イベント/博麗神社跡地

Last-modified: 2016-01-08 (金) 23:24:38

世界移動シナリオ-ARMORED CORE Paradise of Stain編のイベント

解放条件
DRAK'sお茶会の閲覧
称号『Paradise of Stain』取得後、本編をクリア(難易度は問いません)

博麗神社跡地

 
 
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No.-
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13-0000 Hakurei Reimu
00-0000 Yakumo Yukari
 
......
 
 

[Hakurei Reimu]
ここに来るのも久しぶりね でも…

 

[Hakurei Reimu]
…やっぱり神社は壊れたままか、私が建て直さなきゃだめなのかな

 

[Yakumo Yukari]
あら熱心なこと、さすが「博麗の巫女」ね

 

[Hakurei Reimu]
…やはり生きてたか、そんな気がしてた

 

[Yakumo Yukari]
あら、どうして?

 

[Hakurei Reimu]
アリスからあんたの話を聞いたからね
オーメル相手にあそこまで大立ち回りを演じた奴が
あっさり退場するとは思えなかったのよ

 

[Yakumo Yukari]
お褒めいただいて光栄ですわ

 

[Hakurei Reimu]
褒めてない褒めてない

 

[Yakumo Yukari]
さて、せっかくあなたに会えたことですし
ゆっくりお話でもしましょうよ

 

[Hakurei Reimu]
そうね、あんたに聞きたいことは山ほどある
楽しみにしなさい

 

[Yakumo Yukari]
あらあら

 

[Hakurei Reimu]
まず、何故あんな危険な実験を受けようと思ったの

 

[Yakumo Yukari]
…もう二度と守りたいものを失いたくなかった
それだけですよ

 

[Hakurei Reimu]
家族とか?

 

[Yakumo Yukari]
いいえ、私がここで経営していた学園
そしてここに住んでいた人や妖怪たち
…って何よ、その顔

 

[Hakurei Reimu]
オーメル相手に色々やらかした奴にしては
なんか意外と真っ当だなって
それに…

 

[Yakumo Yukari]
大した事ないと?

 

[Hakurei Reimu]
いやまあその

 

[Yakumo Yukari]
でも私にとってはかけがえのない物でした
ですが、国家解体戦争の前
国家と企業の紛争に巻き込まれて
…全て失いました

 

[Hakurei Reimu]
あの時か…

 

[Yakumo Yukari]
当時私を含めた妖怪や悪魔、神の多くは力を失っていて
あの国家と企業の争いに介入する事が出来ませんでした
だからせめて学園とその周りだけでも守ろうと考えてね
リンクスとなって少しでも政治的発言力を得ようと思いまして
適正試験を受けたのです。 
 
…でも私には適性がなかった

 

[Hakurei Reimu]
それであの実験を受けたの?

 

[Yakumo Yukari]
ええ、結果はあなたの知っての通り
しかも政治的発言力は得られないし、あの戦争も止められなかったし
まったく嫌になるわ

 

[Hakurei Reimu]
だったら、何でオーメル相手にあれだけの事をやらかすことが出来たのよ

 

[Yakumo Yukari]
私たちはオーメルに代わって旧時代の地下遺跡を調べていたのですよ
それをネタにして色々とゆすりました

 

[Hakurei Reimu]
あんな遺跡が他にも!?

 

[Yakumo Yukari]
ええ、今回のほどではありませんが、それでも十分危険なものばかりでした
ネクストであれば容易に探索できる
かといって自社のリンクスを動かすと目立ちすぎる
そこで私に白羽の矢が立ったというわけですわ

 

[Hakurei Reimu]
なるほどね
…自分らだけおいしい思いをしていたということか、腹立たしい

 

[Yakumo Yukari]
あまりに危険な発掘物はこちらで握りつぶさせてもらいましたが

 

[Hakurei Reimu]
いいんかい、そんなことして

 

[Yakumo Yukari]
よくありませんわ
実際何度も私と身内に襲撃がありましたわ
皆返り討ちに致しましたが

 

[Hakurei Reimu]
無茶苦茶ね、あんた

 

[Yakumo Yukari]
まだ、聞きたいことがあるのではなくて?

 

[Hakurei Reimu]
あんたが乗ってたライール
どこから持ってきたのよ

 

[Yakumo Yukari]
オーメル社とて一枚岩ではない。特に技術者達はね
彼らから細かいパーツを少しずついただいて、それを組み上げましたわ

 

[Hakurei Reimu]
オーメルには元レイレナード派が多いって聞くけどそこから…か、納得
ついでにライールの魔改造も頼んだってわけね

 

[Yakumo Yukari]
それは改造ではなくて遺跡からの発掘物を取り付けたの

 

[Hakurei Reimu]
……いやいやいや
取り付けただけで機体が強化されるって

 

[Yakumo Yukari]
事実だから仕方ありませんわ
本当はイカサマ無しで戦いたかったのですが、
イカサマ無しではあのリンクスとまともに戦えそうに無いので仕方なくつけましたわ
私の適正がいつ無くなるかわからなかったから満足にトレーニングも出来なかったし…

 

[Hakurei Reimu]
信じられないわね、まともにトレーニングしていないのにあれだけ強いなんて

 

[Yakumo Yukari]
それだけあの遺跡に残された技術は高度なものだったということですよ

 

[Hakurei Reimu]
…ってことはネクストからの脱出も

 

[Yakumo Yukari]
ええ、ネクストを遠隔操作できる特殊な装置を使いました

 

[Hakurei Reimu]
もはや何でもありね
あんたが発掘物を握りつぶしたくなるのもわかるわ

 

[Yakumo Yukari]
そう、もしあの発掘物が世に出たら…
かつての戦争以上の大惨事が起きるでしょうね

 

[Hakurei Reimu]

なぜオーメルの新型をわざわざ使ったの?
取り付けただけで強化される物があるなら
他の機体でも良かったんじゃないの?

 

[Yakumo Yukari]
卑怯で臆病な老人達の計画を叩き潰すためですわ

 

[Hakurei Reimu]
計画?

 

[Yakumo Yukari]
リンクスを人工的に生みだし、管理可能な形で量産する計画よ

 

[Hakurei Reimu]
!!

 

[Yakumo Yukari]
老人達は最初リンクスの代替戦力としてアームズフォートを建造したわ
それらは通常戦力相手では十分すぎる戦力となったんだけど
対リンクス、しかも一流と言われる者達には歯が立たなかった

 

[Hakurei Reimu]
まったくね
ジャイアントキリングの達成が
一流としての一里塚扱いになっているのを見ると

 

[Yakumo Yukari]
しかもカラードの上位リンクスがDRAK戦役後、独自のコミュニティを築き上げて
企業に忠誠こそ誓っているが、その動向を把握するのは難しくなっていた
だからこそオーメルを中心とした老人達は自分達に忠実なリンクスを作ろうとした

 

[Yakumo Yukari]
人間の思考回路の電子化やクローン技術、
他にも様々な分野で研究が進められたけれど
実用化の目処が立ったのはAMS適正の人工付与手術
「ソルジャー計画」、それと「ファンタズマ計画」位ね
だからこそロストテクノロジーの発掘に躍起となっていたの

 

[Hakurei Reimu]
オーメルがワンダフルヘヴンへの介入を繰り返していたのは
そういうわけだったのね

 

[Yakumo Yukari]
その通り
そして管理者の破壊後、入手したデータで老人達は
ファンタズマ・ビーイング計画を始動させようとしたわ
それを頓挫させるために私はあのリンクスを襲撃した

 

[Hakurei Reimu]
…どういうこと?

 

[Yakumo Yukari]
各勢力が疲弊した中、突然オーメルの新型に乗ったリンクスが現われて
事実上最強のリンクスと互角の勝負を行った
「老人達が自分達の実験の成果を試すために
あのリンクスを倒そうとした」
そうとられてもおかしくないでしょう?

 

[Hakurei Reimu]
…アイツを餌にしたのか

 

[Yakumo Yukari]
ええ、その通り
あとは企業や他の勢力に情報を流しておきました
「オーメルがワンダフルヘヴンの技術で
 リンクスのクローンを量産する計画の最終段階に入ったと」
もちろんオーメルが過去行っていた実験のデータも付けて

 

[Yakumo Yukari]
各勢力が疲弊した中、一つの勢力だけが
力を温存している
そうなると…どうなるか

 

[Hakurei Reimu]
…アナトリア

 

[Yakumo Yukari]
大正解 でも、あの時より悲惨よ
オーメルは今リンクスも通常戦力もローゼンタール頼り
その通常戦力はワンダフルヘブンの戦いで半減
リンクスに至っては腹に一物抱えた厄介な奴しかいません

 

[Yakumo Yukari]
唯一動かせるリンクスもアスピナの哀れな被験体のみ
あの機体構成では牽制程度にしか役に立ちそうにないわね
そうなると、独立傭兵を雇う必要が出てくるのですが…
カラード上位陣に対抗できそうな独立傭兵組織は
「トランシルヴァニア」と幽々子のとこ位ね
幽々子には話をつけてあるし
あの吸血鬼もオーメルに遺恨があるから、
オーメル側につくことはないでしょう

 

[Hakurei Reimu]
あー咲夜たちなら、嬉々としてオーメルを潰しにいきそうね

 

[Yakumo Yukari]
それとリンクス戦争の時と違ってB.F.F、トーラスなどの
ライバル企業も崩壊していないわね
あと他の中小企業に各コロニー群等々
オーメルに恨みを持つ勢力も多いわ
これら全てと敵対するならば
所有戦力がほぼ皆無のオーメルにとっては致命的でしょう

 

[Hakurei Reimu]
改めてみるとホント悲惨ね~
同情はしないけど

 

[Yakumo Yukari]
オーメルが他の勢力の一斉蜂起をうけて滅ぼされるか
老人達が権力の座を降りるか
どちらになるかは時間の問題でしょう

 

[Hakurei Reimu]
…オーメルの状況がひどいことはわかったわ
でも、わかってるでしょ?
あいつらはただものじゃないわよ
こんな子供っぽい策略に黙って嵌ってくれるとは思えないわ

 

[Yakumo Ran]
紫様!!

 

[Yakumo Yukari]
どうしたの、藍?
そんなに血相変えて

 

[Yakumo Ran]
たった今オーメルの総帥が違法な人体実験の実行と
コロニーへのテロリズムを画策していたことを理由に
現役員を全員更迭したとのことです!!

 

[Hakurei Reimu]
嘘でしょ…

 

[Yakumo Yukari]
…おかしい、早すぎる

 

[Hakurei Reimu]
えっ?

 

[Yakumo Ran]
元々現総帥はワンダフルヘブンの開拓に消極的でしたし
何より今回の一件でオーメルの信頼は地に落ちています
紫様の策略を回避するためには
関係者を全て処罰して、事態の収拾を図り
被害を最小限にしようとするのは当然では?

 

[Yakumo Yukari]
ええ、あなたの言う通りよ藍。だけど、それを考慮しても動きが早すぎる
あれだけ自らの保身に執着していた老人達が早々と権力の座を降りるはずがない
証拠を集めて総帥に直談判…
それ位しなければこんなに早く幕引きがされるのはありえないわ

 

[Hakurei Reimu]
…もしかして、アリスが?

 

[Yakumo Ran]
アリス?総帥の娘がどうかしたか?

 

[Yakumo Yukari]
確かにあの娘が動いたのならば納得ね
しばらく前にあなた達とアリスが接触していましたし
そこで例のWGモドキとカーパルスの擬似ネクストのデータを入手して
それを元に調査して老人達の計画を知り
母親に直談判をしたと考えるのが自然でしょう

 

[Hakurei Reimu]
うげっ、なんでわかるのよ

 

[Yakumo Ran]
紫様の洞察力は人知を超えているからな
我々程度では理解することはできないよ
しかし、流石の総帥もDRAKの件はトラウマになってるみたいですね

 

[Hakurei Reimu]
それはそうとなんでWGモドキとカーパルスの擬似ネクスト
この二つとオーメルが関係あるのよ?
もしかして、さっき言ってた「ファンタズマ・ビーイング計画」に
なんか関係あるの?

 

[Yakumo Yukari]
それを説明するには、「ファンタズマ・ビーイング計画」
の実行過程を説明する必要があるわね
藍、教えてあげなさい

 

[Yakumo Ran]
はい
簡単に言うと、ファンタズマ・ビーイング計画は次の通りに実行される
まず、優秀なリンクスのクローンを作り出しその中から優秀な個体を選別
その選別した個体に対して催眠などによる潜在意識への刷り込みを用いた教育を施す
そうしてリンクスを生産するという過程だ

 

[Yakumo Ran]
…その教育課程で用いるのが優れたリンクスの戦闘データと擬似人格だ
故にオーメルはジョシュア・オブライエンやカラードの上位陣など
優秀なリンクスの戦闘・擬似人格データを秘密裏に収集していた
おそらくワンダフルヘブンを起動させた際につないだパソコンから
ネットワークを通じてこれらのデータが管理者へ渡ったのだろう

 

[Hakurei Reimu]
それを元に擬似ネクストを作り出したって事か
でも、アリスの奴よく殺されなかったわね

 

[Yakumo Yukari]
彼女に助力した人物がオーメル内部にも少なからずいたのでしょう
ネイサンとかオーメルの穏健派は今回の件に相当お冠だったようですし
…最も老人達が少しでも失う権力と利益を少なくしようと考えて
身を引いたというのも大きいでしょうが

 

[Hakurei Reimu]
なんだかねぇ
…でも、これで本当に終わったの?

 

[Yakumo Yukari]
人は忘れやすい存在、またいつ同じことをするとは限りませんが
まあ、しばらくの間は大丈夫でしょう

 

[Hakurei Reimu]
そっか、良かったわ
でもさ~やっぱ策謀家の力を借りないと企業に一矢報えないか
なんだか馬鹿馬鹿しいし、悔しいわ

 

[Yakumo Yukari]
霊夢、それは違うわ
今回の策は上位リンクスの企業からの自立
企業の勢力が衰えてレイヴンやミグラント、ラインアーク
そして他の中小企業やコロニー勢力が力を増していなければ成功しなかった
これはあなた達、DRAKが企業と戦わなければ起こり得なかったことよ

 

[Hakurei Reimu]
!!!

 

[Yakumo Yukari]
あなた達は何も成し遂げられなかったわけではない
ただその結果が出るまで時間がかかっただけよ

 

[Hakurei Reimu]
…慰めのつもりかしら
私達の身勝手さで多くの命を奪ってしまったというのに

 

[Yakumo Yukari]
慰めのつもりじゃなくて慰めてるのよ
実際、今リンクスの量産化計画を食い止めたじゃない

 

[Hakurei Reimu]
直接私がやった訳じゃないわよ
やったのなんてせいぜい昔の仲間を集めたことと
アリスに戦闘データを渡したことぐらいよ
…あとさ、その慰めを素直に受け取れないわ
なんだか自分の犯した罪を正当化しているようで

 

[Yakumo Yukari]
まあ別にいいんじゃない?
自分の侵した罪を正面から受け止めようとするだけ上等よ
私も清廉潔白とは言える身の上ではありませんし

 

[Yakumo Yukari]
でも、あなた達の後押しが無ければアリスは動かなかった…
そして彼女が動かなければこんなに早くは決着しなかった
それだけは事実よ

 

[Hakurei Reimu]
そう……最後に一つ聞きたいことがあるわ
どうしてこの事を話してくれたの?

 

[Yakumo Yukari]
それに答える前に
…藍、ちょっと席を外してくれないかしら
二人っきりで話したいの

 

[Yakumo Ran]
…わかりました

 

[Hakurei Reimu]
狐まで下がらせるなんて、どんな理由かしら?

 

[Yakumo Yukari]
…実は私、あなたの両親から後見人を任されていたのよ

 

[Hakurei Reimu]
へっ?

 

[Yakumo Yukari]
本当はあなたを保護したかったのだけど、
この辺りが壊滅した時にあなたの行方はわからなくなってしまった
所在がわかったのは、国家解体戦争の後しばらく経ってからね

 

[Yakumo Yukari]
ですが、私がいたオーメルはインテリオルと対立していましたし
仮にあなたをインテリオルから引き抜いたところで
オーメルの披験体となるのは明らかでしたので
迎えにいくことは出来ませんでした

 

[Yakumo Yukari]
あなたを迎えにいっていれば、DRAK戦役は起こらなかったかもしれない
少なくとも、あなたがDRAK戦役に関わることはなかった
間接的とはいえ、あなたに罪を犯させてしまった
…この事実は何をしても償えるものではない
せめて出来ることはあなたには全てを伝える事くらい
そう考えたのが理由の一つ

 

[Hakurei Reimu]
理由の一つ?

 

[Yakumo Yukari]
もう一つは、あなたに全てを伝えたうえで
聞きたいことがあるからよ
…霊夢、あなたがこの戦いの中で見つけた答え
私はそれを知りたい

 

[Hakurei Reimu]
あー?ないわよ、そんなの
 
…って昔の私なら言ってたでしょうね

 

[Hakurei Reimu]
何が何でも生きようとあがき続ける
そして、世界がどうなるのかを見届ける
…それだけよ
 
それがあの戦いを引き起こした私の義務だと思うし
…私もこの世界がこれからどうなるか見てみたいわ

 

[Hakurei Reimu]
こんな事、アイツと会うまで考えもしなかった
 
…アイツがリンクスになろうとした理由さ
 
『戦い続けた先にあるものを見つけたい』
 
だったのよ 笑っちゃうような馬鹿馬鹿しい理由でしょ?
だからさ、何度も止めるように説得したんだけど言い出したら聞かなくて
仕方なくアイツにネクストの動かし方と戦い方を教えた
とりあえず戦わせてみて腕が悪かったらすぐに引退させようと思ってたのよ

 

[Hakurei Reimu]
でも、アイツは…ものすごい勢いで強くなっていった
ジャイアントキリングを達成してオーダーマッチでも上位ランクのリンクスに次々と勝利したわ
ワンダフルヘブンの擬似ネクストすらアイツを止められなかった
そして最後まで戦い抜いて…アイツは「答え」を見つけた。
 
だから私もアイツみたいに考えてみたんだけどね。結局問題の先送りしかできなかったわ
…悪かったわね、大した答えじゃなくて

 

[Yakumo Yukari]
十分ですわ
言葉を着飾ったリベルタリア気取りに比べればずっとマシよ

 

[Yakumo Yukari]
それにこの後どうなるかは…私でも予想できない
だから今無理に出さなくてもいいわ
あなた自身の答え

 

[Hakurei Reimu]
そうね…ありがとう、保護者さん

 

[Yakumo Yukari]
…そこまで素直に礼を言ってもらえるとは思いませんでしたよ

 

[Hakurei Reimu]
それじゃあ、今までツケといた私の誕生日プレゼントと
アイツを襲った侘びの品をいただきましょうか

 

[Yakumo Yukari]
……

 

[Hakurei Reimu]
何よ、その顔?詫びの品を私たちにくれれば、襲った事を全て水に流そうって言ってるんじゃない。
なんか文句あるの?
それとも…あの時かかった経費をCOAMで払う?言っとくけど、ビタ一文まけるつもりはないわよ

 

[Yakumo Yukari]
それはそうですけど…まあ、構いませんわ
まずはあなたに、これを

 

[Hakurei Reimu]
何この紙切れ…!?コレって博麗神社の権利書!?

 

[Yakumo Yukari]
名義上は有澤重工となっていますが、問題ありませんわ
彼ら、同郷の人たちを集めてここら一帯を復興させようとしてますし
あなたに無断でここを売り払うような不義理な真似はしないでしょう
ここの復興に携わってもよし、それを売って金にするもよし、あなたにお任せいたしますわ
って、何その顔?

 

[Hakurei Reimu]
いや、あんた企業やら何やら盗られたんでしょ?どこからそのお金が出てきたのよ?

 

[Yakumo Yukari]
口には出せない色んな事をして

 

[Hakurei Reimu]
…私は何も聞かなかったわ
んで、アイツには何をくれるの?

 

[Yakumo Yukari]
私のネクストに取り付けていた特殊装置を差し上げますわ
あのリンクスならば、間違った使い方をすることは無いでしょう

 

[Hakurei Reimu]
まだあったんだ…

 

[Yakumo Yukari]
さて、これでよろしいかしら?

 

[Hakurei Reimu]
ええ、十分よ

 

[Yakumo Yukari]
藍、もういいわよ

 

[Yakumo Ran]
はい、紫様、例の件の準備が整っています
早速参りましょう

 

[Hakurei Reimu]
えっ、どこに?

 

[Yakumo Yukari]
宴会よ、あなたのうちで

 

[Hakurei Reimu]
はあっ!?

 

[Yakumo Ran]
既に幽々子様他数名到着済みです
霊夢、君の友人も来ているよ

 

[Hakurei Reimu]
いやいや、そうじゃなくて!!
何で!!私の家でやるのよ!!

 

[Yakumo Yukari]
あなたの保護者兼後見人だからよ
安心しなさい、宴会費用は全て私が持つわ
保護者兼後見人だから

 

[Hakurei Reimu]
こいつっ…はあ…もうどうでもいいわ

 

[Yakumo Yukari]
では、さっそく勝利の祝いをしましょう
第二次オーメル戦争の無血の勝利を

 

[Yakumo Ran]
ええ、今日はたくさん飲みましょう

 

 
 
 

 

[Hakurei Reimu]
ってか、ミリテスの連中倒してるじゃないあんた…
無血勝利でもなんでもないし

 

[Hakurei Reimu]
…それにしても、とんだ保護者様がいたものね
いや、でも…存外、ああいうので良いのかもしれないわね

 

[Yakumo Yukari]
そう言ってくれるとうれしいわ

 

[Hakurei Reimu]
勝手に盗み聞きするな!!

 

 
報酬OP-INTENSIFY NX
復刻兵装
八雲 紫機が装備していた特殊パーツ。
セットすることで機体の各性能が大幅に強化される