コンペ第14回

Last-modified: 2014-11-13 (木) 05:50:16
「       」  S氏

【作品集】第十四回東方SSこんぺ
【タイトル】「       」   【書いた人】 S氏
【あらすじ&感想】
「サナエさん」という都市伝説があるらしい。
N県の中学校で何人も行方不明になる事件があって、
その事件で行方不明になった生徒の一人がつけてた日記にその子の前に居なくなったやつの名前とか恨み節が書かれてたらしい。
ちなみにその子はかなり虐められてて、先に行方不明になってたのはその虐めっ子ばっかりだったそうだ。
そ歟でさ、実はま驕輔>生サ縺ナ縺エ豁」縺励¥ 譁・ュ励′陦ィ遉サ輔l縺ェ縺・樟雎、何か躍+?ヒ?0・・}?芭灯遏?探?Cワカ>??オヌM・GfサYス^

ツカマエタ

現代を舞台に、都市伝説を題材にしたお話
諏訪子といじめられっ子の少女との関わりから、人と恨みや呪いの繋がりが書かれている
実に祟り神らしく、それでいて身内に甘い諏訪子がとても「らしくて」よかった
まあ諏訪子の行動は余計なお世話な気もしないでもないけど人に害する神様の行動ってのは
きっとこういうずれたもんだよなっていう納得もできる。

まさにお前は大迷惑  はまちや氏

【作品集】第十四回東方SSこんぺ
【タイトル】まさにお前は大迷惑   【書いた人】 はまちや氏
【あらすじ&感想】
幻想郷に伝説の処女厨、ユニコーンあらわる。
それを小耳に挟んだ輝夜は、暇つぶしに軽く手なづけにいってやるかと腰を上げる。
しかし、それが幻想郷中を揺るがす珍事件の始まりであることは、その時の彼女らには知る由もなかったのだ。
今、幻想少女たちの処女力(おとめぢから)を賭けた、壮大な戦いが始まる!!!

SSこんぺ2位作品。
1位のホラーとは対照的に突き抜けたギャグコメディ。
とかく下ネタ満載の下品な作品なのですが、いちいちノリやネタが秀逸なので、よほど合わないということのない限り『これはひどいwww』と笑い飛ばすことが出来るでしょう。
とかくセッ○スセッ○スうるさい阿求や、とてもかわいい紫様が見てみたい人はぜひ読んでみてほしい。

マイナス26の彼女~とある付喪神の、ちっぽけなお話  ナルスフ氏

【作品集】第十四回東方SSこんぺ
【タイトル】マイナス26の彼女~とある付喪神の、ちっぽけなお話   【書いた人】 ナルスフ氏
【あらすじ&感想】
パチュリーに使い魔をもっていないことをなじられた魔理沙。
そんな魔理沙が帰宅すると、見知らぬ付喪神の少女が彼女を出迎えてきたのである。しかもそいつは記憶喪失だった。
家はいつものごとく持ち込んだマジックアイテムで散らかり放題。一体どのアイテムが妖怪化したのだろう・・・。
自分を使ってくれと懇願するその付喪神を、魔理沙はせっかくだから使い魔として鍛えてみようと思ったのだが・・・。

SSこんぺ3位作品。
上位二つとはまた違った『王道』の作品。熱くてまっすぐな、正統派の『絆』の物語です。
魔理沙とオリキャラの付喪神が主人公の作品ですけど、オリキャラもかわいらしく魅力的に書かれていて、問題なく読み進められると思います。
脇を固めるサブキャラも魅力的だし、原作の世界観を上手く生かした設定も好印象。
そして、後半に明かされる付喪神の彼女の衝撃的な秘密。表題の『マイナス26』の意味とは! ・・・あとがきとコメントを先に見るなよ! 絶対に見るなよ!

バンドやろうよ!  Pumpkin氏

【作品集】第十四回東方SSこんぺ
【タイトル】バンドやろうよ!   【書いた人】 Pumpkin氏
【あらすじ&感想】
ミスティア、響子、霊夢、早苗。四人そろって”鳥獣伎楽”。
色々と成り行きで鳥獣伎楽に加入することになった霊夢と早苗。
外の世界から流れ着いた機材をつぎはぎしながら、四人での初ライブに向けて楽しく練習を重ねていた。
特に早苗は、自分のあこがれていた何かがそこにあると思って練習を重ねていくのだが、重ねるほどに他のメンバーとの才能の違いを実感してしまい、焦りが募っていく。
そして、ついに初ライブの日がやってきた――

SSこんぺ4位作品。
評価数や得点的には上位三作には若干水をあけられているのですが、Rateはぶっちぎりの1位である力作です。
なにせ遠慮なく専門的な名詞が飛び交う上に、のっけから『四人で鳥獣伎楽』という状況が出来上がっているので、序盤でついていけなくなった読者も結構いたのだと思います。
今こんぺ最長作品という事実も、ハードルを高くする一因だったかもしれません。
しかし、序盤を超えてからの早苗の苦悩や初ライブのシーンはとても引き込まれるもので、序盤を多少苦労してでも、それを超えて読む価値はあったと思わせられた作品です。
登場人物はほぼ四人だけですが、それだけにその四人が深く、魅力的に書き込まれています。
正統派で完成度の高い『音楽モノ』の王道作品でした。

(注:コンペ最長は2kb差で同作者の「ラヴァーズ・ロック」だそうです。)