作品集131

Last-modified: 2015-07-24 (金) 08:07:03
サカナ釣りには最適の日々  鈴月氏
「魚が食べたい」

【作品集】131
【タイトル】サカナ釣りには最適の日々
【書いた人】鈴月氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1289746844&log=131
【あらすじ】
「魚が食べたい」

 こう僕が思ったのは、何も唐突な脳細胞の気まぐれではない。そりゃあ僕にだって、後々になって考えてみれば「あれは確かにその場の思い付きだった」と後悔したくなるような考えが、シナプス間を駆け巡る事がある。駆け巡る瞬間は非の打ち所のない革新的なものだと確信しているのだが、時の流れがその確信を打ち砕く時が時偶訪れるのだ。(本文より)

 連日降り続いていた雨も止み、ようやく外に出られるようになった霖之助がまず行ったことは、雨の中を優雅に泳いでいるように見えたあの魚を釣りに行くことだった。
【感想】
 ちょっとした小噺のような作品。霖之助独特の思考が上手く出ていて、原作を読んでいるような気分にさせられる
 コンペの長編を読み続けているとこういうコンパクトにまとまっていてちゃんとオチの付いている作品が欲しくなるね
【五段階評価】
 ★★★★☆(ポンと膝を叩いたらあなたの負けです)

霖之助がずいぶんぷれいぼーいに見えた

【タイトル】サカナ釣りには最適の日々
【書いた人】鈴月氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 衣玖さんの空気読みをうまく表現して、うまく活かしてる。
 霖之助がずいぶんぷれいぼーいに見えた

彼女にとっては普通のこと  LOS-V氏
紅魔館で開かれたクリスマスパーティ。

【作品集】131
【タイトル】彼女にとっては普通のこと
【書いた人】LOS-V氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1289935053&log=131
【あらすじ&感想】
 
 紅魔館で開かれたクリスマスパーティ。レミリアの「イブも当日も騒げばいいじゃない!」の一声で2日連続のパーティが開かれる。
 2日目のクリスマス、今日は世界一有名な聖人の記念日と言う事で、『妖怪限定のダークな宴会』ということになっている。
 (実際は、夕方過ぎから人間や半人が締め出される以外に、変わるところは何も無いが)
 
 イベントにて、『悪趣味妖怪コンテスト』なるものが開かれる。色んな妖怪達の中で趣味が悪い奴のものを真似してやろうとのこと。
 今年は紫の真似をすることになり、ある誰かの私生活を覗き見してやろうとのこととなる。
 そのターゲットは霧雨魔理沙。残念ながら紫のようにリアルタイム盗撮は不可能だったため、アリス・パチュリー・にとりの3人の
 共同製作による盗撮機能持ち上海によって撮影された「霧雨魔理沙のクリスマスイブ密着24時」の放映が始まる。
 次々と映し出される魔理沙の隠れた一面に、妖怪達は時に感心し、時に爆笑し、時に驚愕する……
 
 
 この作者さんの初投稿作品で、長さは85kbとなかなかの力作。場面がいい感じに切り替わっていくため長さはさほど苦にならない。
 個人的に、映像の中にはキャラに台詞がない(録音機能がなかったという設定)おかげで長くなりすぎないのがよかった。
 ただ、場面場面の内容が似たり寄ったりなので飽きる人もいるかも。
 
 注意書きにあるように魔理沙総受けものであり、NLGL入り混じっていて、読む人を選ぶかもしれない。
 また「ぼくのかんがえたさいきょーまりさ」とあり、魔理沙のキャラがパーフェクト超人(理想の女の子的な意味で)であり
 「そんなの俺の魔理沙じゃねえ!」という方にはおススメできない。「魔理沙は家庭的な女の子だよ」という方に読んでもらいたい。
 
 宴会で酔っ払った妖怪達が普段見れない乙女な魔理沙を見て大爆笑したりするシーンもあり、また宴会に魔理沙を誘わずハブっていたりと
 人によっては気分を悪くする描写もある。が、そんな妖怪達に最後の最後どんでん返し、報いが用意されており、自分はスッキリした。
 
 とりあえず、最初の注意書きを頭に入れて読んでいくのが吉。 
  
【五段階評価】
★★★☆☆(設定や自分の中のキャラ付けに拘る人は-2、愛される魔理沙が好きなら+2)

会話で勢いを。地の文で広がりを。

【タイトル】彼女にとっては普通のこと
【書いた人】LOS-V氏
【五段階評価】★★★★★
【感想】
 たまにこういう新星がでてくるからそそわはたまらない。
 会話で勢いを。地の文で広がりを。
 二つの組み合わせも絡め方もお見事としか言えない

初雪峠  青茄子氏
大妖精の一人称で描かれる冬の雰囲気や心理描写がとても細やかで美しい作品。

【作品集】131
【タイトル】初雪峠
【書いた人】青茄子氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1289963716&log=131
【あらすじ】
 冬なんて、来なければいいのに。

 そう、思っている。(本文より)

 幻想郷に初雪が降る日、いつになく真剣な表情のチルノに誘われてある峠に向かう大妖精。
 そこで毎年繰り返される再会に彼女は何を思うのか。
【感想】
 大妖精の一人称で描かれる冬の雰囲気や心理描写がとても細やかで美しい作品。中でもチルノと
 レティの再会シーンのやり取りをそばで見ている大妖精のシーンがオススメ。
 空から降る雪は冷たいけれど、雪で作られたかまくらの中は暖かい、そんな作品です。
【五段階評価】
 ★★★★☆(冬が来ると、わけもなく悲しくなりません?)

教科書に載せたい感じ

【タイトル】初雪峠
【書いた人】青茄子氏
【五段階評価】★★★★
【感想】
 教科書に載せたい感じ
 バカな自分でも感受性が磨かれた気がするくらい澄んだ文章。
 読み終わって、お茶を一口飲んで一息ついて浸る瞬間が気持よかった。
 また読みたいなぁこういうの
投稿時追記)131内のタイム・トラベラーが同じ作者さん。読めた。嬉しい。

世界の終りとバイオフィルム・幻想郷  もぐら氏
「幻想郷ってバイオフィルムみたいですよね」

【作品集】131
【タイトル】世界の終りとバイオフィルム・幻想郷
【書いた人】もぐら氏
【URL】
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1290156592&log=131

【あらすじ】
「世界の終わりは突然、やってくる。」(冒頭より)
茶飲み話に花を咲かせていた霊夢たち。ふと、早苗が妙なことを口にする。

「幻想郷ってバイオフィルムみたいですよね」。

微生物学と幻想郷のアナロジーによって見えてくる、摩訶不思議な幻想SF。

【感想】
東方SSと生物学の融合というテーマがまず面白い。
あまりネタバレになるようなことは言えないが、あえて生物学という刺激的な分野に着目したところにまず拍手。
氏曰く「まずSFを書こうと思った」とのことだが、この発想の突飛さ、面白さは個人的に好きだ。
最後にみんなが取る行動にちゃんと「らしさ」が出ていて、これを単純なSF作品でなく、きちんとした「東方SS」にしていた。

ただ、欲を言えばもう少しだけバイオフィルムについてのトリビアが豊富だとうれしかった。
SFにとって必要不可欠な、広げた大風呂敷を補強するディティールの細かさに少し不足感があるのは惜しいところ。

そして何より、正直に言って個人的にもぐら氏が書く作品の傾向は固定的で、なおかつ少し人を選ぶ気がする。
さらに最後の展開も少し唐突かつ残酷に過ぎ、釈然としないものになるのではないかと思った。

【五段階評価】
★★★☆☆(悪くない)

脳みそが理解することを拒否しようとしてたけど蓮メリで救われた。

【タイトル】世界の終りとバイオフィルム・幻想郷
【書いた人】もぐら氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 脳みそが理解することを拒否しようとしてたけど蓮メリで救われた。
 でもそのちゅっちゅは人によっては余計だったかもしれない。
 蓮メリの方でももう少し膨らませてシリアス方面かと思ったから肩透かし

雲夜  蛮天丸氏
余命を宣告された魔理沙はある目的を達成するために、アリスとパチュリーの力を借りてその困難に挑戦する

【作品集】131
【タイトル】 雲夜
【書いた人】 蛮天丸氏
【URL】 ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1290242734&log=131

【あらすじ】
余命を宣告された魔理沙はある目的を達成するために、アリスとパチュリーの力を借りてその困難に挑戦する

【感想】
タグに死にネタとある通り、魔理沙が癌で余命を宣告される訳だが
死に直面した時の人間の葛藤がいまいち描ききれていないため、非常に陳腐な三流作品に感じられた
(せめて末期癌患者がどのような道を辿って死に至るのか勉強してから書いて欲しい……)
物語の内容もシーンを切り貼りしただけで途切れ途切れ。人間の心理を捉えた描写が稚拙で「死」と言う重い題材を消化できておらず
エンターテイメントの安っぽい死のような安直な印象を受ける。ただ魔理沙が突然余命を宣告されてキレてるようにしか感じられないし
心情描写があまりに少なくて、一番大切であろう「死に直面した際に感じる人間の心理」があまりにもぺらぺらなのが致命的
魔理沙が死んでわーいって人はどうぞ。大体の人は訳が分からないか胸クソ悪くなるだけだと思う

【五段階評価】
★☆☆☆☆(死にネタ上等不幸大好きな読者は★5)

病名を明記してネタにするならリアリティが欲しい。

【タイトル】雲夜
【書いた人】蛮天丸氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 病名を明記してネタにするならリアリティが欲しい。
 出さないなら明記しないで欲しい、そんな病名。
 正直永琳ならそれくらいサクッと治すと思う……

αから彼方へ  ロン(更待酉×即奏)のお二方
そこには虚空を見上げる金色の髪の女の子がいた。

【作品集】131
【タイトル】αから彼方へ
【書いた人】ロン(更待酉×即奏)のお二方
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1290184159&log=131
【あらすじ】
宇佐見蓮子は周りからの強い勧めにより、不本意ながらも京都にある大学へ飛び級することになった。
入学式、ガイダンスも終了し、蓮子は色んな学部の様子を見に行く事にした。
理学部キャンパス周辺は見学し終え、文学部棟へとやってきた蓮子。
ふと、なんとなく中庭を見た蓮子。そこには、

そこには虚空を見上げる金色の髪の女の子がいた。(本文より)

【感想】
まず一言言うのなら、おもしろい。とにかくおもしろい。
電車を降り損ねそうになったくらい、話に引き込まれました。
蓮子の一人称視点で話が進みますが、蓮子の心情や本音がよく表せていて、感情移入とはまた別の面白さがありました。
傍観者の視点はこんな感じなのですかね。でもこの話はすごくこちらの心を揺さぶってくる。終始一貫してワクワクが止まりませんでした。
他のキャラも魅力に溢れていて、特に岡崎の言った言葉はかなり印象的。
好奇心は恐れを越える。それを改めて認識させられるお話でした。
猫をも殺す。それはこの話には余りにも不粋な言葉でしょう。
なんか冗長になってしまいましたが、すんごいおもしろかったので、まだ読んでない方は是非!

【五段階評価】
★★★★☆(Interesting!)

秘封と教授コンビ。

【タイトル】αから彼方へ
【書いた人】ロン(更待酉×即奏)氏
【五段階評価】★★★★
【感想】
 秘封と教授コンビ。そうくるか、新しい。
 敬語が最後まで変わらないってのも読後感の爽快感を助けてる。
 違和感あるなぁ→ぬふぅ

おいしいあなた   猫井はかま氏
「ねえ、人間って美味しいの?」

【作品集】131
【タイトル】おいしいあなた
【書いた人】猫井はかま氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1290237480&log=131
【あらすじ】
「ねえ、人間って美味しいの?」
 ふと、咲夜が美鈴にたずねた言葉。
 そういえば、紅美鈴は人喰いであった。
 咲夜も昔は、よく食べちゃうぞと言われて脅されたものだ。

 そう、いつの間にか、言われなくなった。

【感想】
 タグに度肝を抜かれるが、実態は優しいお話。
 美鈴のさりげない安定感が光ります。
 美鈴の人喰い設定に焦点をあてつつ、上手く、かっこよくお話を作っています。

【五段階評価】
★★★☆☆

カニ☆バニ

【タイトル】おいしいあなた
【書いた人】猫井はかま氏
【五段階評価】★★★★
【感想】
 カニ☆バニ
 人によっちゃヘドが出るネタだろうけど、それを超えられる人には名作めーさく。
 最後の会話がお互い一言なのに語らってる雰囲気バリバリでたまらない。

私と仲間と、地霊殿  goma氏
かわいいなあ。一生懸命な姿がかわいいなあ。

【作品集】131
【タイトル】私と仲間と、地霊殿
【書いた人】goma氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1290261324&log=131
【あらすじ】
 古明地さとりはペットたちに疫病予防の薬を用意し、各自で取らせた。
 とあるさとりのペットが、一つだけ残った薬の袋を見つける。

 受け取っていないのは『霊烏路空』という名前らしい。
 さとりのペットは、その妖怪を探し始めた。

【感想】
 かわいいなあ。一生懸命な姿がかわいいなあ。
 ある種ひねりのないストレート勝負ですが、たまにはこういうのも。
 素直に読み進めていきましょう。

【五段階評価】
★★★☆☆

タグの通り、さとりのペットの話。

【作品集】131
【タイトル】私と仲間と、地霊殿
【書いた人】goma
【URL】ttp://coolier.sytes.net/sosowa/ssw_l/131/1290261324
【あらすじ&感想】
タグの通り、さとりのペットの話。
やわらかい空気が漂う短編。可愛らしいとも笑えるとも言える話の落とし方に、思わず二回読んでしまいます。

地底心葬風景  紙木氏
わたし、古明地こいしは、もう少しで、死んじゃうんだって(本文より)

【作品集】131
【タイトル】地底心葬風景
【書いた人】紙木氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1290247135&log=131
【あらすじ】
わたし、古明地こいしは、もう少しで、死んじゃうんだって(本文より)
地霊殿での夕食中、こいしは唐突にそう言った。
【感想】
この頃このスレで話題になっていた死にネタ。
この話はそれに入る……のかな……?
生死観は人それぞれですが、この話はそれを変化球気味に投げかけているように感じました。
生まれてくる意味、死んでいく意味。まさかこのフレーズをこのSSで思い出すことになるとは思いませんでした。
そしてそれについて深く考えさせられました。
寒いこの季節には、かなりくるものがありました……。
でも、悲しいで終わらないのがこのお話。
読み進む内に、胸が熱くなり、何かが込み上げてきました。
そして大きな声で叫びながら、全力で走りたくなるような、不思議な衝動に駆られました。
ラストに向かうにつれて、それは激しさを増していき、最後はもう……
私の涙腺が脆かったら危ないところでした。
こんなこと感じたのは私だけかもしれません。
でも確実に言えるのは、この話は決して悲しい話ではない。
感じるべきなのは、もっと違う何か、ということです。
一つ間違えれば全てが台なしになるような題材ばかり。でも、この話はそれらを見事なまでに書き表しています。
そして、氏の作品に共通する、清々しい読後感。もう素晴らしいの一言。
私は、一度とは言わず、二度読むのをオススメします。
読まないなんて以っての外!確実に損してます!

すごい余談ですけど、読んでいる間、何故かずっと脳内で「朝と夜の物語」が流れてました

【五段階評価】
★★★★★(文句なしのこの評価です!)

優しい幻想郷。

【タイトル】地底心葬風景
【書いた人】紙木氏
【五段階評価】★★★★★
【感想】
 優しい幻想郷。
 ネタは重いのに会話"以外"の部分でそれを軽くしてる。すげぇ
 あってもなくてもいいんじゃねぇの、なシーンの積み重ねで読みおわるとずしんとくる。
投稿時に追記)全部読んだ上で「131でもっと評価されていい作品」ナンバーワンです。

地霊殿の心温まる話。

【作品集】131 【タイトル】地底心葬風景 【書いた人】紙木 氏
【長さ】■■■■□(85KB 長編)
【あらすじ】
 「古明地こいしは、もう少しで、死んじゃうんだって」
衝撃的なその宣告は、いつも通りの地霊殿の夕食の場でこいし本人から語られた。
こいしは特別な事は何もせず、いつも通りの生活で死に向うつもりと言うが……
【感想】
地霊殿の心温まる話。地霊殿のどのメンバーも優しく、
自分の人生経験から本気になって答えを導き出そうとしている様が心に響いた。
また、環境は近いけれども立場は部外者である永琳・妹紅とのやり取りが、
外部からの視点として良いアクセントになっていた。
それにしても、地霊殿ってどうしてこういうストーリーが合うのだろう。

【展開】       ★★★★★ (過去の思い出などもあり、目が離せない)
【文章】       ★★★★☆ (不自然な所なし。伏線が見えやすいかな、と少し思った程度)
【キャラの優しさ】★★★★☆ (読みやすい)
【総合評価】   ★★★★☆ (地霊殿の作品の中でも上位に入ると思う)

風祝が呈(し/され)たモノ  url氏
ゲームがしたい、と早苗は博麗神社にて、霊夢にそういった。

【作品集】131
【タイトル】風祝が呈(し/され)たモノ
【書いた人】url氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1290254115&log=131
【あらすじ】
ゲームがしたい、と早苗は博麗神社にて、霊夢にそういった。
どうやら、早苗はポケモンに飽きたので新しいゲームがやりたいらしい。
八雲紫を経由して新しいゲームを取り寄せられないか。早苗は霊夢に、そう相談を持ち掛ける。
しかし霊夢曰く、私達は幻想郷の住民が、忘れ去られたもの以外を使用するのは認められない、とのこと。
さらに霊夢は言った。幻想入りしたゲームで遊べばいいのよ、と……。
【感想】
タグの不可解さに釣られて読んでみたこの作品。
正直な意見としては、東方でやる意味あったのかなぁ、という事。
調理の仕方によっては二次創作にはならないものでした。
でも面白くないか、と言えば、そんなことはなかったです。
ミステリーとして十分楽しめましたし、発想も面白いです。
ただ、かなり人を選ぶ、癖の強めなお話かも。
この話に出てくるワードの一つの、「99%人に嫌われてでも、1%の人にヒットするゲームを作る」というのが、いい意味でも悪い意味でもこの話にも言える気がしました。
いつも読んでいるようなSSに、少し飽きている人にはオススメできるお話です。
【五段階評価】
★★☆☆☆(客観的に見ての評価。私は+1・5でもいいかなと感じました)

米澤穂信の追想五断章の影響を受けたそうですが、いい方向に影響には感じられなかった

【タイトル】風祝が呈(し/され)たモノ
【書いた人】url氏
【五段階評価】★★
【感想】
 米澤穂信の追想五断章の影響を受けたそうですが、いい方向に影響には感じられなかった
 作者の脳内設定で突っ走ればいいのに、変に混ぜあわせたせいで長くて芯のないへにょへにょな話に
 読んでるときはほうほう、て感じだけど読後感が良くなかった。悪くはなかったんだけど

ソフトなミステリー仕立てのSS。

【作品集】131
【タイトル】風祝が呈(し/され)たモノ
【書いた人】url氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1290254115&log=131
【あらすじ&感想】
手持ちのゲームに飽きてしまい、外の世界から新しいゲームを調達できないかと霊夢に相談する早苗。
マヨヒガへ赴いた二人は、藍から最近導入した幻想入りを管理する量子コンピューターと人工知能について説明される。
早速人工知能に検索させた早苗は、その中でふと目に止まった「ワンエイス」という同人ゲームにのめり込むようになる。
始めは楽しんでいたのだが、そのうちにあることが気がかりになり――

ソフトなミステリー仕立てのSS。文章は丁寧で読みやすく、長い話だが読むのは苦にならなかった。
幻想郷に流れ着いたゲーム、その裏にある思いを早苗と霊夢がそれぞれ追う。
全体的な雰囲気はいいのだが、話の主軸が人工知能と外の世界の同人ゲームで独自設定もあるため、東方分は薄め。
そのあたりがかなり人を選ぶと思われる。

【五段階評価】★★★☆☆

“蓬莱炉心”  這い寄る妖怪氏
儚月抄のあとの話。

【作品集】131
なんか神主の講演会始まってるしさっさと投下
【タイトル】“蓬莱炉心”
【書いた人】這い寄る妖怪氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1290328733&log=131
【あらすじ&感想】
儚月抄のあとの話。結局一ヶ月に渡って幽々子の侵入を許した綿月姉妹だったが、
目撃された地点を調べていたところ、とある区画と嫦娥が幽閉されている地点の2つによく出没していたことを発見する。
幽閉地点は穢れを月の都に流さないように結界で覆われている屋敷なのだが、なんと地上の妖怪によってその結界の一部が壊されていたことが発覚した。
月の都に穢れが流れたという事実はなく、これは嫦娥があの屋敷の中にはいない可能性があるという
事実を誰かが伝えようとしたことなのかもしれないと姉妹は感付く。
そして依姫は向かう。もう一つの目撃地点、まだエネルギー発生に穢れが付いて回っていた時代の遺物。
十三番廃棄区画に。

儚月抄の裏と後でこんな話があったのかもしれないよ!という話。
本編と同じほのぼの風味で進行していたので、なおさらオチに衝撃を受けました。
タイトルを見返してああ……と納得。これは黒い。それは本当にユートピアですか?
あとがき通りのアイディアタイトル一発勝負。貴重な儚月抄分を欲する方にもどうぞ。
★★★★☆(ほのぼの好きにはあまりオススメできないかもしれない)

怖い。

【タイトル】“蓬莱炉心”
【書いた人】這い寄る妖怪氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 怖い。
 独自設定は考察がしっかりしてるので○
 でもキャラの設定にちょっと違和感を感じる処が多かったかな
 月の人はもっと高貴じゃないかと

第二次月面戦争から少し後の事。

【作品集】131 【タイトル】“蓬莱炉心”  【書いた人】這い寄る妖怪 氏
【URL】 ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1290328733&log=131
【長さ】★★★ (56KB 中編)
【あらすじ】
 第二次月面戦争から少し後の事。
 幽々子が月に潜んでいた時の足跡を辿るうちに、依姫はある事に気付く。
 そして、調査の為に訪れた廃棄区画で依姫は、隠された月の都の実態を目にする事になる。
【感想】
 月の都に対する独自の考察を詰め込んだホラー。
 「穢れが無く、寿命も、物が腐ることも無く、高い技術力を持つ」という設定の月の都だが、
 その綺麗すぎる設定故に、この作品のように理想郷の裏側に
 巨大な闇が潜んでいるという設定が凄く馴染む。
 作品の見所はその独自設定と依姫の描写。
 冒頭では毅然としている依姫が廃棄区画という異質な空間に入り、
 伏せられてきた月の都の真相を知る過程で精神が徐々に削られていき、
 最終的には折れてしまい、恐怖で逃げ出して泣き出してしまう。
 その描写がとても生々しかった。
【文章】       ★★★★☆
【展開】       ★★★★☆
【総合評価】   ★★★★☆ (怖い話が好きなら+1)

ほら、穢れはあなたの傍にも…

【作品集】131
【タイトル】“蓬莱炉心”   
【書いた人】這い寄る妖怪氏
【URL】ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1290328733&log=131
【あらすじ&感想】
第二次月戦争、その後の話
穢れの無い月の都 綿月依姫は敗因となった亡霊の足跡を追う事にした
最後まで読んだときにあなたは何を感じるか 納得か、それとも怖気か
ほら、穢れはあなたの傍にも…

寺子屋先生の説話かたり  今野氏
魔理沙はよく昔話を聞きに慧音を訪ねる。

【作品集】131
【タイトル】寺子屋先生の説話かたり
【書いた人】今野氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1289902853&log=131
【あらすじ】
魔理沙はよく昔話を聞きに慧音を訪ねる。
今日もまた、魔理沙は寺子屋へと飛ぶのであった。
【感想】
子供の頃によく見た説話アニメ(名前は忘れました)を思い出しました。
慧音が、魔理沙に幻想郷の妖怪にまつわる説話を話す、という形の話で、メインは説話といってもいいと思います。
そしてこの説話が中々面白い。実際にどこかで伝われているんじゃないか、と思う程のクオリティーでした。
話も綺麗にまとまっていて、読後感はまさしく説話アニメを見たあとに感じたそれ!
こういう話は私大好きです!
ただ、二つとはいわず、もっと説話は用意しても良かったんじゃないかというのと、説話以外のとこにも話の流れが欲しかったかなぁ、というのがちょっと不満でした。
説話の部分が中々面白かっただけあって、少し残念でした……。もう少しアイデアが欲しかったです。

【五段階評価】
★★★☆☆(あと旅人、私とそこ代われ)

切り口がおもしろい。

【タイトル】寺子屋先生の説話かたり
【書いた人】今野氏
【五段階評価】★★★★
【感想】
 切り口がおもしろい。
 作中作、作り話、の言葉遊びも良い意味で後を引く。

抜け出せません。抜け出させて!  くるる。氏
いいですよね、おふとん。

【作品集】131
【タイトル】抜け出せません。抜け出させて!
【書いた人】くるる。氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1290523237&log=131
【あらすじ】
冬。それはあるものの吸引力が増加する季節。
地霊殿の主である古明地さとりは、今まさにそのあるものに吸引されていた。
【感想】
いいですよね、おふとん。
さとりが言っている事が、自分とすごいくらい合致しました。
朝のあれはもはや軍事兵器レベル……、っといけないいけない。
お話はギャグテイストなほのぼの。思わず頬が二重の意味で緩みました。
とりあえず、みんなかわいい。それで感想は全てな気さえしました。もちろん、いい意味で。
かわいいとおふとんは正義です。
寝る前に、できればおふとんに包まりつつ読めば幸せな気分で眠りに就ける。そんなお話です。
ただ、朝には注意が必要かも。皆さんも厳重な注意を。

【五段階評価】
★★★☆☆(お空に抱かれながら寝たい……)

ナイス家族。イエス家族。

【タイトル】抜け出せません。抜け出させて!
【書いた人】くるる。氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 ナイス家族。イエス家族。
 ご馳走様

マスカレード  モノクロッカス氏
霖之助はプリズムリバー三姉妹から頼みをされる。

【作品集】131
【タイトル】マスカレード
【書いた人】モノクロッカス氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1290648189&log=131
【あらすじ】
霖之助はプリズムリバー三姉妹から頼みをされる。その内容は、一週間の間、ルナサの恋人になって欲しい、ということ。
その理由が、「ハッピーな音」を作るための経験をルナサにさせるためなのだと、メルランとリリカは言う。
霖之助はこの頼みを断ろうとしたが、ルナサが提案した対価と引き換えに、この依頼を受けることに。
その対価は、霖之助の望む時にヴァイオリンを演奏する、ということだった。
【感想】
一言で感想を言うなら、素敵な話でした。
霖之助が依頼とはいえ、人のためにああまでする話は初めて読んだかも。
そしてルナサと霖之助のやり取りが、見方によっては、初々しいカップルのようでニヤニ……微笑ましかったです。
ルナサがハッピーな音を作ることができるようにと、あれよこれよと尽力する霖之助の姿は、少し新鮮に感じました。
そしてこの辺りの霖之助の心情描写も、霖之助らしさは残っていて、でも少しずつ変わっていって……。
霖之助がメインの話では珍しく、感情移入ができた気がしました。
でもこれは仮面を被った演技。いずれは幕が下りる。はてさて、それは本当にそうなのか。
場面の描写も丁寧で、とても安心して読めました
そして驚いたのが、これが読み専の方の処女作だということ。これからが期待できます。パルパル。
読後感もスッキリ爽快ミント味。ここまで綺麗に仕上がったお話も中々ないです。
ただ、ちょっと気になったのが、霖之助の超理論が無かったこと。ちょっと真っ直ぐすぎて違和感を感じたかなぁ……。
でも逆にそれが良いと思えるくらいに素敵なお話でした。

【五段階評価】
★★★★☆(超理論ぶっ放す霖之助が好きな人は-1かも)

地の文の質はかなり高い。

【タイトル】マスカレード
【書いた人】モノクロッカス氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 名前がモノクロカッスに見えて吹き出しそうになった。
 ルナサは姉妹としての行動をしてるだろうからこういう単独行動に出るのかちょっと疑問
 地の文の質はかなり高い。高いけど量も多い。普通の小説書いてる人かな

ルナサがハッピーな音を求め、擬似的な恋愛体験をしようとするお話。

【作品集】131
【タイトル】 マスカレード
【書いた人】 モノクロッカス氏
【URL】 ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1290648189&log=131
【あらすじ&感想】
ルナサがハッピーな音を求め、擬似的な恋愛体験をしようとするお話。

お相手は霖之助なわけだが、これが中々はまっている。
どこかぎこちないようで、だけれどちゃんと恋人のようで。そして・・・・・・。
心の機微というのだろうか。それがどことなく伝わってくる。そんな作品。
成る程、この二人は面白い、と思った。

【五段階評価】
★★★☆☆   事件性などはないためどうしても展開が緩やか。それが良い部分もあるのだけれど、人によっては求めるものではないかも。

赤い鈴  コバルトブルー氏
夕闇の中、静まり返る無縁の墓場にやってきた小傘。

【作品集】131
【タイトル】赤い鈴   
【書いた人】コバルトブルー氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1290842238&log=131
【あらすじ】
夕闇の中、静まり返る無縁の墓場にやってきた小傘。
時折やってきては辺りに落ちる道具達の慰撫する小傘はその日、真新しい墓に掛けられた鈴の声を聞く。
赤色の小さな鈴は、独り泣いていた。
【感想】
小傘が落ち着いていてかわいい。慈しみ溢れる小傘ちゃんマジ聖母。
とつとつと語られる鈴の心は王道ながら取っ付きにくいものでなく、分かりやすく話の内容がすっと入ってきました。
また面倒な言い回しなどもなく、情景を思い浮かべることも容易ではないでしょうか。
個人的には最後の小傘が綺麗な一枚絵のような姿で頭に映し出され、小傘ちゃんかわいい。
しかし展開がさらさらと流れるので盛り上がりに欠け、地の文に心情描写が少ない&少々安直なので琴線に引っ掛ける要素が欲しい。
【五段階評価】
★★☆☆☆(ぐぐっと引き込むのがホスィな人より寝る前ささっと読む人向け)

急に文章が詰めてガーッとあるのは個人的には○

【タイトル】赤い鈴
【書いた人】コバルトブルー氏
【五段階評価】★★
【感想】
 急に文章が詰めてガーッとあるのは個人的には○
 でも中身がなかった。他のところの描写は好きな感じだったのでガッカリ

幸せ永遠亭  アン・シャーリー氏
いい意味でとても“気持ち悪い”作品。

【作品集】131
【タイトル】幸せ永遠亭
【書いた人】アン・シャーリー
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1290919046&log=131

【あらすじ】
永遠亭のエリート兎は輝夜のペット。選びぬかれた20羽はそれはそれは愛情を注いで育てられている。
そしてその兎が一羽死ぬと、輝夜は一羽、兎をおかわりする。

【感想】
いい意味でとても“気持ち悪い”作品。
輝夜の理屈は感情的にも理性的にも受け入れられない“気持ちの悪い”考え方だけれども、
本当に“気持ちが悪い”のは輝夜の考え方を分かっている(受け入れているわけではない)のに普段通りに暮らしている周囲なのかも知れない。
特にてゐと鈴仙がそうなので、読んでる方も「これでいいか」とふと思ってしまうのが最高に“気持ち悪い”。

個人的には冒頭のペットの兎をてゐに渡すシーンが妙にリアルなのが気持ち悪くて良かった。
例えば朝起きたときに大きな水槽で何匹も飼ってる金魚の一匹がああなったら、うちでも似たようなやりとりになるだろうなというのが。

物足りないと思ったのは絶対リセットの効かない、満点ではない自分自身に対する輝夜の考えがなかったこと。
このへんキモだと思っていたからちょっと拍子抜け。
あと、「得点」や「リセット」はゲーム感覚って言う分かりやすい思考の逃げ道になっちゃって意図したであろう雰囲気を損なってると思う。

【五段階評価】
★★★☆☆

怖い輝夜さん。

【タイトル】幸せ永遠亭
【書いた人】アン・シャーリー氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 怖い輝夜さん。
 こういうなんかもううひょーとなる感じの短編を一杯読みたい。
 でも輝夜さんちょっと変すぎな気もする。もっと超越してるイメージ

亡霊・西行寺幽々子の死  絹氏
「富士見の娘は、不死身じゃないのさ」

【作品集】 131
【タイトル】 亡霊・西行寺幽々子の死   
【書いた人】 絹氏
【URL】 ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1290623881&log=131

【あらすじ】(本文より)
「富士見の娘は、不死身じゃないのさ」
    *    *    *
「どういうことです、死ぬとは、富士見の子は亡霊でしょう」
    *    *    *
「ええ、妖夢は利口よ。自惚れるのも分かるわ。私は、ちゃんと死ぬ覚悟でいたのに。命乞いなんて別にしないわ。あなたにごはんを買って貰えず、

裏切られるのなら、死ぬのも構わないの」
    *    *    *
映姫の眼には白楼剣が西行寺幽々子の首を通過して行くところが見えた。直後、楼観剣も体に突き刺さった。
    *    *    *
「まだ……もっとお話がしたかったです……幽々子様……ねぇ、幽々子様?」

「幽霊なのに死ぬ訳ないじゃん? 馬鹿なの?」
妖夢は激怒した。

【感想】
「妖夢は激怒した」のフレーズから分かるとおり、『走れメロス』のオマージュ……っていうか、多分パロディ。
冒頭にグロ描写があるが、別にグロメインの話ではないのでその点はご安心を。
さて、この作品を聞こえ良く表すならカオス。悪く言うなら支離滅裂。初見ですらすらと状況を理解するのは難しいかと思われる。
その理由として、言うまでもないのが冒頭を過ぎると同時に襲い来る活字の嵐。
『走れメロス』が基になっていることを考慮してももう少し何とかできなかったのかと思う。
そこはSSを読むものとして目を瞑るとしても、次に気になるのがストーリー展開。
妖夢が思いつめていきなり人を刀で脅したり、その脅された人が偶然小町だったり、小町が幽々子の事情に詳しかったり。
妖夢が何故か幽々子を殺してたり、飛んだ首がまだ生きてたり、それが無かった事にされてたり。
正直ご都合主義云々言ってると読み進めていけないくらいに引っかかる点が多いから「そういう作品だ」と割りきって読んだほうがいい。

こんな風に突っ込みどころは多いと思ったけれども、レビューするからには心動かされた点が当然ある。
まず、描写。かなり冗長にも思える。所々雰囲気にあってない表現もある。イクチオステガとか。
けれども、それだけに文章が熱を帯びている。多分筆がノリノリの時に書いたんだろうな、と思うと何だかこっちまで楽しくなってくるような感じ。
随所には光る表現もある。

「だから何だ。私は人を殺さない。何故ならばもう二度と人を殺さないと誓ったからだ」

「へエーッ。いつ? いつお前がそれを決心した?」

「今だ。たった今だ。そして、その誓いを破るのも今だ」

例えば、こんな会話。すごくグッと来た。狙った効果と表れた効果の距離感さえ掴めたらすごい作品出してくるんじゃないかと思わせられた。
加えて、構成もそこそこ評価できる。冒頭はギャグとシリアスが噛み合ってないけど、中盤の分厚いシリアスからちょっとずつ加速させてオチに至るまでの、
全体の流れは悪くない。強いて言うなら結末部がその分厚いシリアスにくっついちゃってるせいでどこからがオチなのかが分かりにくかったのが難点か。

ともかく、3桁で終わるにはちょっと勿体無い作品。

最後に、後書きの真意が解読できた方がいらっしゃったらご一報下さい……分かりそうで全く分からない。

【五段階評価】
★★☆☆☆(間違いなく人を選ぶ作品。暇があれば是非)

作者も内容もブッ飛んでる。

【タイトル】亡霊・西行寺幽々子の死
【書いた人】絹氏
【五段階評価】
【感想】
 作者も内容もブッ飛んでる。
 奇書に評価は必要無し

9  夢藍氏

【タイトル】9
【書いた人】夢藍氏
【五段階評価】★
【感想】
 よくわからないポエムで始まってそのまま終わった。

私、霧雨魔理沙は、「人間」であり、職業「魔法使い」だ。  巻紙氏

【タイトル】私、霧雨魔理沙は、「人間」であり、職業「魔法使い」だ。
【書いた人】巻紙氏
【五段階評価】★★
【感想】
 デビュー作だそうです。文法とか作法が結構でたらめ
 頭必死に捻って書いた感じがして素敵。魔法使い感はありがちだけど惹かれる文章もちらほら
 次も書いて欲しいなぁ

天狗考  nekojita氏

【タイトル】天狗考
【書いた人】nekojita氏
【五段階評価】★★
【感想】
 なんで殺してしまったん。病んであやれいむ
 設定ネタは好みだからオチと流れがもったいなかった

夢はつまり 想い出の後先  たなかなつ氏

【タイトル】夢はつまり 想い出の後先
【書いた人】たなかなつ氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 pixivの一枚の絵が元。
 元の絵を見てから読みなおすとブヒブヒいえる。けーね可愛い
 設定の矛盾とかはちょっと気になったけどまぁけーね可愛いからいい

ブライダル白玉楼  ulea氏

【タイトル】ブライダル白玉楼
【書いた人】ulea氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 妖夢ちゃんマジ天使
 以上。

野苺と人間  永沢ハツミ氏

【タイトル】野苺と人間
【書いた人】永沢ハツミ氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 初投稿でホラー
 比喩のホラーっていうんだろうか。短編で怖い前に読み終わったのは残念
 でも文章綺麗だから次も楽しみ

ヴァンパイアキス  いんじけーた氏

【タイトル】ヴァンパイアキス
【書いた人】いんじけーた氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 さくやさんがちゅっちゅ
 初投稿でド甘。もうべろんべろん

天気雪  アン・シャーリー氏

【タイトル】天気雪
【書いた人】アン・シャーリー氏
【五段階評価】★★
【感想】
 賢い人がはっちゃけるとこんな風になるんだろうなぁ、作者的な意味で。
 ノリノリで書いたであろう描写にちょっと引いてしまった。

きっと、雨が好きだから  GAZ氏

【タイトル】きっと、雨が好きだから
【書いた人】GAZ氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 この人多分夢枕獏とか好きだと思う。あとはえーと名前出てこない。

夕暮怪談「町に棲むもの」  猫井はかま氏

【タイトル】夕暮怪談「町に棲むもの」
【書いた人】猫井はかま氏
【五段階評価】★★★★
【感想】
 話の上下とか空気を変えるのがうまい。見習いたい。
 最後の一文にもうキュンキュンきちゃう。でもこれなら百合要素なくてもよかったんじゃね

おでん地霊殿  しゅず氏

【タイトル】おでん地霊殿
【書いた人】しゅず氏
【五段階評価】★★★★
【感想】
 おもしろこわい。
 れいむかわいいおもしろこわい。
 さとりんもかわいいおもしろこわい。

お化け傘の食事の仕方  紅雨 霽月氏

【タイトル】お化け傘の食事の仕方
【書いた人】紅雨 霽月氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 子傘は可愛い。
 でもそれだけなっててもったいない。
 子傘は可愛い。

宴会と謝罪と桃と友達と  電動ドリル氏

【タイトル】宴会と謝罪と桃と友達と
【書いた人】電動ドリル氏
【五段階評価】★★★★
【感想】
 クマー
 話のテンポが良すぎ。ぐいぐいすいすいがんがん読める

繋ぐ手、繋ぐ心  KSC氏

【タイトル】繋ぐ手、繋ぐ心
【書いた人】KSC氏
【五段階評価】★★★★★
【感想】
 あぁイイ。すごくイイ。初投稿らしいけど作者の溢れる愛が変換で藍になってうわああああ
 こういう重さはほんと心地良い

OH!SHIT!  猫蔵氏

【タイトル】OH!SHIT!
【書いた人】猫蔵氏
【五段階評価】★
【感想】
 嫌がる人をジャイアントスイングした感じ

おほしさまを追う あなたを追って  カラテマ氏

【タイトル】おほしさまを追う あなたを追って
【書いた人】カラテマ氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 自分と作者の脳内二次設定に差があると大抵つまんないんだけど、おもしろかった
 大チルというより大魔

猫と炬燵には勝てませぬ  すねいく氏

【タイトル】猫と炬燵には勝てませぬ
【書いた人】すねいく氏
【五段階評価】★★★★
【感想】
 普通の甘いのナズ星
 だからどうした。大好物だ

さとりさんペット募集中  ごはんつぶ氏

【タイトル】さとりさんペット募集中
【書いた人】ごはんつぶ氏
【五段階評価】★★
【感想】
 話はありがち。黒さとりもありがち。文章は素敵なんだけどちょっと長い
 ダレる。短くして魔理沙が脱出してヤンデるさとりんとかまで欲しかった

あなたのリアル妹は可愛いですか?  風峰氏

【タイトル】あなたのリアル妹は可愛いですか?
【書いた人】風峰氏
【五段階評価】★★★★
【感想】
 うまい。
 話の持ってきかたが光る。和田さんの頭くらい光ってる。

紅魔館メンバーの聖夜  ハイロォ氏

【タイトル】紅魔館メンバーの聖夜
【書いた人】ハイロォ氏
【五段階評価】★★
【感想】
 続きものにしてはだいぶ短い。
 会話のテンポいいなぁ思ったら会話だけで終わった。すかしっぺ

秒速三十センチの死  木葉梟氏

【タイトル】秒速三十センチの死
【書いた人】木葉梟氏
【五段階評価】★★★★★
【感想】
 一行目でもう……悔しい

吸血鬼の涙  イボンヌ氏

【タイトル】吸血鬼の涙
【書いた人】イボンヌ氏
【五段階評価】★★★★
【感想】
 雪ふって静かな日に読みたい。
 作者はきっと東北以北

~Blood in Scarlet~ 序  だいこん氏

【タイトル】~Blood in Scarlet~ 序
【書いた人】だいこん氏
【五段階評価】★
【感想】
 第二次大戦なのにヨーロッパが一括りだと。
 ファイアフライとパンターが並んでるとこ想像してちょっとキュンとした

囁けば届く距離  アガペ氏

【タイトル】囁けば届く距離
【書いた人】アガペ氏
【五段階評価】★★★★
【感想】
 タイトルに戻るタイミングが実に良い
 一見さんいらっしゃーいな中身のないタイトル付けないようにしよう……

迷子の少女  八月一日宮氏

【タイトル】迷子の少女
【書いた人】八月一日宮氏
【五段階評価】★
【感想】
 全部残さず食べてねぇじゃん

秋穣子が、腐って臭かった  リーオ氏

【タイトル】秋穣子が、腐って臭かった
【書いた人】リーオ氏
【五段階評価】★★
【感想】
 秋だと秘封倶楽部を読みたくなる。秋姉妹?そうねぇ。

売り切れゴメンの猫車  pys氏

【タイトル】売り切れゴメンの猫車
【書いた人】pys氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 オチでは笑えなかった。その前で笑えた。

紅茶の記憶 前編/後編  suke氏

【タイトル】紅茶の記憶 前編/後編
【書いた人】suke氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 話は80点、20点は設定の押し付け
 文章は100点
 でも長すぎ。質と量を比例させればいいってもんでもない

片道切符  拙作氏

【タイトル】片道切符
【書いた人】拙作氏
【五段階評価】★★
【感想】
 文章かってぇ。
 霊夢ちゃんの卑猥なシーン想像したときでもこんなにならないよぅ……
 力を抜くかダシ切ってスッキリしてから書いたらたぶん万点作家

冷やし中華、はじめました。  玖爾氏

【タイトル】冷やし中華、はじめました。
【書いた人】玖爾氏
【五段階評価】★★★★
【感想】
 霊夢可愛い。もうすごいものすごい可愛い。
 霊夢好きならよもう。好きじゃなくてもよもう。

お互い様の小さな我侭  すねいく氏

【タイトル】お互い様の小さな我侭
【書いた人】すねいく氏
【五段階評価】★★★★★
【感想】
 ブヒヒィ
 ブヒ?
 ブヒー!

早苗「私のターン! ドロー!!」  きゃんでぃ氏

【タイトル】早苗「私のターン! ドロー!!」
【書いた人】きゃんでぃ氏
【五段階評価】★
【感想】
 google大先生にも頼らずパロディをやる度胸だけは買おう
 120円くらいで

神風Mの謎を追え!~前編~  かすとろぷ公氏

【タイトル】神風Mの謎を追え!~前編~
【書いた人】かすとろぷ公氏
【五段階評価】
【感想】
 じゃぱにーずで おぅけい
 ぎぶみーあちょこれーと!ぎぶみーあちょこれーと!

ドリーミン東京ウォーカー  おつもつ氏
『いざ、秘封倶楽部!』

【タイトル】ドリーミン東京ウォーカー
【書いた人】おつもつ氏
【五段階評価】★★★
【感想】
>『いざ、秘封倶楽部!』 
 この一文でドキューンとなった。憎いねぇ
 一つの文章だけで評価がガラッと変わる物を書ける人は伸びる、気がする。

秘封倶楽部は旧都・東京を訪れていた。

【作品集】131
【タイトル】ドリーミン東京ウォーカー
【書いた人】おつもつ 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1290438986&log=131
【あらすじ】
 秘封倶楽部は旧都・東京を訪れていた。
 蓮子の帰省に合わせて東京でのサークル活動をしてしまおうとの魂胆だ。
 しかしメリーは、霊都でのサークル活動に危険を感じ取っていた。
【感想】
 時間軸的には『卯酉東海道』を題材とした作品。
 過去の東京を巡るという、少し不思議な観光はいかにも秘封倶楽部らしいと感じた。
 また、秘封倶楽部の二人の雰囲気も良い。ときに漫才のような掛け合いを繰り広げ、
 ときに芝居がかったセリフ回しでカッコつけてキメる。
 とにかく二人がサークル活動を心から楽しんでいることがヒシヒシと伝わってくる。
 少し各時代ごとの場面がボリューム不足で、また場面と場面がブツ切りになっているような印象があるのがやや難点。
 しかし二人のサークル活動は「少女秘封倶楽部」を流して読みたくなる、そんな軽快さと不思議に溢れていて、
 「秘封倶楽部」という世界が持つ魅力を存分に味わうことが出来ました。

 ★★★★☆(互いを相棒と呼び合う「無敵のコンビ」な秘封倶楽部を見たい人におススメです)

ぎゅっ!  蛮天丸氏

【タイトル】ぎゅっ!
【書いた人】蛮天丸氏
【五段階評価】★★
【感想】
 黄色いネズミネタはやめてほしい。そそわが消える。
 よくある紅魔館の範囲を抜けるためのネタなのかもしれないけど、抜け出せてない気がした
 必要性がいまいち感じられなかった

いい夫婦  トム猫氏

【タイトル】いい夫婦
【書いた人】トム猫氏
【五段階評価】★★
【感想】
 んー?甘いんだけどそれだけで微妙なキャラメルみたいな
 会話のテンポ?文章に。がついてない?改行?
 んーわからん。でもなんか残らない

花の記憶  浅木原忍氏

【タイトル】花の記憶
【書いた人】浅木原忍氏
【五段階評価】★★★★
【感想】
 前作も読んできた
「いい夫婦」
 まさにその通り。結婚しろ

ねんねこまりさ  へたれ向日葵氏

【タイトル】ねんねこまりさ
【書いた人】へたれ向日葵氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 にゃーん!
 まりにゃーん!アリスにゃーん!
 魔理沙は猫っぽいけど泥棒鼠だよね。そのネタも絡めてほしかった

キュンキュン、ドカーン  リーオ氏

【タイトル】キュンキュン、ドカーン
【書いた人】リーオ氏
【五段階評価】★★
【感想】
 メイフラ百合。いいんだけど食べ飽きてる。
 新鮮味はちょっとないかな

同じ花なら愛する土で育ちたい  過酸化水素ストリキニーネ氏

【タイトル】同じ花なら愛する土で育ちたい
【書いた人】過酸化水素ストリキニーネ氏
【五段階評価】★★★★★
【感想】
 一行目の
 >咲夜は花だ。
 もうこれだけでため息が出る。
 三人とも凄い乙女

タイム・トラベラー  青茄子氏

【タイトル】タイム・トラベラー
【書いた人】青茄子氏
【五段階評価】★★★★
【感想】
 星新一が好きならニヤニヤできる
 知らないならヌフフと楽しめるかもしれない
 出だしで星新一テイストを出したせいで読者が絞られてそう

柔らかな牙  道草氏

【タイトル】柔らかな牙
【書いた人】道草氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 序盤と後半の話の動きが早過ぎな印象
 イチャイチャを書きたいからかもしれないけど
 ナデポ→イチャイチャイチャイチャ→男デレ ていうテンプレ通り

霧雨エターナル・タイガー  アン・シャーリー氏

【タイトル】霧雨エターナル・タイガー
【書いた人】アン・シャーリー
【五段階評価】★★★
【感想】
 浦安帝国のキャラの固有名詞はらめぇ
 作風は好き。そそわで個性的ってすごい

月夜に暦に怯え  Rスキー氏
きっちり三角になってないのも味がある

【タイトル】月夜に暦に怯え
【書いた人】Rスキー氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 続きがあるらしいからそれを楽しみにしたい
 きっちり三角になってないのも味がある

満月の夜、歴史の編纂を終えた慧音は一人溜息をつく。

【作品集】131
【タイトル】月夜に歴に怯え
【書いた人】Rスキー氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1290348456&log=131
【長さ】6.42KB 【ジャンル】シリアス 【メインキャラ】慧音・妹紅
【あらすじ】
満月の夜、歴史の編纂を終えた慧音は一人溜息をつく。
妹紅は輝夜と果し合いの最中にある。
共に生きるのは自分。しかし、その心を知るのは――

【感想】
妹紅の心中を理解しきれないことに、言いようのない無力感に囚われる慧音。そして、きっと月の姫は理解できてしまうのだろうということに、彼女の胸は一層締め付けられる。
百合とは少し違うが、妹紅・輝夜・慧音の三角関係を描いた連作の一つであり、その中の慧音視点の物語である。
私自身は『月夜に事に羨み』の方を先に読んできたので行間を勝手に補完してしまったのだが、氏の作品はそれら全部で一つの作品のようなものであり、それぞれがパズルのピースになっている。
この三人の内の葛藤の物語はよくあるテーマではあるが、他の作品と比べて一層慧音の本音に迫った点が優れているように思う。
1時間で書き上げたと作者が言っている通り、推敲不足の荒がちらほら見えるのが残念。
【ストーリー性】★★★☆☆(作者の他の作品もセットで読むことで深みが増す)
【おすすめ度】★★☆☆☆(妹紅・輝夜・慧音の間に生じる葛藤が好きな人は+1)

紅魔館メンバーの暇潰し  ハイロォ氏

【タイトル】紅魔館メンバーの暇潰し
【書いた人】ハイロォ氏
【五段階評価】★★
【感想】
 勢いはある。タグの「スナック感覚でどうぞ」というのも分かる
 紅魔館はこういう突発ネタでも話としてできるメンツがあるから作品が多いんだな、と再確認

はぐれ雲、ほろり  pys氏
pysさんは作風が色々あって素敵。

【タイトル】はぐれ雲、ほろり
【書いた人】pys氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 pysさんは作風が色々あって素敵。
 この作品も色々試してるとこがあって、自分みたいな低得点さっかへのいい刺激です

いや、佳作っぽくはある。

pys氏の「はぐれ雲、ほろり」は私が愛したダメ作品
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1290329911&log=131

いや、佳作っぽくはある。しかしあくまで「っぽい」だけ。佳作では絶対にない。
何かが決定的に足りないゆえに9割9分佳作だったものを全部ぶち壊してるのが非常に惜しい。
萃香の陰のあるキャラ作りも、紫の得体の知れなさも、全部中途半端になったのがいけなかったのか。
まぁpys氏のことだから風邪でも引いてたんだろうと思うけれど、なんと惜しい。

みなみつ!~合宿編~  ナルスフ氏

【タイトル】みなみつ!~合宿編~
【書いた人】ナルスフ氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 ものすごい甘いシリーズ物。
 濃いめの百合がちょっとキツかったけど、甘さは楽しめた。満腹です

八雲紫が死にました  絹氏

【タイトル】八雲紫が死にました
【書いた人】絹氏
【五段階評価】★★★★
【感想】
 あーなんていえばいいんだ
 ジワジワ、じわじわと来る物がある。もうちょいじっくり長い作品ならもっとジワジワきて泣けたかもしれない。

あるがままに  スイ氏

【タイトル】あるがままに
【書いた人】スイ氏
【五段階評価】
【感想】
 一部目
 沁みる。

ベッドの上、枕の下  スイ氏

【タイトル】ベッドの上、枕の下
【書いた人】スイ氏
【五段階評価】
【感想】
 二部目
 響く。

美味しい紅茶を飲みましょう  スイ氏

【タイトル】美味しい紅茶を飲みましょう
【書いた人】スイ氏
【五段階評価】★★★★★
【感想】
 シリーズの三部目。
 短いのを三つに分けた事によってヨリよくなってる。
 三つセットで万天の満点。

紅華  E-氏

【タイトル】紅華
【書いた人】E-氏
【五段階評価】★★★★
【感想】
 なげぇ
 こまけぇ
 くどい
 ひでぇ厨二病
 でも好き。次もがんばれ。俺もがんばる。

星に願いを  みをしん氏

【タイトル】星に願いを
【書いた人】みをしん氏
【五段階評価】★★★★
【感想】
 「他人の視点を通した風景」の表現が巧み。匠。
 コレできる人ってそそわであんまし見ないから、活かして頑張ってほしい
 話の展開として恋愛をいれなくても、人間関係を見てるだけでも素敵な話になるんじゃないかな

頭の上には宝物  シンフー氏

【タイトル】頭の上には宝物
【書いた人】シンフー氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 衣玖さんが空気読んで「流す」のが楽しい
 でも甘い部分は作者さんが恥ずかしがってる気がする
 17歳の女子高生が照れながら書いてたら文句なしで満点ですね、黒髪なら携帯からもう100点いれます

冬の天使  文々。の。氏

【タイトル】冬の天使
【書いた人】文々。の。氏
【五段階評価】★★
【感想】
 とりあえず書きたいだけ書いたんだろうという感じがした。
 オリキャラ含めた立ち回りと登場人物について考えるとオリキャラ無しでもっとすっきりした話になるんじゃないかな
 自分でも似たような事やったことある
 そういうとこ意識しないと話長くなっちゃうんだと思う
 でもこういう人は上達も早い。

私と仲間と、地霊殿  goma氏

【タイトル】私と仲間と、地霊殿
【書いた人】goma氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 素直バカ可愛い
 ちょっとバカというかアホ要素が多いような

東方願叶箱 前編  ハイロォ氏

【タイトル】東方願叶箱 前編
【書いた人】ハイロォ氏
【五段階評価】★
【感想】
 後編がない。
 元ネタを知らない。
 なので楽しめない

従者だって風邪はひく  早草氏

【タイトル】従者だって風邪はひく
【書いた人】早草氏
【五段階評価】★★★★
【感想】
 会話がずっと まっくのうち!まっくのうち! のノリ
 要するにテンション高い。要するに会話が早い。でもその会話のテンポが実に心地良い
 しいていうなら主観を変えるときに改行だけじゃなくて目印欲しかった。分かるんだけど作法としてネ

しりとりしようか  コトリ氏

【タイトル】しりとりしようか
【書いた人】コトリ氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 私事ですが11/30早朝に気張ったところ切れ痔になりました。しりをとってかえて貰いたいです。
 咲夜さんのタイミングがヒドすぎて笑った。咲夜さんのことだから最初から見てたんじゃ……を匂わせてくれてもよかったかもしれない

世界は黄昏  俺もO型氏

【タイトル】世界は黄昏
【書いた人】俺もO型氏
【五段階評価】★★
【感想】
 自分で「オチはすいません」と言う予防線はやめよう。
 目標点数1500点とかの自分ですらそういう事はしてません。腐っちゃやーよ
 (2)までは結構楽しめた。すっきりまとめて三つで終わるくらいのがよかったかな。

私、一回も当たったこと無いんですよね。買い物には頻繁に来ているのですが  エクシア氏

【タイトル】私、一回も当たったこと無いんですよね。買い物には頻繁に来ているのですが
【書いた人】エクシア氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 で、入浴シーンの挿絵はどこだね?ん?
 ノリで最後まで突っ走って失速してない。
 元ネタ分からなくてポカンとしたのあったのが残念だった……

テキ屋の虎!!  お嬢様氏

【タイトル】テキ屋の虎!!
【書いた人】お嬢様氏
【五段階評価】★★★★
【感想】
 作者名と話がまったくもって一致してない。ズルいぜ
 はっちゃけっぷりと勢いに正直いってついてけない部分すらあった
 こんくらい突き抜けると個性って言うんだろうなぁ

飛ぶ覚悟  拙作氏

【タイトル】飛ぶ覚悟
【書いた人】拙作氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 真面目シュール。初投稿らしい。
 その個性活かした次回作が楽しみ
投稿時追記)同じ作品集の「片道切符」がこの作者さんです。一見さんじゃなくてうれちい

九十九が百に  猫額氏

【タイトル】九十九が百に
【書いた人】猫額氏
【五段階評価】★★
【感想】
 ネタ元がわからなかった。
 ねこかわいい、で盛り上がりがなく、淡々としすぎてた。

変わった手紙の渡し方  MandT氏

【タイトル】変わった手紙の渡し方
【書いた人】MandT氏
【五段階評価】★★
【感想】
 サラリーマン向けの新書のようなタイトルとぶっ飛んだ一行目。
 こりゃ大作だぜ、と思ったら何か失速。
 何を書きたかったんだろうか。

ダウザーの、小さな小さな賢将  嘘月海月氏

【タイトル】ダウザーの、小さな小さな賢将
【書いた人】嘘月海月氏
【五段階評価】★★★★★
【感想】
 うまい!(テーレッテレー
 一応は書いてもいるクセに途中で「何だよこれ」と簡易評価に手が伸びて読み終わってやらなくてよかったと安堵
 作者曰く「読みやすく書いた」らしい。意図した通りの評価と内容。
 なんか「本当は書きたい物」があるようなので、次は今作とはまたガラッと違う物を期待

メリーの日記は終わらない  葉月ヴァンホーテン氏

【タイトル】メリーの日記は終わらない
【書いた人】葉月ヴァンホーテン氏
【五段階評価】★★
【感想】
 メリーの狂い方が怖かったんだけど
 狂っていく過程がなんか単純で、元から狂ってた感が強くなってしまった印象。
 ちょっとわざとらしい文が目についた

犬と夢  ラック氏

【タイトル】犬と夢
【書いた人】ラック氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 最初の一段落でほとんどの人が読むのやめたんだろうなぁ。
 だって意味不明だもの。
 本編に入ってからは話の骨組みもしっかりしてるし、さりげない文章も丁寧。

ある休日  ねもい氏

【タイトル】ある休日
【書いた人】ねもい氏
【五段階評価】★★
【感想】
 秘封倶楽部と鬼っていう珍しい組み合わせが結構しっくりきてた。
 でも会話パートがちょっと長くてダレた。くどい。

雑炊の湯気  紅雨 霽月氏

【タイトル】雑炊の湯気
【書いた人】紅雨 霽月氏
【五段階評価】★★★★
【感想】
 普段はクールな女性が弱い状態って男のいろんな欲を満たす対象ですよね。
 まさにパーフェクト。ごっちゃんです

魂魄妖夢について  rerere7607氏

【タイトル】魂魄妖夢について
【書いた人】rerere7607氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 一般的な欝っていうより躁鬱とか自律神経失調症からくる情緒不安定じゃね、というツッコミがその1
 ゆゆさまの微妙な役立たずさと親みたいな霊夢の差がしっくり。
 この後妖夢が本格的に「治療」をするとこまで見たいなぁ

眠る八雲家、わかめ編  アン・シャーリー氏

【タイトル】眠る八雲家、わかめ編
【書いた人】アン・シャーリー氏
【五段階評価】★★★★
【感想】
 タイトルがいい
 二人の熟練漫才コンビのようなノリもいい
 紫のセリフも噛み締めるとおぉ、となる。実にいい

仲間はずれのエイリアン  酢烏賊楓氏

【タイトル】仲間はずれのエイリアン
【書いた人】酢烏賊楓氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 ムラぬえちゅっちゅ(^ω^ )
 友達がいないなら恋人を作ればいいじゃない!
 なるほどな、賢いわ。

虹にかけた夢は叶う。Ⅳ  х桜星х 氏

【タイトル】虹にかけた夢は叶う。Ⅳ
【書いた人】х桜星х 氏
【五段階評価】★★
【感想】
 読む→これ誰だ→タグを見る→なるほど
 頭の中で世界が出来上がってるせいで説明が圧倒的に不足してる。
 シリーズ全部読んだけど全編通して人物像を読者の頭に頼られるとついてけない

伊吹 ーIBUKIー 改帳  2氏

【タイトル】伊吹 ーIBUKIー 改帳
【書いた人】2氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 この作者たぶん頭凄い良いんだろうな。
 賢い人間が厨二病発症したいい例
 治療しないでこのまま突き進んで欲しい。でもR-15はよくないなぁ

恋色の魔法  斉藤氏

【タイトル】恋色の魔法
【書いた人】斉藤氏
【五段階評価】★★★★
【感想】
 これたぶん作者の黒歴史再現だと思う。
 アリスのSっぷりはいいね、ゾクゾクきちゃう。
 見下ろしながら「この、変態」て罵られたいね

月飲み酒  えろーら氏

【タイトル】月飲み酒
【書いた人】えろーら氏
【五段階評価】★★★
【感想】
 使う単語から滲み出る古い和の雰囲気が心地良い。でも読めない。
 旧仮名とか使えるんだろうなぁ

タイム・トラベラー  青茄子氏

【作品集】131
【タイトル】タイム・トラベラー   【書いた人】青茄子氏
【URL】 ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1290366091&log=131
【あらすじ】
発明家として名高い河童のエヌ氏は、非常な苦労のすえに、ついにタイム・マシンを完成させた。エヌ氏が発明に注ぎ込んだ時間と労力は大変なものであった。
【感想】
あらすじを読めば分かる通り星新一のパロディである。
パロディ部分はなかなかにそれっぽく、かつ幻想郷の常識がさらりと装入されている。

が、この作品の素晴らしいところはそれ以降の部分によって、星新一テイストのパロディのまま、星新一の空気を払拭している点にある、と思う。
基本的に皮肉げでハッピーエンドでも「え、それありなん?」的なドライな空気が漂う星新一作品のパロディという体裁で、
こういった形に自然と持っていけるというのは結構な構成力だと思う。

【五段階評価】
★★★★☆(星新一知らないならマイナス1)