世界移動シナリオ-ARMORED CORE Paradise of Stain編のイベント
パラダイス・オブ・ステイン
[Hakurei Reimu]
先の戦闘で、敵戦力の大半は壊滅したわ。
でも、まだ敵の中枢――管理者が残っている。さっきバーテックスから、中枢へ至る経路の情報が届いた。
企業連は現状で最も被害が軽いネクスト戦力――ランク1、ランク3、ランク9を搬入し、
確実な破壊を目指す予定よ。これでシュラインメイデンの損傷が
もう少し軽かったら私も行くつもりだったけど…不甲斐ない話。……
最初、貴方と遭った時、
今のようになるなんて、とても想像できなかった。
あっという間だったわね。……これで本当に最後よ。
管理者を破壊して。
そして、絶対に生きて還ってきて。全てを、貴方に委ねるわ。
[このミッションを受諾しますか?] | |
[ OK ] [CANCEL] | |
作戦エリア | ワンダフルヘヴン |
作戦目標 | 管理者の破壊 |
前払い報酬 | 0cc |
成功報酬 | 3000000c |
[Hakurei Reimu]
戦闘、既に始まってるわ。疑似ネクストが…4機!?
まだこんな奴らを隠し持っていたなんて…
[Abyss Knights]
「…来たか」「イレギュラー」
「排除する」「…貴様は存在してはいけない」
[Unknown]
……
[Frandre Scarlet]
お待ちしていました。
[Kitanai Ninjya]
ククッ…遅かったじゃねえか、ルーキー!
[Hakurei Reimu]
速やかな参加を。
他の連中と協働して、敵疑似ネクスト部隊を破壊して。
真っ暗な空間で、管理者を守護する白い疑似ネクスト部隊アビス・ナイツと戦闘に入る。
ステージは真っ暗だが、機体だけは暗闇に消えず、くっきりと浮かび上がっているので有視界戦闘に支障をきたすことはない。
また、AIロジックが非常に優秀な僚機を3機伴っての戦闘ゆえ、
4の断頭台の行進ハードやfaのカ―パルス占拠のような鬼畜難易度ではない。
敵の大まかな編成は狙撃兵器を多数装備した後衛が1体、実弾メインと、ブレードやレーザー兵器を装備した前衛が2体。ECMなどで妨害してくるサポート役が1体。と言った構成。
ダーティストライダーが一番面倒なサポート役を狙い、
ホワイト・グリントとフォービドゥンは前衛とガチンコ勝負している。
他の面々に加勢するよりは、遠くからチクチク攻めてくる後衛を叩こう。
[Unknown]
……
[Frandre Scarlet]
…沈め。
[Kitanai Ninjya]
舐めるンじゃあない、ブッ壊れた人形が。
[Abyss Knights]
「…危険」「危険……」
「修正…」「…必要……」
[Hakurei Reimu]
疑似ネクスト部隊の撃破を確認!
…管理者の護衛戦力はこれで最後かしら…
[Unknown]
……いや…まだ終わりじゃにい
[Frandre Scarlet]
後方より熱源反応…敵の増援自体はまだまだいるようですね。
まったく…飽きません。
[Kitanai Ninjya]
……チッ おい、ルーキー。
さっさと親玉のところへいってこい。ここは俺達が食い止める。
どうせ管理者とやらを叩き潰せば、
残りの雑魚もただのスクラップに成り下がるんだ。…癪だが、手柄は譲ってやる。
[Hakurei Reimu]
……
心配は…、不要ね。
行きましょう。
ランク31が最奥に消えたと同時に、爆風と轟音がネクスト3機の目の前に轟いた。
姿を現したのは赤々と輝く魔剣を持った禍々しい機動兵器。
[Frandre Scarlet]
カオスウィッチ。…まだ生き残っていたか。……ふぅ
先輩風を吹かせるのも、大変ですね。
[Kitanai Ninjya]
だが、出来ねえワケじゃねえ。…死にかけに吸血鬼妹。
手前等も死ぬなよ、それこそ面倒なことになる。
[Unknown]
…うるさいよ馬鹿(真剣)
ネクストの超パワーならこれくらいゆゆう
[Frandre Scarlet]
「良いから行くぞ
俺達ならこの程度どうと言う事はない」…かしら?…ふふっ、軽口を言い合えるくらいなら余裕ね。
Someone is Always Moving on the Surface
[Hakurei Reimu]
…前方に集積回路の複合体を確認。
……恐らくは。
[Administrator]
我々は守るために生み出された
生みだされ、与えられた意義に従い、滅びを防ぐために
必要だったがゆえに、生みだされたその為に、我々は行動を起こした
それが貴方達にとって脅威に映ろうとも
それは我々にとって、できうる限りでの最善だったのだだが――そうか
人類が我らを否定するという事は――
それだけの力があることは――
我々の存在は、遂に不要となったのかならば――我々の役目は終わった
[Hakurei Reimu]
……
管理者を破壊する。
攻撃、防御、回避手段の何れも有していない。
APも100程度しかないので、大概の武装なら一撃で破壊可能。
好きな手段で破壊してかまわない。
[Administrator]
……それが貴方達の答えか――ならば生きぬくがいい、人類よ
我らを否定し、貴方達の行いが正しいものと証明するために
この錆付いた楽園を、己の足 或いは自らの翼で、生き抜くがいい――そう……後は…貴方達の役割――
[Hakurei Reimu]
……管理者、機能を停止したわ。…………
ワンダフルヘヴンのシステム、完全にダウン。…終わったのね、全部。
ワンダフルヘヴン周辺・地表。
ワンダフルヘヴン全体のシステムは完全に停止し、
それを見た人類は遂に確信する。
管理者は機能を停止したのだと。
長い戦いに終止符が打たれたのだと。
[Hakurei Reimu]
ホワイト・グリント ダーティストライダー
フォービドゥンの帰還を確認したわ。
後は貴方だけよ。帰りましょう。
こんなくたびれてしまった世界でも、帰ってこれる居場所はある。……!
[Hakurei Reimu]
……高熱源反応、接近。
これは…!
霊夢が言葉を放つや否や、
目の前に機動兵器が飛来、着陸する。
戦火で黄昏色に仄暗く染まった大地に佇む黒い影。
それは、外套を纏った黒い騎士のシルエットを象っていた。
その兵器の肩には、灰色の狼の横顔のエンブレムが刻まれている。
[Hakurei Reimu]
そのエンブレムは…!
[Artorias]
……
[Hakurei Reimu]
あの、疑似ネクストのAI?
どうして!
[Artorias]
この荒廃した世界に正しきを持つのはアドミか、それともお前達か。
その顛末を、私は自身の目で見届け、
そして見出した目的も果たされた。…あとは役を果たし終えた道化の幕引きのみだ。
[Hakurei Reimu]
……
[Artorias]
……感謝する、強者よ。そして…そして、もう一度、証明してくれ。
お前達の闘う理由…その可能性を!
[Hakurei Reimu]
(PC名)!
[Artorias]
――貴様にならば、それができる筈だ。
鉄と硝煙に錆びついた楽園にて、深淵に堕ちた騎士が外套型のスラスターを展開した。
最後の挑戦に、戦いを以って証明し、応えるが為に
機械の巨人を駆る山猫は、それに挑む。
VS.「ABYSS WALKER」
アルトリウスが駆る人型機動兵器、ABYSS WALKER(アビスウォーカー)との一対一の戦闘。
当シナリオにおけるラストミッションのオオトリ。ラスボス戦にあたる。
QB、OBに当たる技術は使用しないものの、それに匹敵する機動力で縦横無尽に空や大地を駆け巡る、韋駄天の騎士。
また、常に全方位バリアを展開しており、
複数回以上攻撃を当てないと破壊できず、また破壊しても時間を置いて再生する。
武装は拡散レーザー砲、ガトリング砲。
そして広範囲に爆風を巻き起こす黒いレーザーブレード「ABYSSAL STRIKE」
どの攻撃も激しいものだが、
特にレーザーブレードはチャージすることで、EX主任よろしく、長大なレーザーの翼へと変貌する。
傍目から見るとレーザーブレードというより、トランザムライザーのような何か。
通常時の威力は18531、チャージ時の威力は31456。
EX主任より馬鹿げた攻撃力ではないが多段ヒットすることも稀によくあり、
そうなった時は目も当てられない。
攻撃パターンについては
1.空中を縦横無尽にかけながら拡散レーザーを乱射し、一定の期間を置いて地面に着陸。
2.ガトリングを連射しながら、レーザーブレードを振る。
3.超ロングレンジのレーザーブレードの一撃を放つ。
と。全体を通して三種類の行動に分かれている。
まず戦闘開始直後に1を行った後、2と3を2回繰り返し、また最初に戻る。
流れで示すと、1→2→3→2→3→1→… といった具合。
なお、レーザーブレードのチャージ時には一旦地面に着陸し、こう着状態に入る。
この時にバリアが消失し、隙が生じる。確実に攻撃を当てよう。
危険だが、ここまでこれる程の腕前なら、その危険すらも補える筈だ。
鉄錆びた楽園を巡る最後の激戦――
「存在意義」の為に生み出された者と、「答え」と「理由」の為に戦い続けた傭兵達。
その最後の戦い。
生みだされた最後の生き残り――漆黒の騎士が膝を衝き、戦いに遂に幕が下ろされた。
[Artorias]
そう…だ それで……いい…
[Hakurei Reimu]
……
[Artorias]
ワンダフルヘヴン…その生存区域はいまだ健在だ。
お前達が前々から挑んできた開拓地……宇宙。それも、この地下に遺された技術さえ
あれば切り拓くことは容易いだろう。後はお前達次第だ。
…お前達の意思が、全てを変えてゆける。
[Hakurei Reimu]
あんた…いえ、貴方は…
[Artorias]
……唯一の杞憂は、
過ぎた野望と野心から不和を起こし、
人類が再び滅びの道を歩むことだ。…故に、記憶してほしい。私達との戦いを。
何を感じたのかを。
――その時、リンクスが何事かを語った。
それは小さな呟きで、何を語ったのかすら聞きとれないほど幽かな声だった。
しかし、それを聞いた騎士は満足げな声で応えた。
[Artorias]
……
改めて、感謝する己と他者の為に、力を振るえる者よ
戦争は終わった。
しかし一時の平和が訪れても、世界から戦いは完全に消えはしない。
自分とは異なる理由で戦う誰かがいて、誰かとは異なる理由で戦いを続ける自分がいる。
誰もが生きる為に、各々の理由とその答えを抱いて戦っている。
生き抜くことそのものが、戦いなのだから。