吹け、異界の風

Last-modified: 2011-05-19 (木) 00:36:04

シナリオ/次元世界の旅のイベント。
発生条件:セプターズギルドに所属し、一定以上のランクに達するとトリガーイベント発生
【召喚魔法】の真実について触れる連続クエスト、それが【吹け、異界の風】である。
ただし、このイベントは【踊れ、仮面を身に付けて】と択一であり、先に【踊れ】を発生している場合は分岐することが出来ない。
その逆も然りなので、注意すること。

 

吹け、異界の風

【異界送り】の伝承

連続イベントの一番最初に発生するイベント。これを受けることで【吹け、異界の風】への分岐が発生する。
セプターズギルドの信認を受けた主人公に北方大陸からの依頼が舞い込んでくる。
依頼主はセフィーロ王国の国主であり”柱”であるエメロード姫。彼女は”異界送り”と呼ばれる特殊な儀式を行うことが出来る召喚士を探して欲しい、と主人公に依頼する。
”異界送り”とは特殊な舞を奉納することで、死した人間の魂を慰め、転生の輪へと戻す助けとする儀式である。
はるか古代から伝わっている儀式だが、現在では本来の意義は失われ、継承者もほとんど存在していない。エメロードはかつて”異界送り”を受け継いだことがあるが、柱になったときに実際に”異界送り”を行う能力を失ってしまった。
現在、北方大陸には奇妙な瘴気がたちこめ、多くの影が跋扈している。そんな中、死者の心を慰め、ただしく異界へと送り出す意味を持つ”異界送り”を行うことは、北方大陸の闇を薄め、災いを取り除く意味を持つというのだ。
依頼を受けるとエメロードが白っぽいウサギのような小動物、モコナを貸し出してくれる。モコナの教えてくれる方向へと進めば、異界送りを行うことができる召喚士を見つけることが出来るはずだ。
見つけ出した召喚士に”異界送り”の継承を頼み、引き受けてもらうことが出来れば、このクエストは終了となる。

  • で、誰が該当者なんですか?

で、誰が該当者なんですか?

メルカディア市のうっかり召喚士、【トラマル・ショウ】を迎えに行けばいい。
なお、他に候補者として上げられる魔術士としては魔術ギルドの【サクラ・キノモト】がいる。
ただし、一度は継承を了解してくれるサクラだが、その後同ギルドの仲間の猛反発により、そもそも北方へ行くことが出来なくなってしまう。結果的にサクラは継承者になることができない。
ただし、力になれないお詫びにといって、サクラ、それに同ギルドのファイ・D・フローライトがアイテムを譲ってくれる。一度寄っておくのが吉。

【究極召喚】の伝説

継承者を北方大陸につれていくと、エメロードが”異界送り”を伝授してくれる。その後、主人公は北方各国を巡りながら魂を送って回るショウの護衛を行うこととなる。
比較的平穏だった中央大陸とことなり、ハートレスによる被害が著しい北方各国を見たショウはひどく心を痛める。やがてショウはなんらかの方法で根本的にハートレスの災禍を収めることが出来ないか、と主人公に相談を持ちかけてくる。
「かつて、”異界送り”を行うことができる召喚士は、より大きな力で世界に平穏をもたらすことが出来たと聞きました。……私に特別な召喚士としての素質があるのならば、なんとかして人々を救いたい……」
その後、ひととおり北方各国を回り終えると、ショウをメルカディア市につれてかえることとなる。
そこでショウを出迎えるナズーリンは、半球状をしたオーブのようなものを差し出した。
「これは太古の昔に作られたクリスタルの一種、この中には太古の召喚魔法の真実が記録されている」
「【究極召喚】…失われたこの召喚魔法を執り行うことが、太古の召喚士の役目だった。”異界送り”はあくまで当時の召喚士に必要とされたスキルの一つにすぎない」
「ご主人…いや、ショウ。キミは、世界を救いたいとは思わないかい?」

  • クリスタルに残る太古の記憶…

クリスタルに残る太古の記憶…

クリスタルの中に、ひとつの景色が浮かび上がる……
異界送りを行う召喚士、人と言葉を交わす召喚獣、闇により破壊される世界、
召喚士装束に身を包んだ少女の涙。
「私、―――を倒します。必ず倒します」
顔も声も、何ひとつとしてショウと似たところのない少女だ。しかし、彼女の言葉から感じられるものが、ショウの言葉から感じられたものと似ているのは、何故なのだろうか…

【スフィア盤】の探索

上記のナズーリンの提案に同意、ショウと共に【究極召喚】の方法を探すことを選ぶと、しばらくのあいだ世界各地を巡ってのクリスタル探しの旅を進める事になる。
【銀のペンデュラム】というアイテムをナズーリンから借り受けると、各大陸でダンジョンが開放される。その中に存在するクリスタルをすべて集めよう。
【銀のペンデュラム】で進入可能になるダンジョン

  • 北方大陸
    *加筆待ってます
  • 南方大陸

北方大陸

南方大陸

  • 旧フィガロ城
    砂漠の中に埋もれている、数千年前に滅びた王国の城。
    この城には多くの機械的ギミックが残されており、現在も一部は稼動し続けている。
    ダンジョンの最奥には小さな研究室があり、【魔導アーマー】がクリスタルを守っている。
  • 西方大陸
    *加筆待ってます
  • 東方大陸
    *加筆待ってます
  • 中央大陸

西方大陸

東方大陸

中央大陸

  • ホロウバスティオン地下
    かつてハートレスの襲撃によって壊滅した都市の地下であり、普段はドミナリア連合の下位組織によって管理されている。
    よって、普通に正攻法で進入することは不可能。いわゆる忍び込みミッションになる。
    ここの難易度は同ミッションの中では最高。一番最後に回すのが吉だろう。
    ホロウバスティオン最下部では、一つのイベントが発生する。
  • XIII機関との遭遇
    ホロウバスティオン最下部に達すると、瓦礫の上にひっかかっているクリスタルを発見できる。
    しかし、クリスタルを手に入れようとした瞬間、クリスタルからモンスターが出現。そのまま戦闘となる。
     【神竜】との戦闘
    一言で言うとイベントバトル。正攻法で勝つことは不可能なので、まずは3ターン耐えることとなる。
    1ターン目は何もしないのでこのターン中に全力で防御を固めること。2ターン目からはダイタルウェイブが富んできて、3ターン目からはレベル3フレアやミールストーム、悪魔の瞳や死のルーレットなどをバンバン飛ばしてくる。
    3ターン目、突然【アクセル】と名乗る男が味方として参加してきてくれる。操作は不可能だが、このレベル帯のLSメンよりは圧倒的に強いのは確かなので、彼にアタッカーを任せれば【神竜】を撃破することが出来るだろう。神竜の使う【マイティガード】を適宜打ち消せばより早く戦闘が終結する。
    ちなみにキチガイじみた難易度とはいえ、アクセル参戦前に神竜を倒すことも理論的には可能である。その場合アクセルが参加した時点で戦闘が終了となる。アクセル涙目。
    戦闘後、アクセルの会話が発生。
    命を助けてもらったことに対し、心を込めて礼を言うショウに対し、アクセルは奇妙な苦笑いで答える
    「どうして『プリンセス』ってのは、こうも人を疑うことを知らないのかね」
    「俺だって良心が痛むことくらいあるもんなんだ、これがな」
    アクセルは神竜の撃破後、姿を消す。クリスタルは無事入手できる。

すべてのクリスタルの入手後、メルカディアに戻るとクエストクリアとなる。

 

すべてのクリスタルの入手後、メルカディアに戻るとクエストクリアとなる。
しかし、クリスタルの中身は断片的なものであり、召喚魔法の知識がある人間による解析がなければ【究極召喚】の再現は不可能だと判明。
ナズーリンがメルカディア市の市長としてのコネクションを用い、解析の出来る専門家を見つけてくれる。それまでしばらく待機することとなる。
この期間中、ショウはフリーとなるため、連れ歩いて中央大陸を歩き回ることが可能。どこへ行きたいかと聞くと三つの国の名前を挙げてくれる。

  • キノコ王国へ行く

キノコ王国へ行く

キノコ王国を尋ねることになると、ショウは昔からキノコ王国名物である『カメ鍋』が気になってしょうがない、と打ち明けてくれる。
キノコ王国の住人にはカメ獣人が多い。それを食べてしまっても平気なんだろうか、共食いにならないんだろうか、まさか、カメたちが材料なんじゃないか…
しかしレストランへ行くと、『カメ鍋』の正体はカメ族に伝わる伝統の鍋料理であることが判明。
長年の謎が解けて上機嫌になったショウと共に、LSメン皆で鍋を囲むこととなる。
その晩、ショウはあなたに近くの公園に来て欲しいと頼み、二人で星を見ながら会話をすることになる。

 

「今日はありがとうございます。長年の夢が叶ってとても嬉しかった」
「本当は、カメ鍋が夢だったんじゃないんです。こうやってみんなで一緒にご飯を食べることが、私の夢だったんです」
「私は召喚士で、たくさん友達がいて…… でも私にとっての『友だち』は、他の皆にとっては『化け物』だった。
 だから私はナズーリンに会うまでずっと、ひとりぼっちだった」
「もちろん、ナズーリンは私にとって一番大事な友達です。
 でも、あなたと一緒に旅をするまで、世界中を旅をすることがこんなに楽しいなんて思ったことも無かった。
 私にとって『旅をする』っていうことは、ずっと、誰かから逃げだすために、ひとりぼっちで知らない国を歩くっていう意味だったから」
「あなたと出会ってから、私、本当にたくさんのものに出会えた気がします。だから…… お礼がいいたかったんです」
「ありがとう。あなたと会えて、本当に、良かった」

 

キノコ王国から帰還すると、ショウがお礼にと【星のお守り】をくれる。
ショウの姿をよく見ると、彼女も同じものを身に付けているということに気付けるだろう。

  • ディズニー王国へ行く

ディズニー王国へ行く

ディズニー王国へ行くとイベント発生、特徴的な大きな耳をしたネズミ獣人と遭遇する…
あきらかにバレバレの容姿の『彼』だが、本日はオフなので自分だということはヒミツにして欲しいとのこと。
なぜかショウのことを知っているらしい『彼』は、ディズニー王国のあちこちに案内をしてくれるという。親切に申し出に従おう。
住人である獣人や妖精たちだけでなく、遠方から訪れた旅人たちの誰もが楽しそうな顔をしているのが印象的なディズニー王国。
ショウも大喜びではしゃいでいるが、途中で入ったホーンテッドマンションでショックのあまり気絶してしまう。
ショウの手当てをするため、ツリーハウスでしばらく休憩をしよう。
その間、『彼』と会話をすることができる。

 

「ショウはディズニー王国が気に入ってくれたみたいだね。正直、ホッとしたな」
……この国が嫌いな人間なんているのか?
「そりゃ、いるよ! 人によって『夢』の形は色々だからね。
 ボ…この国の王様は、どんな人にとってもディズニーは夢の国であるようにと願ってる。
 でも、王様だって万能じゃない」
……そういう奴には、この国以外の居場所があるんじゃないかな
「そうかもしれないね。…そうだといい、と思う。
 でもボクは本当は、この国に、ここに住む人全てにとっての夢の国であって欲しかった」
……誰の話をしているんだい?
「ボクには昔、ミニーっていう可愛いガールフレンドがいたのさ。
 おっそろしく頭がよくて、皮肉屋で、でも寂しがり屋で繊細で、世界で一番可愛い女の子だったよ」
……のろけ話?
「いや。振られちゃったからね。でもボクは未だにショックで未練たっぷりだったりするのさ。
 ちなみにこれ、みんなにはヒミツだよ?」

 

『彼』と別れた後、人と話を聞いても、『ミニー』という名のネズミ獣人を見つけることはできない。
ただし、この国の王様には、ディズニー王国を出奔してしまった幼馴染がいたという話を聞くことができる。

  • スクエニ王国へ行く

スクエニ王国へ行く

スクエニ王国へ行くとイベント発生、アクセルと遭遇する。
昼食代の入っていたサイフをショウに持たせていると、うっかりどこかでなくしてしまう。
ショウが涙目になっていると、たまたま通りかかったらしいアクセルが声をかけてくる。
「おごってもらう」「断る」で選択肢が発生するが、
「美人を腹ペコのままで放っておくのは主義に俺の反する」とどっちを選んでも無理やりおごってくれる。ぶっちゃけナンパしたいだけだろお前
食後、いい景色を見せてやる、と誘われ、そのままアイスを買って街の時計塔に上ることになる。

 

「アイスが好きなんですか?」
「さあ、分からん。実は好きだった気がするから食ってるだけなんだな、これが」
「どう違うんですか?」
「ま、お前は知らなくてもいいことさ」

 

時計塔からは、スクウェア王国旧都を見渡すことができる。
かつて美景で知られた都だが、今は見る影もなく衰退してうら寂しい。

 

「人の心が離れてしまうと、こんなことになっちまう。
 結局、忘れられるというのはこういうことなんだろう、な」
「……そんなこと、ないです。
 私は、忘れられたように見えるからって、何もかもがなくなってしまうわけじゃないと思います」

 

メルカディアには旧スクウェアの出身の人もいる。彼らの心を育てたのはかつてのこの国なのだから、今は廃れて見えても、すべては失われたわけではない…と語るショウ。
どちらの意見に同意するかは主人公次第である。

 

休暇を終えてメルカディアに戻ると、集めた5つのクリスタルを元に作られた半球型の水晶体を見せられる。
【スフィア盤】という名のこのアイテムから、【究極召喚】のやり方を取得できるという。
しかし直接にスフィア盤に接触できるのは資格者であるショウのみ。主人公たちがスフィア盤に接触しても、
中から読み取れるのは断片的なイメージだけだ。
このイベント後、ショウはナズーリンと共に市長室に閉じこもってしまう。
話しかけようとすると代わりにナズーリンが対応するが……

 

「ありがとう。キミ達のおかげで、ショウは完璧な召喚士になる方法を取得したよ」
「今ショウは自分の身に付けた力をどのように使うべきか、私と一緒に考えているところだよ」
「もちろん、私もキミ達には感謝しているさ。キミ達の協力がなければ、私とショウの【夢】が叶うことは無かっただろうからね…」

 

ショウが市長室に閉じこもった後は、次のイベントが発生するまで、ショウには接触することはできない。

  • クリスタルに残る太古の記憶…

クリスタルに残る太古の記憶…

スフィア盤の中に、ひとつの景色が浮かび上がる……
かつて【異界送り】を行っていた少女の姿を再び見ることができる。
彼女は見知らぬ土地の岬に立ち、海に向かって指笛を吹いている。
哀しげな音色は誰かを呼ぶように長く響き渡る。しかし、答えるものは誰もいない……