道――

【五段階評価】
文章力    ★★★★★(流石に書きなれている人は違います。こういう日常が書きたい)
神度【シンド】★★★★★(ガクガクブルブルと震えさせてくれます。神様ってコワイんです)
総合評価   ★★★☆☆(個人的には4。だが万人向けとは言えないので……3.5くらい?)

とりあえず『アリ』派のレビューってことで無難(?)にまとめておく

とりあえず『アリ』派のレビューってことで無難(?)にまとめておく。

 

【作品集】65
【タイトル】神道
【書いた人】八重結界氏
【あらすじ】
 幻想郷へと移住することを決めた神奈子は、早苗の処遇について悩む。早苗は、人間であるが故に幻想郷に来る必要はなかった。
 平穏な生活を送る早苗は、如何なる決断を下すのか。そしてその先の道とは?

【感想】
 神とは如何なるものであるのか。八重結界氏はこの問いに対して一つの答えを与えている。
 神と人との、価値観の決定的な違い。
 作品を通底しているのは、神の二面性である。それは、ハレとケと称すことができるかもしれない。普段は、全く人間と変わらぬようでありながら(ケ)、非日常において大きく変化する(ハレ)。
 そして、早苗もまた現人神であり、神の二面性に則った者であるということが、大きく打ち出される。
 そしてそれは、日常と非日常の境界を失った近代に対する、強烈なアンチテーゼであるのかもしれない。
 また、人間が社会生活を営む生物であり、人の記憶、則ち人との関係によってその立場が規定されているということを、早苗の異質性を通して、再認識させられる。
 八重結界氏の、神に対する認識を読み取れると同時に、神の異質性というものを強く感じることのできる深い一作です。
【五段階評価】
文章力★★★★☆(流れもあり、素直な読みやすい文)
展開性★★★☆☆(日常が若干尻切れトンボに過ぎてしまったか)
作品テーマ★★★★★(読者にものを考えさせる作品である)
総合評価★★★★☆("面白い"という表現は当たらずとも、読む価値のある作品だ)

怖いよ。

【作品集】65
【タイトル】神道
【書いた人】八重結界氏
【容量】29KB
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1229430848&log=65
【あらすじ】
幻想郷の噂を聞き、移住する意向を固めた二柱。
早苗も旅立つかどうかは、本人の意思に任された。
【感想】
怖いよ。
ギャグの大家である八重結界氏だが、シリアスは人を選ぶものが多い。気がする。
その傾向が最もよく現れた今作品。
日常パートはとある女子高校生の一日。実にいい話である。
それ故に、全編通して変わらない早苗の心持が恐ろしい。
正直この結末は、私には納得できなかった。が、読み終わった後深く考えずにはいられなかった。
賛否両論が上がる作品である。

小悪魔は見たんですよ。 超空気作家まるきゅー 氏

【作品集】65
【タイトル】小悪魔は見たんですよ。
【書いた人】超空気作家まるきゅー 氏
【あらすじ&感想】
見たんですよ。なにをですって?  単純に言うと淫靡な場面です。
おや、ますます興味がおありのようで……ひひ。
では少しだけ説明しましょう。
(以上、本文冒頭)
小悪魔が甘くて淫靡な紅魔館の一幕をこっそりと誰かに密告する話。
ちょっと変態入ってるけど、間違いなくこいつは小悪魔じゃなくて悪魔そのもの。
悪魔の囁きに期待していれば、きっといいことがあるかもしれない。期待しながら読みましょう。
何を期待していればいいかは、冒頭10行くらい読めば分かります。多分。

【五段階評価】
文章力  ★★★★☆(悪魔の語り手。良い意味でイライラさせてくれます)
小悪魔度 ★★★★★(いひひ……うふふ……くくく……)
総合評価 ★★★★☆(ただし、心の広い人限定)

さて、レビュー終わり。サービスの抹茶ミルクでも飲むとするか。

猫とアップルパイ 深山咲氏

【作品集】65
【タイトル】猫とアップルパイ
【書いた人】深山咲氏
【あらすじ&感想】
いつも通り神社で過ごしたお燐は、夜更けになってようやく地霊殿に戻った。
主人のさとりは素っ気ない態度。土産の林檎も効果を示さない。
仕方がなくおくうと林檎を分けることにしたお燐は、彼女の言葉で昔のことを思い出す……

 

お燐が拾われた過去から、現在の地霊殿を描写した切なくもやさしいお話。
キャラクターの一人一人が生き生きとしており、セリフや仕草のひとつひとつがするりと胸のうちに入ってくる。
構成から話の最後まで予想できたはずなのに、読了後には甘い陶酔感を覚えた。
変にひねったりしていない、とてもストレートでいいお話。
ああさとりんかわいいなぁ畜生。

【五段階評価】
文章力 ★★★★★
構成 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★★

彼女達の山鼠  蕗 氏

【作品集】65
【タイトル】彼女達の山鼠   【書いた人】蕗 氏
【あらすじ&感想】
万年閑古鳥の博麗神社にもたまには客が来る。
『たまたま偶然』神社で出会った、小さなお客様とさとりの触れ合いを描いたお話。
あるいは、子供を脅かして嫌われたさとりんが、その子供と仲直りするまでのハートフル奮闘記。
とにかく暖かい雰囲気が読んでて和ませてくれます。

設定にうるさい人には、最後に明かされる意外な真実がちょっと受け入れられないかもしれません。
が、暖かくて良い話なので「こういうのもアリだな」と軽く受け流して、ほんのりと読みましょう。

【五段階評価】
文章力  ★★★★☆(雰囲気は◎)
暖かさ  ★★★★☆(さとりも霊夢も心の底は優しいのです。ちょっと不器用ですが)
総合評価 ★★★★☆(午後のお茶のように落ち着いて読めるSSです)

信仰って凄いね! ナクト氏

【作品集】65
【タイトル】信仰って凄いね! 【書いた人】ナクト氏
【あらすじ&感想】幻想郷を真っ二つに分けた、神々の戦い。
あらすじは壮大だけど、実際は10kb以下の短編。
作者には悪いが、一個下にある同じ作者が書いた作品よりも、俺はこっちのが好き。
勢いとケレン味に溢れたぶっ壊れギャグ。ほのぼのではないのは確か。
息抜きした結果がコレだよ!

霊夢さん初RPG 愁氏

【作品集】65
【タイトル】霊夢さん初RPG  【書いた人】愁氏
【あらすじ&感想】れいむ が あさおきたら ゆうしゃになっていたぞ!
内容はお察しの通りです。けっこうな長編だけど飽きを感じさせない文章力は脱帽の一言。
小ネタも所々散りばめられているのも、その一因だと思う。
敢えて苦言を呈すなら、これと言った山場がなかったとこかな。展開が少し読みやすかった。
それでもRPGと霊夢らしさを同時に体現したこのリーズナブルな作品は、面白い部類に入るはず。

たまにはこんな奇跡はどうですか? 喉飴と嶺上開花氏

【作品集】65
【タイトル】たまにはこんな奇跡はどうですか?
【書いた人】喉飴と嶺上開花氏
【あらすじ】
早苗さんからクリスマスの風習を聞いた文の提案で、
博麗神社でパーティーをしようと言う話に。
落ち葉掃除をさんざん妨害された霊夢の、怒りのサミングが文に炸裂する。
当日の夕暮れから、神社にはお馴染みの面々が集まって……
宴も盛り上がって「メス!」(ブラックジャックみたいだ)
いつもと同じようでちょっと違う神社での宴会と、
早苗さんの粋な計らいのお話です。

【感想ほか】
時期的にも、これから読むにはちょうど良い一品です。
まだ地の文に少々硬さが感じられるところがあったように思うので
(~した。等、「た」で終わる文末や表現が続くとちょっと単調に
なってしまうような気がします)、
そういった部分に多様性が出せれば雰囲気の描写にも幅が出せるでしょうし、
このSSの見所である「柔らかい感じ」がより深まると思います。
キャラクターたちの会話も含め、ほのぼのとした雰囲気が魅力的です。

昔話~お酒は二十歳になってから~ お腹が病気 氏
惜しいのは青年の正体が一発でわかってしまうことか……つっても東方じゃしょうがないw

【作品集】65
【タイトル】昔話~お酒は二十歳になってから~
【書いた人】お腹が病気 氏
【あらすじ】
 老人が少女に語る昔話。
 とある村が鬼の脅威に怯えていた。偶然通りすがった剣士の青年は、村人に鬼退治を頼まれるのだが……

【感想ほか】
 惜しいのは青年の正体が一発でわかってしまうことか……つっても東方じゃしょうがないw
 長く見えるがするする読める話の展開は見事の一言。特にオチのあたりは王道かつ素晴らしいです。
 だがそれ以上に作中に流れる「昔話」の空気が楽しめるのが面白い。郷愁を誘うような自分でも文章は書いてみたくてパル

パルです。

【五段階評価】
 昔話度 ★★★★★(誰かに語られてる気分が作中ずっと感じられました)
 王道度 ★★★★☆(剣のくだりは文句のつけようもなし)
 総合  ★★★★☆(ちょっと独自解釈が多め。でもそれが気にならなければ星五つ!)

途中まで鬼が何者か明示されていませんが、ぶっちゃけると萃香の過去話です。

【作品集】65
【タイトル】昔話 ~お酒は二十歳になってから~【書いた人】KCZ(旧 お腹が病気)氏
【容量】約73kb
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1229621030&log=65
【あらすじ&感想】
とある村では満月の晩毎に人がひとり食われていた。
近くに恐ろしい人食い鬼が住んでおり、常人では敵わない力の持ち主であった。
満月の近づいているある夜、村に一人の侍が訪れた。
銀髪が特徴的なその青年は鬼退治を引き受ける。
しかし鬼はどう見ても青年では己に敵わないと言う。故に鬼が青年に仕掛けたのは飲み比べであった。

途中まで鬼が何者か明示されていませんが、ぶっちゃけると萃香の過去話です。
タグ通りオリキャラ臭に注意。ちょっと濃いとは感じました。
ちょっと展開の先が見えるのが逆にこれ自身をいい作品としている感があります。
王道という枠に収まるかもしれませんが、その王道の中身が良いからこそ先を読み進めたくなるというものです。
★★★☆☆(萃香の過去話というと当然物語が童話チックになるものが多いですね)

燃えよ魔理沙~怒りのクリスマス~ もう・・・ニートしてもいいよね・・・?氏

【作品集】65
【タイトル】燃えよ魔理沙~怒りのクリスマス~
【書いた人】もう・・・ニートしてもいいよね・・・?氏

【あらすじ】
クリスマスの朝、魔理沙が布団の中でぬくぬくしていたらアリスに殴られた。
「最ッ低!!!!!!!」
身に覚えのない罵倒の言葉と右ストレートはアリスだけに留まらなかった。
報道は、幻想郷は魔理沙を弾劾した。悪意のクリスマスプレゼント、その主犯だと。
身の潔白を証明するため、魔理沙は行動を開始する。
【感想】
選択肢を間違えた者の末路。(悪戯の)ご利用は計画的に。
幻想郷の女の子を怒らせるのは得策ではないという教訓のようなお話です。
読んでいる間は人目から身を隠す魔理沙をニヨニヨ見守ってました。
ただ、読み終わった後に物足りなさを感じます。折角?追われる身になったのだから直接的な追いかけっこを見たかったです


魔理沙が出掛ける時はスラップスティックな道中を予想していたので、少々あっさり気味で凄く勿体無いと思いました。
美味しかったけど量を多く食べたかった。
それにしても素直に謝るアリスは可愛い。もっとイジりたくなる魔理沙の気持ちは良くわかります。
個人的には何故かにとりがツボでした。

【5段階評価】
前向き度★★★★★(やっぱり魔理沙は真っ直ぐ前向きマスタースパーク!)
ギャグ度★★★☆☆(あっさり気味でも、ちりばめられているネタは面白い)
マリアリ度★★★★☆(登場人物を絞った効果として、この2人の関係に集中できます。にとりに★一つ分取られた)

闇在光之所照  Spheniscidae 氏

作品集:65
作品名:闇在光之所照  著者:Spheniscidae 氏

・あらすじ
神事に追われ、漸く事を済ませた霊夢は疲れとともに帰途についていた。
もうじき神社に着くと思ったところで現れたのはルーミアだった。
どうも困窮しているらしく、ルーミアは脅しにも屈しようとはしない。
仕方なく霊夢は符に手をつけて……

・レビュー
氏の死生感を幻想郷で著した作品。
山の神に対する独特な解釈を見せてくれる。成る程、そういう解釈も可能か、というような。
淡々と情景を描写していく様が不気味な悪寒を誘う。特に後半の沁み込ませるような描写は秀逸。
ただ、ヒトを選ぶ作品ではあると思う。
特に霊夢の解釈に関しては異議のある人物も出るだろう。

・総合評価
文章 ★★★★☆
構成 ★★★☆☆
発想 ★★★★☆
総合 ★★★★☆

憲法第⑨条(前編+後編) 発泡酒氏

【作品集】65
【作品】憲法第⑨条(前編+後編)
【作者】発泡酒氏
【あらすじ】
魔理沙に今日も負けたチルノ。このままでは勝てないと思ったチルノは、強さを求め修行に走るが――
【感想】
う~ん練り込みが甘い。死を少しでも扱う内容なら正直、それなりに高い技術が無ければ薄っぺらいと感じてしまう。
チルノが大切なことを学ぶという題材は良かったんだけど、後編は急ぎすぎた感と作者自身の技量では単なる『めでたしめで

たし』レベルになってしまっているのが残念。
【5段階評価】
文章力★★☆☆☆(基本は大丈夫だけど、このテーマを表現するには圧倒的に浅い)
構成★★★☆☆(少し話を大きく広げすぎたかな)
発想★★★☆☆(発想自体は良いと思う)
総合評価★★★☆☆(内容雰囲気だけを楽しみたい人は読めるだろう。纏め方や話の運び方にこだわる人にはすすめないかな)

聖夜のラブロマンス yuz/キロリ 氏

作品集:65
作品名:聖夜のラブロマンス  著者:yuz/キロリ 氏

・あらすじ
見栄を張ってスケジュールを空けてみたものの、男はさびしいクリスマスを迎えたのでしたファッキン。

・レビュー
クリスマスSSでまさかの合作。そして発想の勝利。
限りなく読者のテンプレに近づけることで共感を誘っている。
なんでテンプレ化されてんの? ばかなの? しぬの?
ところどころ挟まれるネタとかまさに俺たち涙目。
なんだこれ東方か、と思った人は最後までちゃんと読もう。

・総合評価
文章 ★★★★☆
発想 ★★★★★
クリスマスって怖いね ★★★★★
総合 ★★★★☆

アイシクルフォール(EASY) yamamo 氏

作品集65
作者(敬称略):yamamo氏
作品:アイシクルフォール(EASY)

分類するのは余り好きではないが、あえて分類するとしたらシリアス+ほのぼのか。
チルノの遊び相手のお話。
ちょっとしたアドベンチャー感覚。
チルノの心情描写には胸が痛くなるものがある。
やや、予定調和な感じがしないでもない。
何はともあれチルノファンにお勧めだと思う。実にいい二次創作。

文章力:★★★★☆
展開:★★★☆☆
チルノの可愛さ:★★★★★

優しい死体の弄り方 aho氏

優しい死体の弄り方 aho氏

内容に面白味があるかと言われると『ある』と断言はしにくい作品

【作品集】65
【作品】優しい死体の弄り方
【作者】aho氏
【あらすじ】
魔理沙はある日、男の異常とも取れる行動を一部始終目撃してしまう。
【感想】
内容に面白味があるかと言われると『ある』と断言はしにくい作品。タイトルとタグでアリスが取る行動は予測出来るのは別に良いとして、オチは多分明るく纏めたかったのだろうが、前半とオチとの空気のギャップについてけない。良く言うとハッピーな空気、悪く言うと中途半端な空気にしてしまった感がある。
【5段階評価】
文章力★★★☆☆(魔理沙の心情を魔理沙自身に()で言わせるのが見方によると、表現仕切れない部分を簡単に済ませる一種の逃げにも見えてしまう)
構成★★★☆☆(オチとのギャップは上記の通り、文章の運び方を急いだ感がある)
発想★★★☆☆(ベタな内容だが、決して否定はしない)
総合評価★★★☆☆(aho氏が好きなら最終的に好きになれそうだが、aho氏を知らずに読むと70点はあげられても、決して100点はあげられない内容)

確実に予想出来たであろうご都合付けへのツッコミを恐れない

【タイトル】優しい死体の弄り方
確実に予想出来たであろうご都合付けへのツッコミを恐れない
aho氏の大胆な書き方は嫌いじゃない。
都合付けなんて実は皆やってて、それを目立たないように書けるかだと思うけど
aho氏は一切自重しない。

最後には射命丸がたまたま居て、空気を完全に読めた記事を書く。YY氏全面協力。
きつい。説明が足らない。でも嫌いじゃないよ。

それより、この人が書く
別にお互い好きでもなんでもない。なんとも思っちゃいない。依存もしない。
ただ最近は特別仲が悪くもない。困ってるなら手は貸したい。「俺達は別に仲良しじゃねぇ」
な魔理沙とアリスの関係はかなり好き。

ミクスチャー  腕 氏
文章が達者。

【作品集】65
【タイトル】ミクスチャー  【書いた人】腕 氏
【あらすじ&感想】
文章が達者。
何事もない日常をたくみな文章で牽引し、
ありきたりがありきたりで無くなることこそが、
言葉の魔法かもしれない。

全部が高いレベルのギャグ。

・ミクスチャー 腕氏
テンションとネタの入れ方、タイミング。それを表現する文章力。
全部が高いレベルのギャグ。はむすた氏とかの短編ギャグ読んで笑える人は是非

正直、これはもっと知られるべきコメディの傑作だと思う

腕氏の『ミクスチャー』を読むんだ皆
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1229971002&log=65
正直、これはもっと知られるべきコメディの傑作だと思う
しっかりした文章なのに最初から最後まで疾走感溢れるハイスピード&ハイテンション&ハイセンスな一品
うどんげ可愛い。てゐ大暴れ。お師匠様へんたい。姫様とばっちり。本当に面白いよ

吸血鬼狩り~十六夜~ 大崎屋平蔵氏

作品名:吸血鬼狩り~十六夜~
作者:大崎屋平蔵氏
レビュー:小ネタ。ほのぼのとコメディの中間。安心して読める。常連作家だけあって文章が安定している。
     短いのでさくさくいける。もっと爆発してもいいような気もする。
     ほのぼのでもある。笑える。大まかに話すと「豆」ネタ

牛歩(上)yuz氏

作品名:牛歩(上)
作者:yuz氏
レビュー:分類はちょっと分からない。SFかな。確実に人を選ぶと思う。慧音がIF歴史の貴族社会に迷い込む話。
     大分、大風呂敷広げたなという感じ。今後の展開に期待。
     続き物なので、レビューしていいかどうか迷った。

迷子の迷子の 田北氏
これはいいオリキャラ。

作品名:迷子の迷子の
作者:田北氏
レビュー:ほのぼの。オリキャラタグが付いているが、これはいいオリキャラ。
     読む価値あり。そんなに長くないので軽く読める。
     オチを読めた人は勘がいい。

優しくて、暖かい雰囲気で読み終わったあとにホケーっと出来る作品

・迷子の迷子の 田北氏
新人さんらしい。でも文章書きなれてる感じがする。
ほのぼの。それでいてオチもしっかりしてる。
優しくて、暖かい雰囲気で読み終わったあとにホケーっと出来る作品

和む。ひたすら和む。

【作品集】65
【タイトル】迷子の迷子の   【書いた人】田北氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1229974077&log=65
【あらすじ&感想】
和む。ひたすら和む。正直オチはすぐに読めたけどそんな事はあんまり関係ない。
【五段階評価】
★★★☆☆

すこしおおきくなりました 三日月氏

作品名:すこしおおきくなりました
作者:三日月氏
レビュー:初投稿ラッシュの中で頭一つ抜けた新人。
     分類はコメディ。決して不条理コメディではないと思う。
     日常の一コマを丁寧に書いている。

戦場のベリーメリークリスマス 電気羊/ネコ輔氏合作

・戦場のベリーメリークリスマス 電気羊/ネコ輔氏合作
日常と戦闘で書き手が分かれてるけどしっかり練ったのか元の文章が似てるのか違和感無し
戦闘シーンていう小説じゃ難易度最高峰のをうまく仕上げるネコ輔氏はさすが。この人のめーりんは弱くて強いから大好き。
幽香怖いよ幽香

冬季限定うどんげ医院  神谷氏

【作品集】65

【タイトル】冬季限定うどんげ医院   【書いた人】神谷氏
【あらすじ&感想】
「里に軽い病気を診てくれる良い医者が居たらいいんですけどねー」
うどんげの何気ない一言から事態が動きはじめる。

題名と出だしからこんな話かな?と想像するまんまの話。
王道な話であり、読者の予想を裏切る展開はないが下手に展開をややこしく
しなかったおかげで作者の目的である「健気な鈴仙と、それを暖かく見守る永遠亭の住人」
という部分がよく描けていると思う。
まだまだ半人前なうどんげが一歩一歩成長していくそのワンシーンが読んで見たい人は是非。

【五段階評価】
文章力★★★☆☆(特筆すべき部分は無いが十分なレベル)
構成力★★★★☆(起承転結しっかりしてる。しかし先がちょっと読めてしまう。)
作者の愛★★★★☆(あぁこういう空気の永遠亭を書きたいんだなって伝わってくる)

冬に咲く花 sei氏

【作品集】65【タイトル】冬に咲く花【作者】sei氏
【あらすじ&感想】
冬にあっても、その鮮やかな色彩を保ち続ける太陽の畑。
風見幽香はそんな花畑の中で物静かに暮らしていたが、
やはり冬のもたらす静寂と退屈には我慢がならない。
――夕方になれば、神社で宴会がある。それまで時間を潰したい。
気ままな彼女が向かった先は、森の入り口に佇む古びた道具屋であった。

霖之助と幽香の珍しい組み合わせ。
余裕たっぷりの幽香と、皮肉まじりに言葉を返す霖之助のやりとりは、
じつに東方らしい雰囲気を醸し出している。
香霖堂原作を彷彿とさせる霖之助の薀蓄っぷりも、味があって良かったです。

【評価】
文章力★★★★★ よく書き込まれた優れた文章だと思います。お手本にしたいほど
雰囲気★★★★★ 香霖堂“らしさ”がとてもよく再現されているかと
総合点★★★★★ 霖之助&幽香のファンには是非一読してもらいたい秀作です

一人ぼっちの半月に BLS氏

【作品集】65【タイトル】一人ぼっちの半月に【作者】BLS氏
【あらすじ&感想】
寒風吹き荒ぶ中、博麗霊夢は神社で人を待っていた。
しかし、待っているとはいっても、誰かと約束をしていたわけではない。
寒空の中、わざわざ遠い神社まで足を運んでくる物好きがいるとも、思えない。
それでも霊夢は、自分自身でさえわけもわからないまま、寒夜の中を待ち続け…
そして、待ち人は来た。

ほんのり、甘い口解けのレイサナ。
よくあるカップリング物と言ってしまえばそれまでなのだけれど、
作品からは丁寧に書かれた印象を受けるため、安心して読めるといった感じ。
今回投降されたクリスマスSSの中では、一番のお気に入りです。

【評価】
文章力★★★★☆ 可もなく不可もなく。安定しています
あまさ★★★★★ キャラメル以上、チョコレート未満
総合点★★★★☆ 心の機微までしっかりと描かれている所が良かったです

100万回生きたモコウ ulea氏

【作品集】65【タイトル】100万回生きたモコウ【作者】ulea氏
【あらすじ&感想】
とある月の晩に慧音の下を訪れて来たのは、旧知の仲である藤原妹紅だった。
とりあえず家に上がらせ、話を聞こうとする慧音。
しかし妹紅は口を閉ざしたまま、中々話を切り出そうとはしなかった。
やがて長い沈黙の後、ようやく妹紅が発した言葉は、
「私はあと、どれくらい生きられるんだろう」というもので…

小説版儚月抄第四話を元にした、その後日談とも言えるべき作品。
蓬莱人の不死性をテーマにした作品は数多いが、
この作品で描かれた不老不死に対する独自の解釈には、少々考えさせられるものがあった。
短いながらも、とても印象深い作品であったように思います。

【評価】
文章力★★★★★ 心情描写が秀逸。スカーレット~の頃よりは読みやすいです
切なさ★★★★★ 永遠の別れと、いつかの再会の両方を匂わせるラストがにくい
総合点★★★★☆ 不思議な余韻のある作品でした。切なくもあり、爽やかでもあり

疑問  H2O氏

【作品集】65
【タイトル】疑問   【書いた人】H2O氏
【あらすじ&感想】
「あの、藍様?」
「ん?何だい橙?」
「この中で一番強いのって誰なんですか?」
 
宴会の席での、橙の何気ない一言から悲劇は始まった。
次から次へと自分が最強だと名乗りをあげ始め、結末に至るまでのテンポの好さがいい。
そして霊夢の鬼畜っぷりが目を引く。チルノのKYっぷりも遺憾なく発揮される。
【総合評価】★★★☆☆(ネタはところどころ面白いが、ボリュームがもっと欲しいかも)

だってムシなんだもん  ベアリングジッポ漬け氏

【作品集】65
【タイトル】だってムシなんだもん  【書いた人】ベアリングジッポ漬け氏
【あらすじ&感想】
いつものように(?)パチュリーとアリスに引っ張りダコにされる魔理沙。
そこへ呑気な顔をしたリグルが現れたところから色々と始まる。

最初に書いてしまったが、アリスとパチュリーが魔理沙を好き、というのが物語の前提になってしまっていることが、多少の爆弾になってしまったかも。
ただリグルと魔理沙の甘々な会話(珍しいかな?)、そして結末の切なさとギャグが入り混じったなんともいえない読後感が個人的には好み。
【総合評価】★★★☆☆(句読点とか、基本的なところは守ろう)

クリスマス、何が欲しいですか? 三日月氏

【作品集】65
【タイトル】クリスマス、何が欲しいですか?   【書いた人】三日月氏
【あらすじ&感想】
ふ ら ん の ぱ ん つ が ほ し い
レミリアの一言。これに尽きる。
色々と穴がある気もするが、とりあえず笑ってしまったので不問に。
ところどころに作者のギャグセンスが光る。そしてカオス。
なによりお嬢様のために奮闘する咲夜さんかわいいよ!
【総合評価】★★★☆☆(これからに期待)

ホワイトクリスマス Taku氏

【作品集】65
【タイトル】ホワイトクリスマス  【書いた人】Taku氏
【あらすじ&感想】
魔理沙とアリス、にとりにパチェと、地霊殿魔理沙メンバーでパーティーをする、
直前までのお話。できればパーティーの様子まで書いて欲しかった。
文章力は普通にあると思うので、このほのぼの感を維持しつつ、
次の作品に行ってほしいと願う。
【総合評価】★★☆☆☆(彼女のいないクリスマスは終わったが、
作品はまだ終わっていない、ような気がする)

ダイアモンド・ダスト Angelica氏

【作品集】65
【タイトル】ダイアモンド・ダスト   【書いた人】Angelica氏
【あらすじ&感想】
雪の舞う日、いつものように妹紅と殺し合いをしようと外に出た輝夜。
その後を、珍しくひとりのイナバがついてきた。
今日のイナバはどこかおかしい。けれど、それに付き合うのも悪くない。
二人は連れ立って竹林を進んでいく……

  1. 短い。テーマを考えると短いはずなんだけれど、それを感じさせない。
    短い文章で綺麗に情景が描写されており、光景が目に浮かぶ。
    シニカルでありながら、登場人物がとても優しい。
    しんみり出来る。

文章 ★★★★★
構成 ★★★☆☆
総合 ★★★★☆

クリスマスにしっと  幻想と空想の混ぜ人さん

【作品集】65
【作品】クリスマスにしっと 「お勧め!」
【作者】幻想と空想の混ぜ人さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1230133295&log=65
【あらすじ】
聖なる夜、幻想郷を席巻するアベックに、しっと団が天誅をくだしていく。
【感想】
パッパラ隊のしっと団パロ。それが全て。跳梁跋扈するしっと団の活躍を楽しめます。しっとゴッドの動機がよく分からなかった
のだけが残念。日付から察するに、若干急いで仕上げた感が。こうしたパロディーものにありがちな独りよがり感がなく、元ネタを
知らなくても十分に楽しめると思います。

カミサマウサギ  超空気作家まるきゅー 氏

【作品集65】
【タイトル】カミサマウサギ
【書いた人】超空気作家まるきゅー 氏
【サイズ】118.73KB
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1229946504&log=65

【あらすじ】
 鈴仙とてゐが師匠から渡されたのは、幸せを探す薬、通称「ラグナ6」だった。それを服用すると「自分の望みが叶っている世界」の自分と交換できるという、正に夢のような薬だった。その薬を、割と無理矢理飲まされた鈴仙がなんか凄いエフェクトから復帰すると、目の前には先ほどと変わらない景色があった。永琳の言動から、そこが「世界B」にあたることを確信した鈴仙。とりあえず帰路を探そうとしていると、永琳に、姫が鈴仙を呼んでいた事を告げられる。
 鈴仙が部屋を訪ねると、波長が「狂気」側に振り切った月のお姫様が待ち受けていた。夜の相手を務めろと迫ってくる姫を宥めすかして、一緒の布団で寝ることに落ち着かせた鈴仙。しかし、翌朝目が覚めてみると、予想もしなかった光景が鈴仙を待ち受けていた。
 ――滅茶苦茶に荒らされた部屋のあちこちに飛び散った血痕。そして、腹部に刃物で刺された痕がある輝夜。蓬莱人であるはずの輝夜が、死んでいる。

【感想】
 犯行当時、部屋は輝夜がきっちりと施錠していた(鈴仙とにゃんにゃんするため)ため、密室状態にありました。状況からは、鈴仙が犯人であるとしか思えません。とにかくここに居てはまずい。そう考えた鈴仙は、人里の慧音の下に身を寄せます。
 設定には、非常にそそられるものがありました。
 しかし、まず、わざわざ懇切丁寧でわざとらしい密室の説明をしているにもかかわらず、拍子抜けするほど陳腐なトリック。せっかく神のごとき力を手に入れたのに、結局解決編は他人任せ。
 さらには「世界B」の登場人物たちの何の説明も無い異常性。博麗の巫女が存在しない理由。というかそれで幻想郷が瓦解しないためには、読者を納得させるだけの説明が必要なはずです。
 流血描写が多いです。あと、何の脈絡も無く永琳が異常です。これを読んで、ぜんぜんOK! 全く気にならないよ! という方は、読んでみてください。

【五段階評価】
★★☆☆☆(流血描写が苦手な人なら-1.0、よく分からなくてもSFっぽいものが好きなら+1.0)

地獄で発見!たまごっち  下っぱ氏

というわけで終わり際にラスト一発、『地獄で発見!たまごっち』をさあ読むんだ皆の衆
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地霊殿を舞台に、ゆで卵をきっかけとしたカオスフル騒動の顛末を描いた短編コメディ
萌え、ギャグ、お色気、友情を短い中に高次元でまとめた、短い時間で満足出来る一本
とりあえず明るい地霊殿が好きなら読んで絶対損はしない