作品集98

Last-modified: 2012-01-26 (木) 21:01:24
俺の姉妹は吸血鬼!  ないと・おぶ・すか~れっと氏

【作品集】98
【作品名】俺の姉妹は吸血鬼!
【作者】ないと・おぶ・すか~れっと氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264518571&log=98

【あらすじ】

「少女がいたんだ。俺はそいつを笑わせたかった」

 幻想郷に一人の男がいた。
 そいつは異端だ。何せ吸血鬼を愛するのだから。
 自らの体を愛する者に傷つけられても、猶もまた立ち向かう。愛する者の為に。
 プライドを捨てて頭を下げて、愛する者を守ろうとする。
 そんな愚直な男がいた。

 これは、そんな男と吸血鬼がちょっとだけ近づく物語。

【感想】
まず、前書きが卑怯。どんなわけか気にした私は負けなのだろうか?

全体として、愛情に溢れてる。
フラン大好き! フラン大好き! フラン大好き! と画面から発生する愛情オーラが半端ではない。
ここまでキャラ愛が際立って表現されている作品は滅多にない……と思う。
ところでメルアドは一体何を言いたいのだろうか……浮気?
これからの精進に期待したいところである。

吸血鬼を隠すなら?  醤油 氏

「吸血鬼を隠すなら?」醤油 氏
レミリアとフランのかくれんぼ。
独特の文体に癖はあれど、内容は面白かった。伏線の張り具合が中々。

霊夢の優しさ  まりまりさ 氏

「霊夢の優しさ」まりまりさ 氏
ある雷の日に、魔理沙は霊夢の元を訪れる。
とにかく霊夢が可愛い。この霊夢は希少価値。

年功序列  耳かき 氏

「年功序列」耳かき 氏
アリスの下を訪ねたリグルとミスティア。
三人が三人とも戸惑いながら、何とか仲良くなっていく様子はニヤニヤできる。

インビジブル・ハート  浅木原忍氏

「インビジブル・ハート」(浅木原忍氏)
地霊殿ほのぼの系SS
お燐やおくうのセリフがいちいち可愛かったり、オチが酷かったりで結構オススメ
特に、こいし&おくう好きにはお勧めできるかもしれない

東方御伽噺~シンデレラ~  暇人KZ氏

「東方御伽噺~シンデレラ~」(暇人KZ氏)
シンデレラを東方キャラで配役して演じてみよう と言うSS
上手い事随所にネタを仕込んでいるので、パロディとして楽しく読めました

前略、家出しました  はるか氏

「前略、家出しました」(はるか氏)
昔あったこがさなSS、「しんこうこわい」の続編。こがさなは俺の相合傘なんだ
意外と早苗の心情が描かれていたり、小傘が可愛かったり、小傘が可愛かったり。あと早苗さんが可愛い

他愛も無い会議  ムラサキ氏

「他愛も無い会議」(ムラサキ氏)
EX三人娘のトークSS。とりあえずぬえが可愛い。ぬえに入れ知恵をするこいしは、きっと悪意と悪戯心満点なのでしょうね
あと、こっそりレミフラ要素が入っていますよ。ほんの少しだけだけどね

妖夢、今日からあなたは乳首ビンビン丸よっ!  くーぴー氏
妖夢が幽々子を爆破。大塚愛と織田信長を交えた葬式の後、妖夢に託される恐るべき使命。

【作品集】98
【タイトル】妖夢、今日からあなたは乳首ビンビン丸よっ!  
【書いた人】くーぴー氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264664842&log=98
【あらすじ&感想】

 あらすじ

 妖夢が幽々子を爆破。
大塚愛と織田信長を交えた葬式の後、妖夢に託される恐るべき使命。

 亡き主人の遺言を胸に彼女は走る。
北口から入ってすぐ右にあるエスカレータを使って三階へ。
しばらく道なりに進んだら、たばこ屋の角を右に。
ラーメン横町を抜けたところにある信号機でまた右に。
そのまま進むと左手にメロンブックスが見えてくるから入店する。
エレベータを使って地下2.5階へ。
9と3/4番線を抜けた妖夢が見た物とは!?

 感想

 ここまで爆笑した作品は久々です。
レビューさせる魔力がありました。
遠慮が微塵も感じられません。遠慮が無いと言うことはこんなにも面白い。

 適度な分量もまた嬉しい限りです。
少年漫画の傑作を読んでいるような気分でした。
読まないのは損だと思います。
 また、勢いの陰に隠れていますが、土台になっている文章が良質です。
切れ味鋭く読みやすい長さ、読者の斜め上を行く展開。コメディのお手本のよう。
 最後に。同じ作者さんの過去の作品も面白かったのでお勧めです。

【五段階評価】

★★★★★(個人的にこれ以外あり得ません)

こんなんばっかりだな妖夢のSSは!

くーぴー氏の『妖夢、今日からあなたは乳首ビンビン丸よっ!』は中々面白い
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264664842&log=98

こんなんばっかりだな妖夢のSSは!
この作品にいたってはタイトルで全て終わっている……既に……。

いやこの作品は本当に素晴らしいクソ落書きだ。これぐらいぶっ飛んだ落書きはあるまい
そこらの半荒らし行為に似た数行SSとはまずもって志が違う。それが証拠に端々に光る
東方キャラを東方キャラとも思わない罵声が凄まじくいい。笑えはしないがその勢いだけは買える作品

お姫様の事情とウサギの事情  白々燈氏
寂しがりやの鈴仙と、子供が好きな姫様の話。

【作品集】98
【タイトル】お姫様の事情とウサギの事情
【書いた人】白々燈氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264683889&log=98
【あらすじ】
母性あふれる輝夜でもいいじゃない。
寂しがりやの鈴仙と、子供が好きな姫様の話。

【感想】
地の分が多いけれど、さらっと読める作品。
そこに漂う哀愁とか、鈴仙の心情。鈴仙を通した姫様の心情がすっと胸に入ってきました。
少し珍しい二人の関係と、距離感がとてもいい読後感になっていると思う。
鈴仙の最後の一言が、とても素敵。

鈴仙は薬を売りに人里に出ていた。

【作品集】98
【タイトル】お姫様の事情とウサギの事情
【書いた人】白々燈氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264683889&log=98
【あらすじ】
 鈴仙は薬を売りに人里に出ていた。
 しばらくの休憩時間がある。ぶらぶらと歩いていると、和菓子店が目にとまった。いや、正しくはその店前の長椅子に腰掛ける人物。
 永遠の姫、蓬莱山輝夜、その人だった。
【感想】
 タグ:たまには母性溢れる輝夜でもいいじゃない
 このタグの示す通り、やさしく包み込んでくれるような、母性溢れる輝夜が描かれています。
 また、鈴仙を通じて語られる竹取物語における行動についての推察。
 ただ母性だけの話ではなく、本当に長い間生きてきたからこその重みというものがしっかりと表現されています。
 ニートな輝夜には飽きた、でもカリスマ溢れすぎるのもなんだかなぁ……という、なんだか等身大の輝夜が見たい人にはぜひお勧めしたい一品。

とりあえず実家に帰ったら母親に抱きつこうと思った。

幻想美食夜行  葉月ヴァンホーテン 氏
料理を美味しそうに食べる秘封倶楽部の二人と一緒に呑みたくなりますね。

【作品集】98
【タイトル】幻想美食夜行
【書いた人】葉月ヴァンホーテン 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264427370&log=98
【あらすじ】
「居酒屋に行きましょうよ」
突然、居酒屋へ連れて行かれることになったメリー。
蓮子に案内された先は何やら怪しい店で、しかもその店長は……

【感想】
特徴的なZUN帽に四角い眼鏡。ンフフ、このミステリアスな店長はどこかで見たことがある気がしますね。
それはともかく、作中に出てくる料理はどれも美味しそう。思わず涎が出てしまいそうです。
料理を美味しそうに食べる秘封倶楽部の二人と一緒に呑みたくなりますね。
続きもののようなので、これから先が楽しみです。
あと、空腹時に読むことはあまりお勧めできません。

「居酒屋に行きましょうよ」、蓮子のその一言でその日のサークル活動の場は居酒屋になった。

【作品集】98
【タイトル】幻想美食夜行
【書いた人】葉月ヴァンホーテン氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264427370&log=98
【あらすじ】
「居酒屋に行きましょうよ」、蓮子のその一言でその日のサークル活動の場は居酒屋になった。

【感想】
読んだのが晩飯の後で良かった。晩飯前に読んでたら、さぞかし献立を変更したい衝動にかられていたことでしょうから。
これ単体だと涎を滴らせるだけで終わってしまいそうですが、まだこの話は続くのです。

葉月氏の武器は実は料理描写じゃなくて、こういう風に中編でも無限の奥行きを感じさせるストーリー性だと思ってる

葉月ヴァンホーテン氏の「幻想美食夜行」がよかった
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264427370&log=98

個人的に大好きな葉月氏だけれど、自分はコレが一押し
得体の知れない雰囲気を醸し出す太田先生の口調や料理の描写がよくマッチしていた
葉月氏の武器は実は料理描写じゃなくて、こういう風に中編でも無限の奥行きを感じさせるストーリー性だと思ってる

Happy New Year  βよっしー 氏

【作品集】98
【タイトル】Happy New Year
【書いた人】βよっしー 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264602990&log=98
【あらすじ】
新年を迎えて早々、レミリアは咲夜に内緒で博麗神社を訪れる。
目当ては当然、紅霧異変で全力の自分を打ち負かした霊夢である。
レミリアが神社で寛ぐ一方、紅魔館では「お嬢様」を探し回って咲夜が大慌て。

お姉様が居ない…?どこで何をしているのかしら。――そんな疑問をフランは抱えたまま、仕方なく紅魔館の面々は“初詣”で博麗神社へとやって来る。

【感想】
主観がちょくちょく切り替わりますが、メインはレミリアですね。
そしてまさかのレミ霊(霊レミ)でした。純愛。
割と素直な霊夢と、そんな霊夢に依存気味でちょっと精神的に脆いレミリアの、新年の逢瀬を描いてます。

あまり必要ではない場面がストーリーを少々退屈気味にしている感はある。
会話が密集している部分がいくつかあり、誰が何をしているのか把握し辛いというのも痛いところ。
私的にはもう少し地の文での細かい描写が欲しかった。
主観も一人か二人に固定していれば、さらにわかりやすかったかもしれない。

セリフの掛け合い自体は結構面白い。
レミリアと霊夢がやたらと純粋で和む。
他の紅魔館勢もドタバタ調の展開で笑わせてくれる。ほのぼの、とはちょっと違う気もする。

あと、当たり前のことかもしれないが、長さの割りに誤字・脱字をほとんど見かけなかったのは、同じ書き手としてやはり執筆に対する丁寧さが窺える。

※留意点
・作中で美鈴が中国ネタで弄られたりしますので、そういうのに嫌悪感のある方は注意。
・“――”で区切られる度に、主観が切り替わります。

【五段階評価】
★★★☆☆

揺れる尻尾を追いかけて  PNS氏
最近橙が修行で忙しくて、リグルたちと遊ぶことが少なくなってしまった。

【作品集】98
【タイトル】揺れる尻尾を追いかけて
【書いた人】PNS氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264606417&log=98
(URLは前編のものです)
【あらすじ】
最近橙が修行で忙しくて、リグルたちと遊ぶことが少なくなってしまった。
友人であるリグルは成長してみんなから離れていく橙を想像して不安を覚えてしまう。
そんな時、橙の主である藍と偶然出会う。
一緒に遊びたいという思い、八雲家としての使命、様々な思惑が交錯する中、リグルはどう行動するのか。

【感想】
友達のために行動するって素敵じゃないですか。
かっこいい、そして蟲の王たるリグルを見ることができます。
そして、リグルと対峙する藍も見逃せません。
もうこっちの方が主役ではないかと思うくらい魅せてくれます。
緊迫した弾幕ごっこも見所の一つです。

王道で、良い話です。

【作品集】98
【タイトル】揺れる尻尾を追いかけて (前・後編)
【書いた人】PNS 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264606417&log=98
【あらすじ&感想】
橙がどんどん大人の階段を登っていって遠くへ行ってしまう
それを寂しく思うリグル

藍とリグルの話は珍しい。
そしてその二人の会話の内容がまた良い。
バトルシーン有り、結構ガチ。
原作じゃ1ボスだけどリグルも実力はあるところを見せてくれる。
王道で、良い話です。

【五段階評価】
★★★★☆

野球しようよ!  和坊氏
完成度が高いため、野球をよく知らない人でも楽しめると思う。

【作品集】98
【タイトル】野球しようよ!
【書いた人】和坊氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264669812&log=98
【あらすじ&感想】
 退屈していたこいしは、ふと「野球がしたい」と思い立ち、メンバーを探すためにふらりと白玉楼を訪れた。
そして少しの紆余曲折の末、幽々子、妖夢、紫の三人をメンバーに加え、更に会場となるドーム球場も確保したこいしは、次に対戦相手の主将をやらせたいという人物を告げる。
「紅魔館の、フランドール・スカーレット」

 少し長めだけど、所々に光る小ネタが盛り込まれていて退屈させない一品。
完成度が高いため、野球をよく知らない人でも楽しめると思う。

【五段階評価】
★★★★☆

「野球、したいなぁ」

【作品集】98
【タイトル】野球しようよ! SeasonⅠ
【書いた人】和坊氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264669812&log=98
【あらすじ】
退屈を持て余すこいしは、ある事を考えていた。
「野球、したいなぁ」

【感想】
タイトルの通り野球物ですが、今回はまだチームメンバー集めに終始。
これからいかに話を広げていくのか、ひとまず期待してみる事にします。

鬼手仏心の御言葉に因りて、辛酸を賜ふ  twin氏
稗田家に仕えた一人の下女が亡くなり、当主阿求の主催で盛大な葬儀が行われた日。

【作品集】98
【タイトル】鬼手仏心の御言葉に因りて、辛酸を賜ふ
【書いた人】twin氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264240797&log=98
【あらすじ&感想】
 稗田家に仕えた一人の下女が亡くなり、当主阿求の主催で盛大な葬儀が行われた日。
 「私」は父より呼ばれ、阿求の世話役として死んだ下女の後任に就くよう内示を受ける……
     ※※※
 タグ「九寸五分の恋」とは夏目漱石『虞美人草』にある言葉の一節。
 九寸五分とは刀剣用語で匕首(刃渡り約30cm)を指し、これは女性の護身用懐剣として
 かつて広く用いられていた。作者氏の言う通り、何やら剣呑な言葉であります。
 主人公の「私」は代々稗田家に仕える家柄の息子と設定され、阿求の日常の世話を行う役に
 抜擢されるところから物語は始まります。
 阿求の御阿礼の子としての運命、また稗田という家の当主の立場。そういった宿業を
 背負う阿求と「私」の交流が淡々と重ねられ、やがて物語は終局へと進んでいきます。
 恋、という言葉だけではどうにも表現し難い二人の関係が、切なくもあり悲しくもあります。
 そして最後の手紙において明かされる阿求の濁り無き本音こそが、淡く儚げな雰囲気の
 物語を引き締めつつ幕切れを告げる様は、残酷とも言える余韻の中へ読者を引きずり込みます。
 文章はやや古風でコメにもあるように大正浪漫な感じで、氏の巧みで丁寧な筆遣いが
 読む者を飽きさせるどころか魅惑して止みません。
 ぜひともお読みになり、ご自分の眼で二人の終局を見届けてあげて欲しい作品です。
 個人的には、もっともっと評価されるべきだと思います。

氏の作品のコメントでよく評価としてあるのが「綺麗な文章」、それが良く現れています

【作品集】98
【タイトル】鬼手仏心の御言葉に因りて、辛酸を賜ふ
【書いた人】twin氏
【容量】約76kb 
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264240797&log=98
【あらすじ&感想】
稗田家に仕える両親の下に生まれ同じく稗田家に仕える青年。
阿求と最も親しかった女中が死に、彼女の世話役を仰せ付かった。
世話をする内に彼女の心の深い領域へと触れていくが、とうとう女中の死の真相を知る。
次第に阿求の身の上に情が移る青年、御阿礼の子の運命。
其れは悲しい物語。

twin氏と言えばまずその文章、表現が話題となります。
小難しいと言われることも多く、評価が分かれるものですが
日本語の美しさが垣間見えるようだと個人的には感じます。(評価が分かれるって便利な言葉ですよね)
多彩な情景心理の描写方法は明治時代に隔てられた幻想郷の雰囲気をよく表しています。
さて物語の方ですが、阿求とその世話役となった青年の心の内を綿密に描き出した
悲しい話です。恋、寿命といった人間としてよくあるテーマを斯様に描ける力量に脱帽です。
感動する要因として主人公の青年視点だというのも挙げられるでしょう。
★★★★★(氏の作品のコメントでよく評価としてあるのが「綺麗な文章」、それが良く現れています)

貴雪  司馬漬け氏

【作品集】98
【タイトル】貴雪
【書いた人】司馬漬け氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264160987&log=98
【あらすじ&感想】
冬の幽香。しっとりゆうかりん。
幽香が妖怪の山にある冬にだけ使う家で、しっとりと大人な時間の過ごし方をするゆうかりんは魅力的。
丁寧に描写された雰囲気のいいお話です。

東方ヤングガン~おぜうが現代入り~  七誌紗難氏
現代入りとは言っても日常的なものではなく、裏世界チックな世界観。

【作品集】98
【タイトル】東方ヤングガン~おぜうが現代入り~
【書いた人】七誌紗難氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264716714&log=98
【あらすじ&感想】
館の中庭で優雅にティータイムの最中だったレミリアは、突然紫の隙間の中に連れ込まれる。
八雲紫の用件は幻想郷を覆っている紅い霧についての事であった。
霧を消す事を拒んだレミリアは紫の隙間によって幻想郷の外の世界に飛ばされてしまうが、
そこには自分の従者と同じ顔をした少女が居て……
※※※
タイトルに反して、内容は結構しっかり作りこまれている作品です。
現代入りとは言っても日常的なものではなく、裏世界チックな世界観。
冒頭部分は既成の東方世界とは違った独特の雰囲気も相まってややこじつけっぽく
とっつきにくいですが、読み進めていくとなかなか夢中になります。
拳銃や刃物によるリアル弾幕ごっこのアクションシーンも気合いが入っていて見応えアリ。
私的に興味深かったのが、レミリアが飛ばされた世界では吸血鬼が存在していないために
レミリアの吸血鬼としての能力が使えなくなってしまうという設定。
つまりこの世界ではレミリアも人の子同様になってしまうわけですが、
その事から、一番最初の言葉がレミリアの中でどう変化していくのか。
あくまでレミリアと咲夜さんがメインであるため、二人のやりとりが主ですが、
それぞれの世界のフランドールも二人にとってかなり大きな役割を持っています。
ラストシーンではこれが運命か……と唸らされました。

【五段階評価】
 ★★★★☆

タイトルで避けた方もいるかも知れませんが、それは勿体ない。

【作品集98】
【タイトル】東方ヤングガン~おぜうが現代入り~
【書いた人】七誌紗難 氏
【サイズ】139.10KB
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264716714&log=98

【あらすじ】
 紅霧異変を映姫に咎められ、その命令で紫に”別の世界”へと飛ばされてしまったレミリアは、そこで別の世界の咲夜たちと出会う。彼女たちはその世界のある非合法組織で、暗殺者として働いていた。レミリアは彼女たちの仕事中、すなわちヤクザとのドンパチの真っ最中に飛ばされてきたため、そのまま組織に匿われることになる。
 視力が良いだけの普通の少女となったレミリア。彼女は無事に、元の世界、幻想郷へ戻ることが出来るのか?

【感想】
 タイトルで避けた方もいるかも知れませんが、それは勿体ない。設定は確かにぶっ飛んでるほうですが、それを上手く抑えつける構成と配役の妙によって、素晴らしい活劇、ドラマに仕上がっています。
 また、キャラクター一人一人の背景や人格も細かく創りこまれており、原作設定と照らし合わせても違和感の無い程でした。そして、物語は最高のラストへ。
 戦闘シーンがおざなりな印象を受けましたが、戦闘における個々の動きはきちんと再現されており、良かったです。
 未読の方は、是非読んでみることをお勧めします。

【五段階評価】
★★★★★(東方学園モノ同人誌とかが嫌いなら-2.0)

付喪神は風祝に恋をする  はるか 氏

【作品集】98
【タイトル】付喪神は風祝に恋をする
【書いた人】はるか 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264605889&log=98
【あらすじ&感想】
 それは、付喪神が抱いた儚い恋心の独白
 ネタバレを書いてしまうと面白みが無くなるのでこんな感じで
【五段階評価】
 ★★★★☆(早苗さーーーーーーーーーん!!!!!)

我が顔は殺し人の  esplia氏

【作品集】98
【タイトル】我が顔は殺し人の
【書いた人】esplia氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264781915&log=98
(後編)ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264879056&log=98
【あらすじ】
村紗の抱える過去、存在する理由。果たして「村紗水蜜」とは何者なのか。

【感想】
タイトルと出だしと分割された長編シリアス。点数の伸びない理由で有力な物が揃っている。
逆に言えば、そこさえクリアしてしまえば目を惹く物もあると言う事。文章もガッツリ読ませる固めの物。
村紗の過去について独自の解釈と設定を交えつつ語るこの作品、この二作ではまだまだ終わらないのである。
続きは次のレビュー。

大と並みの境4  アクアリウム氏

【作品集】98
【タイトル】大と並みの境4  
【書いた人】アクアリウム氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264520205&log=98
【あらすじ】
次の大妖怪候補は美鈴。話を聞こうと紅魔館に向かうが……。
パチュリーの語る、美鈴の過去。

【感想】
幻想郷縁起の改編をテーマにした長編の四話目。
今回も独自色の強い過去が語られるが、不思議と嫌味じゃない。ネックだった文章力も、少しずつ持ち味へと変化している気もする。
美鈴に対する解釈が中々面白い。それをパチュリーが語ると言うのも意外性がある。ついでに阿求が可愛い。

番傘と店主  影夢桜 氏

題:番傘と店主 著者:影夢桜 氏
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264579038&log=98
霖之助と小傘のお話。ほのぼのな日常物。ZUN氏の文章に近づけようとして読みにくくなっているのでしょうか。
話に入りづらかったです。話に嫌味は無いし、まだお若いようなので今後に期待。
★☆☆☆☆

安楽椅子のバイオレット  冬扇氏

【作品集】98
【タイトル】安楽椅子のバイオレット
【書いた人】冬扇氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264175505&log=98
【あらすじ&感想】
地霊異変にパチュリーが動く。パチュリーランド! パチュリーランド!
自機:魔理沙 支援:パチュリー

『紅い体験版』の続編。
双方ボリュームがありますが、『紅い体験版』を先に読んでおくことをお勧めします。
内容的にはネタ満載のコメディーで、100KB越えも苦になりませんでした。

こんな命蓮寺~ねずみんきゅーぴっと~ 第1章  高機動型ユボン3号氏

【作品集】98
【タイトル】こんな命蓮寺~ねずみんきゅーぴっと~ 第1章
【書いた人】高機動型ユボン3号氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264533495&log=98
【あらすじ】
毘沙門天から「星のスリーサイズを教えろ」と命令を受けたナズーリン。

【感想】
ところどころが際どいギャグ。何が際どいかは読んでから。
若干個人的に苦手なギャグもあったが、まぁ個人の好みの範疇だと思う。
関係ないが、この毘沙門天が羨ましくてならない。絶対人生Easyモードだよこの毘沙門天。畜生。

キャプテンムラサ航海記「辛符・華麗なる決闘」  titeto 氏

【作品集】98
【タイトル】キャプテンムラサ航海記「辛符・華麗なる決闘」
【書いた人】titeto 氏
【あらすじ】
聖とムラサのカレー対決。

【感想】
星蓮船キャラのみのギャグ話。
みんなバカ。ホントバカ。毒舌もあり。
でも愛にあふれた、そんな話。新作キャラのギャグ話大好きです。
色々な漫画のパロネタも良かった。

【五段階評価】
★★★★☆

火焔猫の匣  大太の骨氏

【作品集】98
【タイトル】『火焔猫の匣』
【書いた人】大太の骨氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264691013&log=98

【あらすじ】
仕事を終えた燐がいつも必ずすること。それは、お気に入りの死体コレクションを愛でることだ。
今日は早くに仕事が終わった。時間が余った。
そうだ、死体を攫ってこよう。地上に出て、コレクションを増やそう。
そして燐は出会ってしまう。
蓬莱の人の形、藤原妹紅と。

「安心しておくれよぅ――おねぇさんは、あたいが責任を持って、最高の死体にしてあげるから」(本文より)

【感想】
多少グロがあります。苦手な方はお気をつけて。
殆どの作品では「猫」としての面を強く描かれることの多いお燐ですが、この作品では「火焔猫(火車)」としての妖怪の面を捉えて描かれています。
また、蓬莱人として「死」に強く憧れる妹紅、というのもありそうでなかなか無い設定ですね。
文章は淡々と進み、残酷さ、冷淡さ、非日常の世界を精密に綴っていきます。「匣」の使い方も巧みです。
お燐の「死の火」と妹紅の「再誕の火」。お燐の理想と妹紅の望み。興味深い対比でした。
最後もある意味お燐らしく、妹紅らしい結末です。不死人は前向きだなぁ。
矛盾とまではいかなくても、少し引っ掛かる部分があったのが勿体なかったですが。

【こんな人にお勧め】
残酷なお燐が好きな人と
暗い話が好きな人、にオススメです。

【五段階評価】
★★★★☆

夢巡り  わおん氏

【作品集】98
【タイトル】『夢巡り』
【書いた人】わおん氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264388460&log=98

【あらすじ】
これは、夢だ。(本文より)

【感想】
地に足が着いていないような、どこか漂っているような、ふわふわとした夢、ではありません。
しっかりと把握していながらも抜け出せない、明晰夢の不安定感を上手く描いています。
場面や視点がコロコロと入れ替わりますが、それは演出ですのでご安心を。オチも納得。
多くを語るのは詮無きかと。是非御一読頂いて、この不思議な感覚に浸って頂きたいです。

【こんな人にお勧め】
紅魔館が好きな人と
癖のある話が好きな人、にオススメです。

【五段階評価】
★★★★☆

鈍色の女の子  鉄梟器師ジュディ♂(元フクロウちゃん)氏

【作品集】98
【タイトル】『鈍色の女の子』
【書いた人】鉄梟器師ジュディ♂(元フクロウちゃん)氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264322895&log=98

【あらすじ】
命蓮寺での宴会の席。
あの完璧超人(ドジっ娘ではあるが)の星の弱点を見つけたというぬえに、私ことムラサは、つい反応してしまう。
ぬえが言うには、星はホラーが苦手だという。
それじゃあ怖がらせてやろうじゃない!
本気の怖い作り話をみんなに披露する私。その話の通りに行動して星を驚かせたぬえ。
悪戯は大成功。聖に怒られたけど、めでたしめでたし……では終わらなかった!?

【感想】
怖い話をすると、その通りのことが起こるという、よくある話ではあります。
しかし、話の流れ、キャラの動き、肝心の怖い話の内容など、細かいところで作者の技術が光ります。
王道を面白く書くのは、これがなかなか難易度の高いことなのですが、作者は見事にやってのけました。
あと星が可愛い。俺得。
王道なだけあって、誰にでもお勧めできるお話ですね。

【こんな人にお勧め】
命蓮寺が好きな人と
怖い話が好きな人、にオススメです。

【五段階評価】
★★★★★

はや春?  玖爾氏

【作品集】98
【タイトル】『はや春?』
【書いた人】玖爾氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264321375&log=98

【あらすじ】
みんな大好き春が来たっ!
あけましておはようございます! リリーですよー!
さぁさぁ張り切って春を伝えましょう……って、あれれ?
みんななんだか微妙な反応……
春はみんなが喜ぶ季節なのに……どういうことっ!?
助けて霊夢さんっ!

【感想】
リリー視点の珍しいお話です。
察しのいい人ならばすぐに気がつくかもしれませんが、何にも考えずに読み進めていくと、リリーの「あれっ?」という感覚が味わえるかも。
後半はリリれいむ無双。なにこれ和む。実は違うけど。
まったりしたい時に読みたい作品。心がほかほかします。
後書きのオチにハッとさせられる、かも。

【こんな人にお勧め】
リリーが好きな人と
ほんわかしたい人、にオススメです。

【五段階評価】
★★★★★

心配性なおめめがふたつ  田之上氏

【作品集】98
【タイトル】『心配性なおめめがふたつ』
【書いた人】田之上氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264272903&log=98
【あらすじ】
暗い市町模様の部屋の中、少女は封筒を開く。
中には手紙と、新聞の切り抜き記事。
載せられた写真には、少女の妹が。

「こいし……」

少女の妹が外に出なくなってから、一ヶ月が過ぎようとしていた。

【感想】
とても綺麗で丁寧な文で綴られる姉妹のお話です。
間接的な描写が多く、一文が長めですが、それが全く嫌みになりません。いい仕事をしています。
キャラの行動心理なども直接の描写は少なく、想像力を働かせてくれます。
結局、姉妹はいつも互いを想っているのですね。
銀色の一つ目お化けも、いい仕事でした。
ただ、特徴のある文なので人を選ぶかも。

【こんな人にお勧め】
古明寺姉妹が好きな人と
綺麗な文章が好きな人、にオススメです。

【五段階評価】
★★★★☆

鈴仙・優曇華院・イナバはしをみつめる  いしいおんかみ氏

【作品集】98
【タイトル】『鈴仙・優曇華院・イナバはしをみつめる』
【書いた人】いしいおんかみ氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264237034&log=98
【あらすじ】
鈴仙・優曇華院・イナバは、一人きりで食事をする。
迫害されているわけではない。自ら望んで行っていることだ。
その理由は、ほんの些細なことで。だけど、凄く大きな……重い、深い問題。
黒い影に嗤わる。また箸が転がる。

ある日、一人の急患が運ばれてきた。
傷跡から見て、自殺を図ったと見て間違いない。
永琳が鈴仙に告げる。
「この患者のことは、あなたに任せるわ」
最初は戸惑っていた鈴仙だが、患者の過去に触れるにつれ……

充実と虚無、光と闇、現在と過去、罪と罰、幸福と苦痛、「生きたい」と「死にたい」。
無数の二項対立の狭間に置かれた鈴仙の不安と葛藤を、深く深く描ききる。

「わたしは、私は、鈴仙・優曇華院・イナバ。一羽の、地上の―――欲深き兎」(本文より)

【感想】
鈴仙の内面、心理についてのお話です。
60kb超えなのでかなりのボリュームがありますが、それに見合うだけの価値は十分すぎる程あります。
日々の食事という些細な点から見事に展開し、鈴仙の不安をこれでもかというほど描ききっています。
オリキャラの患者が出て来ますが、これは出るべくして出たキャラです。行動も手紙も、何もかもがニクいですね。
鈴仙だけでなく、全ての登場キャラが生き生きと動いています。高い文章力だけでなく、世界がしっかりと固まっているからでしょう。
とくに後半は感動必至です。
かなり長いのにもっと読ませて欲しいと感じるお話でした。お見事です。

【こんな人にお勧め】
誰にでもお勧めですが、
悩む鈴仙が好きな人と
永遠亭が好きな人、に特にオススメです。

【五段階評価】
★★★★★
(文句なし)

安楽椅子のバイオレット  冬扇氏

【作品集】98・79
【タイトル】紅い体験版|安楽椅子のバイオレット
【書いた人】冬扇氏
【容量】約199kb 
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1245846045&log=79
    ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264175505&log=98
【あらすじ&感想】
神社に間欠泉が沸いた。原因究明のため潜った霊夢と魔理沙にサポートとしてパチュリーを
連れていかれたレミリアは当然暇を持て余し、人間2人に先んじて美鈴にサポートとして自分、咲夜、フランドールを付けて
地下へ潜らせる。トンデモ性能のサポートやボムを駆使しつつ地下の妖怪と接敵していくのだが…
(紅い体験版)
地下に潜った魔理沙だが何者かに先を越されていた。聞く所によると吸血鬼が潜って来たらしいのだが。

大筋を纏めるとこのような短い文章になりますが、その中身は濃厚なギャグ作品です。
あらゆる部分に笑いを仕込みテンションを持続させ最後には何故か良い話で纏まる、
そんな冬扇氏の真骨頂を見せつける一作です。
一部元ネタが分からない部分も人によりあるでしょうが、
置いてけぼりになってもスラスラ読める物語を書けるのは凄いの一言です。
弾幕描写も緻密な流石とも言える出来でした。
★★★★★(氏の作品はパンチ力が凄い)

あやや  大崎屋平蔵 氏

【作品集】98  【タイトル】あやや  【書いた人】大崎屋平蔵 氏
【長さ】■■□□□ (44KB 中編)
【あらすじ】
「よろしくね、文」「よろしくね、阿弥」
 そんなオウム返しから、二人の時計は動き出した。
稗田の少女と烏天狗の出会いと別れの物語。
【感想】
 文と阿弥の組み合わせという珍しい作品。
仲が良いけれど、いつも相手のことを思ってるような相思相愛という訳ではなく、
会いたくなるタイミングがたまに来て、会っても取りとめの無い雑談をするだけ
という二人の関係が読んでいて気に入った部分。
出会い、2人の時、1人の時、そして最後の別れ、それぞれの場面でのやり取りが
仲良かったんだなぁ、と思わせる描写だった。
緩やかな出だしから始まり、うるっと来るラストで締まる良作。
【文章】       ★★★★☆
【展開】       ★★★☆☆
【総合評価】   ★★★★☆ (あのシーンは自分も反則だと思いました)

THE 明太子  八重結界氏

八重結界氏の『THE 明太子』は強力に面白い
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264522371&log=98

一行目で全部終わっている……既に……。

このURLを開くときは一行目を読むのに全力を傾けること。

幻想世紀末戦隊ゴレンジャイ1・2・3  SPII氏

【作品集】98・99・102
【タイトル】幻想世紀末戦隊ゴレンジャイ1・2・3 【書いた人】SPII氏
【URL】
ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1264245654&log=98
ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1265453836&log=99
ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1266848952&log=102

【あらすじ】

外の世界の所謂少年漫画にハマっている霖之助さん。
そんな彼の元に魔理沙が訪れる。が、いつもの彼女とはどうも様子がちがう。
次の瞬間、なんと魔理沙が霖之助に飛びかかり彼を美味しく頂こうとする!(無論性的な意味で)
助けを求めて叫ぶ霖之助のもとに突然現れる謎の五人組。果たして彼女らの名は!?

『五人揃って!ゴレンジャイ!』

【感想】

SPIIさんの作品はどれも面白いのですが、中でも異色なのがこの作品。
ゴレンジャイというワードから分かるように、あるお笑い番組でのコントのパロディです。
正直私は最初はその番組を知らなかったのですが、それでも楽しめたので知らなくても大丈夫かと。
どこかシュールな話の展開と台詞の応酬に笑いを誘われ、あくまで淡々と話はすすむ。
不思議な雰囲気に流されつつ三作とも読み切った貴方のもとには、言い知れぬ謎の感動が訪れる事間違い無し。

同じ霖之助作家としてこの人を見習いたいです。
それでは失礼します。