イベント/永琳のプレゼント
イベント名
永琳のプレゼント
概要
イベント傾向:シリアス[微] コミカル[-] ほのぼの[微] 恋愛[-] 欝、人死に[-] 百合、大統領ネタ[-]
登場人物関係:登場人物の制限[無し] キーキャラクター[鈴仙・優曇華院・イナバ] 敵対キャラクター[無し]
攻略関係:イベント発生条件[①鈴仙√でGOODまたはTRUEENDを迎える②永琳の好感度が80以上。以上を満たしたうえで、主人公と鈴仙のみで永遠亭に向かうと発生。]
総所要日数[-] 他シナリオとの平行[可] 戦闘難易度[-] 攻略中ヒロインの関与[必須]
- 色々あったけど、ようやく過去を乗り越えることができた鈴仙。
- そんな彼女を連れて永遠亭を訪れた。
- すると一匹の妖怪兎がPTの元にやってくる。永琳が鈴仙と主人公の二人に話があるようだ。
詳細
永琳「待ってたわ、二人とも」
おじゃましています。
鈴仙「師匠、何か御用ですか?」
彼女は妙にぎこちない。まあ無理もない。
永琳さんに直接呼ばれるなんてめったにないことだ。かくいう俺も妙な汗をかくほど緊張しているし。
永琳「そんなに固くならなくていいわ。すぐ終わるわ」
そういうと、ごそごそと何かを探し出す先生。
永琳「あったあった。鈴仙、あなたにプレゼントよ」
鈴仙「師匠、これは?」
永琳「私お手製の銃よ。あなたの能力を引き出すことができる優れもの」
永琳さんが?
鈴仙「プレゼント?」
永琳「そう、あなたが…過去を乗り越えたそのご褒美」
鈴仙「えっ?」
永琳「あなたは誰よりも繊細ですから、辛い過去と向き合って乗り越えるのは…苦しかったでしょう。
でもよく、頑張ったわね」
鈴仙「…師匠、ありがとうございます。ですが、そういうことでしたらこれを受け取ることはできません」
永琳「どうして?」
鈴仙「過去を乗り越えることができたのは、私一人の力ではないからです。
すべて、ここにいる(主人公)さんや皆のおかげです。
私一人だったら、今もまだ過去に囚われていたままだったと思います」
永琳「…」
鈴仙「今、ここでこれを受け取ったらまた、皆への感謝を忘れてしまう傲慢で弱い自分が出てきそうな気がします
それに、これは師匠お手製ですから、かなり強力な兵器ですよね?」
永琳「物体を素粒子にする扇子ほどではないけどね」
なにそれこわい
鈴仙「でしたらなおさらです。もし、これを持っていたらふとした拍子に怒りとか恐怖が湧き出て
昔私をいじめていた人たちに何かしそうで怖いです。
せっかく立ち直れたのにそんなことで皆の協力を台無しにはしたくありません。
ですから、これは受け取れません」
…この無言の空気…気まずい
永琳「今だから言えるけど、あなたが虐められていた理由
加害者であるあの子達にも原因があるけど
もうひとつ、周りへの感謝を忘れ、他人を見下して傲慢になっていたあなた自身にもあるの」
そうなんですか?
永琳「そうよ、あなただって初めて会ったときのこの子の態度、覚えているでしょう?
月光にいたときもあんな感じだったわ。会う人会う人を見下す傲慢さ。
正直あの子達が虐めなくても別の子が虐めていたでしょうね」
ちょっとそれは言い過ぎなんじゃ…
鈴仙「いいのよ、事実だし。実際今も師匠のプレゼントを受け取るとき、
うれしくて舞い上がって、私一人で乗り越えたんじゃあないってこと忘れかけてしまっていたの
過去を乗り越えることはできた。でもまだ自分の弱さを乗り越えることができたわけじゃない」
鈴仙…
鈴仙「今度は私自身の弱さを克服したい。
だから、力に逃げるような真似はしたくないの」
…
永琳「そういう風に思えるようになったから、今あなたに渡すのよ」
?
永琳「周りへの感謝の心、そして感謝を忘れて傲慢となることへの恐れ
あなたが昔持っていなかったものよ。
この銃を見るたびにそのことを忘れないように」
永琳さん…
鈴仙「わかりました。そういうことでしたら受け取らせていただきます。
…師匠…今まで…見守ってくれていて…あり…がとう…ございました」
永琳「ほら、泣かないの。しょうがない子ねえ」
鈴仙
鈴仙「?」
俺がついてる。一緒に頑張ろう。
鈴仙「うん、ありがとう」
報酬
ピストル「ルナティックガン」(鈴仙専用)