作品集76

Last-modified: 2014-02-27 (木) 04:13:12
王見 人 ネ申 八重結界氏

【作品集】76
【作品】王見 人 ネ申
【作者】八重結界氏
【あらすじ】
信仰よりも早苗体操を広めることに執心な早苗さん。

【感想】
ひとことで言えばシュール。
それ以上でも、それ以下でもありません。ただひたすらにシュール。
オチまで流れるように読めてしまう作品ですが
故にオチの読めてしまう展開が少しだけ残念でした。

【5段階評価】
文章★★★★☆
構成★★★★☆
体操★★★★☆
総合評価★★★★☆

ノコノコ デン氏
真面目な出だしとは裏腹に、読み進めていくとネタのオンパレード。

【作品集】76
【作品】ノコノコ
【作者】デン氏
【あらすじ】
咲夜の名前を呼んだ。振り向いた。誰も居なかった。

【感想】
真面目な出だしとは裏腹に、読み進めていくとネタのオンパレード。
ドコまでついてこれるかなと言われているかのようでした。
頑張ったけどタケノッコーンで撃沈。
ハイセンスな言葉の奔流についていける人は、是非。

【5段階評価】
文章★★★☆☆
構成★★★☆☆
魔人★★★★☆
総合評価★★★☆☆

江戸では蕎麦ブームだったらしいっすね。ウドンを食う奴は野暮ってくらいで。

【作品集】76
【タイトル】ノコノコ 【書いた人】デン氏
【分類タグ】紅魔館 レミリア お菓子
【URL】ttp://coolier.sytes.net/sosowa/ssw_l/76/1242132413
【POINT】約5000 (2014/02/26時点) 【容量】12.22KB
【あらすじ&感想】
 江戸では蕎麦ブームだったらしいっすね。ウドンを食う奴は野暮ってくらいで。
 で、その江戸時代に『化物大江山』ってラノベが流行ったわけっすよ。
 関連性のかの字もねーとお思いかもしれやせんね。源頼光と酒呑童子、そいつらが蕎麦とどう結び付くのかって。
 中身が蕎麦vsウドンなんす。源のそばこvsうどん童子っていう。謎の老人から樫の木の麺棒を授かったり、よそば童子(茨木童子)を倒したり。もうわけわからんことこの上ねっすわ。けど、大ヒットしたんすよ。
 『今昔物語集』とかの古典と蕎麦推しウドンディスりってのを掛け合わせるなんて思いつきもいいとこだ、って普通は考えるもんすよね。あっしが書きゃ間違いなく世紀の駄作を作れる自信がありやす。それを売り物レベルにできんのが、大作家(恋川春町)の腕っつーことなんしょうね。
 で、創想話の書き手でこうゆうの書けるのがいんのかって考えたんすよ。蕎麦vsウドンみてーな? まっいるわきゃねーやな、と捨ておこうとしたそのとき、思い出したんすよ、ああそういやあったな、平成にも似たような争いがって。
 あれっす、「キノコvsタケノコ」。それを扱ったSSならあるかもしれねえ。さっそく調べてみたんす。そしたらあった。「ノコノコ」ってSS。
 タイトルが凝ってるっすよね。キノコタケノコ論争が起こるのが後半からなんで、そこに至ってようやっとタイトルの意味がわかるっつー仕様っす。それまでは土管の中の亀かって思っちまう。
 そうゆうやり方も面白いんは確か、ただ、どうせやるなら徹頭徹尾キノコタケノコでやってほしかったな手前勝手な欲が出てきてしまいやしてね。そいつが話のメインとしてデーンと据えてたらあっしン中の評価はウナギのぼりでした。やっぱそんだけで話を作るのはキツかったってことなんしょうかねえ。
 つってもパロネタなど散りばめた密度の高いギャグものっすし、レミリア様の威厳のあるヘタレっぷりもなかなか。面白いには違いありやせん。くだんのキノコタケノコ論争もネタとして機能してるわけっすし、一読の価値ありなんじゃないすか。
 へえ、あっしがどっち派かって? そりゃあ、もちろん「すぎのこ村」一択っすよ。

60年目の終わりに 白氏

【作品集】76
【作品】60年目の終わりに
【作者】白氏
【あらすじ】
小町の元を訪れる上司。

【感想】
小町と映姫の落ち着いた雰囲気で交わされる会話が良いです。
映姫様の言葉の端々に現れるちょこっとはすっぱな物言いにときめきます。
久々のしっとりとした作品でした。

【5段階評価】
文章★★★★☆
構成★★★☆☆
悔悟★★☆☆☆
総合評価★★★★☆

黒死蝶のロンド 実里川果実氏

【作品集】76
【作品】黒死蝶のロンド
【作者】実里川果実氏
【あらすじ】
コレは八雲紫ことゆかりんの貴重な捕食シーンを捉えた映像である。

【感想】
タブでときめき、スクロールバーの短さに興奮しました。
短編とは、如何に少ない言葉の連なりで臨場感を生み出すか、が命。
あらすじに終始したお話なのですが、実に堪能させていただきました。

【5段階評価】
文章★★★★☆
構成★★★★☆
お食事★★★★★
総合評価★★★★☆

目覚めの刻 やきそば。氏
二柱と一人の明日はどっちだ。

【作品集】76
【作品】目覚めの刻
【作者】やきそば。氏
【あらすじ】
諸事情によってお布施が激減した守矢神社。
そんなこんなで食事もままならずへたっていた二柱と一人だったが、そんな折に、射命丸文がとある企画を引っさげ、守矢神社へと訪れたのだった。
射命丸の持ってきた企画とは?
二柱と一人の明日はどっちだ。

【感想】
小気味よいテンポとアホなノリを勢いに乗せて書き切れる筆力はすごい。あたい。
そんなノリながらも全体を通してどこかしっかり筋が通ってるのが魅力。
笑えるだけじゃなくて、見てて楽しい気分になる作品でした。
とりあえずかわいい神奈子様が見てみたい方にはオススメです。
あたい。

【5段階評価】
文章★★★★★
羞恥★★★★★
カリスマ★★☆☆☆
続きがあるといいな★★★★★

いやぁ何がいいかって神奈子様が可愛いんだよチクショウ

やきそば氏の「目覚めの刻」がよい
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1242017491&log=76

いやぁ何がいいかって神奈子様が可愛いんだよチクショウ
まぁあらすじを言っちゃうと貧乏すぎる守矢家が射命丸の口車に乗せられてアイドルマスターされる話なんだけど
もう神奈子様がヤバいもうマジヤバい。ミニスカとか俺得すぎて地球がヤバい。ケロッグ食うとかマジヤバい

夜雀の成長 oxalis氏

【作品集】76
【作品】夜雀の成長
【作者】oxalis氏
【あらすじ】
ミスティアは年に一度訪れるかどうかという機会に恵まれた。

【感想】
タイトルの通り、ミスティアの成長物語です。
妖怪であるミスティアの在り方と彼女の成長がよくわかるお話。
彼女の成長を促す八雲紫の立ち位置も素敵です。
妖怪とは本来、怖いもの。

【5段階評価】
文章★★★☆☆
構成★★★★☆
夜雀★★★★☆
総合評価★★★★☆

門番の休日~美鈴振り回す~ みたらしいお団子氏
タイトルのとおりなお話。

【作品集】76
【作品】門番の休日~美鈴振り回す~
【作者】みたらしいお団子氏
【あらすじ】
紅美鈴の優雅な休日。

【感想】
タイトルのとおりなお話。
美鈴の近所のお姉さんっぷりに終始ニヤニヤできるお話です。
会話が良い。実に。あとがきは、何だろう。見事に余韻を破壊してくれました。

【5段階評価】
文章★★★☆☆
構成★★★☆☆
お姉さん★★★★★
総合評価★★★★☆

喉を潤すために立ち寄った人里で魔理沙は美鈴と出会う。

【作品集】76
【タイトル】門番の休日~美鈴振り回す~
【書いた人】みたらしいお団子氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1242401383&log=76
【あらすじ】
喉を潤すために立ち寄った人里で魔理沙は美鈴と出会う。
半ば強引に美鈴に食事に付き合わされ魔理沙の長い一日が始まった。
【感想】
おねーさん全開で連れまわす美鈴とそれに振り回される魔理沙の話。
最初は抵抗するもののだんだん美鈴のペースに巻き込まれて変わっていく魔理沙が可愛い。
徐々に乙女にされていく様子や咲夜や霖之助との出会いなど展開もサクサクとしていて読みやすい。
普段は強気なキャラがどんどんしおらしくなっていく様子が好きな人はきっと読んで損は無いと思う。
そして物語は綺麗に終わるのだがそこで油断していると…………

涙雨より酒の雨 めたる氏
とにかく映姫さまがかわいい作品

【作品集】76
【タイトル】涙雨より酒の雨
【書いた人】めたる氏
【あらすじ&感想】
映姫さま、勘違いをする。
勘違いしたり拗ねたり拗ねたり拗ねたりと、とにかく映姫さまがかわいい作品。
にぶちん小町と映姫さま。そんな二人にニヤニヤしてください。
【五段階評価】
★★★☆☆

良くも悪くも王道、かな

めたる氏『涙雨より酒の雨』
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1242349815&log=76
「四季様。来週の末、何かご予定ありますか?」(本文より抜粋)
彼岸組のSS。
最近見なくなったと思うから紹介してみたのだけど、どうか。
良くも悪くも王道、かな。
だから破綻していないし、言うほど目立ちもしない。
しかし、9kbでおさめたのはすごいと思う。
甘い!

優曇華フォトグラフ 沙月氏
メリーが妊娠した。

【作品集】76
【作品】優曇華フォトグラフ
【作者】沙月氏
【あらすじ】
メリーが妊娠した。

【感想】
何はともあれ最初の一行で吹きました。
タグを見る限り、少女と少女の境界軌跡シリーズと呼べばいいのかな。
秘封倶楽部の言い回しがなんとなく原作っぽくて雰囲気出てます。
謎の散りばめ方が続編を期待させる作品でした。
筍のお刺身食べたい。

【5段階評価】
文章★★★★☆
構成★★★★☆
ちゅっちゅ★★★★★
総合評価★★★★☆

「ボクヨウカイクマァァァ!」

【作品集】76
【タイトル】優曇華フォトグラフ
【書いた人】沙月氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1242487586&log=76
【あらすじ】
「ボクヨウカイクマァァァ!」

メリーのお腹から生まれ落ちたもの……それは蓮子の想像の範疇を超えたものだった。
それに驚愕する蓮子であったが、畳みかけるように新たな真実が襲い来る。
それをもたらしたのは謎に包まれた秘封倶楽部の新たなるメンバー。
彼女の取り出した一葉を見たとき、一つの学問が崩壊する。
【感想】
ある日の秘封倶楽部の日常。
それが畳みかけるような新事実によって崩れ去っていく様は圧巻。
特に中盤に出てくるフォトグラフに纏わるエピソードは、非常に手に汗握るものであった。

  1. ++

【五段階評価】
★★★★★(非常におすすめ。これが嘘か本当が是非読んで確かめてほしい。)

ルーミアのお仕事 U'ton-YaYuYo

【作品集】76
【作品】ルーミアのお仕事
【作者】U'ton-YaYuYo
【あらすじ】
神社の財政危機を救うため、一人(?)の少女が立ち上がった!

【感想】
実はこの作者、初投稿なのでした。
しかしそれを感じさせない、きらりと光る文章がありました。
柔らかく、ふわふわとしたルーミアの無邪気さがこの作品に溢れています。
そんな作者のこれからに期待、といったところでしょうか。

【5段階評価】
文章★★★☆☆
構成★★★★☆
純粋さ★★★★★
総合評価★★★★☆

子供を笑顔にする程度の能力 目玉紳士氏
暴走部分を楽しめるかどうかで評価が分かれるお話だと思います。

【作品集】76
【作品】子供を笑顔にする程度の能力
【作者】目玉紳士氏
【あらすじ】
にとりが玩具屋さんに弟子入りした話。

【感想】
読後感はシリアスよりはほのぼのモノでした。
しかし途中がこの人らしい暴走っぷり(褒め言葉)。
あ、ありのまま今起こった事を話すぜ…俺はにとりが玩具屋さんに弟子入りする話を読んでいたと思ったらGS美神でアシモフでローゼンメイデンだった…
暴走部分を楽しめるかどうかで評価が分かれるお話だと思います。

【5段階評価】
文章★★★☆☆
構成★★★☆☆
予定調和★★★★☆
総合評価★★☆☆☆or★★★★☆

にとりのキャラ設定を回収しつつ、優しい気持ちと感動を与えてくれる物語でした。

【作品集】76
【タイトル】子供を笑顔にする程度の能力   【書いた人】目玉紳士氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1242320756&log=76
【あらすじ&感想】
幼い頃、人間と友達になれずに泣いていたにとりは、一人の老人に出会う。
にとりのキャラ設定を回収しつつ、優しい気持ちと感動を与えてくれる物語でした。是非ご一読を。
【五段階評価】
★★★★☆

少女ワルツ 海綿氏
地霊殿組が妖怪っぽくていい感じ。

【作品集】76
【タイトル】少女ワルツ
【書いた人】海綿氏
【感想】
地霊殿組が妖怪っぽくていい感じ。特に「お姉ちゃんに教えてもらえるわ」は壊れっぷりにゾクっとした。
あとコメントでもいわれてるけど擬音や色彩表現など独特。

ただ話が詰め込みすぎで冗長。そのせいでその独特さが小手先のものっぽくなってる。伏字「***」も、
もう少し効果的に使えば最後の締めが生きてくると思うんだが。
中盤のバトルシーンや永遠亭組を削って死体を巡る攻防に纏めれば、より締まった作品になったと思う。

次回作も期待。

慧音は、妹紅にとある女性の相談に来ていた。

【作品集】76
【タイトル】少女ワルツ
【書いた人】海綿氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1242558029&log=76
【あらすじ】
地霊殿の面々が踊っている。
慧音は、妹紅にとある女性の相談に来ていた。その女性は、醜すぎるゆえに誰からも愛されず、少女の時から心が育たず少女のまま老婆となってしまった女性だった。彼女を黒猫が踊りながら迎えに来る。
【感想・考察】
文章は最初は読みにくいが、だんだん読みやすくなっていく。これは意図的なものなのだろうか?だとしたら恐るべき演出と言わざるをえない。
慧音のエゴや、嫌われることの罪にさらっと言及し、またすぐに元に戻っていく文章には、どこか幻想的な印象を抱く。
また、登場する人物全員が意味を持っている構成には脱帽。
てゐはちょろちょろと動き話に味を出してるし、妹紅は上手く幻惑される慧音を動かしている。
こいしとお燐は良い悪役を演じている。
オチもやられた。これは俺が完全に不覚を取っただけだが、当然彼女の名前は彼女にしか分からないよね。
一体どうすれば彼女はしやわせになれたのだろうか?俺には全く分からない。美人に生まれれば……
[HE力]★☆☆☆☆(なまえをよんでもらえてよかったね)
[鬱力]★★★★★(気が狂いそうな文章、気が狂いそうな誘惑)
[グロ]☆☆☆☆☆(無し)
【総合評価】★★★★★(新しいジャンルを俺の中に開拓してくれたほどの作品)

暗いテーマを映し出すような表現が巧みな文章なのですが、これで初投稿なのだそうです。

【作品集】76
【タイトル】少女ワルツ【書いた人】海綿氏
【容量】約68kb
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1242558029&log=76
【あらすじ&感想】
竹林で迷い人を探す慧音。妹紅も捜索へ借り出されて、その迷い人の老婆を発見したのだが
その老婆は私はお婆ちゃんではない、とうわ言のように喚いている。慧音が言うには彼女は少女なのだという。
そう、心だけは。
死体を狙う火車とひたすらに守ろうとする慧音。妖怪と人間、両者の思惑と心情は絡み合う。

暗いテーマを映し出すような表現が巧みな文章なのですが、これで初投稿なのだそうです。
惜しいのは海綿氏がこの1作しかまだ投稿されていないことですね。いち読者としては是非ともまた別の話も書いて欲しいのですが……
誰が正しいことを述べているか、誰にとっての正義なのかということを考えながら2回目を読むべき…
というよりも強制的に考えさせられる物語です。
じゃあどんな結末ならよかったんだ?という問いが浮かんでくる、そんな物語です。
★★★★★(ハッピーエンドと言い切れない話は考えてしまいますね)

其の世で君は 何想ふ 凪氏

【作品集】76
【作品】其の世で君は 何想ふ
【作者】凪氏
【あらすじ】
「そろそろ起きてください」。何処かで紫を呼ぶ声がする。

【感想】
切なさ。で満ち満ちたお話。
楽しげな紫と、対照的な藍が寂しげでなんとも悲しくなります。
短編で最小限の描写ながら心に深く染入りました。

【5段階評価】
文章★★★★☆
構成★★★☆☆
胡蝶★★★☆☆
総合評価★★★☆☆

明羅さんと明太子 与吉氏

【作品集】76
【作品名】明羅さんと明太子
【作者名】与吉氏
【あらすじ】
 若干暑くも感じられる陽気も、ひんやりと落ち着いたそんな昼下がり。
博麗神社の居間には、神社の巫女である霊夢ともう一人、凛とした風貌の侍がいた。
名を明羅。以前霊夢より博麗の力を強奪しようとした末に、見事返り討ちに遭い、
挙句、埋められそうになった気の毒な女侍である。しかも男と勘違いされている。
いつかは雪辱を果たそうと、返り咲いてくれようと、明羅は今日も霊夢に挑んでは惨敗を喫した。
口惜しさと不甲斐なさとで憤慨する明羅は、衣服も自尊心もぼろぼろのまま帰路につこうとする。
そんな明羅を、霊夢は、しかしなんの気紛れか引き止めた。まぁ、飯でも食っていけ、と。
【感想】
ここから感想。なんで明太子? まずはそんな疑問を抱いた人も多いことだろう。私もそうだし。
ああ、名前の最初の一文字が同じだね。おそらく妙な偶然である。それにしても良いほのぼの。
二人のキャラクターがよく描かれており、と、言っても明羅のキャラはあまりよく知らないが、
しかし違和感なく受け止められるのは、しっかりとした描写が背景に包含されているからであろう。
そしてやはり食べ物ネタはとにかく腹が減る。食いたいと思わせる描写は流石と言うべきか。
霊夢が手を広げてすけとうだらの大きさを表現する様子は、想像するだけで可愛さに悶えてしまう。
ちなみに、私は明太子はトースターでしっかり五分は焼く。焼きたらこさえありゃ他におかずは要らねえ!
最後に、明太子はふくやが一番だと思うんだ。さあ、家庭用明太子無着色レギュラーを週末にお買い上げ!

文章力   ★★★★☆(上手い。何が上手いかと問われても困るが、読んでいてそう思う)
構成力   ★★★★☆(これだけのファクターでよくもまぁここまで書けるものだなと感心する)
読み易さ ★★★★★(すらすらと読める癖のない文章に、さっくりと読める長さ)
誘食度   ★★★★★(さあ、今日も一本明太子をトースターで焼いてどんぶり飯に載せようかぁねぇ!)
総合点   ★★★★☆(さっくり読めるし、内容自体も面白いので是非目を通して見てはいかがでしょう)

おちなし shinsokku氏

【作品集】76
【作品】おちなし
【作者】shinsokku氏
【あらすじ】
キスメは落ちるよどこまでも。

【感想】
「落ちる」という現象を見事に表現した短編です。
短い文節の区切りで浮遊感、落下を意識させられました。
疾走感すら覚える文体はお見事。
まだまだ少ないキスメさんのお話でした。

【5段階評価】
文章★★★☆☆
構成★★★★☆
落下★★★★☆
総合評価★★★★☆

みすちー繁盛記 漆野志乃氏

【作品集】76
【作品】みすちー繁盛記
【作者】漆野志乃氏
【あらすじ】
ミスティアの屋台に訪れたのは力の勇儀だった。

【感想】
なんたるレビュアホイホイ。タグが素敵。
そのタグに恥じない内容であっさりめです。
勇儀姐さんのとある恋のお話。管を巻く姐さんが可愛いなぁ。

【5段階評価】
文章★★★★☆
構成★★★★☆
恋路★★★★☆
総合評価★★★★☆

鬼だって恋くらいするさ でれすけ氏

【作品集】76
【作品】鬼だって恋くらいするさ
【作者】でれすけ氏
【あらすじ】
勇儀は病気にかかってしまった。

【感想】
昨日に引き続き勇儀姐さんが可愛いお話。
後半の盛り上がりはまさに乙女ロード驀進。
勇儀にはパルスィ。パルスィには勇儀だという人はゼヒ!

【5段階評価】
文章★★★☆☆
構成★★★★☆
乙女★★★★★
総合評価★★★★☆

紅と蒼の風呂事情 ATM氏

【作品集】76
【タイトル】紅と蒼の風呂事情   
【書いた人】ATM氏

【あらすじ&感想】
美鈴と咲夜が風呂に行ったり妖精が馬鹿だったり

めーさく好きな自分には大満足だったけど別にこのカップリングが嫌いでさえなければ十分に楽しめる筈。
さりげない存在感の妖精達には負けたぜ。
あんまり百合!って感じじゃないので読後もさっぱり。タグの野次馬が色々物語ってる。
続編も同作品集にあるので気に入ったら読んでみては?

【五段階評価】
★★★★☆

神さまの通り道 ほたるゆき氏

【作品集】76
【作品】神さまの通り道
【作者】ほたるゆき氏
【あらすじ】
蓮子は巫女さんのバイトをしていた。

【感想】
蓮子が主人公の秘封倶楽部モノ。
悪くない、悪くないんですが蓮子っぽさが足りない気がします。
決定的な描写が不足しているところがあってちょっと物足りないかなぁ…!
って考えたらメリーの出番が少ないからかなぁ。
惜しい、と思える作品でした。

【5段階評価】
文章★★☆☆☆
構成★★★☆☆
巫女★★★★☆
総合評価★★☆☆☆

#REGION(もやしどん やきそば。氏)
【作品集】76
【作品】もやしどん
【作者】やきそば。氏
【あらすじ】
もやしシャクシャク。

【感想】
もやしを食べる、通称もやし様。ええ、見事に騙されましたとも。
そっちかい! ってツッコミとあとがきに対するツッコミの二重苦でした。
シンプルイズベストな作品です。

【5段階評価】
文章★★★★☆
構成★★★☆☆
発芽★★★★☆
総合評価★★★☆☆

霧雨魔理沙にありがちなこと デン 氏

【作品集】76
【タイトル】霧雨魔理沙にありがちなこと
【書いた人】デン 氏
【あらすじ】
魔理沙は魔法の実験をしながらカレーを煮込んだ。カレー美味しいです。

【感想】
いわゆるあるあるネタ的な話。この内容に思い当たる人は多いはず。私は7割ほど思い当たりました。
容量的にはかなり短めなので、テンポよくサクッと読めます。逆に短すぎて少し物足りなさを感じるかもしれません。
GW新人さんの中ではおそらく一番投稿ペースが速い(と思う)のですが、その分一つ一つの話がしっかりと作りきれていない気がして、すごくもったいない感じがします。

【五段階評価】
★★★☆☆

東方曹操話 デン氏

【作品集】76
【作品】東方曹操話
【作者】デン氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1242230486&log=76

【あらすじ】
紫と輝夜に辱めを受けたレミリアは
己が誇りを取り戻すため、武を奮い智を馳せて壮大な復讐戦を開始する。
頑張れお嬢様!知力95の助言は肝心な所で外す事も多いぞ!

【感想】
まず、タイトルが既に反則だと思います。
会話文主体でサクサクと読み進められる本文は
三国志に興味がない人には意味不明なパロ・ギャグの嵐で、
とにかく入れられる所には全てネタをねじ込もうという姿勢がとてもステキ。いいぞもっとやれ。
また、途中のバトルは笑いを取りつつも中々弾幕している。
個人的には、後半になるにつれて無理やりネタを詰め込んでいるような気がしましたが、
言いかえれば、それだけネタ弾幕の密度が高いということでもあります。
非常にテンポよく読めるので、三国志を少しでも知っている人なら読んで損は無いはず。
【5段階評価】
文章★★★☆☆
テンポ★★★★★
蒼天航路★★★★★
総合評価★★★☆☆(3.5ぐらい・多少三国志好きの色眼鏡が入っているかもしれません)

月の姫と紅きお化け屋敷 酢烏賊楓氏

【作品集】76
【作品】月の姫と紅きお化け屋敷
【作者】酢烏賊楓氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1242833621&log=76

【あらすじ】
豊姫さんの暴走、依姫さんの憂鬱
やーい、おまえんち、おばーけやーしきー

【感想】
依姫ってこんなに可愛かったっけ……?の一言に全ては集約される作品。
お姉さんの唐突の思いつきに付き合わされる依姫さん……ああ可愛い。
ぶっ飛んだ話であればこんな能力の使い方もあるんだなぁとちょっと感動できるお話でもあったり。

★★★☆☆

略して!  喉飴さん

【作品集】76
【作品】略して! 「お勧め!」
【作者】喉飴さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1242461923&log=76
【あらすじ】
外の世界では名前を略して言うのが流行っている。そんな紫の言葉が悲劇をうむ。
【感想】
色々略し方がひどすぎて笑えます。特に橙とか。藍はいつもいじられ役ですね。そして、にとりと文のコンビがいい味を出していました。
それだけでなく、文と萃香という自分の中では珍しい組み合わせの面白い会話が印象的でした。

思念考~卵の中の幻想郷~  俄雨 氏
射命丸文は犬走椛にこう言った。「実はね、新聞記者、辞めようと思って」

【作品集】76

【タイトル】思念考~卵の中の幻想郷~
【書いた人】俄雨 氏
【URL】前編 ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1242570945&log=76
    後編 ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1242571130&log=76

【あらすじ】
 射命丸文は犬走椛にこう言った。「実はね、新聞記者、辞めようと思って」
 『過去』にとらわれた鴉天狗の『今』をめぐるせつないお話。

【感想】
 長さは全く気にならない。いいからとにかく読んでみろ、と薦めることのできる良作。
 ただあとがきは別物。面白い話で笑って済ませることができるけれど、「ここでやるかwww」と言いたくなる。いろんな意味で。
 とりあえず、読んでみてください。
 
【五段階評価】 ★★★★★

きっかけは何気無いことでした。でもそれが恐れるべき事態に発展するとは誰が予想出来ましょうか、いや誰にも出来ない

【作品集】76
【タイトル】思念考~卵の中の幻想郷~前編・後編
【書いた人】俄雨氏
【URL】前編
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1242570945&log=76
後編
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1242571130&log=76

【あらすじ】
文は自分の新聞と友人の新聞を比べていた
友人の新聞は正に非の打ち所がない。だがおもしろくない
そんなことを考えていると椛がやってきた
上手く言いくるめて酒に誘う。その時に文は椛に新聞記者を辞める、と告げた
【感想】
きっかけは何気無いことでした。でもそれが恐れるべき事態に発展するとは誰が予想出来ましょうか、いや誰にも出来ない
序盤の展開では、少しドタバタ気味な活劇になるのかなぁと思ってましたが……
まさかのガッツリシリアス。当時、俄雨氏を知らなかった私からすれば驚きしかありませんでした
文章は比較的読みやすく、長さなど気にもなりませんでした
それよりも文は一体どうなるのか、卵は何を意味しているのか、先代の巫女との間で何が起きたのか……
とにかく先が気になって仕方なく、終わりまで駆け抜けるが如く読み進めてました
あまりに言うとネタバレを言いそうなので、ここで控えておきます。
シリアス苦手な人でもこれは読まなきゃ損!むしろ苦手な人にこそ読んでもらいたい作品です

【五段階評価】
★★★★★
(そそわの名作と言っても過言ではない作品だと思っています)

)
【作品集】76
【タイトル】思念考~卵の中の幻想郷~(前後編構成)
【書いた人】俄雨氏
【容量】約134kb 
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1242570945&log=76
    ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1242571130&log=76
【あらすじ&感想】
最近自らの発行する新聞に対して確かなものを見出すことができず、どこか納得がいかなくなった文。
そもそも文のスタンスである真実のみを書くというのは過去の悲しい事件から来たものであった。
廃刊を決めた少し後、文は山の防衛部の新部隊の隊長に選ばれたことを知らされる。
軍事統括役の父による手が加えられた人選に、何かに縛られることを良しとしない文は猛反発して山から飛び出す。
悩む文。最近の苦悩はトラウマでもある卵を再び産んだことに起因しているのだ。
人間と妖怪の共存への道を採ることとなった当時の幻想郷社会での文には先代の巫女と卵、親子といった
ことに纏わるとある悲劇があり、それの再現を恐れた文の選んだ選択は。

2連続俄雨氏。分類は|文ちゃんの卵|となっていますが内容はシリアスです。
文が何故あのような信念を持って新聞を書いているのかということに絞り、
1世代越しの想いや家族というものを巧みに織り交ぜて深く共感できる作品へと練り上げられています。
天狗のオリキャラも少々出ますが特に問題ない範囲でしょうか。
★★★★☆(感動したの一言でしか表現できません)

向日葵娘の子育て戦記  葉月ヴァンホーテン さん

【作品集】76
【タイトル】向日葵娘の子育て戦記
【作者】葉月ヴァンホーテン さん
【本文容量】26.3KB
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1242052271&log=76

【あらすじ】
ある日、自分をおかあさんと呼ぶ生き物に出会った幽香。
その生き物は自分が原因で生まれたらしい。向日葵太郎と名付け、戸惑いながらも、共に暮らし始める幽香だった。
幻想郷の夏、幽香にとってかけがえのない物語がいま始まる。

【感想】
 前作「おいしいマスパの作り方」の続きとなっていますが、本作だけでも読める構成になっています。
 幽香と向日葵太郎のやりとりが非常に微笑ましく、読む人の心を暖めてくれるでしょう。
 サディストのイメージが先行する幽香ですが、その幽香の内面が丁寧に書き綴られています。

「八雲紫は此処にいる」に感じるものがあった方は、こちらの作品も読んでみることをおすすめします。
 二作目ということもあり、文章はまだ成熟しきっていないところもありますが、葉月さんの描く幻想郷の空気を感じることができるでしょう。

【五段階評価】
文章★★★☆☆
構成★★★★☆
季節★★★★★
総合評価★★★★☆

乱れ咲き  twin 氏

【作品集76】
【タイトル】乱れ咲き
【書いた人】twin 氏
【サイズ】107.46KB
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1241994557&log=76

【あらすじ】
 どこに居ても、何をしていても、幽々子は言い知れない喪失感を感じていた。自分は確かに何か、とても大切な何かを喪っている。そういう、焦燥感にも似た感覚を。
 ある日、彼女は立ち入った古い蔵で、数冊の古書に出会う――

【感想】
 紫と会う度、あの桜を見る度、何かが脳裏をよぎる。その答えを求めて、幽々子はその書を開きました。そしてそこには、彼女の想像を絶する真実がありました。
 全編を通して非常に格調高い、美しい比喩が散りばめられた文が並んでいます。読んでいると確かに疲れますが、一文一文を味わい尽くしたいものです。
 書を読んでいる幽々子の心中に触れられていないこと、作者様にとっては必要だったのかもしれませんが、花見のシーンがやや冗長に感じられたことが気になりました。また、書を読み始めてから話が終わるまでがやけに急ぎ足に感じました。
 しかし、文だけでも一見(一読?)の価値ありです。

【五段階評価】
★★★☆☆

川のほとりと雨の店  与吉 氏

【作品集】76
【タイトル】川のほとりと雨の店
【書いた人】与吉 氏
【URL】
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1242909146&log=76

【あらすじ】
天狗の子を助けようとして溺れてしまったにとり。
そこへ、たまたまやってきた霖之助が、にとりを救助し、香霖堂へと運びこむ。
意気投合した二人は、ひと時の楽しい時間を共有する。

【感想】
セリフから地の文から、果ては霖之助の少し小ずるい性格まで、完璧に本家らしさが描写されています。
天狗の子を意地汚い子と言う霖之助ですが、霖之助の方がよっぽど意地汚くて笑ってしまいました。
要所で見られるそれぞれの心理描写は見事としか言えません。
あと、にとり超かわいい。

【評価】★★★★☆(霖之助嫌いな人に勧めたいです。時間を無駄にするということはないでしょう)

最初の授業  TUKI氏

【作品集】76
【タイトル】最初の授業
【書いた人】TUKI氏

【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1242375883&log=76

【あらすじ】
魅魔の元へ弟子入りした魔理沙。
大魔法使いと名高い魅魔の授業を受けられるとか胸を躍らせていたが、決して甘くは無く事あるごとに殴られる。
やっとのことで授業に入ったと思ったら、内容は「ジャムの瓶の蓋を開けろ」
もっと高尚な魔法の授業と思い期待外れな魔理沙だったが――?

【感想】
過去のお話。これまた旧作。魅魔マリ。
授業の表内容は「蓋を開けろ」とただただ単純なものだが、そこに隠されている魅魔の真意を理解できず、四苦八苦する未熟な魔理沙が良い。
違う意味で無茶苦茶な二人の会話が面白く、また、親子のような会話が可愛い
ダウトの意味、間違ってます。

【五段階評価】
★★★★☆(魅魔マリ好きと、ほのぼのが好きな人に)

でじたるすちるかめら  すば氏

【作品集】76
【タイトル】でじたるすちるかめら
【書いた人】すば氏
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1242807680log=76
【あらすじ】
秋も中腹、川はさらさらと音を立て流れ、木々はさわさわと音を立て踊る(本文より引用)
そんな中、にとりは小さな立方体の「キカイ」を拾う
【感想】
こういうのをほっこり、と言うのかな…
とても優しい話で、まるで詩を読んでいるようでした
短いながらも、少し幼さを感じる文章が心を温めてくれました
そうですね、SSを期待して読むと少し物足りなく感じるので……

炬燵のみかんを軽く摘む程度の気持ちで読むのが、良いかも知れません

一言でこの話を紹介するなら…
秋を少し先取りしたい人よりも、秋が見たい人向けなお話
【五段階評価】
★★☆☆☆
(がっつり読みたい人には物足りないかなと言う意味でこの評価)

少女秘封倶楽部  楼閣氏

【タイトル】少女秘封倶楽部
【書いた人】楼閣氏
【URL】ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1242124747&log=76
【あらすじ&感想】
いつもの日常、いつもの倶楽部 そうある筈だった
だがメリーの消滅と共にそれは終わりを告げる
彼女はどこに行ってしまったのか?どうすれば戻って来るのか?
メリーと紫の関係の解釈は新しい、ラストが安直と言ってしまえば安直だが構成がよく考えられている