作品集93

Last-modified: 2014-06-07 (土) 00:31:28
八雲紫は此処にいる  葉月ヴァンホーテン氏
最後のセリフで愛を感じられるお話でした。

【作品集】93
【作品】八雲紫は此処にいる
【作者】葉月ヴァンホーテン氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1259578406&log=93

【あらすじ】
幻想郷の管理者は、誰よりもこの幻想郷を愛している。

【感想】
幻想郷の住人たちの軽快な会話で物語は進みます。
幻想郷が大好きな妖怪の、とある一日。
全体に流れる雰囲気もさることながら微妙な伏線の張り方もお見事。
最後のセリフで愛を感じられるお話でした。

【5段階評価】
文章★★★★☆
構成★★★★★
賢者★★★★☆
総合評価★★★★★

とある日の、幻想郷を見回りに来た「幻想郷の管理者」のお話。

【作品集】93
【タイトル】八雲紫は此処にいる
【書いた人】葉月ヴァンホーテン 氏
【ポイント】14860
【レート】12.89
(2010/05/15時点)
【あらすじ】
 とある日の、幻想郷を見回りに来た「幻想郷の管理者」のお話。
【感想】
 幻想郷の管理者と、住民たちの会話によって構成されている作品。
全体に流れる動静のはっきりした幻想郷らしい空気の表現と、
巧妙に張られた伏線が見事。二度読みすると背景がガラッと変わって見える。
綺麗な文章で纏められた短編。
【総合評価】★★★★★(レビュアーは予測できませんでした)

残酷な魔法  美尾氏
それはそれは残酷なお話。

【作品集】93
【作品】残酷な魔法
【作者】美尾氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1259688343&log=93

【あらすじ】
幻想郷は全てを受け入れる。

【感想】
それはそれは残酷なお話。
旬度から言って幻想郷入りはもう少し先かと思われましたが。
何も考えずに読みましょう。そして残酷な運命に涙しましょう。

【5段階評価】
文章★★★☆☆
構成★★★★☆
旬★★★★★
総合評価★★★☆☆

やめて! やめたげてよぉ! なんでもしますから!

【作品集】93
【タイトル】残酷な魔法 【書いた人】美尾氏
【分類タグ】八雲紫 八雲藍 それはそれは残酷な話ですわ 短編
【URL】ttp://coolier.sytes.net/sosowa/ssw_l/93/1259688343
【POINT】7830(2014/02/10時点) 【容量】3.69KB
【あらすじ&感想】
 やめて! やめたげてよぉ! なんでもしますから!

被告人 小野塚小町  八重結界氏
曲者揃いの閻魔達が上手く物語に溶け込んでいます。

【作品集】93
【作品】被告人 小野塚小町
【作者】八重結界氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1259796510&log=93

【あらすじ】
明日、四季映姫ヤマザナドゥは死神小野塚小町を裁かなくてはいけない。

【感想】
四季映姫様のがんばり物語。
沢山のオリキャラがでてきます。しかし、そのどれもが個性派ぞろい。
曲者揃いの閻魔達が上手く物語に溶け込んでいます。
クライマックスの盛り上げ方も実に逆転裁判的。
そういうノリで楽しみましょう。

【5段階評価】
文章★★★★★
構成★★★★★
成歩堂★★★★☆
総合評価★★★★★

読み進めていてふと逆転裁判を思い出した。

八重結界氏 『被告人 小野塚小町』★★★★★
裁判官に対する暴力行為の罪で捕らえられた小町、その真相を暴こうと奔走する映姫だが……という話。
読み進めていてふと逆転裁判を思い出した。後書きを見るにやはり多少意識して作られたようだ。
ジャンルはミステリー。是非曲直庁という舞台を用いることで制約を加え、ミステリーとしての場を整える発想が面白い。また、文字の密度がそれなりにあるが、冒頭からぐいぐいと読み手を引き付ける構成の妙がある。
登場するキャラクターの役割もはっきり書かれており、話としての完成度も高いように思える。

これは正直、勧めていいかわからない。

八重結界氏の『被告人 小野塚小町』はよくぞやったと言える作品
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1259796510&log=93

これは正直、勧めていいかわからない。これは法廷バトルものとしては二流だ。全然スリルがないから
書き方も『手に汗握る』というには程遠くスラスラと書き飛ばされている。いつもの八重結界氏の文章で全然スリルも緊張感もない

ただ、東方の設定をうまく利用して、東方で法廷バトルものをやろうとしたその意気を買いたい
話の筋もよく練られてるし、結末の部分も妙に日和見にならないでちゃんとやりきった感はある
惜しむらくは、書き方がそれらを活かすには至ってないという部分。だから勧めていいかわからない。まず読んでみて判断してくれ

小悪魔の思い  HERO氏

作品集93『小悪魔の思い』作:HERO氏
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1259878550&log=93

発想はかなり斬新で、今までに目にしたことのない独自設定で描かれているパチュリーと小悪魔の物語。
そのアイデア自体は悪くないし、むしろ良いと思うのだが、如何せん文章力が残念。
もっと多くの文章を書いて力を磨いてから、この作品をリメイクしたらかなりの良作になるのではなかろうか。

悪徳の花 ~dear bad friend~  ねじ巻き式ウーパールーパー氏

【作品集】93
【タイトル】悪徳の花 ~dear bad friend~   
【書いた人】ねじ巻き式ウーパールーパー氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1259931131&log=93

【あらすじ】
元最凶妖怪・風見幽香の悪友は最高にきてる奴だった。
どれくらいきてるかというと、「ロボトミー手術ためしていい?」と挨拶代わりに口走ってもおかしくない奴だった。
元最凶妖怪がそんなきてる悪友と平和ボケした世界で過ごす夏の平凡な一日は、花畑で里で竹林で、ほのぼのと、そして殺伐と、血生臭くケシの煙と共に過ぎていく。
空が夕焼けに染まるころ、二人がこの世界で見つけた物はなんだったのだろう?

【感想】
ほのぼのはしてるが、厳然と尖った部分がある。
毛布の上からナイフでちくちく突かれるような刺激というのか。過激というほどではない。
この刺激とほのぼの具合のミックスが、平和ボケした幻想郷という舞台で生きる妖怪らしい妖怪・ゆうかりんの意識にリンクしてるような、そんな感覚を覚えた。
大げさに言えば自分探し的なストーリーだが、ほのぼの物としても幻想郷という世界を堪能できるし、ブラック気味なコメディとしても楽しめる。
読む人によって楽しみを見いだす部分が変わってくる作品かもしれない。
あとがきにも書いてあるが、人を選ぶのは内容よりも、個人的には自由過ぎる構成による部分が大きい気がする。
ワンシーンごとを煮詰めればもっと多くの人が読みやすくなりそうだとは思うが、わかってやってるのだろうし、この手の感想は無粋かもしれないなあと思いました。

「うわぁー! 咲夜さんが来たぞぉー!」  ハリー氏

【作品集】93
【タイトル】「うわぁー! 咲夜さんが来たぞぉー!」
【書いた人】ハリー氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1260132452&log=93

【あらすじ】
おでんを熱望する覇王レミリア。
その右腕たる咲夜さんは朝市にて食材調達に奔走していた。
八百屋さん大根くださいな。だがお代は払わない。
はんぺんが錯綜し、卵が乱舞する戦場に謎のルーミアが舞い降りる堕天使。
果たしてこんにゃくバトルの火ぶたが切って落とされ、はんぺんごぼ天ちくわぶ三種の神器の前に絶体絶命のピンチが訪れる。
負けるな咲夜さん。がんばれ咲夜さん。いけいけ我らのおでんメイド。

【感想】
うあーさくやさんがきたぞー!
脳みそ空っぽにすればいいと思うよ。短いし。

かがみうつし  手負い氏

【作品集】93
【タイトル】かがみうつし   
【書いた人】手負い氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1260179172&log=93
【あらすじ】
何度目ともわからない輝夜と妹紅の邂逅
殺しあうだけの関係であった少女たちはこの日、それが当然であるかのように盃を交わす
恨みも怒りも永遠の時の中で消え去り、それでも殺しあう彼女たちは
まるで鏡映しのように同じ時の中にいた

【感想】
とても余韻の綺麗なお話でした。
タイトルの通りまるで鏡映しのように会話が進むのですが、
それがまたとても印象的で、魅力的に感じました
話は短いですが、怨恨とも恋愛とも友情とも違う輝夜と妹紅の不思議な関係を上手く描けてると思います
気になった点と言えば、若干妹紅の口調に違和感があったような
どこに感じたかはわからなかったんですが

【五段階評価】
文章   :★★★★☆
ストーリー:★★★★★
てるもこ :★★★☆☆

妖を含むものとして  白麦 さん

【作品集】93
【タイトル】妖を含むものとして
【作者】白麦 さん
【本文容量】36.7KB
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1260052189&log=93
【あらすじ】
慧音は人間の里の広場で、珍しい友人に出会う。
彼の名は森近霖之助、本を買うために里までやってきたという。
その本はかつて、霖之助が臨時の教師をしていたときに、彼の教えを熱心に聞いていた生徒が書いたものだった。

【感想】
人として妖として、そして教師として思い悩む慧音の気持ちが伝わってきました。
一見、他人に関心がなさそうに見えながらも、的確な助言をする霖之助も良いですね。
里に住む人間として、オリジナルキャラが何人か出てきますが、幻想郷の住人として自然に受け入れられました。

【ひとことふたこと】
既に指摘を受けているので改めて書く必要はないかもしれませんが、やや誤字脱字が目立ちます。
読点も少なく、読みづらいどころか読み直さないといけない箇所もありました。
例:"しかしなんでまでまた里に?"
  :"だが彼は今一商人と生活している。"

次に三点リーダー。あまりこういう点を指摘したくはないのですが、
"店から出ることなどほとんどなかったはずだが・・・・・"

のように、数が揃っていないのは気になります。

今回、例に挙げたことは些細なことばかりです。
しかし、気になる点がこれだけ多いと、作者はきちんと推敲したのかなと思ってしまいます。
見直しは完璧だと思うなら、投稿前に一度ほかの人に読んでもらうことをオススメします。

【五段階評価】
★★★☆☆

舌に刻まれた味  紅雨 霽月氏

【作品集】93
【タイトル】舌に刻まれた味
【作者】紅雨 霽月氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1260308400&log=93

【あらすじ】
まんまるお月さまの浮かぶ夜。
ミスティアが営む八目鰻屋台の暖簾をルーミアがあげた。

【感想】
屋台の小話な短編。主題は次の一文。
>「ミスチーは私のお嫁さんになればいいと思うんだ」(本文より抜粋)

非常に描写のテンポが上手く、すらすらと読み進めることができます。
ルーミアとミスティアの妖怪らしい一面と少女の一面が混合されて、実に味のある仕上がり。

【5段階評価】
文章★★★★☆
構成★★★★☆
お袋の味★★★★★
総合評価★★★★☆

いや、私はそーいうの好きだけどね  アステルパーム氏

【作品集】93

【タイトル】いや、私はそーいうの好きだけどね
【書いた人】アステルパーム氏

【URL】
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1260597014&log=93

【感想】
短いてゐれーせん。
ボリューム不足な気はしますが二人が可愛いので無問題
そしてコメ番8にタイトルの言葉をささげたくなります。

【五段階評価】
★★★☆☆  鈴仙一人称だと可愛さが増してたと思う。
         最後とか最後とか最後とか

今日はこんなにも良い日だから  非共有物理対 さん

【作品集】93
【タイトル】今日はこんなにも良い日だから
【作者】非共有物理対 さん
【本文容量】10.1 KB
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1260535138&log=93
【あらすじ】
午前中で授業が終わる木曜日。
秘封倶楽部の二人は、いきつけの喫茶店でサンドイッチを食べるのが習慣だった。
しかし急に補習が入ってしまい、喫茶店に行けなくなってしまう。
やむなく、大学の食堂にやって来たメリーと蓮子だったが――

【感想】
友人とご飯を食べに行くとこんな感じになりそうですね。
日常会話の端々から、二人の親密さが伝わってきます。
秘封倶楽部の、ごく普通の大学生活を描いた作品です。
短めですし、秘封好きの人にはオススメっ。

【五段階評価】
文章★★★☆☆
構成★★★★☆
秘封の日★★★★★
総合評価★★★★☆

でっかいのはステータスだ! 希少価値だ!  超空気作家まるきゅー氏

超空気作家まるきゅー氏 『でっかいのはステータスだ! 希少価値だ!』★★★★☆
アリスの家の裏手に放置されているゴリアテ人形を見た魔理沙は……という話。
アリスとゴリアテ人形の家族愛の顛末を魔理沙を挟んで描いた作品。読むと温かな気持ちになれると思う。
実にステレオタイプの話だと思えるが、一ひねりも二ひねりも加えた話が氏のイメージとしてあるので、新鮮味があった。
内容はいい話。後味もまったく悪くなく、ほのぼのとした雰囲気も味わえる。
こぢんまりとしているので展開に激しい動きはないものの、場面場面を想像しやすい描写の筆致が見事に思える。
実に読みやすい軽やかな短編。

今はもうない  ぜろしき氏

ぜろしき氏 『今はもうない』★★★★★
メリーの夢の世界に興味を持っている名前も知らない教授に今日も付き合う秘封倶楽部の二人だったが……という話。
ホラー風味のミステリー。
謎を徐々に広げていき、突然裏返すといった手法は読み手に気持ちいい驚きを与えてくれるように思える。序盤の穏やかな雰囲気が一気に吹き飛ばされた。
発想こそありがちかもしれないが、そう感じさせない筆致が見事。
一度読み、また冒頭から読んでみると違った味わいが楽しめる。未読の人には是非読むことをおすすめしたい作品。

姉の心恋知らず  誤爆氏

誤爆氏 『姉の心恋知らず』★★★☆☆
こいしの好きな人がいるという発言を受け、さとりは自分も恋愛というものを知ってみようと思い立ち……という話。
タイトルから恋愛ものかと思ったが、家族談話に落ち着かせた作品。
後書きが実に秀逸。素直に仲の良い姉妹を楽しめるほのぼのとした物語。
ただ、登場するキャラクターが多く、冗長に思えてしまうところが気になった。
読んでみれば確かに面白いと思えるのだが、この長さが読み手との距離をつくってしまったのではないか。

吸血鬼を殺したい  竜之介氏

竜之介氏 『吸血鬼を殺したい』★★★★☆
紅魔館に外の世界から来客があった。館の主が名前をたずねたところ、相手は十六夜咲夜と答え……という話。
これぞ二次創作と思える、キャラクターの生い立ちを作者色に染め上げた物語。
一次設定をよく知る人ほど違和感に苦しむかもしれない。この作品は二次創作だと割り切ることができるかどうかで評価が分かれるように思う。
特に面白いのはラスト。館に初めてやってきたときとは違い、自分の役割をしっかりと理解しているように描かれている。
少年漫画のノリのような、王道とも言える雰囲気のおかげで気持ちよく読み終えることができた。

よいにいたりて  いこの氏

いこの氏 『よいにいたりて』★★★★★
今日も飢えに悩まされ、当てもなくふらふらしていた化け傘は迷子の少女に出会い……という話。
一応、フィニッシングストロークもの。だが、それまでの過程だけでも十分に楽しめ、またその後を描いたラストも情緒的でいつまでも余韻を味わうことができるように思えた。
会話や語りが一貫して古風で、作中の雰囲気にのめり込みやすいつくりになっている。
少女との掛け合いは必見。
大切な何かを失いつつも別のささやかな何かを得ることができる。この話を読めば、そういったセンチメンタルな空気にすっかり呑まれてしまうことだろう。

愛されすぎた聖白蓮  H2O さん

【作品集】93
【タイトル】愛されすぎた聖白蓮
【作者】H2O さん
【本文容量】6.88KB
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1260547594&log=93
【あらすじ】
 かつての仲間達によって解放された聖白蓮。
 しかし、その直後に現れた博麗の巫女、霊夢と対峙することになる。
 妖怪と人間が平等に暮らせる世界を作るため、そして助けてくれた仲間達に報いるため、ここで負けるわけにはいかない。
 今、白蓮の尊厳を賭けた戦いが始まる。

【感想】
 なむさん可愛いよなむさん、この一言につきますね。
 命蓮寺一家の家族愛は幻想郷トップクラスでしょう。愛が溢れ過ぎて涙が出てくるくらいです。
 話のテンポも良く、非常に読みやすいです。
 星蓮船メンバーが好きで、ニヤニヤしたい人におすすめですっ。

【五段階評価】
文章★★★★★
構成★★★★☆
なむしゃん!!★★★★★
総合評価★★★★★

そばさでずむ  小宵
みんなに弄られる、可愛いらしい小傘を堪能できることでしょう。

【作品集】93
【タイトル】そばさでずむ
【作者】小宵
【本文容量】7.33KB
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1260615326&log=93
【あらすじ】
何とかして人間を驚かせたいと思う小傘。
居候先の命蓮寺一同と協力して蕎麦を作るが――

【感想】
 小傘が人間を驚かせようとする、比較的ありがちな話です。
 でも真っ向から原作のうらめしや、表は蕎麦屋の話を使っているのは意外になかったかもしれません。
 みんなに弄られる、可愛いらしい小傘を堪能できることでしょう。

【ひとことふたこと】
 長さのわりに、登場人物が少し多かったかもしれません。一人一人の味がいまいち伝わってこなかったように感じます。特に蕎麦を作る件は展開も急で、誰が喋っているかわかりにくいと思います。

【五段階評価】
文章★★★☆☆
構成★★★★☆
総合評価★★★☆☆

安心して読めるコメディー。

【作品集】93
【タイトル】そばさでずむ
【書いた人】小宵 氏

ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1260615326&log=93
【あらすじ&感想】
あらあらうふふな白蓮さん、うっかり星君とつっこみナズーリン、やんちゃな水蜜と小傘ちゃんがほのぼの。
安心して読めるコメディー。
【五段階評価】★★☆☆☆

紅魔館と咲夜さんの最凶の魔道書  アルサ氏

【作品集】93

【タイトル】紅魔館と咲夜さんの最凶の魔道書
【書いた人】アルサ氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1260732126&log=93

【あらすじ&感想】
瀟洒なメイド十六夜咲夜。
彼女に過去からの刺客が襲い掛かる。時を止める能力をもってしても逃げられない相手
――――――その名は黒歴史。

黒歴史ノートをほじくりかえされた咲夜さんと、妄想をまともに受け止めた紅魔館メンバーのギャグ物。
慌てふためく咲夜さんと、年長者としてなんとかわかってもらおうとする紅魔メンバーの温かさが素敵。
後書きに妙に納得してしまったw

たべるか、だべるか  ジーノ氏

【作品集】93
【タイトル】たべるか、だべるか
【書いた人】ジーノ氏

【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1259589521&log=93

【あらすじ】

「あなたは、食べてもいいじんる、い?」

 雲ひとつないとてもいい天気のもと、畑仕事にいそしんでいた男の目の前で、そう言ってぱたりと女の子が倒れた。

(以上、本文より抜粋)

 少しおかしな関係の人間と妖怪。
 決して豪華ではないが、心のこもった食事。
 交わされる穏やかな会話。
 昔話のような世界が広がっている。

 でも、幸せな時間は永遠ではない―――。

個人的な今年(2009年)の名作のひとつなので、ぜひ多くの人に読んでもらいたいと思う。

雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ、冬ノ寒サニモ負ケナイ、ソンナ上海ニ私ハナリタイ  超空気作家まるきゅー氏

【作品集】93
【タイトル】雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ、冬ノ寒サニモ負ケナイ、ソンナ上海ニ私ハナリタイ  
【書いた人】超空気作家まるきゅー氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1259781424&log=93
【あらすじ&感想】
アリスがシャンハーイと言いながら抱きついてきた。

魔理沙一人称で書かれたマリアリ。
魔理沙の心の声が楽しい作品で、魔理沙とアリスの好対照が面白いと思いました。

【五段階評価】
★★★★☆

誰の夢オチ  KASA 氏

【作品集】93
【タイトル】誰の夢オチ
【書いた人】KASA 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1259844036&log=93
【あらすじ&感想】
神おっぱいと同じ作者。急に映姫様を抱きしめたくなったので→シャレにならん
ニヤニヤから落としてまたニヤニヤさせてくれる。映姫様可愛い。おすすめ

Forgotten Umbrella   renifiru 氏

題:Forgotten Umbrella  著者:renifiru 氏
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1260045848&log=93
蓮子とメリーはいつものごとく適当にダベっていましたが、傘をわすれてしまって…
秘封倶楽部と小傘ちゃんという珍しい取り合わせ。軽いノリの二人と思い切り人畜無害で明るい
小傘ちゃんが楽しめます。
★★★☆☆

こがれん  guardi氏

【作品集】93
【タイトル】こがれん
【書いた人】guardi氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1260286658&log=93

【あらすじ】
人間を驚かすには夜。ということで、最近お寺を建てたらしい人間を驚かしに行った小傘
が、実は元・人間の妖怪でした
がっかりした小傘は帰ろうとしますが、門番に誘われ、そのまま本堂へ上がることに
住職・白蓮としばし夜の語らいに入ります

【感想】
まあ、なんですか。お堂ですからね。当然、正座しているわけですよ。小傘ちゃん。
まあ、門弟ではないですからね、小傘ちゃん。慣れてないわけですよ。
白蓮さんもお茶目なものでね、ついね。ええ、ついです。
こがれん、素敵です。でもこのSSで一番良い味出してたのは、間違いなく一輪&雲山コンビ。異論は認めます。
小傘、白蓮、一輪、雲山。
夜に生きる妖怪たちの、美しく静かな物語です。
そういえばあそこの本尊は仏像じゃないから、夜は普通に自室で寝てるんですかね。

天子のお礼参り  幻想と空想の混ぜ人氏

【作品集】そそわ93
【タイトル】天子のお礼参り
【書いた人】幻想と空想の混ぜ人氏
【URL】
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1260697224&log=93
【あらすじ】
てんしのかんびょうこうげき!
ゆかりはにげだした!
しかしてんしにまわりこまれてしまった!
【感想】
恥ずかしがる紫に萌えるも良し天子の看病する様子を想像して萌えるも良し。
天子ちゃんは根はいい子。

【五段階評価】
★★★★

「タミフルゥ!!」

追悼  今野氏

■作品集:93 / 作者:今野氏 / 作品名:追悼
■個人的評価:★★★☆☆=良作+
他作品と比べるとやや堅苦しい文体だが、テンポは良く、掛け合いがスッキリしていて読みやすい。
構成も分かり易くキャラがきちんと書き分けられているので情景が想像しやすい。
東方世界観に非常にマッチした作り。
一方でキャラがストーリーに深く関わっておらず、テンポがいい事がかえって展開の起伏を淡白にしてしまっている印象を受ける。
一言で言うなら「日本昔話」。

アリスは留守番をする  水崎氏

【作品集】93
【タイトル】アリスは留守番をする 【書いた人】水崎氏
【分類タグ】アリス 霊夢
【URL】ttp://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/93/1260505155
【POINT】11450 (2014/06/01) 【容量】36.83KB
【あらすじ&感想】
 百合SSの極地はレイアリだってそれ一番言われてますから。でも何でレイアリ少ないんですかねえ(半ギレ)。
 見た~い~、レイアリもっと見た~い~。だからもっとレイアリください、何でもしますから!との想いで探した結果見つけたのがこれ。やったぜ。
 そして気づいたんだけど、点数が11450なんだよ。たまげたなあ。
 話は、霊夢がアリスにお願いするところから始まる。
「仕事で家を空けるから留守を任せたいんだよな~頼むよー」
「なんで私がする必要があるんですか(正論)」
 そうして一度は断るアリスだったが、翌日には誰もいない博霊神社に来て、掃除を始めるのだった。自分に言い訳しつつ。あ~いいっすね~。
 それが済んでから、アリスはお茶やら食事やらを神社でするのだが、その描写の中で彼女がお茶菓子の隠し場所を知っていたり、和食の作り方を霊夢の要望に従って習得していたりするのがわかってくるのだ。さらに二人で一緒の布団で寝たことも・・・・あっ(察し)。
 その百合っぷりに、ああ~いいよいいよ~と読んでいくと、はい、ストップ! このSSの魅力はそれだけではないことがはっきりわかんだね。
 それは何かと言うと紅以前以降の旧作と新作との間を繋ぐ、補完するものなんだよなあ・・・そこにノスタルジックなムードも漂うし、これまでの二人に流れてきた時間の綺麗さもわかる。そして、当時の新作のキャラクターも博霊神社の周辺に現れまくって、新たなにぎやかさに対する希望も演出される。いいゾ~これ。作者は東方世界を深める二次創作者の鑑。
 総括しての感想は、あれです、とても面白かったでした(小並感)。