イベント/世はすべて事も無し

Last-modified: 2012-07-21 (土) 03:07:43

この銀河を救うと発生、虚空の使者では発生しない

あれから、暫く経つ…今でも俺/私はスペクターとして今も戦いを続けている。
他の連中は色々と忙しいことになっている。
実は今から会いに行くんだ。

BADEND判定1
  • 第四章で絶命異次元をグッドエンドで終わらせられなかったか、ネ実市七不思議の謎を完全に解決しない状態でエンディングを迎えた場合

こうして仲間たちに会いに行こうと準備を始めた主人公。
そこに、携帯電話の連絡音が鳴り響く。スペクターの本部からだ。
「世界中で同時多発的に民衆が暴動を起こしている、どうやら集団で幻覚を見ているらしい、こちらでも状況がよく分からない、とにかく至急戻ってきてくれ」
集団幻覚? 何者か、恐らくコズミック・ビーイングによる干渉か?
主人公は考えつつも、まずは近場で本部へのテレポート装置があるネ実市に向かおうとしていた。
だが、移動中のエア・カーの中で主人公は不審な光景を見る。
なんだ? この文字は?
○ω×β□α○×△$□○×Ξ△□ё○×(*´ω`*)△□ξ○×√△♪□……
ディスプレイに並ぶ意味不明な記号の羅列。オレンジ色に染まる視界。強烈な頭痛。
やがて気を喪失してエア・カーのコントロールを失い、主人公はネ実市に墜落した。

 

それからどのくらい時間が経ったのか……
砕けたエア・カーの傍らで、主人公は起き上がった。
耳元では、先ほどから本部からの電波が混線しながら鳴り響いていた。
「……応答しろ! (主人公)、気をつけろ! 死体が化け物になって襲ってくるぞ!
手足を切り落とすんだ! こいつらは、どこにでもいる……! どこからかいきなり、世界中で一度に、発生したんだ!
(主人公)、応答しろ…………
…………イザヨイローンとの連絡はつかないのか!? 他のスペクターとも連絡を急げ!
バカな、宇宙中で同じ状況が発生しているだと!? どこかに生き残っている戦力があるはずだ! 何のための宇宙船だ! 化け物が宇宙で生きられるはずがない! どうにかしろ!
顔文字? 流行らない? よく聞こえない! どうした、おい! 応答しろ!
何!? もう一度言え! コズミック・ビーイングの面々まで正気を失っている!? そんな情報はデマに決まっている! 奴らまで使えなければどうしてこの状況を収集するというのだ!!?
スペクター、誰か! 応答を! 上だ! 換気ダクトを通って……ぎゃああああああああ!!」
主人公は虚ろな頭で電話から聞こえる通信を聞き流しつつ、周りの状況を見渡した。
建物の壁面には「意味不明な記号の羅列」で赤い落書きがされ、車や宇宙船は煙を上げてビルに突き刺さり、
道路には様々な人種の死体とその欠片が転がっていた。
生きている人間が視界の端に映ったと思ったら、次の瞬間に壁に顔面を叩きつけて首を折って死んでいた。
そのような光景を主人公がぼーっと眺めていると、首に冷たくて熱いような感覚を一瞬だけ感じ、
次の瞬間には、自らが体内から吐き出したぬるい液体が半身にたっぷりとかかるのが分かった。
全てが黒に染まる前に、一瞬だけ見ることができた誰かの顔は、背中から鎌を生やして化け物となったレイムだったような気もしたが、もしかしたらこの世界の霊夢のものだったかもしれない……

 

『CLOSING CHAPTER
 DEAD SPACE
 COMPLETED』

BADEND判定2
  • ブロントさんと汚い忍者と天子が生存しており、てゐが彼等と決着を付けていない状態でアーカムに居て、「アーカム潜入大作戦」をクリアしていない場合

会うべき人達に会った主人公。
主人公は休暇に向かうべく、地球から発った宇宙船の中で、まったくの偶然で汚い忍者とブロントさんと天子と乗り合わせた。
決して談笑できるほど仲が良いわけではなく、それでいて無視は絶対にできない四人の関係。
ぎこちない態度でそれぞれが互いに話しかけようとしたとき、突如、横から闖入者が現れた。
「動くな、ブロントと汚い忍者。少しでも怪しい動きをしたら、爆弾が爆発するウサ」
ブラスターを握ったてゐだった。

 

主人公たちは知らぬことだったが、てゐは幸運なことに投獄されたアーカムでジョーカーに気に入られており、
彼の手引きにより、死亡を偽装して脱走していたのだ。
宇宙船にこっそり爆弾を持ち込む方法の立案や、ブロントさんと汚い忍者のスケジュールと、それぞれが乗り込む可能性が高そうな宇宙船の情報の入手、
脱獄後の武器の調達にもジョーカーやその部下の協力があった。

 

船内は静かなパニックに陥った。
なんとかてゐを取り押さえられないか隙をうかがう主人公に、てゐは心を読んだかのように警告する。
「私は神経に爆弾を接続しているし、更に、この宇宙船には外に浮かべた自動砲台の照準を合わせているウサ。
私が気を失ったり死んだり幻術をかけられればすぐに起動して、船は外側と内側から破砕されて全員宇宙に放り出されて死ぬウサ」
どこまでが真実かは分からないが、下手に手出しはできない。
緊張から、汚い忍者が口を開いた瞬間、
「復讐のつもりか? ブロントが壊れたのは俺のせいだ。殺すなら俺だけに・・・」
「死ね」
てゐは汚い忍者を撃った。ずっと憎み続けていた相手に対して、勿体無いほど、正面から脳天めがけて撃った。
だが、ニュータイプ能力で感知した天子がとっさにかばって突き飛ばしたので、熱線は天子の胸を貫くだけで終わった。
ブロントさんは「おいぃ? 兄の目の前で死ぬとかシャレにならんしょ・・・」と言いながら必死に天子を助けようとしたが、どう見ても致命傷だ。
汚い忍者は、天子がよりによって自分をかばったことにショックを受け、あの百戦錬磨の効率的な男が腰を抜かして動けないでいる。
主人公は動くタイミングを図りかねた。下手な行動をすれば爆弾が・・・
てゐはまゆをひそめて、倒れた天子に話しかける。
「どうして、そいつの代わりに撃たれたウサ?」
「汚い忍者は・・・私の・・・大切な・・・」
てゐはそれだけで、同じく汚い忍者に何かを奪われた者同士として、天子の言いたいことが、考えていたことが全て分かった。
天子はそのまま、永遠に目覚めなくなった。

 

なるほどね。
てゐは大きな声を立てて笑い出した。
愛しい人間を殺され、自らの誇りをズタズタされたことをケリもつけずにさっぱり綺麗に忘れられ、
新たな道を幸福に歩める人間。そのほうが子孫を残して繁栄する生物としては合理的であり、『正しい者』なのかもしれない。
それならば。
未来へ進むための足を過去の楔で繋ぎとめられた、『間違ってしまった』人間は・・・どうすればいい?

 

てゐの中で「無関係な人間を殺さない」という枷が壊れた。
てゐは爆弾を自ら起動した。

 

…?何も起こらない。
てゐが焦りながら何度も何度もスイッチを押している。まさか故障か?
「アーアーテストテスト。おいこれ録音できてんだろうな…出来てるはずだと?頼むぜハニー。ジョークはオチが肝心なんだ」
その声は紛れもなくジョーカー。
「さてとかわいいバニーちゃん、これを押したということはキミは死にたいと、やけっぱちになってしまったんだろう?ざーんねんでした。そんなことはさせてあげないよ、外のお船を用意したのは誰かな?僕の仲間だろう、だから砲撃なんて出来ないんだ。君の言葉を借りるなら、ぜーんぶウ・ソ・ウ・サってところだ。HAHAHAHAHAHAHA
「バニーちゃん、君一人がくたばるのはいいんだ、けどそこには俺の大事な大事なダーリンが居るはずなんだ、居るんだろう?」
こいつの狙いは…俺/私か!
「ダァァァァアリン、お前はなあ最高の遊び相手なんだよ。それにあの引き篭もり共を起こすためのパーティーを邪魔された借りを返してない。アーカムに来い。これを聞いてる頃にはもう始まってるはずだ」
…緊急ニュースです!アーカム連邦刑務所で囚人たちが暴動を…首謀者はジョーカーです!
「それとだバニーちゃん、君は知らないだろうけどチャーンと君にも爆弾が仕込んであるんだよ、憎い憎―い敵は取れたかな?取れたならおめでとう!もう悔いはないだろ?取れなかったら…ご愁傷さまだ、まあ人生はそんな理不尽で出来てる事はキミがよーく知っているだろう?」
次の瞬間、呆然としたてゐの首が吹き飛び鮮血が溢れた…即死だろう。
「アワレな畜生が一匹天に召された、今、最高の祝福をHAHAHAHAHAHAHAHAHA!」
「さあ来いよ、その船は使えるだろう?ケーキを焼いて待ってるからよ」
そして音声は途絶えた…
上等だ、ピエロ野郎。
てめえは新しい道を歩もうとした奴らを、全てを捨ててまで復讐を望んだこの子を笑いやがった。
落とし前を、付けてやる。

  • 条件無し・αナンバーズに会いに行く

αナンバーズ。地球圏最強と名高い独立部隊だ。
「ポイントF97にて敵性反応確認!」
「またか!今日は随分と大漁だな、オイ!」
「フィーバーする暇もありませんね!」
「それくらいの暇は欲しいわよねー」
・・・忙しそうだな。
「君か。せっかく来てくれたのにすまないな」
気にしませんよ、アムロさん。スペクターとどっちが忙しいんでしょうね?
「うちに遊びに来れる暇のあるあんたが羨ましいわ」
イヤミかよ、天子。今日は有給なんだ!
「スペクターにも休日なんてあるんだ・・・」
「いや、それはあるでしょう。休まずに働き詰めでは体が持ちません」
「てっきり24時間365日働きっぱなしなのかと」
お前俺を何だと・・・。というか、αナンバーズこそ休んでないんじゃないですか?
「そうでもないさ。このくらいは慣れているしな」
「たまに隊のみんなでバカンス行ったりね。水着になっても衣玖は人気者だったわ」
「・・・それはどういう意味で言ってるんですか?」
「そりゃ、そういう意味でしょ」
その場に居た全員が軽く笑った。衣玖さんだけは真っ赤になって萎縮しているが。
地球圏最強部隊。言い換えれば、地球で最も忙しい部隊。
だが、部隊の皆に笑顔は絶えない。何故なら。
「笑顔を守る側が笑ってないのはおかしいでしょ?」
天子のその言葉は、妙に心に残った。
危機が完全に去ったわけじゃない。
でも彼らが居る限り、地球は大丈夫そうだった。

  • イベント「おじいちゃんとおばあちゃんのは・つ・た・い・け・ん」をクリアし命蓮寺のメンバーの好感度が高く全員生存していると発生

主人公は病院に向かっていた、今日は白蓮の出産日で世界初のハーフGEARの誕生日だ
「よお、みんな、その様子だとまだか?」
凄まじい光景が広がっていた、命蓮寺の連中が病院の廊下に一列に並びウダウダしているのだ。
星とムラサはノンストップで経文を唱え看護婦さんが白い目で見ている。
ナズーリンとぬえは落ち着いているように見えて、足元がタップダンス。
一輪はサリエルに頼み子供が天使の祝福を受けられる用にしている。仏教徒なのに…
刹那と姉弟は比較的落ち着き、生まれてくる子供の名前候補を考えている。刹那…聖頑駄無ってなんだよ。
アカツキは落ち着かないらしく何か空手の演舞してる、迷惑だからやめい。
取り敢えず実害が出そうなアカツキ連れて屋上に行くことにした。
外の空気を吸って落ち着いたか?
「…すまん駄目だ落ち着かん。これなら赤き装甲を纏ったムラクモと対峙したあの時の方がマシだ。すまんな」
何が?
「ぬえから聞いたよ。骨を折ってくれたらしいな」
どこまで聞いた?
「全部だ」
薬盛ったことも?
「当然だ」
スンマセンでしたーっ!
「…いやいい。結果オーライと言うやつだろう。ちょうどいい、頼みがあるんだ」
何?
「生まれてくる子供の半分はGEARだ、おそらく生体兵器の材料として狙われるだろう、現に今までも狙われた。俺や白蓮にもしもの事があったらお前にあの子を託したいんだ」
…縁起でも無いことを。
「頼む」
分かったよ。
「済まない、友よ」
そして次の瞬間屋上のドアが開き看護婦さんが。
「アカツキさん!もう生まれます急いで病室に!」
そして主人公はカカッとかけ出した、明日を選んだ男と共に。
未来の象徴の元へ。

  • 早苗とミズチが再会し、二人の好感度が最大の時発生

リトルランプライトの都市部分、その一角にお目当ての人はいた。
「あ、主人公さん!」
元気そうだな、早苗さん。
「おかげ様で、家族一同健在です」
そいつは重畳。
何か問題とかあったら、遠慮なく言えよ?
「問題…というか、お願いなら無いことも…」
なんだ急にもじもじしてきた>早苗
「あの…その…」
「母さん、ちゃんとハッキリ言わないと分からないよ?
『私と夫婦になってください』ってさ」
「えひゃ!?」
ミズチ、いたのか。
「おばあちゃん達も言ってたけど、チャンスはもう少ないんだからきっちりモノにしないと。
あ、僕は主人公さんがお父さんでも問題ないよ?
むしろお願いしたいくらいだし」
お前…十歳になるかならないかだよなぁ?
「ミ~ズ~チ~ィ!」
あ、怒り出した。
「やば!とりあえず、考えてはみてね~!」
逃げ足速くなったな、ミズチ。
「あの子は…もぉ~」
元気があっていいじゃないか。
「元気になりすぎですよぉ…」
で?
「はい?」
はい?じゃなくてさ、言いたいことあったんだろ?
「あ…う…そのぉ…」
やっぱり、こういうところはいくつになっても変わらないのなぁ。
「あ、あのぉ!」
ん?
「私と、家族になってください!」

  • 【ヤーン】と阿求が生存した上で両名の好感度が高いと発生

久しぶりだな、年金生活はどんな感じだ?
「ああ、君か…悪くは無いよ、ゆっくり出来る」
そう【ヤーン】はあの戦いの後引退し、年金生活を始めたのだ。
「お久しぶりですね、どうぞお茶です」
勿論彼女も一緒だ、阿求も一緒に退役した。
今は夫婦で歴史編纂をのんびりしている。
「君の方はどうだい?」
どこに行っても相変わらずさ、…戻る気はないか?まだ銀河にはお前の奇跡が必要だ。
「驚いたな、君はあの戦いで何を見た?銀河を救ったのは何だい、僕か?違うだろう、みんなだ。きっとこれからもね」
…そうだな。
「そうですよ、この人も魔術師だの英雄だの言われてますけどただの人間で私の旦那様です」
「伝説は英雄一人に紡がれる、けど現実の歴史を紡ぐのは数え切れない人たちだ、もう僕の時代は終わったのさ」
…悪かったな、くだらないことを聞いた。
「そうですよ、それにこの人はもうすぐ父親になるんです」
えっ
「えっ」
おめでとさん。…じゃあ帰るよ仕事があるんでね。
「あ、ああまた来てくれ…父親…僕が…」
少し動揺していた【ヤーン】を置いて、一軒家を出た。
伝説は終わり歴史が始まる
どこにでもいる人々によって紡がれる明日が。

  • イベント「It's a Good Day to Die」をクリアし、アービターが生存している

戦場となったネ実市の近郊、そこでは宇宙軍海兵隊による戦没者合同葬儀が行われていた。
地球連邦政府(或いは王朝)の高官や軍首脳陣、サンヘイリ達異星人の要人達が厳かに佇む。
戦没者慰霊碑に刻まれている多数の名前、それらは人類・異星人を問わずにこの戦いで斃れた者達の名だ。
しかし、そこに彼らの名前は無い。
SPARTANは英雄だ、しかしそれ故に彼らは死んだという事すら認められない。
不死身の英雄である彼らが戦死を認められる事は無く、それは行方不明者として処理される。
……ふと気付くと、あなたの隣にはアービターが立っていた。
その傍らには【ヤーン】ウェンリーの姿、互いに仇敵とも言える彼らだが、何を語り合っていたのだろう?
「たやすいことではない」
暫しの沈黙の後、アービターはそう呟いて去っていった。
それ以上は何も言わず、慰霊碑の脇に「117」とだけ刻んで。
そしてあなたもまた、戦いの中で分かれた幾人かの英雄の名を刻み、その慰霊碑を後にした。
彼らの命が消えて失せても、その勇気と、それが守り抜いたものはあるのだと信じながら。

  • ラハールとL様両方との好感度が高く、二人が絶対にPT入りするイベントを5つこなす

久しぶりだな・・・ってかあの時以来だなラハール殿下、L様。
「うむ、久しぶりだ、貴様がここに来れるとはな」
「まったくね、腐っても人間なのにね」
実は二人は結婚をしていた、俺/私も誘われてな、それはそれは盛大な結婚式だったよ。
あるものはよろこび、あるものは悲しみ、あるものは泣いたり、バールとか物凄く喜んでたな。
その後ラハールと金色の魔王は結婚記念と言うことで次元をあやつり二人の世界をくっつけた、まぁラハールの魔界の悪魔達が強すぎたからほぼラハールの世界と変わらないけどな、それと実は目の前に居る金色の魔王は本体で、ラハールの上位世界の血が覚醒して金色の魔女の本体に体を与えたらしい、まぁ二人幸せならそれでいいか。
そういえば他の皆は?
「ロールシャッハはオレ様の命令で貴様の世界の地球に行かせた、それ以外はエトナと別魔界だ」
「まぁエトナちゃんががんばってるから私達暇なんだよねー」
ははは、っとそういえばラハール、お前目的は達成したのか?
「む?たしかそんなこと考えていたな・・・今はどうでもよい、貴様のおかげでな」
は?
「貴様達人間が見せたオレ様たちにはないと言うのを見せてもらったからな、オレ様の興味はそちらにいったわ」
ラハール・・・
「だがな、貴様等が調子に乗りオレ様の・・・いや、オレ様達の世界に侵略しに着たら、そのときは覚悟しておけ」
「全力でぶっ殺してあげる、ね?あなた!」
「そうだなオレ様の妻よ!」
「くくくくくく・・・」「うふふふふふ・・・」
「ふっふっふっふっふ・・・」「うっふふふふふふ・・・」
「ハァーッハッハッハッハッハッハ!!!」「アーッハッハッハッハッハッハ」
やっぱこいつ等は変わらないな、でも俺/私はこの時確信した。
たとえ種族が違っても、強大な力を持つコズミック・ビーイングでも、絆をつなぐことが出来ると。

  • この世界に、ヒロインがいるにも関わらず1人で来ていた場合、追加エピローグ

会うべき人達に会った主人公。
世界も救ったし、これで一安心。
次の仕事まで休暇をゆっくり……あれ?今まで忙しかったから気を配る余裕なかったけど、何か大切な事わすれてないか?
主~人~公~……
……なんか、物凄く聞き覚えのある声が後ろからします。HAHAHA、そんなまさか……
うっふっふっふっふ…
なんとここまで全く存在が触れられてなかった元の世界のヒロインがいた。
……あ、あの、ヒロインさん?あなた、なんでこの世界にいるのですか?
「ふふふふ……なんか、理事長のそっくりさんが「主人公に会いたくないですか?」と言って案内してくれたわ!
…あの女、なんて余計な事を!
「…で、私の許可なく、こっちの世界に残るって決めたらしいんだけど、その辺り詳しく説明してもらえないかしら?
あ……いや、その……すまん、仕事だ。話はまた後で!
「あ~!待ちなさい主人公!今日と言う今日は許さないわよ!!こうなったら、私もこっちの世界に残ってやるんだから!」
ああ、なんかまた慌ただしくなりそうだ……

  • 上記早苗エンドを迎えていた場合
    修羅場ENDである両方早苗だったらよりカオス、ロリコン大王の野望にも匹敵する。

「そこまでよ」その声と共に異界の八雲紫が現れた。
帰ったんじゃないのか?
「私の用事は済みました、しかし貴方は彼女にケジメを付けなければ無い。ねえ、何故ここに連れてきたのか忘れたのかしら?」
その言葉を聞いた彼女は目を伏せ口を噤んだ。
「この子は口を閉ざしたので私が言います、この子は貴方にお別れを言いに来たのですよ」
…へ?残るとか言ってるぞ。
「させません、私の全てを賭けてもね。私は悪ふざけは好きですが異世界への拉致はルール違反です」
「…わかってるわよ」
「ならばよろしい、彼には意思があり成した事への責任もあった、しかし貴方は何も無いのです。それに分かっているのでしよう?もう彼は貴方の知っている彼ではない、何もかも違うのです、元の世界に居場所など無いのですよ」
…そんなに変わったか?
「…うん、見かけは変わらない。けどアンタと最初見分けがつかなかった。…もう違うって分かってた、さっきのはただの悪乗りよ」
「これ以上今のアンタ見てるのは、辛いからこれだけ言うわ、さよなら
さよなら。そして彼女は元の世界へ帰っていった。
「残酷な事をしたのかも知れませんわね。けどこれは必要なことです、言い方は悪いかも知れませんが貴方はあの世界を捨てたのです」
そんな事は分かってる。
「では、本当にさようなら。もう会うこともないでしょう」
返事もきかずに紫は隙間の中に消えていった。本当にもう会うことはないだろう、あの紫とも、そして彼女とも。
僅かな郷愁に浸っていると。
「聞こえていますか!?事件です!直ぐに急行願います!」
そんな暇もないようだ、そう思いながら現場に向かい始めた。
この世界の明日を守り、この世界を楽しむために