イベント/スタジアム・暁の惨劇

シナリオ/世界移動シナリオ-銀河大戦争編のイベント。
第二章において命蓮寺における、アカツキと白蓮の問題が解決せず、アドラーの干渉を阻止できなかった場合に強制発生。
ただし、倫理崩壊編で『悔悟の涙、赦しの手』を発生させている場合は発生しない。

この戦乱の中、白蓮はとんでも無いことを言い出した。
「この状況を何とかするため大規模な抗議集会を開きましょう！」
DCでレミリアが対異星人戦争の準備を嬉々として初め、射命丸も完全に余裕がなくなり反対派を弾圧し続けていた状況での大規模抗議集会…明らかにマトモではなかった。
本気の射命丸が、どれほど手段を選ばず、道理を無視するかをイヤというほど知っていたナズーリンや総司から聞いていた湊は大反対したものの決行。
よりによって連邦本部真ん前の、ハリネセンボン・スタジアムでやることになった。
白蓮の主張に集まった反戦派は何と約三万人にも登った。
射命丸の命令により刺激しないよう、少し離れた場所でアベンジャーズと連邦兵が警戒をする中で、アカツキに連れ添われた白蓮が演説をしょうと演説台に登ったとき…
白蓮の手はアカツキに伸び心臓を貫いた。
騒然とするスタジアム、そして白蓮本人。
アカツキが血まみれになり倒れた後、白蓮はこの世のものとも思えぬ絶叫を挙げた。
そしてうつろな目をしながらスタジアムの民間人を殺し始めた。
そして連邦本部の射命丸からアベンジャーズそして連邦軍に命令が飛ぶ。
「皆さん、あの狂ったテロリストを…ジャスティスを駆除してください！！命蓮寺の連中もGEAR汚染されている恐れがあります、いいですか逮捕者は居りません。」
射命丸は白蓮がジャスティスであったことを暴露しそこにいる命蓮寺メンバー諸共皆殺しにするよう命令した。
明らかに異常であったが、白蓮はこの瞬間も殺し続けている、止むを得ず急行しようとした時、スタジアムに小規模な核弾頭が炸裂、ほぼ全員が死亡した。
「市民達もGEARに成り果てるよりも幸せでしょう…あやややや！まだ生きています、さあトドメを！」
そして、弱ったジャスティスにアベンジャーズがトドメを差した後。射命丸は演説を世界に向けて始めた。
「これはGEARの生き残りと、平和主義者の皮を被った反連邦テロリストが仕組んだテロ行為である！しかしこの星のヒーロー達、アベンジャーズと連邦兵達が阻止した、私は甘かった、これからはこのような事態が起こらぬように、反連邦テロリストは全て厳罰に処する！！」
このテロを見た市民たちは非道なテロに怒り、元凶を討ったヒーロー達を、そして射命丸を称え始めた。
これにより絶対的な支持を手に入れた射命丸は、たとえクーデターが起ころうとも、民衆と共に反撃するだろう。

• 真相
  勿論射命丸の謀略である。
  銀河が戦乱に巻き込まれた今、なんとしてでも民衆の支持を取り付けて、厭戦ムードをぶっとばし、志願兵や戦時の募金を集める必要があった。
  しかし現状、決して少なくない人間が平和活動をしていた。
  その結果、「交渉により同盟を結ぶべきでは？」との声が上がり始めた。
  射命丸も同盟自体は考えていたものの、その為には軍事力、そして内患の一掃が必要だった。
  そこでアドラーを呼び出し計画の進行状況を確認、結果白蓮をある程度操れるレベルまで精神支配出来ることが判明。
  そこでアドラーの計画と混ぜ反戦主義を弾圧する口実としてこの一件を仕組んだ。
  白蓮が抗議集会を開いたのも、アカツキを殺したのもアドラーの遠隔マインドコントロールの仕業、その結果白蓮は発狂し殺戮を始めた。
  結果射命丸と連邦軍、アベンジャーズは莫大な支持を集めたのだ。
  このイベントが発生した場合、射命丸にとっての唯一のデメリットはかつての部下を殺された汚い忍者が離反するぐらいだろう。
  ただし生き残った命蓮寺メンバーが復讐の鬼と化してなりふり構わず射命丸とアドラーを殺しにかかる。
  何人生き残るかは主人公の行動しだいで変化するが、すでに物理攻撃では死ななくなっている一輪と村紗は必ず生き残る。五代が生き残っている場合は特に注意が必要。下手をするとアルティメットフォームで政府本部に突撃しかねない。刹那が生き残った場合もダブルオークアンタで武力介入しかねない。
  彼女達はよっちゃんと協力してどんな手段を使っても復讐を完遂するだろう。

現状を乱したくないのであれば、PCが命蓮寺メンバーたちを暗殺してしまうのが最も確実。
幸いにして命蓮寺メンバーのヘイトは首謀者２名にしか向いていない。協力者を装って潜り込むのは簡単だろう。
また、事件の真相を隠し通すことが出来れば一部の理性的な者は説得できる。白蓮の行動が現状を無視したものであったこと、復讐には無関係な者が多数巻き込まれることを根気強く語り掛けよう。

• 絶対に妥協はしないコンビが復活していると
  ロールシャッハとパニッシャーが事前に謀略を察知して叩き潰す。
  「あやややや……私を古い漫画本の悪役か何かと勘違いしていませんか？　３５分前に実行しましたよ」
  「うん、それ無理。だって３０分前にアドラーはあの世に旅立ったもの」
  「なっ！？　貴方達は理解していない！　この計画は今の地球を守る為に必要な計画なのです！」
  「笑わせるな。たとえこの星が滅んでも……絶対に妥協はしない」
  アドラーは二人の手で処刑、射命丸は非道な行為を多数行ったが信念をきちんと持って行動しているので命までは奪われない。
  もっとも念入りに指を【ペキッと】【ぎゅっと】折られたあげくに今までの悪行を世界にぶちまけられるので肉体的・精神的・政治的ダメージは計り知れないのだが。
  これにより白蓮とアカツキを始めとした命蓮寺メンバーへの被害は一切なくなるので、問題を解決できなかったりアドラーをどうにかできなかった場合でも命蓮寺はとりあえず存続できる。
  しかしこのイベントが起こる前にロールシャッハを復活させるにはゲーム開始時から計画的に動かないと間に合わないので保険程度に考えておいた方がいい。
  このイベントが発生したら、「ハリネセンボンの日」で射命丸はロクな対応が取れなくなってしまうのでほぼ確実にクーデターは成功すると思っていい。