作品集80-2

Last-modified: 2010-07-07 (水) 21:25:05

行数オーバーのため二つ目。

 
彼女はまだ何かが足りない みみにっくさん
咲夜に足りないもの。

【作品集】80
【作品】彼女はまだ何かが足りない
【作者】みみにっくさん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246710675&log=80

【感想】
咲夜に足りないもの。
最初の2行とあとがきのアレはいらないと思いました。すでに消えた作品、実は消える前に読みましたが、あとがきであまりはしゃがず、自分の好きなキャラという早苗が目立たないように配慮しすぎさえしなければ、あのような事態にならなかったと思うのですよ。まあ、レビューとは関係ないのであと私見はカット。
で、SSの方ですが、尻切れトンボになっているのが残念です。タイトルの意味は分かるし、作者さんがどのような方向へ向けて話の流れをもっていきたいかも分かります。ただ、それを描くには量が足りなさすぎるのがどうにもこうにも。
おそらく、先ほどの件の謝罪を書くためにやっつけで仕上げたのでしょう。それが逆効果になっているのがまた何とも。
次は、しっかり作品を完成させて投稿されるのを待っています。そして、それが一番の説得力になると思うので。

なんかよくわからない話。

作品集80, 彼女はまだ何かが足りない (みみにっく 氏)
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246710675&log=80
咲夜とレミリアもの。なんかよくわからない話。
彼女の前以前にこの話自体相当足りてない。
てか、話なのかも怪しい作品。前書きと後書きはスルーで。

GTK RYOさん

【作品集】80
【作品】GTK
【作者】RYOさん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246707790&log=80

【感想】
妹紅が里の学校(かつて寺子屋だったもの)で講義をすることになった話。
この作品は、内容に触れるとネタばれになりかねないので細かいことは書けません。妹紅のある決意に関する話という感じですかね。切ないけどいい話だと思います。ただ、あとがきである意味台無しだよ、特に後者の方! ちゃんとしたドラマみたいですが、その作品を知らない私としては前者のパロディーに見えてしまいました、なんてこった。

求め人はいつ訪れる? 焔蒼華さん

【作品集】80
【作品】求め人はいつ訪れる?
【作者】焔蒼華さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246707387&log=80

【感想】
寂しんぼ霊夢、甘えまくるの図。初投稿とのことです。
ここまで甘えんぼな霊夢は初めて見たような気がします。個人的には、「これはこれであり」と親指を立てています。
一人称の使い方に若干慣れていないような印象を受けます。そのせいか全体的に読みづらいかも。それと、あとがきで状況説明をするより、やはり作品中で状況が分かるようにするのがいいと思うんですよね。求め人が誰であるかを最後まで隠しておきたかったのかもしれませんが、隠すことで最後に「こいつを待っていたのかあ!」となるわけでもない展開なのであまり意味がないと思いました。そんな難点はありますが、甘えんぼ霊夢は一見の価値あり。てか、咲夜にそこまで甘えるとは。

知るための努力 喉飴さん
射命丸の不器用な椛との接し方が個人的にはグッドです。

【作品集】80
【作品】知るための努力
【作者】喉飴さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246697494&log=80
【感想】
いまいち椛とうまくいかない射命丸が取った行動は……?
射命丸と椛といえば、大体のSSではかなりの信頼関係であったり百合色の世界であったりすることが多いわけですが、このSSのようにギクシャクしているのは珍しいと思いました。射命丸の不器用な椛との接し方が個人的にはグッドです。
ただ、これからという所で終わってしまうのがなんとも残念。いや、終わらせ方としてはよくある手法なんですけどね。

文の視点から椛観察をするお話です。

【作品集】80
【タイトル】知るための努力
【書いた人】喉飴 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246697494&log=80
【あらすじ】
 文がいつものように仕事をさぼっていると、いつものように椛が探しにやってきた。
【感想】
 出会って間もない感じの二人。文の視点から椛観察をするお話です。
 内容が少し薄い気もしますが、日常系はこんなものではないかな、と思います。
 微妙な関係がうまく書かれていて、誰でも楽しめる短編だと思います。
 ちょっとしょっぱいかも……。
【五段階評価】 ★★★★☆

相性の問題 木偶の坊さん

【作品集】80
【作品】相性の問題
【作者】木偶の坊さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246671651&log=80

【感想】
美鈴が門番やっているのは伊達じゃないんだぜ?
咲夜と美鈴の出会い。弾幕ごっこではないガチバトル。美鈴が紅魔館の門番をやっている理由に、弱点を持たない万能型の妖怪であるからという求聞史紀に載っている設定を使って書かれたSS。それぞれに役割がある所が描かれている作品は好きです。咲夜と美鈴はこういう関係が個人的な理想。

作り物の方が怖い時もあると思います H2O氏
「大丈夫、私、強い子、我慢、できる」

【作品集】80
【作品】作り物の方が怖い時もあると思います
【作者】H2O氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246779837&log=80

【あらすじ】
さとりは展開を読むことのできないテレビジョンに夢中。

【感想】
「大丈夫、私、強い子、我慢、できる」
このセリフで撃沈。さとり様可愛らしすぎます。
テレビだから展開を読むことができない→夢中っていうコンボも素敵。
普段のイメージと違うさとり様を見たい人は是非。

【5段階評価】
文章★★★★☆
構成★★★★☆
心霊★★★☆☆
総合評価★★★★☆

さとり様かわいいよさとり様

【作品集】80
【作品】作り物の方が怖い時もあると思います 「お勧め!」
【作者】H2Oさん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246779837&log=80

【感想】
さとり様の意外な一面。つまりは、さとり様かわいいよさとり様。
さとり様かわいいよというだけではなく、TVは意識が読めないので先の展開が分からず、だからこそハマるという納得の展開に感心しました。そして、私も最後のところに混ざりたいです。個人的には、こいしにも何かいい出番が欲しかったなというのがりますが、それは贅沢ってものですね。

寺子屋の校歌ができました しぇとらんどさん

【作品集】80
【作品】寺子屋の校歌ができました 「お勧め!」
【作者】しぇとらんどさん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246737455&log=80

【感想】
慧音が寺子屋の校歌を作ろうと思い立ちました。
ミスティアと魔理沙の歌詞がそれぞれの性格を表しています。ミスティアは音楽と仕事には真面目そうなところ、魔理沙は全てパワー。そして、慧音の暴走は、いかにもありそうですね。作品全体としてまとまった構成でいながら、きちんとギャグしているところが素晴らしいです。これが初投稿ってのも凄いですね。次は、『射命丸文の一番長い日』をぜひ。

弾幕 ブレイズさん

【作品集】80
【作品】弾幕
【作者】ブレイズさん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246756844&log=80

【感想】
慧音が寺子屋で弾幕講義をする話
うーん、短いので、本当に慧音が弾幕講義っぽいことをするだけの話になってしまっていますね。おそらく、参加者の誰かが強くなる目的で依頼したんでしょうけど、そこらへんを焦点にしたり、実践編をやったりして変化をつけたらもう少し話に広がりができたような気がします。何を書きたいかという所が見えてこないとややきついっス。

パーティーは唐突に harukaさん

【作品集】80
【作品】パーティーは唐突に
【作者】harukaさん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246758058&log=80

【感想】
紅魔館を舞台に、ペアで宝物争奪戦を繰り広げる話。
正統派のドタバタギャグ。トラップマイスターとなった咲夜が面白かったです。全体的にノリがよくて楽しかったのですが、若干読みづらかったのが気になりました。でも、所々の小ネタガピリリといい味を出しているのであまり気にならないんですけどね。紅魔館ものが好きな人は読んでみるべき。

人魚姫のスペルカード 八重結界さん

【作品集】80
【作品】人魚姫のスペルカード 「お勧め!」
【作者】八重結界さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246770393&log=80

【感想】
フランドールが癇癪を起して暴れまくる理由を、アリスがフランのスペルカードから解き明かしていく。
いや、これは凄いです。結構長いですが、ぐいぐいと内容に引き込まれていき、あっという間に読破してしまいました。
なぜ最初に霊夢と魔理沙に救援を求めなかったんだろうという疑問だけ残りますが、そんなことは些細なことです。よくぞここまでストーリーを錬ることができたなーと感心しつくしました。こいしの使い方もうまかったです。解明のくだりはMMRキバヤシもかくやの勢い(褒め言葉、念のため)です。最初にその解釈ありきのストーリー構成だろうと野暮なこと言っちゃダメです。よくぞこんな話を書いたものだ、なんちゅうもんを読ませてくれたんや、という感じです。

東方反史抄 ~紅い猫、幻想入り~ 非共有物理対さん

【作品集】80
【作品】東方反史抄 ~紅い猫、幻想入り~
【作者】非共有物理対さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246773747&log=80

【感想】
ケシー。そして、マスコット。見るたびに思います、平城遷都のあいつ、誰も止める人がいなかったのかと。
上のあらすじはまるっきりでたらめです。慧音の過去が語られる真面目な話。個人的には、橙がらみのところがほのぼのしていて好きです。お前かよ! と。まだ幻想郷入りするのは早いですよ、君は人気者ですから。それにしても、ケシーというのは初めて聞くのですが、なぜそこまでケシーにこだわるのか分からなかったです。

ついに幻想入りか!? 偽名さん

【作品集】80
【作品】ついに幻想入りか!?
【作者】偽名さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246783134&log=80

【感想】
幻想郷に新たな妖怪出現。その正体とは……?
途中まで、ギャグ系の落ちになるのは予想できても、何が正体なんだろうと色々考えながらわくわくすることはできました。
やはり、先を読む楽しみがあるというのは重要だと思うのですよ。それだけに、オチが納得いかないと掌を返したように評価が悪くなる諸刃の剣です。いや、個人的に、その正体のタイプが嫌いだからその嫌悪感が優先してしまって……。

紅い館のフーダニット 丸ひさん

【作品集】80
【作品】紅い館のフーダニット
【作者】丸ひさん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246787071&log=80

【感想】
東方の次回作の出場権をめぐり、紅魔館にて事件発生。はたして犯人を見つけることができるのか?
東方ミステリ。ちょっと、各人の台詞が芝居がかりすぎているのが気になりました。とはいえ、さとりみたいな反則キャラがいる中で、ミステリっぽいものを成立させているのは頑張っているなと感じました。ただ、メタ的な話は私は好きじゃないんですよね……。そうそう、冒頭の美鈴のところがちょっと面白かったです。

天人さまの行く先は? 焔蒼華さん

【作品集】80
【作品】天人さまの行く先は?
【作者】焔蒼華さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246788259&log=80

【感想】
ワガママ天子のお宅訪問。
天子のお宅訪問が魔理沙、早苗、さとりの3人だけだったのが残念です。たぶん、作者さん的には衣玖・天子がメイン。
個人的には、さとりの話がよかったです。てか、さとりが楽しすぎです。気になるのは、以下さとり読心のところ、どっちがさとりでどっちが天子の台詞なのかさっぱり分かりません。たぶん、二人とも立派な変態。

今日はおそうしき 昌幸氏
先代の巫女が死んだ

【作品集】80
【作品】今日はおそうしき
【作者】昌幸氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246816193&log=80

【あらすじ】
先代の巫女が死んだ。

【感想】
死を扱った作品は非常に多いですが、読後感が不思議なお話です。
時系列に気をつけて読めばすんなりした展開なんじゃないかなと思いました。
オチがちょっともやもやっとした感じだったのが残念。

【5段階評価】
文章★★★☆☆
構成★★★★☆
骨折★★★☆☆
総合評価★★★☆☆

一人称を使ってわりと読みやすかったです

【作品集】80
【作品】今日はおそうしき
【作者】昌幸さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246816193&log=80

【感想】
先代の博麗の巫女が死んだ。
基本的に、私は死を扱った話はあまり好きじゃないんですよ。それでも、読んだ後にどこか心に引っかかるものを感じました。
一人称を使ってわりと読みやすかったです。読みやすさというのは重要だと思うのですよ。ただ、オチがよく分らなかったのが気になりました。やはり、オチの部分って作者さんが伝えたいところだと思うので。

不思議な読後感の話。

【作品集】80
【ポイント】2900
【レート】10.45
※2009/08/18時点
【タイトル】今日はおそうしき
【書いた人】昌幸 氏
【あらすじ】
博麗の巫女が死んだ。
……いや、私も博麗の巫女なんだけど。亡くなったのは私ではなく、先代の博麗の巫女だ。
【感想】
 不思議な読後感の話。確かに博麗が死んだあとで葬式もしてるんだけど、
その描写は薄く、視点の中心は次代博麗。しかも葬式には参加しない。
ちょっとオチが投げっぱなしな感じを受けた。文章が一人称で非常に読みやすい分、
不完全燃焼的なオチは少し残念。
でもまあ、博麗の巫女が葬式参加したら、このくらい不完全で終わる気がしなくもない。

夜雀ハイ&ロー 八重結界さん

【作品集】80
【作品】夜雀ハイ&ロー
【作者】八重結界さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246797463&log=80

【感想】
ミスティアの壮絶な過去。
真面目な話と思いきや……。いやあ、実にくだらないように見えて、それを大真面目に物語にするのが凄いです。
これはもう、読んでくださいとしか言いようがありません。短いですし、すぱっと読んで笑いましょう。

今日の香霖堂 綾田利カズンさん

【作品集】80
【作品】今日の香霖堂
【作者】綾田利カズンさん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246803892&log=80
【感想】
香霖堂がつぶれそうです。助けて、霊夢、魔理沙!
これが初投稿とのこと。3人がかりで考えたわりには普通の接客の枠をこえないのが気になるところですが、香霖堂の
1シーンとしてありえそうだなという感じですらすら読めました。地の文が淡白すぎるのが若干気になったかも。

One the truth はみさん

【作品集】80
【作品】One the truth  「お勧め!」
【作者】はみさん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246804790&log=80
【感想】
レミリア「あ、ありのまま今起こったことを話すわ。『瀟洒なメイドがいたと思ったら、いつの間にか犬の耳と尻尾を生やして仕草も犬そのものの咲夜がいたの』 な、何を(ry」
上に書いたとおりの話。レミリアもそうですが、紅魔館のメンバー、色々自重しろといった感じですね。個人的に、美鈴は明るく変態なのが好みです。

願い事はなんて書いた? chinoさん

【作品集】80
【作品】願い事はなんて書いた?
【作者】chinoさん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246860710&log=80

【感想】
七夕に東方キャラたちがどのような願いごとを書いたか。
個人的には、レミリアとフランの最初のやり取りがツボでした。ふざけた展開と思わせつつ、最後はわりと真っ当にパチュリーが話をまとめてくれました。そして、咲夜、自重。正直、最初の十数行が余計というか、評価を下げている要因だと思うのですよ。本文に入る前に「戻る」をクリックした人もいるのでは。

私は、ゆっくりになりたい [プロローグ] じんのじさん

【作品集】80
【作品】私は、ゆっくりになりたい [プロローグ]
【作者】じんのじさん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246861485&log=80

【感想】
紫が何かを発見したようです。
ゆっくりって、ひょっとしてあれ? それとも、単に「せわしない」の反対語? どっちだろうとドキドキしながら読み始めることができます。そして、文章表現がまともでびっくり。てっきりカオスなものかと。話の中身としては、本当にプロローグ部分のみなので、この時点では何とも。

私は、ゆっくりになりたい [一章:隕石と饅頭] じんのじさん

【作品集】80
【作品】私は、ゆっくりになりたい [一章:隕石と饅頭]
【作者】じんのじさん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246862723&log=80

【感想】
上作品の続き。ゆかれいむ。霊夢は素直になれないようです。
序盤は、霊夢のツン度が高いツンデレぶりと、霊夢をいじる紫のやり取りにニヤニヤできます。地の文による描写は適度で、なおかつ読みやすいです。そして、ついにヤツがやってきた。むしろ、ここまでがプロローグといった感があります。ここまでプロローグとして一気に投稿すべきだったのではと思います。ともあれ、今後どうなるのか続きが気になります。

アイドリング 誤爆さん

【作品集】80
【作品】アイドリング
【作者】誤爆さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246880645&log=80

【感想】
地霊殿を家出した燐は、人形コンテストを通じてアイドルマスターへの道を歩む。
燐の意地と、根性が光ります。アリスとこいしとのやりとりを通じて、ひとつ成長することができた燐に拍手。
いい話なのですが、若干地の文が読みづらいのが気になりました。

職歴:門番→花屋→門番 ノインさん

【作品集】80
【作品】職歴:門番→花屋→門番 「お勧め!」
【作者】ノインさん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246886102&log=80

【感想】
いきなり紅魔館の門番をクビになった美鈴。生きるために花屋で働くことになったが……。
美鈴はいい子です。シエスタしたりもするけど、根が真面目で人が好いというのがよく出ています。そして、こういう風に周囲に振り回される美鈴が大好きです。オチはありがちなネタですが、美鈴の一人称による文が読みやすく好感のもてるもので、癒されました。

願い事をください 深山咲さん
さとりの願い事は一体?

【作品集】80
【作品】願い事をください 「お勧め!」
【作者】
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246902042&log=80

【感想】
地霊殿で七夕をやります。さとりの願い事は一体?
さとりを中心として、さとりに対するペットたちの敬愛、さとりからペットに対する信愛、こいしとさとりの姉妹愛、それらが溢れ出た七夕で、とても温かい雰囲気の話です。願い事の内容は七夕ものとしてベタですが、王道はいいものだから王道になるのです。

嫌われものが、地底をゆく

【作品集】80
【タイトル】願い事をください
【書いた人】深山咲 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246902042&log=80
【あらすじ&感想】
地霊殿における七夕。嫌われものが、地底をゆく。
地霊殿の七夕を主軸にさとりと周辺のお話。何気ない会話が本当に胸を暖かくしてくれる。
一番の見せ場は笹を携え地底を闊歩するシーンだろう。これぞ地底の妖怪たち!と思える描写が濃厚で、とても楽しくなれる。
さとりの優しさと、その周囲の者たちの優しさ。感動があとからあとからやってくるお話でした。
【五段階評価】
★★★★☆

優しい地霊殿です。

【作品集】80
【タイトル】願い事をください
【書いた人】深山咲氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246902042&log=80

【あらすじ】ペットたちが笹を持ってきた。明日は七夕だ、短冊に何を書こう?
(本文より)
 そんな疑いを抱きかけたとき、見つけた。夜空に溶ける水色の短冊と、見間違えようのない妹の丸文字を。急いで飛びついて、字面を追った。
 私の大切な妹の、大切な願い事は、

【感想】
優しい地霊殿です。家族愛と一言ではくくりたくないくらい、心から思い合っています。
さとりとこいしの姉妹話と読んでいると、良い意味で裏切られました。
アットホームな地霊殿が好きな方と、短冊に何と書くか悩んでる人に強くオススメです。

【五段階評価】★★★★☆
(ネタバレ防止のために簡素なレビューですが、沁みる作品です)

ななつの月とななつの星 きずなさん
妹紅と慧音が七夕の星空の下、それぞれ思う。

【作品集】80
【作品】ななつの月とななつの星
【作者】きずなさん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246893871&log=80

【感想】
妹紅と慧音が七夕の星空の下、それぞれ思う。
慧音が七夕にまつわる伝説や星についての話をする序盤は、友達同士で星を眺める様子といった微笑ましさを感じますが、ラスト付近は永遠の時を持つ妹紅の想いがさらっと出ていてどきりとします。あとがきも印象的ですね。

少し天文学的な話も来たかと思えば、でもやっぱり解釈は幻想的。

【作品集】80
【タイトル】ななつの月とななつの星
【書いた人】きずな氏
【URL】
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246893871&log=80
【あらすじ】
今日は、七つ目の月の、七つ目の日。
つまり、七夕。
慧音は妹紅に七夕の話をはじめるのだが………
【感想】
始めのうちは仲のいい2人の会話だったのに、やがて、2人の間に価値観の溝が姿を現す、その様に圧巻。
少し天文学的な話も来たかと思えば、でもやっぱり解釈は幻想的。
クライマックスの空白にはいる言葉について、あれこれ想像が駆け巡ったりもしました。
加えて、あとがきについて考えてみるのも、いいかもしれません。

星が色めく夜空の下で 鴨さん

【作品集】80
【作品】星が色めく夜空の下で 「お勧め!」
【作者】鴨さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246896782&log=80

【感想】
魔理沙の本盗難に辟易したパチュリーは美鈴に本気を出すことを命令。魔理沙は撃退されるようになったが……。
これはいいパチュマリ。百合とまでいかないほのかな想いというのがいいですね。美鈴の役回りが珍しくおいしいです。
パチュリーの自分の感情に対する鈍感さが微笑ましいです。最後の方の展開もよく、読後感がよかったです。ただ、これで七夕はちょっとだけ苦しい気が。でも、作品がよければすべてよしなのです。

ふたりのねがいごと 岩山更夜氏
季節モノと慧音先生はよく似合います。

【作品集】80
【作品】ふたりのねがいごと
【作者】岩山更夜氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246969280&log=80

【あらすじ】
今日は七夕。

【感想】
季節モノと慧音先生はよく似合います。
そうでなくても何故か七夕とけねもこは似合う。
慧音と妹紅のお互いを想う心が伝わるほんのりいいお話です。

【5段階評価】
文章★★★★☆
構成★★★☆☆
短冊★★★★☆
総合評価★★★★☆

慧音と妹紅の七夕のワンシーン

【作品集】80
【作品】ふたりのねがいごと
【作者】岩山更夜さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246969280&log=80

【感想】
慧音と妹紅の七夕のワンシーン。
東方の七夕シリーズを見ていて思うのは、基本的に七夕って子供のときにする行事じゃないですか。東方キャラは、まあ少女という場合も多いですが、この二人は年齢だけではなく精神的にも大人なわけで。そんな大人が七夕をどう受け止め、どういう願い事をするのか。そして、七夕という行事のときだからこそ許される、いつもよりも無防備に感情を吐露できるというある種の背徳感。それを強く感じさせるSSでした。
唐突ですが、この作者さんがプチで書いているキスメさんシリーズはお勧めです。個人的に大好きです。読んでない人はぜひ。

モテカワスリムの愛され天子(笑) ahoさん

【作品集】80
【作品】モテカワスリムの愛され天子(笑) 「お勧め!」
【作者】ahoさん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246810228&log=80

【感想】
天子の家出。そして、憧れのパジャマパーティー。
とにかく、不器用な天子が最初から最後まで可愛すぎる話。天子、霊夢、魔理沙、アリスの4人の組み合わせが、少女たちの交流として実に自然に描かれています。パジャマパーティーがこれからどういう方向へと転がっていくのか、実に気になります。パジャマパーティー。これは男の身としては、非常に強い憧れを持つ言葉です。てか、私は霊夢のパジャマ姿を全力で見たい。

時と境界の交わる時・後 Shaleさん

【作品集】80
【作品】時と境界の交わる時・後
【作者】Shaleさん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246891876&log=80

【感想】
オリキャラあり。幻想郷にかつてない危機が訪れようとしている。紫はやられた。次は誰だ……?
後編となっていますが、あるキャラの一人称の視点が終わったという感じです。事態は風雲急を告げ、まだおさまる気配がありません。次は別のキャラの視点で描くとのことです。続きが気になってしまうような作品なのは確かです。
※前は作品集79

イリュージョンスターズ バーボンさん

【作品集】80
【作品】イリュージョンスターズ 「お勧め!」
【作者】バーボンさん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246906258&log=80

【感想】
七夕の夜、魔理沙は死んだ。そこまでの経緯と、その後。
魔法使い組と霊夢、そして魔理沙との物語が丁寧に描かれています。一つの結末は、冒頭であらかじめ示されているような回避できない悲劇となっていますが、それは悲劇と捉えてはこの作品の受けとめかたとしてはきっと間違っています。魔理沙の死、そして魔理沙の死後の3人、このやり取りに胸が熱くならないわけがないではないですか。

鬼星犯科帳 智高氏
てえへんだ!

【作品集】80
【作品】鬼星犯科帳
【作者】智高氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1247013277&log=80

【あらすじ】
てえへんだ!

【感想】
粋なセリフ、表現が光る作品です。
タイトルの通り、某時代劇のオマージュなのですが、とても酔い。良い。
思わず旧都へ行ってみたいと呟かせる力のあるお話でした。

【5段階評価】
文章★★★★☆
構成★★★★★
旧都★★★★★
総合評価★★★★★

勇儀がかっこいいのは異論がないところ

【作品集】80
【作品】鬼星犯科帳
【作者】智高さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1247013277&log=80

【感想】
時代劇風地霊殿。
地霊殿に時代劇は似合いますね。そして、文章がいかにもそれっぽいです。時代小説が好きな人にはきっとたまらない。
ただ、私はこのテの文章が苦手なんですよ。粋なのは分かるんですけど、どうにも時代小説の登場人物の掛け合いがいちいち仰々しいのがどうにもこうにも。そんな私でも、最後まで読み切ることができる読みやすさは凄いと思いました。あと、勇儀がかっこいいのは異論がないところ。

犬も歩けば棒銀に当たる デン氏
ゲームのパロディネタ多し

【作品集】80
【タイトル】犬も歩けば棒銀に当たる
【書いた人】デン氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1247024877&log=80
【あらすじ】
にとりと椛は色々な意味でニュータイプの将棋を始めた。
【感想】
とにかくこれでもかとネタを詰め込んだ作品。ゲームのパロディネタ多し。作者の勢いが伝わってくる一作。
ただしオススメはしにくい。とは言っても出来の問題ではなく、この作者の作品は大体そうなんだけれどもネタを知っていないとさっぱり意味がわからないことが多いから。
現在(09/07/09 00:10)の高コメント率、高レートの割りに低い匿名の点数(8人で260点)がそれを物語っているかと。
私個人としては、非常に楽しませていただきました。リュウさん乙。

【五段階評価】
★★★☆☆(ネタがあまりわからない人用)
★★★★★(ネタがわかる人用)

えらくカオスな将棋らしきものをデュエルしています

【作品集】80
【作品】犬も歩けば棒銀に当たる 「お勧め!」
【作者】デンさん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1247024877&log=80

【感想】
椛さんとにとりさんがえらくカオスな将棋らしきものをデュエルしています。
裏切ったな! 棒銀という懐かしい言葉を見て、真面目な将棋SSだと思った私の気持ちを裏切ったな!
……東方である必要性がまったくないのですが(いや、途中の文の描写のために東方である必要性はかなりありますが)。
何というか、作者の脳内を一度真剣に覗いてみたいような、まるでピカソの絵のような不可思議な文のつながりが、なぜか普通に読むことのできるカオス。個人的にはギャザネタが懐かしくてよかったです。これはもう、読んでみてくださいとしか言いようがありません。「わけわからんかった」と思われても、私は一切責任を持ちません。
よく考えたら、外からのアイテムが流れついても、使い方が分からない幻想郷の住人としては、このカオスな使い方こそ
実は日常的に行われているかもしれない姿と考えれば実に東方らしいかもしれません。うーむ、奥が深い。

『紅』の館 犬にほえられる程度の能力さん

【作品集】80
【作品】『紅』の館
【作者】犬にほえられる程度の能力さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246907839&log=80

【感想】
紅魔館の門番、美鈴の正体は?
何の妖怪であるか謎の美鈴についての独自解釈です。わりと納得できるというか、こういうのもありだよなーと思える内容でした。フランと咲夜の、美鈴に対する想いが綺麗に描かれています。一行ごとに、一行空白改行を入れているのと、長い改行があること、そしてもうちょっと続くのかなというところで終わっていることが若干気になったぐらいです。
まあ、終わり方はこれもありだと思いますが。個人的には好きかも。

夢と現と遠い過去 みたらしいお団子さん

【作品集】80
【作品】夢と現と遠い過去 「お勧め!」
【作者】みたらしいお団子さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246927059&log=80

【感想】
フランドールが他者と交流できるように頑張る話
フランドールの明るい未来が想像できるのは素晴らしいです。どうやって普通に交流できるようになっていくかの過程で、パチュリーのわりとアグレッシブな介入が涙を誘います。妹様のことを考えてくれているんだなーと。とにかく、未来への希望がはっきりと感じられるので読後感がいいです。ただ、ストーリー上意味があるのかと思った敵がただのワンダリングモンスターっぽかったのと、冒頭の会話だけ聞くとアレのシーンが作品全体の雰囲気からすると正直蛇足だったのが若干気になりました。そうそう、コメントを書いている人たちのノリの良さが好きです。

兎達の七夕 も氏

【作品集】80
【作品】兎達の七夕
【作者】も氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246942368&log=80

【感想】
七夕、短冊の願い事について、鈴仙とてゐが話す。
序盤の鈴仙の尻拭いぶりが切なくも楽しいです。鈴仙はやはりこういう役が似合う。てゐの願い事が、自分では若干ちゃかしつつも、結構真剣なんじゃないかなーと考えたり。てゐは幻想郷ではかなり古株ですし、詐欺兎とか悪戯兎という方向だけではなく、こういうのもいいと思うわけで。
そういや、てゐが大物っぽく描かれているSSとかあるんですかね?

姫様のハートを射止める程度の能力 ~迷いの竹林激闘篇~ 黒沢さん

【作品集】80
【作品】姫様のハートを射止める程度の能力 ~迷いの竹林激闘篇~ 「お勧め!」
【作者】黒沢さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246977612&log=80

【感想】
妹紅が弾幕で輝夜を全裸にしたことから発生する悲劇
もこーのテンパリ具合を楽しむSSです、はい。落ち着け、もこー。若干長くて中だるみもしますが、私はこういうおバカなノリの話は大好きです。とりあえず永遠亭にたどりつく今回が前編。

妖怪発見 EXAMさん
とりあえず、メリー可愛いです。

【作品集】80
【作品】妖怪発見
【作者】EXAMさん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246981399&log=80

【感想】
メリーと蓮子の日常ワンシーン
あとがきを読むまでオチの意味が分かりませんでしたが、あとがきを読んで納得。なんとなく女神転生に出てきてもおかしくないような妖怪かなと思いました。悪魔絵師が嬉々として描きそうな感じが。そうそう、妖怪すねこすり、久しぶりに名前を聞いて少し感動。とりあえず、メリー可愛いです。

秘封倶楽部のお話です。

【作品集】80
【作品】妖怪発見
【作者】EXAM氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246981399&log=80

【あらすじ】
ごろごろと甘える猫を見て、メリーは妖怪だと騒ぎ立てる。

【感想】
秘封倶楽部のお話です。猫→妖怪で該当する妖怪がぱっと浮かんでしまうのが毒されている証拠。
殿下という単語が急にぽっと出てくるのでちょこっと首を傾げてしまったり。
短めのお話なのでサクっと読めてにやっと出来る作品でした。

【5段階評価】
文章★★★☆☆
構成★★★☆☆
恐怖★★★★☆
総合評価★★★☆☆

好奇心の代償 estineさん

【作品集】80
【作品】好奇心の代償
【作者】estineさん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246984837&log=80

【感想】
旧作幼アリス(ありす)が、幻想郷に迷い込み、win版アリスとエンカウント
ありすとアリスの交流が微笑ましかったです。魔法使いとして、パチュリーとその二人が話しているシーンもよかったですね。個人的には、魔理沙にも参加してもらいたかったところ。若干長いですが、ストーリー構成はまとまっているので読みづらいということはありません。温かい雰囲気を楽しめるSSです。

キスメ譚・スペルカードがつなぐ友情 百ノ夢さん

【作品集】80
【作品】キスメ譚・スペルカードがつなぐ友情 「お勧め!」
【作者】百ノ夢さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246986428&log=80

【感想】
空がキスメをパワーアップさせるために一肌脱ぐ話。
キスメが可愛いです。むしろ、霊夢と空の息のあったやり取りが個人的には好き。キスメが新たに何枚かのスペルカードをゲットしますが、納得できるものと、そりゃ無茶だろというのと、ノリで楽しむのがいいかと。最後がかけ足気味に感じるのが若干残念ですが、小ネタとか全体的に楽しめました。霊夢さん、私にもそのレミリアの写真ください。

紅魔アローン2 目玉紳士さん

【作品集】80
【作品】紅魔アローン2
【作者】目玉紳士さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1246975932&log=80

【感想】
フランちゃんのお留守番。犠牲者、鈴仙、美鈴、妖夢、衣玖
鈴仙も、ひどい目にあうのがデフォですね。進むも地獄、戻るも地獄の状況にある鈴仙の悲壮さに笑い、もとい、涙がこみあげてきます。レートは低いですが、今日読んだこの作者さんの作品の中では一番好きかもしれません。個人的には、あとがきの最初の一行が一番笑えました。あの作品、複雑すぎてわけわからないんですけど、誰か分かりやすく解説できる人いませんかね?
(※1は作品集57)

ゲーム脳世代の神様たち 超空気作家まるきゅーさん

【作品集】80
【作品】ゲーム脳世代の神様たち 「お勧め!」
【作者】超空気作家まるきゅーさん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1247084816&log=80

【感想】
頭の悪い神二柱が、頭の悪い理由で、頭の悪い喧嘩を始める。結論。早苗さんは二柱のお母さん。
発想に驚きました。クリックできますよ。最初のほぼ会話だけの神奈子と諏訪子のやり取りが実に頭が悪くて面白いです。
奇々怪々、タイトルは知っていますがやったことないです。頭の悪い始まり方ですが、終わりはきっちりとしめやかに締めているのが憎いですね。

五色の短冊は哀憐と共に 実里川果実氏
この日は妹紅と輝夜にとって、特別な日

【作品集】80
【作品】五色の短冊は哀憐と共に
【作者】実里川果実氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1247224428&log=80

【あらすじ】
7月7日、つまり七夕。この日は妹紅と輝夜にとって、特別な日。

【感想】
もこと輝夜の甘くて甘いお話です。輝夜の乙女街道驀進っぷりが可愛いです。
2人の奇妙な距離感が実に面白い。
にやりとできるネタがありましたが、無理に入れなくてもよかったかなぁと思いました。
そうでなくても十分に素敵なお話です。

【5段階評価】
文章★★★★☆
構成★★★★☆
五郎★★★★☆
総合評価★★★★☆

これは、かなりいいです。

【作品集】80
【作品】五色の短冊は哀憐と共に 「お勧め!」
【作者】実里川果実さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1247224428&log=80

【感想】
輝夜と妹紅は、1年で七夕の日だけ戦わない約束をしていた。そして、破ったら何でも言うこと
を聞かなければならない5つの誓約事項が……。
これは、かなりいいです。情にほだされやすい妹紅と、素直になれずにかなり遠回りにでしか
感情を伝えることができない輝夜のコンビが見ていてもどかしく、だからこその距離感が絶妙
というか。輝夜の描き方がうまいと思います。

古式ゆかしいヲトメの純情 ahoさん

【作品集】80
【作品】古式ゆかしいヲトメの純情 「お勧め!」
【作者】ahoさん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1247123677&log=80

【感想】
てゐの純情物語&永遠亭の妖怪兎たちの生態考察
最初のノリはドタバタものかなーと思わせるものでしたが、途中から一変。蒲の花粉ということでどういう話かは推察できても、そこまでのもっていきかたが秀逸です。また、一般妖怪兎たちの生態が描かれているのが個人的には面白かったです。
それにしても、悪戯詐欺兎などと呼ばれるてゐの超純情物語に、恥ずかしさのあまりこちらが叫びだしそうです。いやあ、この作者さんの引き出しは本当にたくさんあります、恐れ入谷の鬼子母神です。
全然関係ないですが、タイトルを見て真っ先に古式ゆかりを思い出したのは私だけでしょうか。

彼女でなけりゃ〈前編〉 紅路さん

【作品集】80
【作品】彼女でなけりゃ〈前編〉
【作者】紅路さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1247139755&log=80

【感想】
霊夢の性格が豹変。彼女に一体何が起こったのか。
最初の、魔理沙の霊夢に対する独り相撲が面白かったです。そして、わりとアグレッシブな紫。唐突に真面目になったりもしますが、全然頼りにならないように見えるのはなぜでしょう。最後の方、話の展開がよく分りませんでしたが、前編なのでこんなものかなと。魔理沙に対する愛は感じます。

彼女でなけりゃ〈後編〉 紅路さん

【作品集】80
【作品】彼女でなけりゃ〈後編〉
【作者】紅路さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1247141788&log=80

【感想】
霊夢の性格が豹変。解決編。
かけ足気味なのが気になりました。霊夢の状態を試すために、レミリアに同じ異変を再度起こしてもらうという設定は面白かったのですが、かなり端折ってレミリア戦までいき、それも一瞬で終わったからちょっと物足りなさ。もちろん、ストーリーとして力を入れるべきところではないんですけど、ここの書きようで評価も変わったんじゃないかなーと思ったりします。魔理沙に大黒を憑依させるという、まるで巫女みたいな真似をさせるのも設定的に面白かったのですが……。
結局、話の中心となる霊夢の豹変がギャグにしたいのか真面目に異変として扱いたいのか判断できなかったのと、豹変した理由がどうにも理解できないのが残念なところです。

大図書館での出来事 生姜Aさん

【作品集】80
【作品】大図書館での出来事  「お勧め!」
【作者】生姜Aさん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1247123906&log=80

【感想】
小悪魔とパチュリーの日常ワンシーン。小悪魔妄想込み一人称語り。
本当に日常のワンシーンです。何か事件が起こるわけでもなく、小悪魔とパチュリーが会話をするだけなのですが、小悪魔の一人称による文体が不思議と雰囲気を出しています。我が強くなく、丁寧語でありながら、所々にパチュリーに対する愛などが混ざった調子が心地いいですね。不思議な雰囲気の作品です。のんびりと癒されましょう。

地上の橋姫 道草さん

【作品集】80
【作品】地上の橋姫
【作者】道草さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1247134478&log=80

【感想】
七夕の夜、霖之助とパルスィが出会い、酒を飲みます。
パルスィは、比較的どの作者さんも似たような傾向の性格で書いているような気がします。そして、これは珍しいカップリング。しかし、違和感がないのがいいですね。霖之助がパルスィを呼び出した理由が面白かったです。座布団一枚。

レミリア様は本当に悪のカリスマなお方です。 幻想と空想の混ぜ人さん
レミリア様の悪のカリスマが大爆発です。

【作品集】80
【作品】レミリア様は本当に悪のカリスマなお方です。 「お勧め!」
【作者】幻想と空想の混ぜ人さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1247149505&log=80

【感想】
レミリア様の悪のカリスマが大爆発です。
ページを開くと、スクロールバーの大きさからそこそこ長いことが分かりますが、一つ一つ
短いエピソードの連続です。しかも、会話文がほとんどです。とにかくさくっと読めます。
そのくせ勢いMAXです。納得のカリスマです。個人的には霊夢とのエピソードが好きですが、
一番泣けたのは天子です。作者さんがとても楽しみながら書いているのが伝わってきますね。

レミリアのカリスマは宇宙一ぃぃ!

【作品集】80
【作品】レミリア様は本当に悪のカリスマなお方です。
【作者】幻想と空想の混ぜ人さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1247149505&log=80

物語16点 キャラクター20点 ストーリー16点 構成17点 表現19点
総点88点

総点88点だけど気づいたら100点入れてた。なんだってー!(AA省略)
非常にシンプルな構造をしていて、誰にでもわかりやすいジョークなんだろう。
レミリアのカリスマは宇宙一ぃぃ!

全体でみると長いが、連続したストーリーの短編集であるため。サクッと読む事が出来る。

【作品集】80
【タイトル】レミリア様は本当に悪のカリスマなお方です。
【書いた人】幻想と空想の混ぜ人 氏
【ポイント】25320
【レート】12.77
(2010/05/15時点)
【あらすじ】
 「かつての敗北から幾数年……とうとう私達に反逆の時が訪れた!」
幻想郷を征服すべく悪の帝王レミリア・スカーレットは、声高らかに叫ぶ。
そして悪の帝王は外へ繰り出す。麦藁帽子を被り、紅魔の湖のゴミ拾いに……
【感想】
 全体でみると長いが、連続したストーリーの短編集であるため。サクッと読む事が出来る。
ジョーク作品でありながら、思わず涙腺が緩むエピソードも数多く含まれている。
 血も涙もない非道な態度でいながら、やっていることは優しく部下思いなこのレミィは究極のツンデレ。
こんな素晴らしい主なら付いて行かざるをえない。笑いあり涙ありの良作。
【総合評価】★★★★☆(カリスマがストップ高)

日常 sssof4sさん

【作品集】80
【作品】日常
【作者】sssof4sさん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1247188266&log=80

【感想】
天子が小町に会いに行く話。
天子と小町という私にとっては珍しい組み合わせなのが新鮮でしたが、いかんせん短いのが
ネックです。これからどう物語が展開していくんだろうという所で終わっているので。あとは、
天子の心情がよく分からないところがどうもモヤモヤ感が残りますが、そこら辺は狙っている
んでしょうね。

妖怪のお仕事~自覚編~ 目玉紳士さん

【作品集】80
【作品】妖怪のお仕事~自覚編~
【作者】目玉紳士さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1247229002&log=80

【感想】
最近自分が怖がられていないと感じるレミリア。妖怪として人間を怖がらせよう計画
冒頭を読めばすぐに分かりますが、カリスマのかわりに可愛さ溢れるレミリア。紅魔館の
他の面々の様子といい、なんとなく紅魔館幼稚園という言葉が浮かびました。そして、
あとがきが雰囲気全然違って笑ったり。

真昼の虹を追いかけて 浅木原忍さん

【作品集】80
【作品】真昼の虹を追いかけて  「お勧め!」
【作者】浅木原忍さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1247237593&log=80

【感想】
秘封倶楽部。《TRIP-RHYTHM》という3人組バンドの出会いと、4人目の謎。
これが初投稿とは思えないデキです。正直、冒頭で投げ出しかけました。恩田陸は名前を知って
いても作品を呼んだことないので、恩田陸談義にどうしようという思いが。しかし、ここで「戻る」
をクリックしてしまってはMOTTAINAI。世界のアイコトバです。
途中からオリキャラ「らしきもの」が出るのですが、それの描写が秀逸。さらに、消えた4人目の
消息を推理するような話にもなったりして、ただ東方SSというだけではなく、作品として面白い
ものに仕上がっています。読んでからタイトルに納得。

アンタッチドコンサート 山野枯木さん

【作品集】80
【作品】アンタッチドコンサート
【作者】山野枯木さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1247239699&log=80
【あらすじ】
 永遠亭でのプリズムリバーのコンサート。その後、輝夜の計らいによって三姉妹は永遠亭にしばらく滞在することになった。

【感想】
 78kbで1000点越えないってどういうこと? と思い、読み出したら止まらなくなりました。
 この作者さん、日本語がすごいうまい、というか綺麗です。まぶたの裏にコンサートしている情景が思い浮かぶような。
 永遠亭の人々、楽器、それに作者さんの解釈を交えて描かれた話。多少メタな話があり、78kbとなかなか長いですが、絶対に読んで損はしないかと。