作品集43

Last-modified: 2016-01-27 (水) 17:13:26
神酒の海のレイセン 監督氏
なんというか、発想の勝利。

【作品集】43【タイトル】神酒の海のレイセン【作者】監督氏
【あらすじ&感想】
月の大本営が地球人に向けて流している厭戦放送、ネクタリス・レイセン。
この放送、地球人の戦意を萎えさせ、投降を誘うことを目的としているのだが、
ところがどっこい肝心の地球人にとってはそんな放送の真意などどうでもよく、
ただ戦地における数少ない娯楽として、レイセンちゃんの語りを楽しんでいるのだった。

なんというか、発想の勝利。
短いながらもくすりと笑わせてくれるネタもさることながら、
作品の最後に得られるしんみりとした余韻もまた心地良い。
埋もれた名作と呼ぶに相応しい、とても良質なコメディだと思います。

【評価】
文章力★★★★☆ 兎の跳ねるようにテンポ良く読み進められます
電波度☆☆☆☆☆ このなぁなぁなラジオっぷりがたまらない
総合点★★★★☆ これが埋もれたままというのはもったいなさ過ぎる

鈴仙の壮絶な過去を記した作品です。

神酒の海のレイセン
作品集:43 作者:監督氏
 鈴仙の壮絶な過去を記した作品です。彼女の過去を知った場合の輝夜や永琳の反応が気になるw
 他作品のネタがたくさん仕込まれているらしいですが、私には殆どわかりませんでした。
 ですが、そっちのネタがわからずとも十分に楽しめる話だと思います。

ツンデレがぬこにデレを発揮する話  卯月由羽氏

【作品集】43
【作品】ツンデレがぬこにデレを発揮する話
【作者】卯月由羽氏
【あらすじ】
「もこたーん! 勝負よ!」朝早く、輝夜が妹紅に勝負を仕掛けてきた。いつもは妹紅が勝負を仕掛けることが多い為、珍しいパターンだ。
輝夜はどうやら必殺技を覚えたらしく、それを試しに来たらしい。その輝夜の恐るべき必殺技とは……
【感想】
この作者様が書く妹紅と輝夜は個人的に大好きで、ノリの良いキャラ、テンポ、話の展開スピードが実に良い。ただ、百合要素やパロネタがある為万人受けはしないだろう。
【5段階評価】
面白さ★★★★☆
百合要素★★★★☆
展開★★★★☆
構成★★★★☆
総合評価★★★★☆
輝夜妹紅好きで、百合が苦手では無い方におすすめしたい一つです。

『紫の彼岸』 みづき氏

みづき氏『紫の彼岸』
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「寿命?」(本文より抜粋)
一昔前に話題になりました。
確かこれをもとに動画も作られたんだっけ。
創想話作品はいくつも読みましたが、今でもこれが一番衝撃を受けた作品です。
悲しいのか、寂しいのかはわからない。
ハッピーエンドを見飽きたのなら、一度読んでほしい。

春を待つ亡霊   燕京アヒル 氏

作品集43, 春を待つ亡霊 (燕京アヒル 氏)
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白玉楼主従もの。ゲームをSSにしました的な流れ。
とにかく水増し感が凄い。冗長。くるくるはどうでもいい。
頑張った感は伝わるけど……

東方臥宵夜 前編  IKUTOSE 氏

作品集43, 東方臥宵夜    前編 (IKUTOSE 氏)
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前後編のオリキャラもの前編。
感じ的には……2004か5年あたりに流行った同人ノベルの主人公的な。
後書きとか色々勘弁してくれ、あとコメントも勘弁してくれ。

永夜抄プラス dogfight  ひぃや 氏

作品集43, 永夜抄プラス dogfight (ひぃや 氏)
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1188214725&log=43
永夜抄の魔理沙もの。パロディ。
わかる人が読めばやりたかった事はわかるって作品。タイトルで一発。
でもやりたかっただけで終わってるとしか言いようが無い作品。
面白くない。

最強の式神と呼ばれし妖の物語 ~前編~  あらちぃ 氏

作品集43, 最強の式神と呼ばれし妖の物語 ~前編~ (あらちぃ 氏)
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1188500975&log=43
まぁ、タイトルである程度察しはつくんじゃないかな。前後編ものの前編。
とにかく表現が稚拙且つヤマまでの過程はろくに考えず適当に書きましたってにおいが酷い。
やりたい事は前編読むだけでも何となく解る。でも解らせたらアウトだよね。

時をかける兎  乳脂固形分氏

【作品集】43

【タイトル】時をかける兎
【書いた人】乳脂固形分氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1188336511&log=43

【あらすじ&感想】
原作原典がどんなふうに書き手のうちを通り過ぎたのか。設定に忠実なのもいいけれど、どうにかしてその隙間をかいくぐってやろうとする努力からそれを想像するのも、二次創作の醍醐味だと思うのです。
この作品は正しく後者の愉しみに満ちています。隙間というにはあまりに広大な時間の縦穴に詰め込まれているのは、自由な発想と一抹の遊び心。つぎつぎ飛躍する時間の旅に目を奪われているうちに、けれど物語は、この自由さにキャラクターを付き合わせた責任をもまた、きちんと果たしてくれるのです。
時間跳躍に翻弄される鈴仙が、ただ一度自分の意思で目指した「あの日」。そこでの彼女の決断が、私にとってこの作品を忘れられないものとしてくれました。
後書きの凛々しさにも、胸があつくなります。

落月奇譚  deso氏
読んでいる人間を恐怖させることに特化した作品。

【作品集】43
【タイトル】落月奇譚
【書いた人】deso氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1189335776&log=43
【あらすじ】
ルナチャイルドは落とし穴に落ちた。どうしてこんなことになったんだろう。ぬめぬめとした泥と、ウツボカズラのような穴の形状に絶望しつつ、回想する。
「そうだ、人間にいたずらしようとして、そいつが私たちに気づいて、そいつから逃げて……いつの間にかここに」
さて、ルナチャイルドはどうなるだろうか?
【感想・考察】
読んでいる人間を恐怖させることに特化した作品。
詳しいことは言えないが、とてもよく練られたのであろうこの構成からもそれは読み取れる。
後書きも秀逸で、わかりにくいまま恐怖を残し終わってしまったこの作品を助ける物となっている。
ただ、本当に誰も幸せになってない。清々しいまでに誰もが不幸だ。
そのきっかけは偶然と無垢。もはや笑えてくる。
いやぁいい作品です
あとは、鈴仙の複雑な心情に乾杯。ちょっとだけ、鈴仙スピンオフが見てみたいなと思った。
[HE力]☆☆☆☆☆(誰も幸せになってねぇ)
[鬱力]★★★★★(鬱というより恐怖)
[グロ]★★★☆☆(欠損あり)
【総合評価】★★★★★(夏の暑い夜に)

ルナチャイルドは穴の中にいた。

【作品集】43
【タイトル】落月奇譚   
【書いた人】deso 氏
【URL】ttp://coolier-new.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1189335776&log=43
【あらすじ】
 ルナチャイルドは穴の中にいた。
 どうして落ちたのだろうか。
 助けを待とうか、それとも這い上がろうか。サニーやスターはどうしてるだろうか。最初のうちは彼女もこの状況を楽観視していた。
 しかし、物思いに耽るうちに徐々に思い出していく。彼女を取り巻く状況を。そして、鈴仙のしてくれたお話を。
 それは違う、と否定する。しかし、一度浮かんでしまったその考えは徐々に輪郭を整えていく。
 困惑は不安となり、不安は恐怖となる。彼女は泣きながら必死に助けを求める。かつての誰かのように、いつまでも。

 ルナチャイルドは穴の中にいた。

【感想】
 ルナチャイルドが主人公のお話。
 話はあっさり目ですが後からじわじわとくるタイプ。スルメのように味わっていただければ。
 個人的には、登場はちょっとですが霊夢がいいキャラしていて気に入ってます。厳しいながらも優しい、みたいな。
 ルナの最後の独白が印象的。この物語を象徴してます。

 お勧め度  ★★★★☆